JP6424040B2 - フロート弁 - Google Patents

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本発明は、主フロートと補助フロートを備えたフロート弁に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、排出口を開閉する主フロートと、該主フロートの開動作(排出口を開く動作)を補助する補助フロート(従フロート)とを備えたフロート弁が知られている。このフロート弁では、弁室において補助フロートが主フロートの下方のやや側方に配置されており、弁室の液位の上昇に伴い補助フロートが上昇して主フロートに接する。そして、補助フロートの浮力が主フロートに作用し、主フロートは自身の浮力と補助フロートの浮力とによって開動作を行う。こうして、主フロートの開動作が補助フロートによって補助される。つまり、上記フロート弁では、主フロートの開動作に必要な浮力を補助フロートによって稼ぐことができる。これにより、フロート単体を大きくしなくても、大きい口径の排出口を開閉させることが可能である。よって、フロート弁全体をそれほど大型化させることなく、液体の排出量を増大させることができる。
特開2002−310399号公報
ところで、上述したようなフロート弁において、補助フロートの浮力をさらに得ようとした場合、補助フロートを主フロートの略真下に配置し、且つ、補助フロートを大きくすることが考えられる。補助フロートを主フロートの略真下に配置することで、フロート弁全体を左右方向に大きくすることなく、補助フロートの浮力を増大させることが可能である。
しかしながら、上述のように構成した場合、主フロートは排出口を閉じる位置で補助フロートの上に着座することになるため、主フロートの開閉動作が不安定になるという問題がある。即ち、補助フロートは液体に自由状態で配置されるため挙動が不安定となり、その不安定な補助フロートの上に着座する主フロートも挙動が不安定となる。このため、主フロートの開閉動作が不安定となり、確実に排出口を開閉することが困難となってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、主フロートが補助フロートの上に着座するフロート弁において、主フロートの開閉動作を安定させることにある。
本発明は、弁室と該弁室の排出口とを有するケーシングと、上記弁室に自由状態で配置され、上記排出口を開閉する球形の主フロートと、上記弁室において上記主フロートの下方に配置され、上記主フロートが着座する上面を有する補助フロートとを備えたフロート弁を前提としている。そして、上記補助フロートの上面は、上記排出口側へ向かうに従って下方に傾斜し、上記主フロートを上記排出口を閉じる位置に誘導する傾斜面に形成されている。また、上記弁室には、上記補助フロートの上下動のみを許容する該補助フロートの規制部が設けられている。
以上のように、本発明によれば、補助フロートの上面を、排出口側へ向かうに従って下方に傾斜し、主フロートを排出口を閉じる位置に誘導する傾斜面に形成するようにしたため、補助フロートの上面に着座した主フロートを排出口へ移動させることができる。しかも、補助フロートの上下動のみを許容する規制部を設けるようにしたため、補助フロートの回転動作および水平移動を阻止することができる。これにより、補助フロートの上面を、排出口側へ向かうに従って下方に傾斜する状態に常に維持することができる。そのため、補助フロートの上面に着座した主フロートを確実に排出口まで誘導することができる。その結果、排出口を主フロートによって確実に閉じることができるので、主フロートの開閉動作を安定させることができる。
図1は、実施形態に係るフロート弁の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態のフロート弁1は、例えば蒸気システムに設けられ、該蒸気システムで蒸気の凝縮によって発生したドレン(復水)を自動的に排出する大容量のスチームトラップ(フロート式スチームトラップ)である。図1に示すように、フロート弁1は、密閉容器であるケーシング10と、主フロート20と、補助フロート30とを備えている。
ケーシング10は、本体部11に蓋部12がボルトで締結されてなり、内部に弁室13が形成されている。ケーシング10は、ドレンの流入通路14および排出通路15を有している。弁室13は、上下方向に長い縦長に形成されている。流入通路14は、弁室13の上部に連通し、ドレンが概ね水平方向に流入する。弁室13には、弁座16が設けられている。
