JPH0663599B2 - パイロット式スチームトラップ - Google Patents
パイロット式スチームトラップInfo
- Publication number
- JPH0663599B2 JPH0663599B2 JP12205489A JP12205489A JPH0663599B2 JP H0663599 B2 JPH0663599 B2 JP H0663599B2 JP 12205489 A JP12205489 A JP 12205489A JP 12205489 A JP12205489 A JP 12205489A JP H0663599 B2 JPH0663599 B2 JP H0663599B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- orifice
- float
- valve
- pressure chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出する
スチームトラップに関し、特に、入口側の液位をパイロ
ットのフロート弁で検出して圧力応動弁を駆動するよう
にしたパイロット式スチームトラップに関する。
スチームトラップに関し、特に、入口側の液位をパイロ
ットのフロート弁で検出して圧力応動弁を駆動するよう
にしたパイロット式スチームトラップに関する。
従来の技術 この種のパイロット式スチームトラップは、圧力応動弁
の受圧変位壁で一部を形成された圧力室と、圧力室を入
口側に連通する第１オリフィスと、圧力室を出口側に連
通する第２オリフィスと、第１オリフィスを入口側の液
位に応じて開閉し圧力室内に復水を導入して圧力を制御
して圧力応動弁を駆動するパイロットフロート弁と、第
１オリフィスよりも下方に形成され圧力応動弁で開閉さ
れる連通路から成る。この一例が特公昭６２−６１５３
号公報に示されている。
の受圧変位壁で一部を形成された圧力室と、圧力室を入
口側に連通する第１オリフィスと、圧力室を出口側に連
通する第２オリフィスと、第１オリフィスを入口側の液
位に応じて開閉し圧力室内に復水を導入して圧力を制御
して圧力応動弁を駆動するパイロットフロート弁と、第
１オリフィスよりも下方に形成され圧力応動弁で開閉さ
れる連通路から成る。この一例が特公昭６２−６１５３
号公報に示されている。
本発明が解決しようとする課題 この場合、パイロットフロート弁に漏れが生じて、ある
いは圧力応動弁自体に漏れが生じると、多量の蒸気を漏
らしてしまう問題があった。また、この漏れを検出でき
る機構がなかった。
いは圧力応動弁自体に漏れが生じると、多量の蒸気を漏
らしてしまう問題があった。また、この漏れを検出でき
る機構がなかった。
従って、本発明の技術的課題は、圧力応動弁に漏れが生
じた場合に、圧力応動弁からの漏れを停止し、また、こ
の漏れの状態を検知できるようにすることである。
じた場合に、圧力応動弁からの漏れを停止し、また、こ
の漏れの状態を検知できるようにすることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術
的手段は、圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成された
圧力室と、圧力室を入口側に連通する第１オリフィス
と、圧力室を出口側に連通する第２オリフィスと、第１
オリフィスを入口側の液位に応じて開閉し圧力室内に復
水を導入して圧力を制御して圧力応動弁を駆動するパイ
ロットフロート弁と、第１オリフィスよりも下方に形成
され圧力応動弁で開閉される連通路とを備えたものに於
いて、連通路を入口側の液位に応じて開閉するフロート
を配置し、このフロートの位置を検視できるガラス窓を
形成した、ものである。
的手段は、圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成された
圧力室と、圧力室を入口側に連通する第１オリフィス
と、圧力室を出口側に連通する第２オリフィスと、第１
オリフィスを入口側の液位に応じて開閉し圧力室内に復
水を導入して圧力を制御して圧力応動弁を駆動するパイ
ロットフロート弁と、第１オリフィスよりも下方に形成
され圧力応動弁で開閉される連通路とを備えたものに於
いて、連通路を入口側の液位に応じて開閉するフロート
を配置し、このフロートの位置を検視できるガラス窓を
形成した、ものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
先ず、トラップが正常に作動している場合、入口から流
入する復水量が微少または無いときは、パイロットフロ
ート弁は第１オリフィスを塞ぎ、圧力室内の圧力は第２
オリフィスを通して同圧化するため、圧力応動弁は閉弁
している。入口から多量の復水が流入するときは、パイ
ロットフロート弁は第１オリフィスを開ける。圧力室内
の圧力が上昇し、圧力応動弁が開弁する。この正常に作
動しているときには、フロートは浮上して連通路を開け
ている。次に、圧力応動弁に漏れが生じると、入口側の
液面が低下し、この液面の低下と共にフロートが降下し
て連通路を遮断し、連通路から出口への蒸気漏れを防止
する。この連通路を閉じたフロートの降下状態をガラス
窓を通して検視することにより、蒸気漏れを検出するこ
とができる。
入する復水量が微少または無いときは、パイロットフロ
ート弁は第１オリフィスを塞ぎ、圧力室内の圧力は第２
オリフィスを通して同圧化するため、圧力応動弁は閉弁
している。入口から多量の復水が流入するときは、パイ
ロットフロート弁は第１オリフィスを開ける。圧力室内
の圧力が上昇し、圧力応動弁が開弁する。この正常に作
動しているときには、フロートは浮上して連通路を開け
ている。次に、圧力応動弁に漏れが生じると、入口側の
液面が低下し、この液面の低下と共にフロートが降下し
