JP2005121085A - 排気弁 - Google Patents

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JP2005121085A JP2003354979A JP2003354979A JP2005121085A JP 2005121085 A JP2005121085 A JP 2005121085A JP 2003354979 A JP2003354979 A JP 2003354979A JP 2003354979 A JP2003354979 A JP 2003354979A JP 2005121085 A JP2005121085 A JP 2005121085A
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剛士 福田
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Abstract

【課題】 低圧から高圧まで開口面積の大きな弁口を開閉できる排気弁を提供する。
【解決手段】 本体1と底蓋2と弁座部材9からなるケーシングで入口4と弁室3と出口11を形成する。弁室3と出口11を連通する上下同一軸上で同一開口面積の上弁口12及び下弁口13を弁座部材9に設ける。下弁口13を開閉する下弁体21を下弁口12の下方の弁室3内に配置し、上弁口12を開閉する上弁体15を上弁口12と下弁口13の間の出口11側に配置する。下弁体21の下面に一体に案内棒22を形成し、案内棒22の下端にフロート14を連結する。上弁体15の下面に一体に下案内棒17を形成する。下弁体21が下弁口13に着座し上弁体15が上弁口12に着座した位置において、下案内棒17の下端面は下弁体21の上端面に当接する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷水や温水等の水配管に取り付けて、水配管内の空気を排出する排気弁に関する。
従来の排気弁は、ケーシングで内部に弁室を形成し、弁室の下部に入口を上部に出口に通じる弁口を設け、弁口を外表面で直接開閉する球形のフロートを弁室内に配置したものであり、入口から弁室に流入する水により弁室の液面が上がるとフロートが浮上して弁口を閉じることにより水の漏出を防止し、入口から弁室に流入する空気により弁室の液面が下がるとフロートが降下して弁口を開くことにより空気を出口に排出する。
上記従来の排気弁においては、排出できる空気量は弁口の開口面積によって決まり、弁口開口面積と弁口前後の圧力差によって作動するために必要なフロートの浮力が決められるのであるが、低圧から高圧まで同じフロートを用いると、低圧では大きな弁口開口面積が得られ、高圧では小さな弁口開口面積とならざるを得ないという問題点があった。
特開平2−271170号公報
解決しようとする課題は、低圧から高圧まで開口面積の大きな弁口を開閉できる排気弁を提供することである。
本発明は、ケーシングで内部に弁室を形成し、弁室の下部に入口を上部に出口を設け、弁室の上部に弁室と出口を連通する上下同一軸上で開口面積の等しい上弁口及び下弁口を設け、上弁口を開閉する上弁体を上弁口と下弁口の間の出口側に配置し、下弁口を開閉する下弁体を下弁口の下方の弁室内に配置し、下弁体の下方の弁室内にフロートを下弁体に連結して配置し、フロートの浮上降下により下弁体で下弁口を開閉すると共に上弁体で上弁口を開閉することを特徴とする。
本発明は、下弁体に作用する流体圧力による閉弁力を上弁体に作用する流体圧力による閉弁力によって打ち消すことができるので、低圧から高圧まで開口面積の大きな弁口を開閉できるという優れた効果を生じる。
本発明の排気弁は、弁室の上部に弁室と出口を連通する上下同一軸上で開口面積の等しい上弁口及び下弁口を設け、上弁口を開閉する上弁体を上弁口と下弁口の間の出口側に配置し、下弁口を開閉する下弁体を下弁口の下方の弁室内に配置し、下弁体の下方の弁室内にフロートを下弁体に連結して配置し、フロートの浮上降下により下弁体で下弁口を開閉すると共に上弁体で上弁口を開閉するものである。そのため、弁室の流体圧力が下弁体には上向きに上弁体には下向きに作用し、出口側の流体圧力が下弁体には下向きに上弁体には上向きに作用し、下弁体に作用する流体圧力による閉弁力を上弁体に作用する流体圧力による閉弁力によって打ち消すことができる。そのため、低圧から高圧まで開口面積の大きな弁口を開閉できる。