JP2000320707A - 排気弁 - Google Patents

排気弁

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Publication number
JP2000320707A
JP2000320707A JP11133581A JP13358199A JP2000320707A JP 2000320707 A JP2000320707 A JP 2000320707A JP 11133581 A JP11133581 A JP 11133581A JP 13358199 A JP13358199 A JP 13358199A JP 2000320707 A JP2000320707 A JP 2000320707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
valve
wall
receiver
float receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP11133581A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nishikawa
西川  佳弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP11133581A priority Critical patent/JP2000320707A/ja
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊でき
る排気弁を提供する。 【解決手段】 本体1と蓋2から成るケーシングで下部
に流入口4が開口し上部に流出口5が開口した弁室3を
形成する。弁室3と流出口5の間に弁座6を形成する。
本体1は弁室3内壁に内側に突出した複数のリブ9を一
体に有し、リブ9の内側に有底のほぼ円筒形状で底部に
小さな開口面積の通孔11を有するフロート受け10を
スナップリングで固定する。フロート受け10内に球形
のフロート12を自由状態で配する。蓋2は流出口5の
内壁に複数のリブ14を介した偏向部材13を一体に有
する。偏向部材13は円錐形状で流出口5のほぼ中央部
に位置し、外部空気を弁室3内壁に案内する。外部空気
は偏向部材13によって弁室3内壁に案内されフロート
受け10内に流入し難いので、フロート受け10の底部
に当たって跳ね返ることが少なく、またフロート受け1
0内のフロート12下方の圧力が上昇し難くなる。その
ため、フロート12が浮き上がり難くなり、真空破壊能
力が大きく速やかに真空破壊できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管に水を送り込
むときに開弁して配管内の空気を排気し、排気が終われ
ば閉弁し、また配管系の圧力が低下して真空状態となっ
たときに開弁して外部空気を導入することにより真空状
態を破壊する排気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気弁として、実公昭53−16
22号公報に示されたものがある。これは、ケーシング
で下部に流入口が開口し上部に流出口が開口した弁室を
形成し、弁室と流出口の間に弁座を形成し、弁室内壁に
内側に突出したリブを形成し、リブの内側に有底のほぼ
円筒形状で底部に小さな開口面積を有する通孔を設けた
フロート受けを固定し、フロート受け内にフロートを自
由状態で配したものである。
【0003】上記従来の排気弁は、先ず配管に水を送り
込むときにはフロートが弁座から離座して降下した開弁
状態であり、流入口から弁室内に流入してくる配管内の
空気をリブの間の空間からフロート受け上端を通して及
び通孔からフロート受け内を通して流出口に排気する。
そして排気が終わって配管内の水が流入口から弁室内に
流入してくると、リブの間の空間からフロート受け上端
を通して及び通孔を通してフロート受け内に流入する水
によってフロートが浮上して弁座に着座し閉弁する。ま
た配管系の圧力が低下して真空状態となったときにはフ
ロートが弁座から離座して降下し、流出口から弁室内に
流入してくる外部空気をフロート受け内から通孔を通し
て及びフロート受け上端からリブの間の空間を通して流
入口から配管内に導入することにより真空状態を破壊す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の排気弁は、
真空状態を破壊するときにフロートが充分に降下せず、
半開状態になったりあるいは小刻みな開閉弁を繰り返す
ために、真空破壊能力が小さく真空破壊に時間がかかる
と言う問題点があった。これは、流出口から弁室内に流
入する外部空気の大半が直進してフロート受け内に入
り、フロート受けの底部に当たって跳ね返るために、フ
ロートが浮き上がるためである。またフロート受け内に
入った外部空気が通孔を通過しきれないために、フロー
ト受け内のフロート下方の圧力が上昇し、フロートが浮
き上がるためである。従って本発明の技術的課題は、真
空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できる排気弁を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングで
下部に流入口が開口し上部に流出口が開口した弁室を形
成し、弁室と流出口の間に弁座を形成し、弁室内壁に内
側に突出したリブを形成し、リブの内側に有底のほぼ円
筒形状で底部に小さな開口面積を有する通孔を設けたフ