て連通路を遮断し、連通路から出口への蒸気漏れを防止
する。この連通路を閉じたフロートの降下状態をガラス
窓を通して検視することにより、蒸気漏れを検出するこ
とができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する（第
１図と第２図参照）。
１図と第２図参照）。
本体１に蓋部材２、３をボルトで締結してトラップケー
シングを形成する。トラップケーシングの内部は仕切壁
４で、入口５の連通する復水溜り室６と出口７の連通す
る圧力応動弁収容室８に隔てられている。入口５は復水
溜り室６の上部に開口し、スナップリング１７が固定し
たスクリーン９を介して連通している。入口５は同一軸
上に出口７が形成されている。
シングを形成する。トラップケーシングの内部は仕切壁
４で、入口５の連通する復水溜り室６と出口７の連通す
る圧力応動弁収容室８に隔てられている。入口５は復水
溜り室６の上部に開口し、スナップリング１７が固定し
たスクリーン９を介して連通している。入口５は同一軸
上に出口７が形成されている。
復水溜り室６内には球形のパイロットフロート１０が自
由状態で収容され、パイロットフロート１０は復水溜り
室６の液位に応じて浮上降下し、復水溜り室６の底部の
仕切壁４にねじ結合された弁座部材１１に離着座する。
弁座部材１１は復水溜り室６を下記の圧力室１２に連通
する第１オリフィス１３の復水溜り室側の開口部を形成
している。
由状態で収容され、パイロットフロート１０は復水溜り
室６の液位に応じて浮上降下し、復水溜り室６の底部の
仕切壁４にねじ結合された弁座部材１１に離着座する。
弁座部材１１は復水溜り室６を下記の圧力室１２に連通
する第１オリフィス１３の復水溜り室側の開口部を形成
している。
圧力応動弁収容室８にシリンダ部材１４と、シリンダ部
材１４内に摺動可能に配置されたピストン部材１５を配
置する。ピストン部材１５の上面と蓋２の間の空間が圧
力室１２を成す。ピストン部材１５に圧力室１２を出口
７に連通する第２オリフィス１６を形成している。
材１４内に摺動可能に配置されたピストン部材１５を配
置する。ピストン部材１５の上面と蓋２の間の空間が圧
力室１２を成す。ピストン部材１５に圧力室１２を出口
７に連通する第２オリフィス１６を形成している。
ピストン部材１５の下端に主弁体１８をナット１９で固
定する。主弁体１８はピストン部材１５に連動して復水
溜り室６を出口７に連通する弁口２０を開閉する。弁口
２０はシリンダ部材１４の下端に形成されている。主弁
体１８はスプリング２１で弁口２０方向に付勢されてい
る。シリンダ部材１４には弁口２０から流出する液体を
出口７へ流すための開口２２が開けられている。ピスト
ン部材１５と主弁体１８が圧力応動弁を成す。
定する。主弁体１８はピストン部材１５に連動して復水
溜り室６を出口７に連通する弁口２０を開閉する。弁口
２０はシリンダ部材１４の下端に形成されている。主弁
体１８はスプリング２１で弁口２０方向に付勢されてい
る。シリンダ部材１４には弁口２０から流出する液体を
出口７へ流すための開口２２が開けられている。ピスト
ン部材１５と主弁体１８が圧力応動弁を成す。
復水溜り室６の下部と弁口２０を連通する連通路２３が
第１オリフィス１３の下方に形成されている。連通路２
３に環状の弁座２４を取り付け、環状弁座２４に離着座
するフロート２５を配置する。連通路２３は環状弁座２
４に向かって斜下方に形成されている。フロート２５の
抜け出しを栓部材２６で防止している。栓部材２６と本
体１には通孔２７，２８を形成している。
第１オリフィス１３の下方に形成されている。連通路２
３に環状の弁座２４を取り付け、環状弁座２４に離着座
するフロート２５を配置する。連通路２３は環状弁座２
４に向かって斜下方に形成されている。フロート２５の
抜け出しを栓部材２６で防止している。栓部材２６と本
体１には通孔２７，２８を形成している。
本体１に２枚の板ガラス２９，３０を、両側にガスケッ
トを介して孔開きフランジ３１、３２をボルトで取り付
け、フロート２５の位置を検視できるようにする。参照
番号３３はフロート２５を環状弁座２６に案内するフロ
ート座である。
トを介して孔開きフランジ３１、３２をボルトで取り付
け、フロート２５の位置を検視できるようにする。参照
番号３３はフロート２５を環状弁座２６に案内するフロ
ート座である。
上記実施例の作動は下記の通りである。
先ず、トラップが正常に作動している場合、入口５から
流入する復水量が微少または無いときは、パイロットフ
ロート１０は降下して第１オリフィス１３を塞ぎ、圧力
室１２内の圧力は第２オリフィス１６を通して同圧化す
るため、ピストン部材１５は主弁体１８に作用する入口
側圧力及びスプリング２１の弾性力で弁口２０を塞いで
いる。入口５から多量の復水が流入するときは、パイロ
ットフロート１０は復水溜り室６内の液位の上昇と共に
浮上して第１オリフィス１３を開ける。圧力室１２内の
圧力が上昇してピストン部材１５を押し下げ、主弁体１
８が弁口２０を開き、入口５からの復水を出口７へ排出
する。この正常作動時、フロート２５は連通路２３の斜
上側の栓部材２６に当接する位置に浮上して連通路２３
を開けている。次に、主弁体１８から漏れが生じると、
入口５側の液面が低下し、フロート２５が降下して環状
弁座２４に着座して連通路２３を塞ぎ、弁口２０からの
漏れを防止する。このフロート２５の位置を板ガラス２
９，３０を通して検視する。
流入する復水量が微少または無いときは、パイロットフ
ロート１０は降下して第１オリフィス１３を塞ぎ、圧力
室１２内の圧力は第２オリフィス１６を通して同圧化す
るため、ピストン部材１５は主弁体１８に作用する入口
側圧力及びスプリング２１の弾性力で弁口２０を塞いで
いる。入口５から多量の復水が流入するときは、パイロ
ットフロート１０は復水溜り室６内の液位の上昇と共に
