JP2593317B2 - 下水用空気弁 - Google Patents

下水用空気弁

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JP2593317B2
JP2593317B2 JP21706787A JP21706787A JP2593317B2 JP 2593317 B2 JP2593317 B2 JP 2593317B2 JP 21706787 A JP21706787 A JP 21706787A JP 21706787 A JP21706787 A JP 21706787A JP 2593317 B2 JP2593317 B2 JP 2593317B2
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真人 沼田
美喜夫 荒木
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Maezawa Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、下水や汚泥等を圧送する管路に設けられる
下水用空気弁に関する。
〔従来の技術〕
下水等を圧送する管路には、該管路内の空気を排出し
たり、管路内の水を排水する際に管路内に空気を導入す
るために下水用空気弁が設けられている。
この下水用空気弁は、フロート室に下水が流入してい
ない状態では、フロートがフロート室下方に位置し、フ
ロートに連設している弁体も弁室の下方に位置して通気
孔が開いている。
そして、フロート室に下水が流すると、フロートがフ
ロート室に流入した下水により上昇し、フロートに連設
している弁体も弁室内を上昇して弁座に着座して、通気
孔を閉塞して下水が通気孔から漏れるのを防いでいる。
この時、フロート室内への下水の流入が速いので、フ
ロートと弁体との距離が短いと、フロートが作動して弁
体が通気孔を閉塞する前に、下水が上昇して通気孔から
流出したり、あるいは、弁体が通気孔を閉塞して下水の
上昇が止まっても、下水管路を流れる下水の脈動等によ
りフロート室内へ流入した下水に圧力が加わると、フロ
ート室内へ流入した下水の水面と弁体との間に密封され
た空気が圧縮されてフロート室内へ流入した下水の水面
が上昇して弁体に接近し、下水に含まれる夾雑物により
弁体が汚染して弁体の作動不良や漏水が生じる。
このため、一般の下水用空気弁は、弁箱に長い直管を
上下方向に用いて、弁箱の上部に通気口を開閉する弁体
部を設けるとともに、下部に弁体部を作動させるフロー
トを設け、弁体部とフロートとを長い弁軸で連結して、
フロート室内へ流入する下水の水面と弁体部との間に長
い空気層を設け、弁体部が下水等で汚染されたり、目詰
りを起こさないように、この水面と弁体部との距離をで
きるだけ離し、弁体の作動不良や漏水を防いでいる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、直管を上下方向に用いた弁箱では、フロー
ト室内へ流入する下水の水面と弁体部との間に十分な空
気層を設けるためには弁箱を長くする必要があり、弁箱
の上下寸法が長くなって空気弁の設置場所が限定された
り、あるいは、空気弁の上下寸法の長さが限定された場
合は、十分な長さの空気層を確保することができない場
合があった。
そこで本発明は、空気弁の上下寸法の長さが小さくて
も十分な空気層を形成してフロートから弁座までの管路
距離を長くすることができる下水用空気弁を提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明は、下水等を
圧送する管路に設けられる下水用空気弁において、通気
口を開閉する弁体部を収納する弁室と前記弁体部を作動
させるフロートを収納するフロート室とを傾斜管路で接
続したことを特徴とする。
〔作 用〕
従って、弁室とフロート室とを傾斜管路で接続するこ
とにより、下水用空気弁の高さを小さくしても、傾斜管
路の長さは直管より長くすることができ、フロート室と
弁室との間に十分な空気層、即ち間隔が得られ、しか
も、直管より傾斜管路の方が傾斜管壁により下水の流量
損失が大きくなり、下水の上昇速度が小さくなって、下
水が流入して止水までの時間が直管と傾斜管路とのいず
れを用いても一定ならば、傾斜管路を用いた場合の方が
下水用空気弁内での上昇量が少なく、弁体部が下水に汚
染されたり、目詰りを起こす等の作動不良や漏水を防止
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず第1図乃至第3図は、本発明の第1実施例を示す
もので、空気弁1は、上部の弁室2と下部のフロート室
3及び両室2,3を接続する管路4により形成されてお
り、弁室2の上端部には通気管路に接続される通気口5
が形成されたキャップ6が被着され、またフロート室3
の下端部には下水等の流体の管路に接続される通水口7
が形成されている。
弁室2には、通気口5を囲繞して設けられた弁座8と
該弁座8に離接して通気口5を開閉する弁体9とからな
る弁体部10が収納されており、フロート室3には、前記
弁体9と弁軸11により接続されたフロート12が収納され
ている。弁軸11は、継手兼下限ストッパ13により連結さ
れており、弁室2及びフロート室3にそれぞれ設けられ
たガイド部材14,14とシールキャップ15,15により案内さ
れて上下動し、フロート12の上下動を弁体9に伝達す
る。
そして前記弁室2とフロート室3とを接続する管路4
は、弁室2及びフロート室3から側方に延出した後に傾
斜管路16により接続されている。この傾斜管路16は、第
2図に示すように、曲管16aを用いて螺旋状に形成する
