JPH102491A - フロ―ト式スチ―ムトラップ - Google Patents
フロ―ト式スチ―ムトラップInfo
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- JPH102491A JPH102491A JP17588396A JP17588396A JPH102491A JP H102491 A JPH102491 A JP H102491A JP 17588396 A JP17588396 A JP 17588396A JP 17588396 A JP17588396 A JP 17588396A JP H102491 A JPH102491 A JP H102491A
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- valve
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Abstract
ブロ―機構を備えたフロ―ト式スチ―ムトラップを提供
する。 【解決手段】 本体1と蓋2とからなるケ―シングで入
口4と弁室3と出口6を形成し、弁室と出口を連通する
排水弁口9を弁室下部に設け、排水弁口を開閉するフロ
―ト10を弁室内に収容し、弁室と出口を連通する排気
弁口16を弁室上部に設けたものにおいて、弁室と出口
側を仕切るバイメタル12を弁室上部に取り付け、バイ
メタル12に排気弁口を形成し、排気弁口の弁室側に排
気弁口を開閉する排気弁体19を配置する。弁室内圧力
が使用最高圧力に達するまではバイメタルの変形作用に
よって低温時に排気弁口を開口し高温時に排気弁口を閉
口する。弁室内圧力が使用最高圧力以上になるとバイメ
タルが強制的に変形せしめられて排気弁口が開口され
る。
Description
気輸送管に発生する復水を自動的に排出するフロ―ト式
スチ―ムトラップに関し、特にトラップ内の圧力が所定
圧力よりも高くなった場合及びトラップ内にエア―が流
入してきた場合に、トラップ内の圧力及びエア―を自動
的にブロ―できる機構を備えたものに関する。
水弁口の面積と、この弁口面積に作用する流体圧力との
積以上の開弁力がフロ―トに作用することにより行なわ
れる。すなわち、弁口面積が一定であっても流体圧力が
高くなるとそれだけ大きな開弁力が必要となる。したが
って、流体圧力が使用最高圧力よりも高くなると、開弁
力が不足して開弁できない状態となってしまう。またフ
ロ―ト式スチ―ムトラップ内にエア―が流入すると、エ
ア―は蒸気と同様にガス体であり、蒸気のように冷却さ
れて復水化することはないので、開弁できない状態とな
ってしまう。閉弁が維持された状態が続くと、蒸気配管
系から復水を排出することができなくなり、機器の損傷
や生産性の低下をきたす。
水弁口とは別に排気弁口を設け、排気弁口の出口側に弾
性部材で閉弁方向に付勢した排気弁体を配置することに
より、トラップ内の圧力が所定圧力よりも高くなった場
合に、排気弁体が排気弁口を開口してトラップ内の圧力
を自動的にブロ―できるようにしていた。この一例が特
公平7−43077号公報に示されている。またフロ―
トで開閉する排水弁口とは別に排気弁口を設け、排気弁
口の弁室側に温度応動部材としてのバイメタルを配置す
ることにより、トラップ内にエア―が流入してトラップ
内の温度が低下した場合に、バイメタルの変形作用で排
気弁口を開口してトラップ内のエア―を自動的にブロ―
できるようにしていた。この一例が実公平3−2551
8号公報に示されている。
プ内圧力の自動ブロ―機構を備えたトラップと、トラッ
プ内エア―の自動ブロ―機構を備えたトラップは夫々有
るが、両機構を兼ね備えたものはなかった。
内圧力及びトラップ内エア―の自動ブロ―機構を備えた
フロ―ト式スチ―ムトラップを提供することである。
するために講じた本発明の技術的手段は、ケ―シングで
入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する排水
弁口を弁室下部に設け、排水弁口を開閉するフロ―トを
弁室内に収容し、弁室と出口を連通する排気弁口を弁室
上部に設けたものにおいて、弁室と出口側を仕切る温度
応動部材を弁室上部に取り付けて、該温度応動部材に上
記排気弁口を形成すると共に、排気弁口の弁室側に排気
弁口を開閉する排気弁体を配置し、弁室内圧力が使用最
高圧力に達するまでは温度応動部材が弁室内温度に応答
して低温時に排気弁口を排気弁体から離して排気弁口を
開口する第1状態と高温時に排気弁口を排気弁体に接触
させて排気弁口を閉口する第2状態に変形し、弁室内圧
力が使用最高圧力以上になると温度応動部材が流体圧力
の作用によって強制的に上記第1状態に変形されるフロ
―ト式スチ―ムトラップにある。
ップは、弁室と出口側を仕切る温度応動部材を弁室上部
に取り付け、温度応動部材に排気弁口を形成し、排気弁
口の弁室側に排気弁口を開閉する排気弁体を配置してい
る。そして、弁室内の圧力が使用最高圧力に達するまで
は温度応動部材が弁室内温度に応答して変形し、低温時
に排気弁口を排気弁体から離して排気弁口を開口する。
これにより、エア―の流入によって弁室内の温度が低下
すると排気弁口を自動的に開口してエア―をブロ―す
る。また弁室内の圧力が使用最高圧力に達するまでは温
度応動部材が弁室内温度に応答して変形し、高温時に排
気弁口を排気弁体に接触させて排気弁口を閉口する。こ
の状態において、フロ―トは弁室内の液面と共に浮上降
下して排水弁口を開閉する。弁室内圧力が使用最高圧力
以上になると温度応動部材が流体圧力の作用によって強
制的に上記第1状態に変形され、排気弁口を排気弁体か
ら離して排気弁口を開口する。これにより、トラップ内
の圧力が所定圧力よりも高くなった場合に排気弁口を自
動的に開口してトラップ内圧力をブロ―する。
明する(図1参照)。本実施例はフリ―フロ―ト式スチ
―ムトラップに適用したものである。本体1に蓋2をボ
ルト(図示せず)で締結して内部に弁室3を有するケ―
シングを形成する。本体1に入口4と出口通路5と出口
6を形成する。入口4と出口6は本体1の上部に同軸上
に形成している。蓋2に出口通路5に連通するブロ―通
路7を形成する。
け、排水弁座8に開けた排水弁口9によって弁室3を出
口通路5を介して出口6に連通する。弁室3内に排水弁
口9を開閉する中空球形のフロ―ト10を自由状態で収
