JP2001173823A - 排気弁 - Google Patents

排気弁

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Publication number
JP2001173823A
JP2001173823A JP35587799A JP35587799A JP2001173823A JP 2001173823 A JP2001173823 A JP 2001173823A JP 35587799 A JP35587799 A JP 35587799A JP 35587799 A JP35587799 A JP 35587799A JP 2001173823 A JP2001173823 A JP 2001173823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
float receiver
receiver
valve
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP35587799A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Asada
哲夫 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊でき
る排気弁を提供する。 【解決手段】 本体1と蓋2から成るケーシングで下部
に流入口4が開口し上部に流出口5が開口した弁室3を
形成する。弁室3と流出口5の間に弁座6を形成する。
本体1は弁室3内壁に内側に突出した複数のリブ9を一
体に有し、リブ9の内側に有底のほぼ円筒形状で底部に
大きな開口面積の通孔13を有するフロート受け10を
固定する。フロート受け10内に球形のフロート12を
自由状態で配する。通孔13の開口面積を変化させてフ
ロート受け10の内側から外側への流れを多くし逆方向
の流れを絞る絞り弁体14をフロート受け10の外側に
固定する。フロート受け10内に流入した外部空気は大
きな開口面積の通孔13によってフロート受け10外に
通過できるので、フロート受け10の底部に当たって跳
ね返ることが少なく、またフロート受け10内のフロー
ト12下方の圧力が上昇し難くなる。そのため、フロー
ト12が浮き上がり難くなり、真空破壊能力が大きく速
やかに真空破壊できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管に水を送り込
むときに開弁して配管内の空気を排気し、排気が終われ
ば閉弁し、また配管系の圧力が低下して真空状態となっ
たときに開弁して外部空気を導入することにより真空状
態を破壊する排気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気弁として、実公昭53−16
22号公報に示されたものがある。これは、ケーシング
で下部に流入口が開口し上部に流出口が開口した弁室を
形成し、弁室と流出口の間に弁座を形成し、弁室内壁に
内側に突出したリブを形成し、リブの内側に有底のほぼ
円筒形状で底部に小さな開口面積を有する通孔を設けた
フロート受けを固定し、フロート受け内にフロートを自
由状態で配したものである。
【0003】上記従来の排気弁は、先ず配管に水を送り
込むときにはフロートが弁座から離座して降下した開弁
状態であり、流入口から弁室内に流入してくる配管内の
空気をリブの間の空間からフロート受け上端を通して及
び通孔からフロート受け内を通して流出口に排気する。
そして排気が終わって配管内の水が流入口から弁室内に
流入してくると、リブの間の空間からフロート受け上端
を通して及び通孔を通してフロート受け内に流入する水
によってフロートが浮上して弁座に着座し閉弁する。ま
た配管系の圧力が低下して真空状態となったときにはフ
ロートが弁座から離座して降下し、流出口から弁室内に
流入してくる外部空気をフロート受け内から通孔を通し
て及びフロート受け上端からリブの間の空間を通して流
入口から配管内に導入することにより真空状態を破壊す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の排気弁は、
真空状態を破壊するときにフロートが充分に降下せず、
半開状態になったりあるいは小刻みな開閉弁を繰り返す
ために、真空破壊能力が小さく真空破壊に時間がかかる
と言う問題点があった。これは、流出口から弁室内に流
入する外部空気の大半が直進してフロート受け内に入
り、フロート受けの底部に当たって跳ね返るために、フ
ロートが浮き上がるためである。またフロート受け内に
入った外部空気が通孔を通過しきれないために、フロー
ト受け内のフロート下方の圧力が上昇し、フロートが浮
き上がるためである。従って本発明の技術的課題は、真
空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できる排気弁を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングで
下部に流入口が開口し上部に流出口が開口した弁室を形
成し、弁室と流出口の間に弁座を形成し、弁室内壁に内
側に突出したリブを形成し、リブの内側に有底のほぼ円
筒形状で底部に大きな開口面積を有する通孔を設けたフ
ロート受けを固定し、フロート受け内にフロートを自由
状態で配し、通孔の開口面積を変化させてフロート受け
の内側から外側への流れを多くし逆方向の流れを絞る絞
り弁体を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の排気弁は、フロート受け
の底部に大きな開口面積を有する通孔を設け、通孔の開
口面積を変化させてフロート受けの内側から外側への流
れを多くし逆方向の流れを絞る絞り弁体を設けたもので
あるので、フロート受け内に流入した外部空気が大きな
開口面積の通孔を通ってフロート受け外に通過できる。
そのため、外部空気がフロート受けの底部に当たって跳
ね返ることが少なくなり、またフロート受け内のフロー
ト下方の圧力が上昇し難くなる。そのため、フロートが
