JPH082559Y2 - フリーフロート式ドレントラップ - Google Patents
フリーフロート式ドレントラップInfo
- Publication number
- JPH082559Y2 JPH082559Y2 JP1990085159U JP8515990U JPH082559Y2 JP H082559 Y2 JPH082559 Y2 JP H082559Y2 JP 1990085159 U JP1990085159 U JP 1990085159U JP 8515990 U JP8515990 U JP 8515990U JP H082559 Y2 JPH082559 Y2 JP H082559Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- valve
- seat
- valve chamber
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Float Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は弁室内に自由状態で収容したフロートで弁孔
を直接開閉し、蒸気や圧縮空気やガス配管系に発生する
ドレンを自動的に排出するフリーフロート式ドレントラ
ップに関し、特に、フロートを案内保持するフロート座
の構造に関する。
を直接開閉し、蒸気や圧縮空気やガス配管系に発生する
ドレンを自動的に排出するフリーフロート式ドレントラ
ップに関し、特に、フロートを案内保持するフロート座
の構造に関する。
〈従来の技術〉 従来のフリーフロート式ドレントラップは、弁ケーシ
ングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通す
る弁孔を開けた弁座を弁室の下部側方に突出せしめて形
成し、弁座に離着座して弁孔を開閉するシール部を外表
面に設けたフロートを弁室内に自由状態で収容したもの
である。このトラップにおいては、フロートを自由状態
で収容しているので、フロートを弁座に案内し、弁孔を
塞ぐ降下位置で保持するフロート座を必要とする。
ングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通す
る弁孔を開けた弁座を弁室の下部側方に突出せしめて形
成し、弁座に離着座して弁孔を開閉するシール部を外表
面に設けたフロートを弁室内に自由状態で収容したもの
である。このトラップにおいては、フロートを自由状態
で収容しているので、フロートを弁座に案内し、弁孔を
塞ぐ降下位置で保持するフロート座を必要とする。
〈本考案が解決しようとする課題〉 フロート座はフロートを弁座に案内し弁孔を完全に閉
じる位置で保持できるように精密に作られるが、弁室内
にはドレンと共にゴミやスケール等の異物も混在して流
入してくるので、この異物がフロート座に付着する場合
がある。ドレンの排出によって降下してきたフロートが
フロート座に当接したときに両者の間に異物があると、
異物を挟み込んだ状態でフロートは弁座に当接し、弁孔
を完全に閉じることができなくなる。
じる位置で保持できるように精密に作られるが、弁室内
にはドレンと共にゴミやスケール等の異物も混在して流
入してくるので、この異物がフロート座に付着する場合
がある。ドレンの排出によって降下してきたフロートが
フロート座に当接したときに両者の間に異物があると、
異物を挟み込んだ状態でフロートは弁座に当接し、弁孔
を完全に閉じることができなくなる。
従って、本考案の技術的課題は、フロートとフロート
座の間に異物を挟んだ状態で、フロートが弁座に着座し
ないようにすることである。
座の間に異物を挟んだ状態で、フロートが弁座に着座し
ないようにすることである。
〈課題を解決するための手段〉 上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技
術的手段は、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室と出口を連通する弁孔を開けた弁座を弁室の下
部側方に突出せしめて形成し、弁座に離着座して弁孔を
開閉するシール部を外表面に設けたフロートを弁室内に
自由状態で収容し、フロートを弁座に案内し弁孔を塞ぐ
降下位置で保持するフロート座を弁室に形成したものに
おいて、フロート座の上面に弁孔の軸に対して直角方向
の溝を形成したものである。
術的手段は、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室と出口を連通する弁孔を開けた弁座を弁室の下
部側方に突出せしめて形成し、弁座に離着座して弁孔を
開閉するシール部を外表面に設けたフロートを弁室内に
自由状態で収容し、フロートを弁座に案内し弁孔を塞ぐ
降下位置で保持するフロート座を弁室に形成したものに
おいて、フロート座の上面に弁孔の軸に対して直角方向
の溝を形成したものである。
〈作用〉 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
降下してきたフロートとフロート座の間に異物を挟み
込んだ場合、フロートが弁座に当接する位置まで変位す
るときに、フロート座の上面には弁孔の軸に対して直角
方向の溝を形成しているので、異物は溝の角に当たって
溝に落ちる。従って、フロートとフロート座の間に異物
を挟んだ状態で、フロートが弁座に着座することがな
い。
込んだ場合、フロートが弁座に当接する位置まで変位す
るときに、フロート座の上面には弁孔の軸に対して直角
方向の溝を形成しているので、異物は溝の角に当たって
溝に落ちる。従って、フロートとフロート座の間に異物
を挟んだ状態で、フロートが弁座に着座することがな
い。
〈実施例〉 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する
（第１図参照）。
（第１図参照）。
本実施例は蒸気配管系に発生するドレンを自動的に排
出するドレントラップに適用したものである。
出するドレントラップに適用したものである。
本体１に蓋２をボルト３で締結して内部に弁室４を有
する弁ケーシングを形成する。本体１と蓋２の間にはガ
スケット５を介在せしめて両者の気密を保つ。
する弁ケーシングを形成する。本体１と蓋２の間にはガ
スケット５を介在せしめて両者の気密を保つ。
本体１の上部に入口６を、下部に出口７を形成する。
入口６と出口７は水平方向に開口し、それぞれ配管用の
雌ねじを形成している。入口６は弁室４の上部に小孔2
0,21を介して連通し、蒸気使用機器（図示せず）等に接
続して、ドレンを弁室４内に導入する。
入口６と出口７は水平方向に開口し、それぞれ配管用の
雌ねじを形成している。入口６は弁室４の上部に小孔2
0,21を介して連通し、蒸気使用機器（図示せず）等に接
続して、ドレンを弁室４内に導入する。
本体１の下部に弁孔10を有する弁座11をガスケット12
を介してねじ結合する。弁孔10は弁室４と出口７を連通
し、弁室４のドレンを出口７に導き出す。
を介してねじ結合する。弁孔10は弁室４と出口７を連通
