JP6536798B2 - 排水弁装置、洗浄水タンク装置及び水洗大便器 - Google Patents

排水弁装置、洗浄水タンク装置及び水洗大便器 Download PDF

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    • Y02A20/40Protecting water resources

Description

本発明は、排水弁装置、洗浄水タンク装置、及び、水洗大便器に関する。
従来から、貯水タンク装置に貯水した洗浄水により便器本体が洗浄される水洗大便器が知られている。この貯水タンク装置には、排水弁装置が使用されているが、この排水弁装置の一例として、洗浄水タンク内の排水口に対して弁体が鉛直方向に上下動することにより排水口を開閉する排水弁装置が使用されている。このようなる排水弁装置として、弁体に浮力を作用させるフロートを弁体と一体に形成したものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この従来の排水弁装置では、洗浄水タンク内の水位の低下に連動して弁体が鉛直方向に下降するため、弁体による排水口の開放時間を常にほぼ一定とすることができるので、排水終了後の水位(以下、「死水水位」という)が安定する。
米国特許第8079095号明細書
しかしながら、上述した従来の排水弁装置では、弁体による排水口の開放時間が常にほぼ一定であるので、予め規定された洗浄水量しか便器本体に供給することができない。便器の種類により洗浄水量が異なるため、排水弁装置を他の種類の便器に適用することができないようになっていた。
ところが、近年の節水化によって、便器には少ない洗浄水量で大きな洗浄力が要求されるようになった。このため、便器は年々、洗浄水量を少なくすべく改良が進められている。したがって、洗浄水量が異なる各種の便器に応じて洗浄水量を調整することができれば、便器にあわせて排水弁や洗浄水タンクを取り換える必要がなくなり、経済的である。このため、洗浄水量を調整可能とすると共に、洗浄水タンクを大きくすることなく、洗浄水量の調整幅を大きくすることが要求されていた。
本発明は、従来からの要請を満たすためになされたものであり、洗浄水量を調整することにより異なる種類の便器に適応できる排水弁装置、及び、この排水弁装置を備えた貯水タンク装置、さらに、この貯水タンク装置を備えた水洗大便器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水を貯水する貯水タンク装置の貯水タンクに取り付けられる排水弁装置であって、貯水タンクの底面に設けられた排水口の上方に取り付けられ、上下方向に移動して上記排水口を開閉する弁体と、この弁体に取り付けられ貯水タンク内の水位の低下に連動して下降し外周壁を備えたフロートと、このフロートに取り付けられ、弁体が下降を開始するタイミングを可変とする下降開始タイミング可変機構と、を有し、下降開始タイミング可変機構は、洗浄水を貯水する貯水部と、この貯水部に貯水された洗浄水量を調整してフロートに作用する浮力を変更する調整部と、を備え、下降開始タイミング可変機構の貯水部は、その外周側に設けられた側壁とこの側壁より内側にあるフロートの外周壁により形成され、調整部は、この貯水部の側壁の高さを変更して洗浄水量を調整することを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、弁体に取り付けられ洗浄水タンク内の水位の低下に連動して下降するフロートに、弁体が下降を開始するタイミングを可変とする下降開始タイミング可変機構を取り付けたので、弁体が下降を開始するタイミングを変更とすることができる。この結果、本発明によれば、排水口から洗浄水を排出する時間を変更し、排水口からの排出される洗浄水量を変更することができるので、必要な洗浄水量が異なる種類の便器に取り付けて洗浄水量を容易に調整することができる。また、下降開始タイミング可変機構は、洗浄水を貯水する貯水部と、この貯水部に貯水された洗浄水量を調整してフロートに作用する浮力を変更する調整部と、を備え、下降開始タイミング可変機構の貯水部は、その外周側に設けられた側壁とこの側壁より内側にあるフロートの外周壁により形成され、調整部は、この貯水部の側壁の高さを変更して洗浄水量を調整するようにしたので、簡易な機構により、弁体の下降開始タイミングを変更することができ、調整部により重りとして機能する貯水部に貯水された洗浄水量を調整して、フロートに作用する浮力を容易に変更することができ、装置全体を低シルエットのコンパクトなものとすることができる。