容する。
バイメタル12を取付環11介してボルト13で取り付
ける。蓋2とバイメタル12の間にはガスケット14を
介在させて両者の間の気密を保つ。バイメタル12の中
心に排気弁座15を取り付け、排気弁座15に開けた排
気弁口16によって弁室3をブロ―通路7を介して出口
6に連通する。バイメタル12の弁室3側に仕切板17
をスナップリング18で保持して取り付ける。仕切板1
7には中心に上方に突出した排気弁体19を一体に形成
し、その周囲に複数個の通孔20形成する。バイメタル
12は弁室3内の温度に応答して反転変形するもので、
高温時には図示のように下に凸状に変形して、排気弁座
15が排気弁体19に接触して排気弁口16を閉口し、
低温時に上に凸に反転変形して、排気弁座15が排気弁
体19から離れて排気弁口16を開口するものである。
では温度変化に応答するバイメタル12の変形作用によ
って、低温時にバイメタル12が上に凸状に反転変形し
て、排気弁座15を排気弁体19から離して排気弁口1
6を開口する。これにより、エア―の流入によって弁室
3内の温度が低下すると排気弁口16を自動的に開口し
てエア―をブロ―する。また弁室3内の圧力が使用最高
圧力に達するまでは温度変化に応答するバイメタル12
の変形作用によって、高温時にバイメタル12が図示の
ように下に凸状に反転変形して、排気弁座15を排気弁
体19に接触させて排気弁口16を閉口する。この状態
において、フロ―ト10が弁室3内の液面と共に浮上降
下して排水弁口9を開閉する。弁室3内の圧力が使用最
高圧力以上になると流体圧力の作用によってバイメタル
12が強制的に上に凸状に反転変形せしめられ、排気弁
座15が排気弁体19から離れて排気弁口16が開口さ
れる。これにより、弁室3内の圧力が所定圧力よりも高
くなった場合に排気弁口16を自動的に開口して圧力を
ブロ―する。
記のように本発明によれば、簡単な構造でトラップ内圧
力及びトラップ内エア―を自動的にブロ―でき、機器の
損傷や生産性の低下を防止できるフロ―ト式チ―ムトラ
ップを提供することができる。
ラップの断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室と出口を連通する排水弁口を弁室下部に設け、
排水弁口を開閉するフロ―トを弁室内に収容し、弁室と
出口を連通する排気弁口を弁室上部に設けたものにおい
て、弁室と出口側を仕切る温度応動部材を弁室上部に取
り付けて、該温度応動部材に上記排気弁口を形成すると
共に、排気弁口の弁室側に排気弁口を開閉する排気弁体
を配置し、弁室内圧力が使用最高圧力に達するまでは温
度応動部材が弁室内温度に応答して低温時に排気弁口を
排気弁体から離して排気弁口を開口する第1状態と高温
時に排気弁口を排気弁体に接触させて排気弁口を閉口す
る第2状態に変形し、弁室内圧力が使用最高圧力以上に
なると温度応動部材が流体圧力の作用によって強制的に
上記第1状態に変形されることを特徴とするフロ―ト式
スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17588396A JP3878248B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17588396A JP3878248B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102491A true JPH102491A (ja) | 1998-01-06 |
JP3878248B2 JP3878248B2 (ja) | 2007-02-07 |
Family
ID=16003887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17588396A Expired - Fee Related JP3878248B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3878248B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185544A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Tlv Co Ltd | 温度応動弁 |
JP2012037032A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
CN104061428A (zh) * | 2014-06-11 | 2014-09-24 | 成都科力夫科技有限公司 | 一种疏水装置 |
JP2019163824A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社テイエルブイ | セーフティー機構を有するスチームトラップ及びスチームトラップのセーフティー機構に用いる閉塞手段 |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP17588396A patent/JP3878248B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010185544A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Tlv Co Ltd | 温度応動弁 |
JP2012037032A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
CN104061428A (zh) * | 2014-06-11 | 2014-09-24 | 成都科力夫科技有限公司 | 一种疏水装置 |
JP2019163824A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社テイエルブイ | セーフティー機構を有するスチームトラップ及びスチームトラップのセーフティー機構に用いる閉塞手段 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3878248B2 (ja) | 2007-02-07 |
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