ロート受けを固定し、フロート受け内にフロートを自由
状態で配し、流出口に外部空気を弁室内壁に案内する偏
向部材を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の排気弁は、流出口に外部
空気を弁室内壁に案内する偏向部材を設けたものである
ので、外部空気が偏向部材によって弁室内壁に案内さ
れ、フロート受け内に流入し難くなる。そのため、外部
空気がフロート受けの底部に当たって跳ね返ることが少
なくなり、またフロート受け内のフロート下方の圧力が
上昇し難くなる。そのため、フロートが浮き上がり難く
なり、真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できる。
【0007】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本体1に蓋2をボルトで締結して
内部に弁室3を有するケーシングを形成する。本体1の
下部に流入口4を形成し、蓋2の上部に流出口5を形成
する。蓋2に弁座6を間に挟んで取付部材7をネジで固
定する。
【0008】本体1は弁室3の内壁に内側に突出した複
数のリブ9を一体に有し、リブ9の内側に有底のほぼ円
筒形状のフロート受け10をスナップリングで固定す
る。フロート受け10の底部は内外を連通する小さな開
口面積の通孔11を有する。フロート受け10内に球形
のフロート12を自由状態で配置する。
【0009】蓋2は流出口5の内壁に複数のリブ14を
介した偏向部材13を一体に有する。偏向部材13は円
錐形状で流出口5のほぼ中央部に位置し、外部空気を弁
室3内壁に案内する。
【0010】上記実施例の排気弁の動作は下記の通りで
ある。先ず配管に水を送り込むときにはフロート12は
弁座6から離座して降下した開弁状態である。これによ
り、流入口4から弁室3内に流入してくる配管内の空気
をリブ9の間の空間からフロート受け10上端を通して
及び通孔11からフロート受け10内を通して、更にリ
ブ14の間の空間を通して流出口5に排気する。そして
排気が終わって配管内の水が流入口4から弁室3内に流
入してくると、リブ9の間の空間からフロート受け10
上端を通して及び通孔11を通してフロート受け10内
に流入する水によってフロート12が浮上して弁座6に
着座し閉弁する。これにより、水の漏出を防止する。
【0011】また配管系の圧力が低下して真空状態とな
ったときにはフロート12が弁座6から離座して降下し
開弁する。これにより、流出口5からリブ14の間の空
間を通って弁室3内に流入してくる外部空気をフロート
受け10上端からリブ9の間の空間を通して及びフロー
ト受け10内から通孔11を通して流入口4から配管内
に導入することにより真空状態を破壊する。このとき、
外部空気は偏向部材13によって弁室3内壁に案内さ
れ、フロート受け10内に流入し難くなるので、フロー
ト受け10の底部に当たって跳ね返ることが少なく、ま
たフロート受け10内のフロート12下方の圧力が上昇
し難くなる。そのため、フロート12が浮き上がり難く
なり、真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できる。
【0012】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明による排気弁は、流出口に外部空気を
弁室内壁に案内する偏向部材を設け、外部空気を偏向部
材によって弁室内壁に案内してフロート受け内に流入し
難くすることにより、真空破壊能力が大きく速やかに真
空破壊できると言う優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の排気弁の断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋 3 弁室 4 流入口 5 流出口 6 弁座 8 弁口 9 リブ 10 フロート受け 11 通孔 12 フロート 13 偏向部材 14 リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングで下部に流入口が開口し上部
    に流出口が開口した弁室を形成し、弁室と流出口の間に
    弁座を形成し、弁室内壁に内側に突出したリブを形成
    し、リブの内側に有底のほぼ円筒形状で底部に小さな開
    口面積を有する通孔を設けたフロート受けを固定し、フ
    ロート受け内にフロートを自由状態で配し、流出口に外
    部空気を弁室内壁に案内する偏向部材を設けたことを特
    徴とする排気弁。
JP11133581A 1999-05-14 1999-05-14 排気弁 Pending JP2000320707A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097576A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009121609A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Tlv Co Ltd 排気弁

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JP2009097576A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Tlv Co Ltd 排気弁
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