し、弁室４のドレンを出口７に導き出す。
弁室４にステンレス鋼薄板で作った中空の球形フロー
ト８を自由状態で収容する。フロート８は弁室４に溜る
復水に浮き、液面と共に浮上降下する。
ト８を自由状態で収容する。フロート８は弁室４に溜る
復水に浮き、液面と共に浮上降下する。
弁室４の底面に弁孔10の軸心と平行に形成したフロー
ト座13を取り付ける。フロート座13は異物が付着しにく
いように弗素樹脂で作る。フロート座13の上面には弁孔
10の軸心と直角方向に溝14を形成する。本実施例では溝
14を４本形成している。
ト座13を取り付ける。フロート座13は異物が付着しにく
いように弗素樹脂で作る。フロート座13の上面には弁孔
10の軸心と直角方向に溝14を形成する。本実施例では溝
14を４本形成している。
参照番号15はバイメタル片で、ビス16,17で本体１に
取付け、低温時に変形してフロート８を弁座11から離座
せしめて弁孔10を開き、高温時に収縮して（第１図に示
す状態）フロート８に関与しなくなる。
取付け、低温時に変形してフロート８を弁座11から離座
せしめて弁孔10を開き、高温時に収縮して（第１図に示
す状態）フロート８に関与しなくなる。
上記スチームトラップの作動は次の通りである。入口
６は蒸気使用機器等のドレン発生箇所に接続する。ドレ
ンと蒸気が弁室４に流入し、ドレンが下部に蒸気が上部
に分離して溜る。ドレンによりフロート８が浮上して弁
孔10を開き、ドレンを出口７に排出する。排出により水
位が下がるとフロート８は降下してフロート座13に当接
し、弁座11方向に案内される。このとき、フロート８と
フロート座の間に挟まった異物はフロート座13に形成し
た溝14の角に当たって溝に落ちる。そしてフロート８は
弁座11に当接し弁孔10を完全に塞いでドレンの流出を止
める。
６は蒸気使用機器等のドレン発生箇所に接続する。ドレ
ンと蒸気が弁室４に流入し、ドレンが下部に蒸気が上部
に分離して溜る。ドレンによりフロート８が浮上して弁
孔10を開き、ドレンを出口７に排出する。排出により水
位が下がるとフロート８は降下してフロート座13に当接
し、弁座11方向に案内される。このとき、フロート８と
フロート座の間に挟まった異物はフロート座13に形成し
た溝14の角に当たって溝に落ちる。そしてフロート８は
弁座11に当接し弁孔10を完全に塞いでドレンの流出を止
める。
〈考案の効果〉 本考案は下記の特有の効果を生じる。
上記のように本考案によれば、フロートが弁座に当接
した位置では、異物は溝に落ちてフロートとフロート座
の間に挟み込まれることがないので、フロートは弁孔を
完全に閉じることができる。従って、蒸気漏れを生じる
ことがない。
した位置では、異物は溝に落ちてフロートとフロート座
の間に挟み込まれることがないので、フロートは弁孔を
完全に閉じることができる。従って、蒸気漏れを生じる
ことがない。
また、異物が付着した状態でフロートが浮上降下する
ことも少なくなるので、フロートと弁座の間に異物が噛
み込むことも少なくなる。
ことも少なくなるので、フロートと弁座の間に異物が噛
み込むことも少なくなる。
第１図は本考案の実施例のフリーフロート式ドレントラ
ップの断面図である。 1:本体、2:蓋 4:弁室、6:入口 7:出口、8:フロート 10:弁孔、11:弁座 13:フロート座、14:溝
ップの断面図である。 1:本体、2:蓋 4:弁室、6:入口 7:出口、8:フロート 10:弁孔、11:弁座 13:フロート座、14:溝
Claims (1)
- 【請求項１】弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室と出口を連通する弁孔を開けた弁座を弁室の下
部側方に突出せしめて形成し、弁座に離着座して弁孔を
開閉するシール部を外表面に設けたフロートを弁室内に
自由状態で収容し、フロートを弁座に案内し弁孔を塞ぐ
降下位置で保持するフロート座を弁室に形成したものに
おいて、フロート座の上面に弁孔の軸に対して直角方向
の溝を形成したフリーフロート式ドレントラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990085159U JPH082559Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | フリーフロート式ドレントラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990085159U JPH082559Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | フリーフロート式ドレントラップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0442996U JPH0442996U (ja) | 1992-04-13 |
| JPH082559Y2 true JPH082559Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31634130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990085159U Expired - Lifetime JPH082559Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | フリーフロート式ドレントラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082559Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6077834B2 (ja) * | 2012-11-13 | 2017-02-08 | 株式会社テイエルブイ | フロート式ドレントラップ |
| MX2023007377A (es) | 2020-12-25 | 2023-07-04 | Tlv Co Ltd | Dispositivo de valvula. |
| WO2022137937A1 (ja) * | 2020-12-25 | 2022-06-30 | 株式会社テイエルブイ | 弁装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63130997A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-03 | 株式会社 テイエルブイ | スチ−ムトラツプ |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP1990085159U patent/JPH082559Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0442996U (ja) | 1992-04-13 |
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