JP2004138081A - フロート式スチームトラップ - Google Patents

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JP2004138081A
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valve hole
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Hidenori Kubo
窪  英範
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TLV Co Ltd
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TLV Co Ltd
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Abstract

【課題】多量の空気を素早く排出することのできるフロート式スチームトラップを提供する。
【解決手段】入口4と出口6を有する本体1に蓋体2をボルトで締結して内部に弁室3を有するケーシングを形成する。弁室3下部の蓋体2に通過面積の大きな大弁孔7を形成する。弁室3内に温度応動部材としてのバイメタル8を配置する。バイメタル8は断面形状がほぼU字状で一端側をビス9で蓋体2に固定し、他端側をビス10で弁部材11に固定する。バイメタル8は高温時にU字状が狭まるように変形して弁部材11で大弁孔7を閉じ、低温時にU字状が拡がるように変形して弁部材11で大弁孔7を開ける。弁部材11に大弁孔7よりも通過面積の小さな弁孔12を形成する。弁室3内に弁孔12を開閉する中空球形のフロート13を配置する。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、特に開放あるいは密閉のフロートで直接にあるいは弁部材等を介して弁孔を開閉するフロート式スチームトラップにおいて、低温時に弁孔を開けるようにしたものに関する。フロート式スチームトラップは、蒸気と復水の比重差を利用して蒸気は排出せずに復水のみを自動的に排出するものであるが、弁室内に非凝縮気体である空気が流入すると、蒸気と同様に弁孔を閉じるのでエアバインディングを起こす問題があった。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実公昭48−8742号公報
そこで、従来は、実公昭48−8742号公報に示されているような技術が用いられていた。これは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁孔を弁室内に配置したフロートで開閉し、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のフロート式スチームトラップは、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げることにより、弁孔から空気を排出してエアバインディングを防止するものであるが、弁孔から排出できる空気量には限りがあるので、特に配管系の初期立ち上げ時のように多量の空気を排出しなければならない場合に時間が掛かる問題があった。
【0004】
従って、本発明の技術的課題は、多量の空気を素早く排出することのできるフロート式スチームトラップを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する通過面積の大きな大弁孔を形成し、弁室内に温度応動部材の一端を取り付け、温度応動部材の他端に大弁孔を低温時に開け高温時に閉じる弁部材を取り付け、弁部材に弁孔を形成し、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置したことを特徴とするフロート式スチームトラップにある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のフロート式スチームトラップは、弁室と出口を連通する通過面積の大きな大弁孔を形成し、弁室内に温度応動部材の一端を取り付け、温度応動部材の他端に大弁孔を低温時に開け高温時に閉じる弁部材を取り付けたものであるので、低温時には通過面積の大きな大弁孔から空気を排出することができ、多量の空気を素早く排出することができる。
【0007】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。図1に本発明のフロート式スチームトラップの断面図を示す。本実施例はフリーフロート式スチームトラップに適用したものである。フリーフロート式スチームトラップのケーシングは本体1とこの本体1にボルトで締結した蓋体2とで形成し、内部に弁室3を有する。本体1は入口4と出口通路5と出口6を有し、入口4は弁室3の上部に連通する。
【0008】
弁室3下部の蓋体2に通過面積の大きな大弁孔7を形成する。弁室3内に温度応動部材としてのバイメタル8を配置する。バイメタル8は断面形状がほぼU字状で一端側をビス9で蓋体2に固定し、他端側をビス10で弁部材11に固定する。バイメタル8は高温時にU字状が狭まるように変形して弁部材11で大弁孔7を閉じ、低温時にU字状が拡がるように変形して弁部材11で大弁孔7を開ける。
【0009】
弁部材11に大弁孔7よりも通過面積の小さな弁孔12を形成する。弁室3内に弁孔12を開閉する中空球形のフロート13を配置する。蓋体2は出口通路14を有し、弁室3の下部は弁孔12から大弁孔7を通して出口通路14から出口通路5を通して、あるいは大弁孔7を通して出口通路14から出口通路5を通して、出口6に連通する。フロート13が弁孔12を閉じた位置で当接するフロート座15をフロート13の下方に、図面の手前側と向う側に2つ設ける。
【0010】
上記実施例のフリーフロート式スチームトラップの動作は下記の通りである。蒸気配管系の初期立ち上げ時のように多量の低温の空気と復水が弁室3内に流入する場合、バイメタル8はU字状が拡がるように変形して弁部材11で大弁孔7を開け、多量の低温の空気と復水を大弁孔7から素早く出口6に排出する。
【0011】
低温の空気と復水の排出によって弁室3内に流入する復水の温度が高くなると、バイメタル8はU字状が狭まるように変形して弁部材11で大弁孔7を閉じる。フロート13は弁室3内の復水量に応じて浮上降下して弁孔12を開閉し、復水を弁孔12から大弁孔7を通して出口6に排出する。空気が弁室3内に流入してきて弁室3内の温度が所定以下に低下すると、バイメタル8はU字状が拡がるように変形して弁部材11で大弁孔7を開け、空気を大弁孔7から素早く出口6に排出する。
【0012】
上記実施例では、本発明をフリーフロート式スチームトラップに適用したが、レバーフロート式スチームトラップにも適用することができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は下記の特有の効果を生じる。
上記のように本発明によれば、低温時に通過面積の大きな大弁孔を開けることにより、多量の空気を素早く排出することができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロート式スチームトラップをフリーフロート式スチームトラップに適用した実施例の断面図である。
【符号の説明】
1  本体
2  蓋体
3  弁室
4  入口
6  出口
7  大弁孔
8  バイメタル
11  弁部材
12  弁孔
13  フロート

Claims (1)

  1. ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する通過面積の大きな大弁孔を形成し、弁室内に温度応動部材の一端を取り付け、温度応動部材の他端に大弁孔を低温時に開け高温時に閉じる弁部材を取り付け、弁部材に弁孔を形成し、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置したことを特徴とするフロート式スチームトラップ。
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