本発明において、好ましくは、下降開始タイミング可変機構の貯水部の側壁は、全周に渡って形成されその上縁部まで洗浄水の貯水が可能となっている。
このように構成された本発明によれば、貯水部から貯水された洗浄水が抜ける場合でも、貯水部の側壁が全周に渡って形成されているので、貯水部から洗浄水が均一に水抜けするので、弁体のバランスが崩れることなく弁体を降下させることができる。
本発明において、好ましくは、下降開始タイミング可変機構の貯水部の調整部は、フロート又は貯水部の側壁に設けられた複数の高さ位置の異なる溝部と、側壁又はフロートに設けられ溝部に挿通可能な凸部である。
このように構成された本発明によれば、フロート又は貯水部の側壁に設けられた複数の高さ位置の異なる溝部のうちの一つに側壁又はフロートに設けられた凸部が挿通することにより、貯水部の側壁の上端部の高さ位置が変更され、弁体の下降開始タイミングの変更およびフロートの浮力の調整を簡易な構成により実現することができる。
本発明において、好ましくは、フロート又は貯水部の側壁の周面には、調整部付近に外側へ延びる壁部が形成されており、この壁部の外側端は調整部より外側に位置している。
このように構成された本発明によれば、壁部により調整部が何らかの部材に接触して外れることを防止することができるために、確実に調整部による貯水部の洗浄水量の調整により重りの重さを調整することができる。
本発明において、好ましくは、壁部は、調整部を取り囲むように設けられている。
このように構成された本発明によれば、壁部が調整部を取り囲むので調整部の接触外れを確実に防止することができる。
本発明において、好ましくは、壁部は、弁体が回転しないように、その周方向の移動が規制されている。
このように構成された本発明においては、壁部により、弁体の周方向の移動が規定されているので、フロートに取り付けられた連結部材が回転して捩れるのを防止することができる。
本発明において、好ましくは、下降開始タイミング可変機構の調整部は、フロートと貯水部の側壁に設けられ、貯水部の側壁の高さを変更するネジ機構である。
このように構成された本発明によれば、ネジ機構により貯水部の側壁の高さを変更することにより、簡易な機構によりフロートに作用する浮力を変更して、弁体の下降開始タイミングを容易に変更することができる。
本発明は、好ましくは、更に、弁体の上下動をガイドするガイド部を備え、このガイド部の貯水部の側壁が嵌入される周面に洗浄水を流出させるための開口が形成されている。
このように構成された本発明によれば、ガイド部により弁体の上下動をガイドするので、弁体の上下動を安定させることができる。さらに、ガイド部の貯水部の側壁が嵌入される周面に洗浄水を流出させるための開口が形成されているので、例えば、側壁を低く設定した場合に、ガイド部内に側壁の高さを超える洗浄水が貯水されることがあっても、貯水部の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を開口から流出させることができる。その結果、本発明によれば、フロートは、ガイド部の影響を受けずに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロートの浮力をほぼ一定に保つことができる。
本発明において、好ましくは、ガイド部の開口の上端は、弁体がガイド部に対して最上位置に到達したとき、貯水部の側壁の上端よりも上方に位置するように形成されている。
このように構成された本発明によれば、貯水部の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を確実に開口から流出させることができ、これにより、フロートに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロートの浮力をほぼ一定に保つことができる。
本発明において、好ましくは、ガイド部の開口は、その面積がガイド部内の水位が洗浄水タンク内の水位の低下とほぼ同等速度で低下する程度の大きさに設定されている。
このように構成された本発明によれば、貯水部の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を貯水タンク内の水位の低下とほぼ同時に開口から流出させることができるので、フロートに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロートの浮力をほぼ一定に保つことができる。
本発明において、好ましくは、弁体は、排水口を密閉するシール部を備え、弁体の一部がシール部よりも下方に位置するように設けられている。
このように構成された本発明においては、弁体の一部がシール部よりも下方に位置するように設けられているので、装置全体をコンパクトにすることができる。