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。本体1に底蓋2と弁座部材9を夫々ボルト等の締結手段(図示せず)で固着し、内部に弁室3を有するケーシングを形成する。弁室3の下部に連通する入口4を底蓋2に設ける。弁座部材9は本体1の上部側面に開けた弁座部材口8に固着する。弁座部材9にその内部に形成した流出通路10を通して連通する出口11を形成する。弁座部材9の上壁に上弁口12を開け、下壁に下弁口13を開ける。弁室3の上部は上弁口12と下弁口13から流出通路10を通して出口11に連通する。上弁口12と下弁口13は上下に同一軸上で同一開口面積に形成する。
下弁口13の下方の弁室3内に下弁口13を下方から開閉する下弁体21を配置し、上弁口12と下弁口13の間の流出通路10内に上弁口12を下方から開閉する上弁体15を配置し、下弁体21の下方の弁室3内に中空球形のフロート14を配置する。フロート14の上面に形成した上部突起に下弁体21の下面に一体に形成した案内棒22の下端をねじ結合してフロート14と下弁体21を連結する。上弁体15の上面に一体に上案内棒16を形成し、下面に一体に上案内棒16と同一軸上に下案内棒17を形成する。案内棒22は弁座部材9に固着した支持部材23で上下方向に摺動案内し、上案内棒16は弁座部材9に固着した上支持部材18で上下方向に摺動案内し、下案内棒17は弁座部材9に固着した下支持部材19で上下方向に案内する。フロート14は底蓋2と弁座部材9の間に固着した多数の連通孔を有する支持筒20で上下方向に摺動案内する。下弁体21が下弁口13に着座し上弁体15が上弁口12に着座した位置において、案内棒22と上案内棒16と下案内棒17の軸心はフロート14の球心を通り、下案内棒17の下端面は下弁体21の上端面に当接する。
図示の状態は、入口4から弁室3に水が流入し、フロート14が浮上して下弁体21が下弁口13に着座すると共に、フロート14の浮上に伴って上弁体15が押し上げられて上弁口12に着座した閉弁状態を示している。入口4から弁室3に流入する空気により弁室3の液面が下がると、液面低下に伴ってフロート14が降下して下弁体21が下弁口13から離座すると共に、フロート14の降下に伴って上弁体15が弁室3の流体圧力により押し下げられて上弁口12から離座し、上弁口12と下弁口13を開けて弁室3の空気を流出通路10から出口11に排出する。下弁体21と上弁体15に弁室3と出口11の流体圧力を逆向きに作用させることによって、上弁口12及び下弁口13からなる開口面積の大きな弁口を開閉できる。
空気の排出により弁室3の液面が上がると、液面上昇に伴ってフロート14が浮上して下弁体21が下弁口13に着座すると共に、フロート14の浮上に伴って上弁体15が押し上げられて上弁口12に着座した閉弁状態に戻る。
本発明の排気弁の断面図。
符号の説明
1 本体
2 底蓋
3 弁室
4 入口
9 弁座部材
11 出口
12 上弁口
13 下弁口
14 フロート
15 上弁体
21 下弁体

Claims (1)

  1. ケーシングで内部に弁室を形成し、弁室の下部に入口を上部に出口を設け、弁室の上部に弁室と出口を連通する上下同一軸上で開口面積の等しい上弁口及び下弁口を設け、上弁口を開閉する上弁体を上弁口と下弁口の間の出口側に配置し、下弁口を開閉する下弁体を下弁口の下方の弁室内に配置し、下弁体の下方の弁室内にフロートを下弁体に連結して配置し、フロートの浮上降下により下弁体で下弁口を開閉すると共に上弁体で上弁口を開閉することを特徴とする排気弁。
JP2003354979A 2003-10-15 2003-10-15 排気弁 Pending JP2005121085A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316940A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2013231463A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Tlv Co Ltd 排気弁
CN108612904A (zh) * 2018-07-18 2018-10-02 天津市国威给排水设备制造有限公司 复合式进排气阀

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