か、あるいは第3図に示すように、直管16bを適宜組合
わせて階段状に形成し、両室2,3を接続する管路4を長
くするもので、空気弁1の設置場所等の条件により適宜
の形状に形成される。
このように、弁室2とフロート室3とを傾斜管路16で
接続して両室2,3間に長い管路4を形成したので、弁体
部10が通気口5を閉じた状態で、水面と弁体部10との間
に大きな空気層、即ち長い間隔を形成できる。これによ
り、空気弁1の上下寸法を小さくしても弁体部10にまで
流体が上昇するのを防止でき、空気弁1の小型化が図
れ、空気弁1の設置場所、特に高さ方向の制限を受ける
埋設管等への設置の問題が解決できる。
また弁室2とフロート室3を接続する管路4をフロー
ト室3の側方に設けたので、下部の通水口7からの急激
な流体の吹き上げをフロート室3内で吸収でき、流体が
管路4を上昇して弁室2に至ることを防止できる。
第4図は、本発明の第2実施例を示すもので、フロー
ト12をダイヤフラム状のシート20で囲繞したものであ
る。このシート20は、フロート室3を仕切ってフロート
3及び弁軸11が流体と接触することを防止するもので、
これにより、フロート12や弁軸11及びガイド部材14が流
体に汚染されることがなくなり、長期の使用に亘って確
実な作動を維持することができる。またフロート12部分
がシート20により密閉されるため、弁軸11を中空部材で
形成して上下に通気孔21を設け、シート20で囲繞された
フロート12部分の空気圧の調整を行っている。尚、他の
構成は、前記第1実施例と同様であるから、同符号を付
して説明を省略する。
第5図は、本発明の第3実施例であって、直管により
空気弁を形成した実施例を示している。
空気弁30の上部は、前記両実施例と同様に弁室31とさ
れ、上端部に通気口32と弁座33を有するキャップ34が被
着されており、弁座33に離接する弁体35が収納されてい
る。また空気弁30の下部は、フロート室36とされてお
り、球形のフロート37aと下向き椀形の補助フロート37b
とからなるフロート37が収納されている。
そして両室31,36の間には、弁体35とフロート37とを
接続する弁軸38を上下動可能に案内するガイド部材39,3
9を上下に備えたガイド管40が設けられ、ガイド管40の
外周面と空気弁30の内周面との間には、螺旋板41が配置
されている。この螺旋板41は、前記ガイド管40を空気弁
30内に保持するとともに、弁室31とフロート室36を螺旋
状に接続する傾斜管路42を形成している。
このように、直管からなる空気弁30内に螺旋板41を設
けて傾斜管路42を形成したことにより、前記両実施例と
同様に上部の弁室31とフロート室36の水面との間に十分
な空気層を形成し、フロート37から弁座33までの間隔を
長く形成することができ、弁座33と弁体35からなる弁体
部が下水等の流体に汚染されることを防止できる。
また、下向きの補助フロート37bは、下方から急激に
吹き上がる流体を受けて、該流体の吹き上げ力により弁
座33を閉じるもので、フロート37aの浮力による閉じ作
動より早く弁座33を閉じることができ、流体が急激に吹
き上がってきても、速やかに弁座33を閉じて弁座33の閉
じ遅れをなくし、流体が上部に吹き上がることを防止し
ている。
尚、弁体部やフロートあるいは通気口、その他の各部
の形状や構成は、上記各実施例に限定されるものではな
く、一般の下水用空気弁に用いられているものを適宜組
合わせて採用することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、弁室とフロート室とを
傾斜管路で接続したから、空気弁の上下寸法を小さくし
ても、弁室とフロート室内の水面との間に十分な空気層
を形成することができ、弁体部が下水等の流体に汚染さ
れたり、目詰りを起こすことがなくなる。また下水用空
気弁の上下寸法を小さく形成できるので、埋設管等への
設置に際しての高さ方向の制限が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の第1実施例を示すもので、
第1図は空気弁の断面正面図、第2図は空気弁の平面
図、第3図は傾斜管路の変形例を示す空気弁の平面図、
第4図は本発明の第2実施例を示す空気弁の断面正面
図、第5図は本発明の第3実施例を示す空気弁の断面正
面図である。 1……空気弁、2,31……弁室、3,36……フロート室、4
……管路、8,33……弁座、9,35……弁体、10……弁体
部、11,38……弁軸、12,37……フロート、16,42……傾
斜管路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下水等を圧送する管路に設けられる下水用
    空気弁において、通気口を開閉する弁体部を収納する弁
    室と前記弁体部を作動させるフロートを収納するフロー
    ト室とを傾斜管路で接続したことを特徴とする下水用空
    気弁。
JP21706787A 1987-08-31 1987-08-31 下水用空気弁 Expired - Lifetime JP2593317B2 (ja)

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JPS6458888A JPS6458888A (en) 1989-03-06
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CN101517299B (zh) * 2006-09-28 2012-10-03 大金工业株式会社 管接头、冷冻装置以及热泵式热水装置
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