本発明において、好ましくは、弁体は、下面を備え、この下面に穿孔が設けられている。
このように構成された本発明においては、フロート内に洗浄水が流入した場合に、弁体の下面に設けられた穿孔から洗浄水の水抜きを行うことができる。
本発明は、好ましくは、更に、弁体の上面に弁体を引き上げる連結部材が取り付けられる連結部材取付部が設けられ、この連結部材取付部が、連結部材の回転方向を一方向に規制する回転規制部を備えている。
このように構成された本発明によれば、連結部材取付部により連結部材の回転方向が一方向に規制されるので、連結部材と貯水タンク内部材との干渉や連結部材自身の絡まりを防止することができる。
本発明の貯水タンク装置は、上述した排水弁装置を備えている。このように構成された本発明によれば、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。
本発明の水洗大便器は、上述した貯水タンク装置を備えている。このように構成された本発明によれば、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。
本発明の排水弁装置、貯水タンク装置、及び、水洗大便器によれば、洗浄水量を調整することができる。
本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す側面断面図である。 図1のA−A線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の下降開始タイミング可変機構を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の下降開始タイミング可変機構の他の例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の基本動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態による排水弁装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置を示す断面図である。 図11に示す排水弁装置の斜視図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の台座及びオーバーフロー管を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の台座及びオーバーフロー管を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の弁体、フロート、及び、下降開始タイミング調整機構を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の弁体、フロート、及び、下降開始タイミング調整機構を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の弁体をガイドするガイド部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置のパッキン支え部材を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の弁体、フロート、及び、下降開始タイミング調整機構の一部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の下降開始タイミング開始機構の貯水部の即壁を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による排水弁装置の下降開始タイミング開始機構を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による排水弁装置、貯水水タンク装置、及び、水洗大便器について説明する。
図1乃至図4による本発明の第1実施形態による排水弁装置、洗浄水タンク装置、及び、水洗大便器について説明する。先ず、図1により、本発明の第1実施形態による水洗大便器について説明する。図1は本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す側面断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による水洗大便器1は、トイレ室の床面に設置される便器本体2と、この便器本体2の後方の上部に設置され、便器本体2に供給される洗浄水を貯水するための貯水タンク装置4とを備える。
