JPH07113495A - フロ―ト式スチ―ムトラップ - Google Patents
フロ―ト式スチ―ムトラップInfo
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- JPH07113495A JPH07113495A JP28171293A JP28171293A JPH07113495A JP H07113495 A JPH07113495 A JP H07113495A JP 28171293 A JP28171293 A JP 28171293A JP 28171293 A JP28171293 A JP 28171293A JP H07113495 A JPH07113495 A JP H07113495A
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Abstract
ップを得る。 【構成】 弁室3下部の弁口9をフロ―ト12で開閉す
る。弁室上部の排気弁口18を温度制御機素21とバイ
メタル22とから成る排気弁で開閉する。温度制御機素
は、壁部材24と、壁部材に外周縁を固着したダイヤフ
ラム27と、ダイヤフラムと壁部材との間に封入され被
制御流体の温度に従って体積変化してダイヤフラムを変
位せしめる膨脹媒体29と、ダイヤフラムに連結され排
気弁口を開閉する排気弁体30とから成る。バイメタル
は、温度制御機素に連結され被制御流体の温度に従って
変形し低温時に排気弁体を排気弁口から離間せしめる。
Description
気配管で発生する復水をフロ―トを用いて自動的に排出
するフロ―ト式スチ―ムトラップに関し、特にこの様式
のトラップに備えられる排気弁の改良に関する。フロ―
ト式スチ―ムトラップは、弁室下部に形成された弁口を
液面に浮かぶフロ―トで開閉するものであり、弁室内に
空気が溜るとフロ―トが浮上できなくなって復水排出機
能を喪失してしまうので、空気を排出するための排気弁
を必要とする。
ップの基本的構成は、例えば、特公昭52−46722
号公報から公知である。当該公報から理解されるよう
に、弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を
出口に連通する弁口を弁室下部に形成し、弁室内に配し
たフロ―トで弁口を開閉すると共に、弁室を出口に連通
する排気弁口を弁室上部に形成し、排気弁口を開閉する
排気弁を弁室上部に配置したものにおいて、排気弁が、
排気弁口を開閉する排気弁体と、被制御流体の温度に従
って変形し排気弁体の開閉を制御するバイメタルとから
成るものである。
弁体が排気弁口を開口するときと閉口するときの被制御
流体の温度に大きな隔たりを生じる現象がある。これ
は、排気弁体には閉弁時に入口側の流体圧力が閉弁力と
して作用しているものであるので、開口するときには閉
口するときよりも温度がかなり低くならなければ、バイ
メタルによる変形力が流体圧力による閉弁力に打勝てな
いためである。このために開弁遅れが生じ、蒸気使用機
器の運転効率が低下したり、不良品が発生したり、また
ウォ―タ・ハンマが起こって機器や配管を破損する問題
があった。
開弁遅れを防止することである。
る為に講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シングで入
口と弁室と出口を形成し、弁室を出口に連通する弁口を
弁室下部に形成し、弁室内に配したフロ―トで弁口を開
閉すると共に、弁室を出口に連通する排気弁口を弁室上
部に形成し、排気弁口を開閉する排気弁を弁室上部に配
置したフロ―ト式スチ―ムトラップにおいて、排気弁
が、壁部材と、壁部材に外周縁を固着したダイヤフラム
と、ダイヤフラムと壁部材との間に封入され被制御流体
の温度に従って体積変化してダイヤフラムを変位せしめ
る膨脹媒体と、ダイヤフラムに連結され排気弁口を開閉
する排気弁体とから成る温度制御機素、及び温度制御機
素に連結され被制御流体の温度に従って変形し低温時に
排気弁体を排気弁口から離間せしめるバイメタルとから
成ることを特徴とするものである。
被制御流体の温度が低温であると、膨脹媒体は液体化し
て体積が減少するので、ダイヤフラムが入口側の流体圧
力によって変位せしめられ、排気弁体が排気弁口を開口
する。このように、排気弁体には入口側の流体圧力が開
弁力として作用するので開弁遅れを生じることがない。
また始動時等の被制御流体の温度がより低温である場合
には、温度制御機素に連結したバイメタルが排気弁体を
排気弁口から離間せしめるように変形するので、排気弁
体と排気弁口との間により大きな排出流路を形成でき、
多量の空気や復水の素早い排出が可能となる。
イメタルは排気弁体を排気弁口方向に変位せしめる。そ
して膨脹媒体の膨脹によって、ダイヤフラムを介して排
気弁体が排気弁口を閉口する。他方、弁室内に配置した
フロ―トは液位に従って浮上降下して弁口を開閉し、復
水を排出する。
明する(図1参照)。本体1に蓋2をボルト3で締結し
て、内部に弁室4を有する弁ケ―シングを形成する。本
体1の上部に入口5と出口6を同一軸上に形成する。弁
室4の上部にスクリ―ン7及び通孔を開けたフロ―トカ
バ―8を配置する。入口5はスクリ―ン7を通して弁室
4と連通する。弁室4の下部に弁口9を開けた弁座部材
10を取り付ける。弁室4は弁口9から立上り通路11
を通して出口6と連通する。弁室4内に液位に従って浮
上降下し弁口9を開閉する密閉球形のフロ―ト12を自
由状態で配置する。弁室4内にフロ―ト12が弁口9を
塞いだ位置で保持するフロ―ト座13を設ける。
連通孔15を開けた保持板16をスナップリング17で
固定する。蓋2に排気弁口18を開けた排気弁座19を
取り付ける。弁室4は排気弁口18から蓋2及び本体1
に開けた排気通路20を介して出口6に連通する。弁室
4内に排気弁座19に対向して温度制御機素21とバイ
メタル22とから成る排気弁を配置する。温度制御機素