具体的に、弁座16は、本体部11において弁室13を形成する側壁11bに設けられている。弁座16は、側壁11bの上下方向における略中央に設けられている。弁座16は、環状に形成され、その貫通孔が排出口17となっている。側壁11bは本体部11において弁室13と排出通路15とを仕切る壁であり、弁室13と排出通路15とは排出口17によって連通している。また、排出口17は、弁室13に対し斜め上方に向かって開口している。言い換えると、排出口17は、排出通路15に対し斜め下方に向かって開口している。
主フロート20は、中空球形に形成され、弁室13に自由状態で配置されている。主フロート20は、弁室13のドレンの液位に従って上昇下降し、弁座16の弁室13側端面に離着座することによって排出口17を開閉する。この主フロート20の開閉動作により、流入通路14から弁室13に流入したドレンが排出口17から排出通路15に排出され、その後、外部に流出する。
補助フロート30は、略四角柱に形成され、弁室13において主フロート20の下方(真下)に配置されている。補助フロート30は、柱軸が上下方向に延びる状態で配置されている。補助フロート30は、側面31が鉛直な面であり、下面33が水平な面である。弁室13の下部(本体部11において弁室13を形成する底壁11c)には、補助フロート30の下面33に接して補助フロート30の下降位置を規制するフロート座18が形成されている。なお、補助フロート30は、上述した四角柱に限らず、三角柱や五角柱以上の多角柱に形成されていてもよい。
そして、補助フロート30の上面32は、側壁11b(排出口17)へ向かうに従って下方に傾斜する平滑な傾斜面となっており、主フロート20のフロート座面を構成している。つまり、補助フロート30は、主フロート20に接して主フロート20の下降位置を規制するフロート座を構成している。また、補助フロート30の上面32は、弁座16の中心軸Cと平行になるように形成されている。つまり、補助フロート30の上面32は、主フロート20が弁座16に着座する位置(即ち、排出口17を閉じる位置)へ主フロート20を誘導するガイド面となっている。なお、主フロート20が弁座16に着座した状態では、主フロート20の球心Pは弁座16の中心軸C上に位置する。
また、弁室13には、補助フロート30の動作(挙動)を規制する規制部19が設けられている。具体的に、規制部19は、補助フロート30の上下動の動作のみを許容し、回転および水平移動の動作を阻止するように構成されている。規制部19は、弁室13を形成する側壁11a,11bの内面に形成されたリブである。リブは、側壁11a,11bから突出して形成され、上下方向に延びる棒状に形成されている。リブは、補助フロート30の各側面31(4つの側面31)に沿って延びており、4つ設けられている。つまり、図1では示していないが、図の奥側と手前側にも1つずつリブが設けられている。
〈開閉動作〉
上記フロート弁1の開閉動作について説明する。ドレンが流入通路14から弁室13に流入し、弁室13のドレン液位が上昇すると、先ず補助フロート30に浮力が発生する。補助フロート30は上面32が主フロート20に接しているので、補助フロート30の浮力は主フロート20に作用する。この状態では、未だ主フロート20は弁座16から離座せず着座したままである。さらに弁室13のドレン液位が上昇すると、主フロート20に浮力が発生し、その結果、主フロート20は自身の浮力と補助フロート30の浮力とが作用する。これにより、主フロート20と補助フロート30が共に上昇し、主フロート20が弁座16から離座する。こうして、主フロート20の開動作が行われて排出口17が開く。排出口17が開くと、弁室13のドレンが排出口17から排出通路15に排出され、その後、外部に流出する。
このように、主フロート20の開動作では、補助フロート30の浮力が補助浮力として主フロート20に加わる。つまり、主フロート20の開動作が補助フロート30によって補助される。これにより、主フロート20の開動作に必要な浮力を補助フロートによって稼ぐことができる。
ドレンの排出によって弁室13のドレン液位が低下すると、主フロート20および補助フロート30は共に下降する。そして、補助フロート30は、下面33がフロート座18に接して止まる。ここで、補助フロート30は、上昇する際も下降する際も、規制部19(リブ)によって上下動のみが許容されているため、回転動作および水平移動を行わずに上昇下降する。これにより、補助フロート30は、上面32の傾きが図1に示す状態(即ち、弁座16へ向かうに従って下方に傾斜する状態)のまま上昇下降する。つまり、補助フロート30は、上面32の傾きが図1に示す状態で常に維持されるように、規制部19によって動作が規制される。
一方、主フロート20は、下降して補助フロート30の上面32に接する。このとき、主フロート20が弁座16から離れた位置で補助フロート30の上面32に接した場合、主フロート20は補助フロート30の上面32の傾きに沿って転がる。ここで、補助フロート30の上面32の傾きは図1に示す状態になっているので、主フロート20は確実に弁座16へ向かって転がる。そして、主フロート20は弁座16に着座する。こうして、主フロート20の閉動作が行われて排出口17が閉じられる。排出口17が閉じられることで、蒸気の漏洩が防止される。
以上より、本実施形態のフロート弁1によれば、補助フロート30の浮力を補助浮力として主フロート20に作用させるようにしたので、主フロート20の開動作に必要な浮力を稼ぐことができる。これにより、主フロート20を大きくしなくても、排出口17の口径を大きくすることが可能である。よって、フロート弁1全体をそれほど大型化させることなく、ドレン(液体)の排出量を増大させることができる。
また、本実施形態のフロート弁1では、補助フロート30を主フロート20の下方(略真下)に配するようにしたため、フロート弁1全体を水平方向(左右方向)に大きくすることなく、補助フロート30を大きくすることができる。これにより、補助フロート30の浮力を増大させることができ、そのため、主フロート20の開動作に必要な浮力をより一層稼ぐことができる。
そして、本実施形態のフロート弁1によれば、補助フロート30の上面32を、排出口17側へ向かうに従って下方に傾斜し、主フロート20を排出口17を閉じる位置に誘導する傾斜面に形成するようにした。そのため、補助フロート30を主フロート20の下方に配置して該主フロート20を補助フロート30の上面32に着座させる構成にした場合でも、補助フロート30の上面32に着座した主フロート20を排出口17へ移動させることができる。
さらに、補助フロート30の上下動のみを許容する規制部19を設けるようにしたため、補助フロート30の回転動作および水平移動を阻止することができる。これにより、補助フロート30の上面32を、排出口17側へ向かうに従って下方に傾斜する状態に常に維持することが可能である。そのため、補助フロート30の上面32に着座した主フロート20を確実に排出口17まで誘導することができる。その結果、排出口17を主フロート20によって確実に閉じることができるので、主フロート20の開閉動作を安定させることができる。よって、信頼性の高い大容量型のフロート弁1を提供することが可能である。
本発明は、補助フロートの浮力を主フロートに作用させて主フロートの開動作を補助するフロート弁について有用である。
1 フロート弁
10 ケーシング
11a 側壁
11b 側壁
13 弁室
17 排出口
19 規制部
20 主フロート
30 補助フロート
32 上面

Claims (2)

  1. 弁室と該弁室の排出口とを有するケーシングと、上記弁室に自由状態で配置され、上記排出口を開閉する球形の主フロートと、上記弁室において上記主フロートの下方に配置され、上記主フロートが着座する上面を有する補助フロートとを備えたフロート弁であって、
    上記排出口は、上記弁室を形成する側壁に設けられ、
    上記補助フロートの上面は、上記排出口側へ向かうに従って下方に傾斜し、上記主フロートを上記排出口を閉じる位置に誘導する傾斜面に形成され、
    上記弁室には、上記補助フロートの上下動のみを許容する該補助フロートの規制部が設けられていることを特徴とするフロート弁。
  2. 請求項1に記載のフロート弁において、
    上記補助フロートは、柱軸が上下方向に延びる三角柱または多角柱に形成され、
    上記規制部は、上記弁室を形成する側壁に形成され、上記補助フロートの各側面に沿って上下方向に延びるリブであることを特徴とするフロート弁。
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