便器本体2は、汚物を受けるボウル部6と、貯水タンク装置4から供給される洗浄水をボウル部6へ導く導水路4と、ボウル部6の下部にその入口が接続され、ボウル部6内の汚物を外部の排水管(図示せず)へ排出する排水トラップ管路10とを備える。
ボウル部6は、上縁部において内側にオーバーハングしたリム部12と、このリム部12の便器の左側側方に設けられ、導水路8から供給される洗浄水を便器の前方に吐水する第1吐水口7と、便器左側側方で溜水面の上方位置に設けられ、導水路8から供給される洗浄水を横方向に吐水する第2吐水口16とを備える。
排水トラップ管路10は、その入口から上方へ延びる上昇路部分と、上昇路部分の末端から下方に延びて外部の排水管(図示せず)に接続される下降路部分とを備える。ボウル部6から排水トラップ管路10の上昇路部分にかけては、水封状態を形成するための洗浄水が貯水される。なお、貯水された洗浄水を「溜水」といい、溜水の水面が溜水面である。
水洗大便器1は、ボウル部6内の洗浄水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる洗い落し式である。水洗大便器1においては、第1吐水口14から前方へ吐水された洗浄水が旋回しながら下降してボウル部6を洗浄し、さらに、第2吐水口16から吐水された洗浄水が縦方向に旋回して、汚物を攪拌して、排水トラップ管路10へ押し出すようになっている。本発明は、この洗い落とし式に限定されず、サイホン式等の他のタイプの水洗大便器であってもよい。
次に、図2により、洗浄水タンク装置について説明する。図2は、図1のA−A線に沿って見た断面図である。図2に示すように、洗浄水タンク装置4は、洗浄水を貯水する貯水タンク18と、この貯水タンク18の蓋部20と、貯水タンク18内に設けられる給水装置20と、排水弁装置24とを備える。
図2に示すように、貯水タンク18は、例えば、陶器製であり、上部が開口した略矩形の容器である。また、通常、上部の開口は、例えば、陶器製の蓋部20(図1参照)によって閉塞される。なお、図2では、蓋部20の図示を省略している。
貯水タンク18の外側面には、レバーハンドル26が設けられる。レバーハンドル26は、その基部26aの軸まわりに回動する。また、レバーハンドル26には、貯水タンク18内にほぼ水平に延出し、先端側が下方へ向けて屈曲したほぼL字形のスピンドル28が、レバーハンドル26の回動軸と同軸で連結される。スピンドル28は、レバーハンドル26の回動操作によって、図中の手前側及び奥側へ回動するようになっている。
スピンドル28の先端部は、排水弁装置24のほぼ直上に位置する。また、スピンドル28の先端部には、連結部材である玉鎖30の一端が接続される。この玉鎖30の他端は、排水弁装置24の後述するフロート48に接続される。
貯水タンク18の底面には、排水口32が形成され、この排水口32は、導水路4(図1参照)へ連通し、洗浄水を導水路4へと供給するようになっている。排水口32は、排水弁装置24により開閉される。
図2に示すように、貯水タンク18内には、給水装置22が設けられる。給水装置22は、給水管34と、小タンク36と、給水用フロート38とを備える。給水管34は、タ貯水ンク18外の給水源(図示せず)に接続されるとともに、貯水タンク18の底面から上方へと延びる。また、給水管34の下部には、貯水タンク18内へと洗浄水を供給する給水口34aが設けられる。
さらに、給水管34の上部には、ダイヤフラム式の給水弁(図示せず)が設けられ、この給水弁により、給水管34から供給される洗浄水の貯水タンク18内への給水と止水とが切り換わるようになっている。
小タンク36は、ほぼ矩形の容器であり、給水管34の側方に着脱自在に設けられる。小タンク36には、底面に設けられた開口(図示せず)を開閉する逆止弁(図示せず)が設けられる。給水用フロート38は、小タンク36内に配置され、小タンク36内の水位に応じて上下動する。
給水用フロート38は、揺動体40を介して給水弁(図示せず)に接続され、上下動によって給水弁を開閉する。具体的には、給水用フロート38は、小タンク36に貯水された洗浄水が下面に形成された開口(図示せず)から排水されるので、小タンク36内の水位の下降に連動して下降する。そして、給水弁は、給水用フロート38が下降することにより開放され、給水口234aから貯水タンク18内へと洗浄水を供給する。
次に、図2により、排水弁装置24について説明する。排水弁装置24は、排水口32の上方に配置され、その弁体42が鉛直方向に上下動して排水口32を開閉する、いわゆる直動式の排水弁装置である。