浮き上がり難くなり、真空破壊能力が大きく速やかに真
空破壊できる。
【0007】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本体1に蓋2をボルトで締結して
内部に弁室3を有するケーシングを形成する。本体1の
下部に流入口4を形成し、蓋2の上部に流出口5を形成
する。蓋2に弁座6を間に挟んで取付部材7をネジで固
定する。
【0008】本体1は弁室3の内壁に内側に突出した複
数のリブ9を一体に有し、リブ9の内側に有底のほぼ円
筒形状のフロート受け10をスナップリングで固定す
る。フロート受け10内に球形のフロート12を自由状
態で配置する。
【0009】フロート受け10はその底部に内外を連通
する通孔13を有する。通孔13はフロート受け10内
に流入した外部空気を溜めずに速やかに通過させるため
に大きな開口面積に形成する。通孔13の開口面積を変
化させてフロート受け10の内側から外側への流れを多
くし逆方向の流れを絞る絞り弁体14をフロート受け1
0の外側にビスで固定する。絞り弁体14は平板状の弾
性金属材からなり、固定部分を支点として、その表裏両
面に作用する流動により回動することにより通孔13の
開口面積を変化させる。
【0010】上記実施例の排気弁の動作は下記の通りで
ある。先ず配管に水を送り込むときにはフロート12は
弁座6から離座して降下した開弁状態である。また絞り
弁体14は流入口4から弁室3内に流入してくる流体の
流れにより通孔13の開口面積を絞った状態である。こ
れにより、弁室3内に流入してくる配管内の空気をリブ
9の間の空間からフロート受け10上端を通して及び開
口面積が絞られた通孔13からフロート受け10内を通
して流出口5に排気する。そして排気が終わって配管内
の水が流入口4から弁室3内に流入してくると、リブ9
の間の空間からフロート受け10上端を通して及び開口
面積が絞られた通孔13を通してフロート受け10内に
流入する水によってフロート12が浮上して弁座6に着
座し閉弁する。これにより、水の漏出を防止する。
【0011】配管系の圧力が低下して真空状態となった
ときにはフロート12が弁座6から離座して降下し開弁
する。また絞り弁体14が流出口5から弁室3内に流入
してくる外部空気の流れにより通孔13の開口面積を大
きくする。これにより、弁室3内に流入してくる外部空
気をフロート受け10上端からリブ9の間の空間を通し
て及びフロート受け10内から開口面積が大きくされた
通孔13を通して流入口4から配管内に導入することに
より真空状態を破壊する。このとき、外部空気は大きな
開口面積の通孔13によってフロート受け10の内側か
ら外側に通過できるので、フロート受け10の底部に当
たって跳ね返ることが少なく、またフロート受け10内
のフロート12下方の圧力が上昇し難くなる。そのた
め、フロート12が浮き上がり難くなり、真空破壊能力
が大きく速やかに真空破壊できる。
【0012】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明による排気弁は、フロート受けの底部
に大きな開口面積を有する通孔を設け、通孔の開口面積
を変化させてフロート受けの内側から外側への流れを多
くし逆方向の流れを絞る絞り弁体を設けることにより、
フロート受け内に流入した外部空気を大きな開口面積の
通孔からフロート受け外に通過させることができるの
で、真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できると言
う優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の排気弁の断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋 3 弁室 4 流入口 5 流出口 6 弁座 9 リブ 10 フロート受け 12 フロート 13 通孔 14 絞り弁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングで下部に流入口が開口し上部
    に流出口が開口した弁室を形成し、弁室と流出口の間に
    弁座を形成し、弁室内壁に内側に突出したリブを形成
    し、リブの内側に有底のほぼ円筒形状で底部に大きな開
    口面積を有する通孔を設けたフロート受けを固定し、フ
    ロート受け内にフロートを自由状態で配し、通孔の開口
    面積を変化させてフロート受けの内側から外側への流れ
    を多くし逆方向の流れを絞る絞り弁体を設けたことを特
    徴とする排気弁。
JP35587799A 1999-12-15 1999-12-15 排気弁 Pending JP2001173823A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019731A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009168086A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2011021683A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2011241858A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Tlv Co Ltd 排気弁

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JP2009019731A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009168086A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2011021683A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Tlv Co Ltd 排気弁
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