21は、注入口23を有する壁部材24と、注入口23
を密封する栓部材25と、上壁部材26と、壁部材24
と上壁部材26との端部で外周縁を溶接したダイヤフラ
ム27と、壁部材24とダイヤフラム27とで形成した
収容室28と、収容室28に密封した膨脹媒体29と、
排気弁口18を開閉するようにダイヤフラム27に連結
した排気弁体30と、壁部材24に固着したストッパ―
31とから成る。膨脹媒体29は、水、水よりも沸点の
低い液体、或いはそれらの混合物で形成する。バイメタ
ル22は中央開口を栓部材25に溶接する。
2が浮上して弁口9を開口するので、復水は立上がり通
路11を経て出口6へ排出される。復水が排出されて弁
室4内の液位が低下するとフロ―ト12も降下して弁口
9を閉口し、蒸気の漏洩を防止する。弁室4内の温度が
低下すると、膨脹媒体29が液体化して体積が減少する
ので、ダイヤフラム27が入口側5の流体圧力によって
下方へ押し下げられ、排気弁体30が排気弁口18を開
口し、低温流体が排気通路20を経て出口6へ排出され
る。また始動時等のように弁室4内の温度がより低温で
ある場合は、バイメタル22が、図示のように下に凸状
に変形して、排気弁体30を排気弁口18から離間せし
め、多量の空気や復水の素早い排出を可能とする。低温
流体の排出によって弁室4内の温度が高くなってくる
と、バイメタル22が上に凸状に変形し、排気弁体30
を排気弁口18方向に変位せしめる。そして膨脹媒体2
9の膨脹によってダイヤフラム27が上方に変位し、排
気弁体30が排気弁口18を閉口し、蒸気の漏洩を防止
する。
記のように本発明によれば、排気弁が開弁遅れを生じる
ことがないので、蒸気使用機器の運転効率が低下するこ
とがなく、またウォ―タ・ハンマを起こすこともない。
また、低温流体を素早く排出できるので、初期立上げ時
間を短縮することができる。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室を出口に連通する弁口を弁室下部に形成し、弁
室内に配したフロ―トで弁口を開閉すると共に、弁室を
出口に連通する排気弁口を弁室上部に形成し、排気弁口
を開閉する排気弁を弁室上部に配置したものにおいて、
排気弁が、壁部材と、壁部材に外周縁を固着したダイヤ
フラムと、ダイヤフラムと壁部材との間に封入され被制
御流体の温度に従って体積変化してダイヤフラムを変位
せしめる膨脹媒体と、ダイヤフラムに連結され排気弁口
を開閉する排気弁体とから成る温度制御機素、及び温度
制御機素に連結され被制御流体の温度に従って変形し低
温時に排気弁体を排気弁口から離間せしめるバイメタル
とから成ることを特徴とするフロ―ト式スチ―ムトラッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5281712A JP3030530B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5281712A JP3030530B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07113495A true JPH07113495A (ja) | 1995-05-02 |
JP3030530B2 JP3030530B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=17642938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5281712A Expired - Fee Related JP3030530B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030530B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349036A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
JP2007107642A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Tlv Co Ltd | 配管ジョイント付スチームトラップ |
JP2009144824A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
CN113819390A (zh) * | 2021-11-22 | 2021-12-21 | 艾肯(江苏)工业技术有限公司 | 一种排量自动调节式防阻塞疏水阀 |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP5281712A patent/JP3030530B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006349036A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
JP2007107642A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Tlv Co Ltd | 配管ジョイント付スチームトラップ |
JP2009144824A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
CN113819390A (zh) * | 2021-11-22 | 2021-12-21 | 艾肯(江苏)工业技术有限公司 | 一种排量自动调节式防阻塞疏水阀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3030530B2 (ja) | 2000-04-10 |
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