排水弁装置24は、台座44と、オーバーフロー管46とを備える。台座44は、排水口32のほぼ直上に配置される。台座42は、所定間隔をあけて、排水口32の中心に対して同心円状に並んだ複数の柱部44aを備え、最下部に設けられた円筒状の接続部44bが排水口32と螺合する。また、台座44の下部には、排水口32へ連通する排水空間44cが形成される。洗浄水は、柱部44aと柱部44aとの間の開口44dから排水空間44cを通過した後、排水口32から排水される。
オーバーフロー管46は、台座44の側方において台座44と一体的に設けられる。オーバーフロー管46は、円筒状に形成され、上端開口が上方を向く。また、オーバーフロー管46の下端開口は、上端開口とは略直交する横向きに開口し、排水空間44cへと連通する。オーバーフロー管46は、貯水タンク18から洗浄水が溢水することを防ぐために設けられ、貯水タンク18内の水位が、オーバーフロー管46の上端開口の高さを超えた場合には、洗浄水がオーバーフロー管46内へ流入し排水口32へ排水されるようになっている。
また、排水弁装置24は、弁体42と、フロート48と、下降開始タイミング可変機構50とを備える。弁体42は、円板状に形成され、排水口32と対向する下面に、ゴム製のシール部42aを有する。また、弁体42は、台座44内に所定の範囲で上下動可能に設けられ、可動範囲の最下位置において排水口32を閉塞する。
フロート48は、弁体42と一体的に設けられるとともに、弁体42のシール部42aよりも下方にその下部48aが突出するように設けられる。フロート48は、貯水タンク18内の水位が低下して所定高さに達すると、その後の水位の低下に連動して下降する。
下降開始タイミング可変機構50は、フロート48の浮力調整機構であり、フロート48上に設けられる。下降開始タイミング可変機構50は、貯水タンク18内の水位の低下に連動して弁体42およびフロート48が下降を開始する際の貯水タンク11内の水位を変更する(可変にする)ためのものである。
下降開始タイミング可変機構50をフロート48上に配置することにより、フロート48の排水口32からの高さを一定にすると共に、弁体42及びフロート48が下降を開始する水位を変更することができる。
次に、図3により、下降開始タイミング可変機構50の具体的な構造について説明する。図3は、本発明の実施形態による排水弁装置の下降開始タイミング可変機構を示す斜視図である。図3では、死水水位(DWL)を低い位置に設定した場合の下降開始タイミング可変機構50を図中左方に示し、死水水位(DWL)を高い位置に設定した下降開始タイミング可変機構50を図中右方に示している。ここで、死水水位(DWL)とは、洗浄水の排出を止めた際の洗浄水タンク内における洗浄水の水位を指す(図2参照)。なお、図2に示すように、低位置の死水水位を「低DWL」といい、高位置の死水水位を「高DWL」という。
図3に示すように、弁体42及びフロート48は、一体的に設けられる。弁体42は、中空の円筒状に形成されたフロート48の外周面下部にフランジ状に設けられる。また、フロート48の外周面には、弁体42よりも上方に周方向に連続するネジ52が設けられる。
また、フロート48の外周面上部には、外方へと突出する突起54が設けられる。さらに、フロート48の上端面には、玉鎖30(図2参照)が接続される取付部56が設けられる。
下降開始タイミング可変機構50は、貯水部58と、調整部60とを備える。貯水部58は、その外周側に設けられた円筒状の側壁58aによって形成され、側壁58aがフロート48に外嵌されることで、フロート48の上方に突出して貯水領域を形成する。
側壁58aの内周面には、周方向に連続するネジ62が設けられる。具体的には、ネジ62は、側壁58aの内周面における周方向の一部に設けられる。なお、図3には、ネジ62が側壁58aにおける対向する内周面部分に設けられる例を示している。
フロート48のネジ52と側壁58aのネジ62とが螺合することにより、フロート48の上方において側壁58aを進退させる調整部60を形成する。この調整部60によって貯水領域の高さ方向の変更が可能となる。
調整部60では、フロート48のネジ52と側壁58aのネジ62とが螺合する際、フロート48の突起54にネジ62が乗り上げることにより、側壁58aが拡径する。これにより、側壁58aの回転が規制され、側壁58aがその突出高さで固定される。
このように、下降開始タイミング可変機構50が、洗浄水を貯水する貯水部58を備えているので、貯水部58に貯水された洗浄水がフロート48に対して重りとして機能する。また、下降開始タイミング可変機構50が、貯水部58の貯水量を調整する調整部60を備えているので、重りの重さを調整することができ、フロート48の浮力の調整が可能となる。さらに、この調整部60は、ネジ52とネジ62との螺合させるようになっているので、簡素な構成となる。
