JP3444564B2 - フロ―ト式トラップ - Google Patents
フロ―ト式トラップInfo
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Description
利用して弁口を開閉し、蒸気や圧縮空気配管系で発生す
る復水を自動的に排出するフロ―ト式トラップに関し、
特に始動時に溜っている多量の復水を短時間に排出でき
る機能を有するものに関する。復水を自動的に排出する
トラップにおいては、通常運転時に発生する復水は少量
であるので小さな排出能力のものでよいが、始動時には
多量の復水が溜っているので大きな排出能力を発揮でき
るものが要求される。 【0002】 【従来の技術】始動時及び通常運転時においても比較的
大きな排出能力を発揮できる多量用のフロ―ト式トラッ
プとして、例えば特公昭60−600号公報に示された
ものがある。当該公報から理解されるように、弁ケ―シ
ングで入口と弁室と出口を形成し、弁室に開口する大口
径の主弁口と小口径の副弁口を出口に通じる同一の出口
通路に連結し、主弁口を開閉する主フロ―トと副弁口を
開閉する副フロ―トを弁室内に配置し、副弁口は入口と
出口の圧力差が大きなときでも副フロ―トが独力で開閉
できる大きさに形成し、主弁口は入口と出口の圧力差が
大きなときでも副弁口からの排水による出口通路の圧力
上昇を利用できる分だけ大きく形成したものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、入
口と出口の圧力差が小さな始動時のみならず入口と出口
の圧力差が大きな通常運転時においても主フロ―トで開
閉できる大きさに主弁口を形成したものであるので、主
弁口をさほど大きくすることができなかった。また、副
弁口からの排水によって出口通路の圧力を上昇せしめる
ものであるので、出口通路での排出抵抗の増大によっ
て、主弁口を大きく形成したにもかかわらず、排出能力
がさほど大きくならなかった。そのため、始動時に溜っ
ている多量の復水排出に未だ長時間を要し、改良の余地
を残すものであった。 【0004】従って、本発明の技術的課題は、始動時に
溜っている多量の復水を短時間に排出できるフロ―ト式
トラップを提供することである。 【0005】 【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
る為に講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シングで入
口と弁室と出口を形成し、弁室を出口に連通する大口径
の主弁口を弁室底部に形成し、主弁口を開閉する主フロ
―トを弁室内に上下方向に案内して配置し、主フロ―ト
に上下に貫通した小口径の副弁口を形成し、副弁口を開
閉する副フロ―トを主フロ―トの上方の弁室内に上下方
向に案内して配置し、主弁口は入口と出口の圧力差が小
さなときに主フロ―トが独力で開閉できる大きさに形成
し、副弁口は入口と出口の圧力差が大きなときでも副フ
ロ―トが独力で開閉できる大きさに形成したことを特徴
とするものである。 【0006】 【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
主弁口は、入口と出口の圧力差が小さなときに主フロ―
トが独力で開閉できる大きさであるので、大きく形成す
ることが可能となる。また副弁口からの排水によって出
口通路の圧力を上昇せしめるものでないので、排出流量
が低下することもない。そのため、始動時に溜っている
多量の復水を短時間に排出することが可能となる。 【0007】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する。本体1に底蓋2をねじ結合して、内部に弁室3
を有する弁ケ―シングを形成する。本体1の上端に入口
4を形成し、底蓋2の下端に出口5を形成する。入口4
と出口5は同一軸上に形成する。出口5の弁室3側開口
端に大口径の主弁口6を形成する。主弁口6は入口4と
出口5の軸上に形成し、流路抵抗が増加しないように出
口5に直結する。 【0008】主弁口6の上方に主弁口6を開閉する楕円
形状の主フロ―ト7を配置する。主フロ―ト7に上下に
貫通する小口径の副弁口8を形成する。主フロ―ト7の
上方に副弁口8を開閉する球形状の副フロ―ト9を配置
する。主弁口6は、入口4と出口5の圧力差が小さな始
動時に主フロ―ト7が独力で開閉できる大きさに形成
し、副弁口8は、入口4と出口5の圧力差が小さな始動
時及び入口4と出口5の圧力差が大きな通常運転時に副
フロ―ト9が独力で開閉できる大きさに形成する。主フ
ロ―ト7と副フロ―ト9を上下方向に案内するリブ10
を本体1の内周壁に形成する。参照番号11は、副フロ
―ト9が入口4の弁室3側開口端を塞がないようにする
ためのリブである。 【0009】入口と出口の圧力差が小さな始動時におい
て、多量の復水が弁室3内に流入してくる。すると副フ
ロ―ト9及び主フロ―ト7は浮上し、大口径の主弁口6
を開口する。これによって、多量の復水を短時間に排出
する。入口4と出口5の圧力差が通常運転時のように大
きくなり復水の排出が完了すると、副フロ―ト9及び主
フロ―ト7は降下し、小口径の副弁口8及び大口径の主
弁口6を閉口する。そして通常運転時において、主フロ
―ト7は大口径の副弁口8を閉口した状態を維持し、弁
室3への復水流入に応じて、副フロ―ト9が浮上して副
弁口8を開口する。 【0010】 【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によるフロ―ト式トラップは、始動時
に溜っている多量の復水を短時間に排出できるので、蒸
気や圧縮空気配管系の立上げ時間を短縮することができ
る。また、大口径の主弁口は始動時のみ開口し頻繁に開
閉するものでないので、弁部の摩耗を防止でき、多量の
蒸気漏洩を生じることがない。
る。 【符号の説明】 1 本体 2 底蓋 3 弁室 4 入口 5 出口 6 主弁口 7 主フロ―ト 8 副弁口 9 副フロ―ト 10 リブ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室を出口に連通する大口径の主弁口を弁室底部に
形成し、主弁口を開閉する主フロ―トを弁室内に上下方
向に案内して配置し、主フロ―トに上下に貫通した小口
径の副弁口を形成し、副弁口を開閉する副フロ―トを主
フロ―トの上方の弁室内に上下方向に案内して配置し、
主弁口は入口と出口の圧力差が小さなときに主フロ―ト
が独力で開閉できる大きさに形成し、副弁口は入口と出
口の圧力差が大きなときでも副フロ―トが独力で開閉で
きる大きさに形成したことを特徴とするフロ―ト式トラ
ップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11367995A JP3444564B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | フロ―ト式トラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11367995A JP3444564B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | フロ―ト式トラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285188A JPH08285188A (ja) | 1996-11-01 |
JP3444564B2 true JP3444564B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=14618430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11367995A Expired - Fee Related JP3444564B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | フロ―ト式トラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3444564B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4494929B2 (ja) * | 2004-10-15 | 2010-06-30 | 株式会社テイエルブイ | フロート式スチームトラップ |
JP5684504B2 (ja) * | 2010-07-15 | 2015-03-11 | 株式会社テイエルブイ | フロート式トラップ |
JP6424040B2 (ja) * | 2014-08-05 | 2018-11-14 | 株式会社テイエルブイ | フロート弁 |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP11367995A patent/JP3444564B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08285188A (ja) | 1996-11-01 |
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