浮上して第１オリフィス１３を開ける。圧力室１２内の
圧力が上昇してピストン部材１５を押し下げ、主弁体１
８が弁口２０を開き、入口５からの復水を出口７へ排出
する。この正常作動時、フロート２５は連通路２３の斜
上側の栓部材２６に当接する位置に浮上して連通路２３
を開けている。次に、主弁体１８から漏れが生じると、
入口５側の液面が低下し、フロート２５が降下して環状
弁座２４に着座して連通路２３を塞ぎ、弁口２０からの
漏れを防止する。このフロート２５の位置を板ガラス２
９，３０を通して検視する。
発明の効果 本発明は下記の特有の効果を生じる。上記のように本発
明によれば、圧力応動弁に蒸気漏れが生じた場合にフロ
ートで連通路を遮断するので、多量の蒸気漏れを防ぐこ
とができる。また、この状態をガラス窓を通して検出で
きるので、不良を早期に発見して、修理交換を行うこと
ができる。
明によれば、圧力応動弁に蒸気漏れが生じた場合にフロ
ートで連通路を遮断するので、多量の蒸気漏れを防ぐこ
とができる。また、この状態をガラス窓を通して検出で
きるので、不良を早期に発見して、修理交換を行うこと
ができる。
第１図は本発明の実施例のパイロット式スチームトラッ
プの断面図、第２図は第１図のII−II線断面図である。 １：本体 ５：入口 ６：復水溜り室 ７：出口 １０：パイロットフロート １２：圧力室 １３：第１オリフィス １５：ピストン部材 １６：第２オリフィス ２３：連通路 ２４：環状弁座 ２５：フロート ２９，３０：板ガラス
プの断面図、第２図は第１図のII−II線断面図である。 １：本体 ５：入口 ６：復水溜り室 ７：出口 １０：パイロットフロート １２：圧力室 １３：第１オリフィス １５：ピストン部材 １６：第２オリフィス ２３：連通路 ２４：環状弁座 ２５：フロート ２９，３０：板ガラス
Claims (1)
- 【請求項１】圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成され
た圧力室と、圧力室を入口側に連通する第１オリフィス
と、圧力室を出口側に連通する第２オリフィスと、第１
オリフィスを入口側の液位に応じて開閉し圧力室内に復
水を導入して圧力を制御して圧力応動弁を駆動するパイ
ロットフロート弁と、第１オリフィスよりも下方に形成
され圧力応動弁で開閉される連通路とを備えたものに於
いて、連通路を入口側の液位に応じて開閉するフロート
を配置し、このフロートの位置を検視できるガラス窓を
形成した、パイロット式スチームトラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12205489A JPH0663599B2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | パイロット式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12205489A JPH0663599B2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | パイロット式スチームトラップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02300600A JPH02300600A (ja) | 1990-12-12 |
| JPH0663599B2 true JPH0663599B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=14826475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12205489A Expired - Fee Related JPH0663599B2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | パイロット式スチームトラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0663599B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009275850A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
| JP2011021684A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
| JP2011064230A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
| JP2011085200A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
-
1989
- 1989-05-15 JP JP12205489A patent/JPH0663599B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009275850A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
| JP2011021684A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
| JP2011064230A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
| JP2011085200A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02300600A (ja) | 1990-12-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |