JP2002340287A - フロート弁 - Google Patents

フロート弁

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JP2002340287A
JP2002340287A JP2001144169A JP2001144169A JP2002340287A JP 2002340287 A JP2002340287 A JP 2002340287A JP 2001144169 A JP2001144169 A JP 2001144169A JP 2001144169 A JP2001144169 A JP 2001144169A JP 2002340287 A JP2002340287 A JP 2002340287A
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JP
Japan
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float
valve
displaced
valve chamber
small
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Pending
Application number
JP2001144169A
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English (en)
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John Walter
ウォルター ジョン
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーを使用することなく、大きな弁孔を開
孔して比較的多くの流体を排出することができると共
に、フロート弁全体の形状が大型化することのないフロ
ート弁を提供する。 【解決手段】 弁室5と出口6を連通する複数の弁孔
8,9を弁座10,11に形成する。複数の弁孔8,9
に対抗して先に変位すべく小フロート19と、後に変位
すべくフロート17をそれぞれ自由状態で配置する。弁
室内の液位の上昇によってまず小フロート19が変位す
る。続いてフロート17が開弁する場合、小フロート2
1の浮力が、回転補助モーメントとして作用することに
よって、フロート17の開弁を補助する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体と液体の比重
差を利用してフロートの外表面で弁孔を直接開閉し、気
液混合系から一方の流体を自動的に排出するフロート弁
に関する。
【0002】フロート弁としては、蒸気配管系に発生す
る復水を自動的に排出するスチームトラップ、圧縮空気
配管系に発生する凝縮水を自動的に排出するエアートラ
ップ、ガス配管系に発生する凝縮水を自動的に排出する
ガストラップ、油配管系に混在する水を自動的に排出す
るオイルトラップ、及び、水配管系に混在する空気を自
動的に排出するエアーベント等がある。
【0003】
【従来の技術】従来のフロート弁としては、例えば、特
開昭55−103199号公報に示されたものがある。
ここに示されたものは、入口と出口を有するケーシング
内に弁室を形成し、弁室と出口を連通する弁孔を有する
弁座を複数設け、弁孔の弁室側端部に接する部分を球面
状に形成した複数のフロートを弁室内に自由状態で配置
して、複数のフロートの球面状の外表面で弁孔を直接開
閉弁すると共に、複数のフロートの内、先に変位したフ
ロートに働く浮力をレバーによって拡大して後に変位す
るフロートに作用させるものであり、大きな弁孔を開孔
して多量の流体を外部に排出することができるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフロート弁
では、浮力の拡大のためのレバーを使用しているため
に、フロート弁全体の形状が大型化する問題があった。
【0005】従って、本発明の課題は、レバーを使用す
ることなく、比較的多くの流体を排出することができる
と共に、フロート弁全体の形状も小型化することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、入口と出口を有するケーシ
ング内に弁室を形成し、弁室と出口を連通する弁孔を有
する弁座を複数設け、弁孔の弁室側端部に接する部分を
球面状に形成した複数のフロートを弁室内に自由状態で
配置して、複数のフロートの球面状の外表面で弁孔を直
接開閉弁すると共に、複数のフロートの内、先に変位し
たフロートに働く浮力を拡大して後に変位するフロート
に作用させるものにおいて、弁室内の液位によって上昇
して後に変位すべくフロートの外表面に接する先に変位
すべくフロートを弁室内に配置して、先に変位すべくフ
ロートの浮力で後に変位すべくフロートの開弁を補助す
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、後に変位すべくフロー
トの外表面に接する先に変位すべくフロートを配置し
て、後に変位すべくフロートの径が従来技術のレバーに
相当することにより、レバーを使用することなく、より
大きな弁孔を開閉弁することができ、且つ、フロート弁
全体の形状を小型化することができる。
【0008】
【実施例】本実施例はフロート弁として、蒸気配管系に
発生する凝縮水としての復水を自動的に外部へ排出する
スチームトラップの1つである、フリーフロート式スチ
ームトラップに適用したものである。
【0009】図1において、本体1と蓋部材2で弁ケー
シングを形成する。弁ケーシングの内部は仕切壁3で、
入口4の連通する弁室5と出口6の連通する出口通路7
に隔てる。入口4は弁室5の上部に開口する。弁室5の
下部に弁孔8,9を設けた複数の弁座10,11を、本
体1に取り付けてそれぞれ保持プラグ12,13で固定
する。
【0010】弁座10の側部には貫通孔14を設け、弁
座11にも貫通孔15,16を設けて、弁室5と弁孔
8,9を出口通路7に連通する。尚、弁座10,11や
保持プラグ12,13、及び、蓋部材2には、図示はし
ていないが気密性を維持するためのガスケットをそれぞ
れ組み付ける。
【0011】弁室5内に中空球形のステンレス製の後に
変位すべくフロート17を自由状態で配置する。フロー
ト17は、弁室5に溜まる復水の液位に従って浮上降下
し、その外表面で弁孔9の弁室5側端部を開閉する。本
体1の底壁には、フロート17の降下位置を規定するフ
ロート座18を形成する。
【0012】フロート座18の入口4側で、且つ、弁室
5の下方部に、中空球形の先に変位すべくフロート19
を、上下動及び回動自在に配置する。フロート19の直
径は、フロート17の直径よりも小さくすることによっ
て、フロート弁全体の形状を小さくすることができる。
【0013】小フロート19が上下動及び回動自在に、
弁室5内の液位によって浮上降下できるように、本体1
の弁室5内に小フロートガイド部20を設ける。小フロ
ートガイド部20は、小フロート19の図面奥に一枚の
ガイド部20を設けると共に、小フロート19の図面手
前にも図示しない一枚のガイド部を設けることにより、
両者のガイド部間を、小フロート19が回動及び上下動
自在に浮上降下する。
【0014】またガイド部20によって、小フロート1
9は、弁室5の上方へ浮上することを阻止される。図1
において、破線21で示す位置まで小フロート19が浮
上して、フロート17の外表面と接する。小フロート1
9は、本体1に形成した段部22に接触して、それ以上
の浮上を阻止される。一方、本体1の底壁には、小フロ
ート19の降下位置を規定する小フロート座23を形成
する。
【0015】上記フリーフロート式スチームトラップの
作動は次の通りである。蒸気と復水が入口4から弁室5
に流入し、弁室5内の復水液位が上昇すると、まず小フ
ロート19がフロート座23と弁座10から離座して弁
孔8を開孔する。弁室5内の復水は、貫通孔14、1
5,16と出口通路7から出口6へ排出される。
【0016】弁孔8から排出される復水量以上の復水が
入口4から弁室5内に流入してくると、小フロート19
は破線21に示す位置に上昇し、一方、フロート17は
図1に示すように閉弁状態を維持する。更に弁室5内の
液位が上昇すると、フロート17と小フロート21は共
に浮上して、フロート17の外表面が弁孔9を開き、弁
室5内の復水を出口通路7から出口6へ排出する。小フ
ロート21は段部22に接触して浮上及びそれ以上の変
位を阻止される。
【0017】フロート17が弁孔9を開弁開孔する場
合、弁座11の上端部24を回転支点としてフロート1
7がその浮力によって時計まわり方向に回転して上昇し
ようとし、更に、小フロート21が、フロート17の開
弁を補助する。即ち、フロート17が開弁する位置で、
小フロート21の浮力が、補助浮力としてフロート17
に加えられる。この補助浮力は、フロート17の回転支
点24から、それぞれのフロート17,21の接触点2
5までを、腕の長さとする回転モーメントとして作用す
る。
【0018】また、弁孔8が開孔すると出口通路7には
流体圧が発生することにより、弁孔9の弁室5側と出口
通路7側との圧力差が小さくなって、フロート17は弁
座11から離座し易くなる。弁孔9の前後の圧力差が小
さくなることによって、弁孔9の孔径を大きくして、よ
り多くの復水を排出することができる。
【0019】このように小フロート21によってフロー
ト17の開弁を補助することによって、レバーを使用す
ることなく、開弁力を増すことができ、従来の場合より
も小型化することができる。
【0020】復水の排出によって弁室5内の液位が低下
すると、それぞれのフロート17,19は降下して外表
面で弁孔8,9を直接閉じて、蒸気が出口6側に漏洩す
ることを防止する。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明は、小フロートでフ
ロートの開弁を補助することにより、レバーを使用する
ことなく、大きな弁孔を開孔して比較的多くの流体を排
出することができると共に、フロート弁全体の形状が大
型化することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフリーフロート式スチー
ムトラップの断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋部材 4 入口 5 弁室 6 出口 7 出口通路 8,9 弁孔 10,11 弁座 17 フロート 19 小フロート 20 小フロートガイド部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口を有するケーシング内に弁室
    を形成し、弁室と出口を連通する弁孔を有する弁座を複
    数設け、弁孔の弁室側端部に接する部分を球面状に形成
    した複数のフロートを弁室内に自由状態で配置して、複
    数のフロートの球面状の外表面で弁孔を直接開閉弁する
    と共に、複数のフロートの内、先に変位したフロートに
    働く浮力を拡大して後に変位するフロートに作用させる
    ものにおいて、弁室内の液位によって上昇して後に変位
    すべくフロートの外表面に接する先に変位すべくフロー
    トを弁室内に配置して、先に変位すべくフロートの浮力
    で後に変位すべくフロートの開弁を補助することを特徴
    とするフロート弁。
JP2001144169A 2001-05-15 2001-05-15 フロート弁 Pending JP2002340287A (ja)

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