なお、本実施形態では、下降開始タイミング可変機構50の調整部60は、フロート48のネジ52と側壁58aのネジ62により、側壁58aの高さ変更するようにしたが、これに限らず、その他の構造を採用してもよい。
ここでは、図4により、下降開始タイミング可変機構の他の例を説明する。図4は本発明の第1実施形態による排水弁装置の下降開始タイミング可変機構の他の例を示す斜視図である。なお、なお、図4に示す下降開始タイミング可変機構の他の例の説明において、図3に示す下降開始タイミング可変機構50と同一または同等の箇所には同一符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、他の例である下降開始タイミング可変機構64は、調整部66として、フロート48の外周面に周方向に連続して設けられ、フロート48の軸方向に複数並んで設けられる条部68と、側壁58aの下端縁に対向して2ケ所に設けられる爪部70とを備える。
図4においてA部を拡大して示すように、側壁58aは、条部68と条部68との間に爪部70が嵌り込むことにより、側壁58aがその突出高さで固定される。側壁58aは、それ自体を押し下げることにより、爪部70が条部68を乗り越えながら下方へと移動する。また、側壁58aを上方へと移動させる場合は、側壁58aを引き上げて、側壁58aの突出高さを調整することができる。
次に、図2に戻り、排水弁装置24のガイド部72について説明する。図2に示すように、ガイド部72は、台座44上に設けられる。また、ガイド部72は、側壁58aが挿入可能な円筒状に形成される。ガイド部72は、貯水部58の側壁58aの上下方向への移動をガイドし、それにより、弁体42の上下動を安定させる。
ガイド部72の周面には、複数の開口74が周方向に並んで設けられる。開口74は、ほぼ矩形に形成される。各開口74の上端縁は、ガイド部72にガイドされる貯水部58の側壁58aがその可動範囲の最上位置に到達した状態において側壁58a(図3等参照)の上端縁よりも上方に位置する。
このように、ガイド部72が開口74を有するので、設定された貯水量を超える余分な洗浄水を開口74から流出させることができる。このため、貯水部58の貯水量が安定する。すなわち、フロート48は、ガイド部72の影響を受けずに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができる。これにより、フロート48の浮力をほぼ一定に保つことができる。
弁体42が可動範囲の最上位置にある状態において、開口74の上端縁が側壁58aの上端縁よりも上方に位置しているので、貯水部58の貯水量を超えるガイド部72内の余分な洗浄水を確実に流出させることができる。これにより、フロート48に常に設定されたとおりの浮力を作用させることができる。この結果、フロート48の浮力をほぼ一定に保つことができる。
開口74の面積は、ガイド部72内の洗浄水の水位が、貯水タンク18内の洗浄水の水位とほぼ同等速度で低下する程度の大きさに形成される。すなわち、開口72は、ガイド部72内に溜まった洗浄水が外部へ十分に流出する程度の大きさである。これにより、ガイド部72内に溜まった洗浄水が貯水タンク18内の水位の低下とほぼ同時に低下するようになる。この結果、フロート48に常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロート48の浮力をほぼ一定に保つことができる。
次に、図5により、本実施形態による排水弁装置の基本動作を説明する。図5は本発明の第1実施形態による排水弁装置の基本動作を説明するための説明図である。図5には、死水水位を低い位置に設定した(低DWL設定の)排水弁装置24を図中左方に示し、死水水位を高い位置に設定した(高DWL設定の)排水弁装置24を図中右方に示している。
貯水タンク18から供給する洗浄水量を多くするように設定したい場合、排水弁装置24において、貯水タンク18への給水を完了した際の洗浄水の水位(止水水位)と、上述した死水水位との差を大きくする。すなわち、図5の低DWLに設定する(「低DWL設定」という)。反対に、貯水タンク18から供給する洗浄水量を少なくするように設定したい場合、止水水位と死水水位との差を小さくする。すなわち、図5の高DWLに設定する(高DWL設定)という)。
フロート48は、貯水タンク18内の水位が低下して所定高さの水位WL1,WL2に達すると、図中に白抜き矢印で示すように、以降の水位の低下に連動して下降する。
下降開始タイミング可変機構50は、貯水タンク18内の水位の低下に連動して弁体42及びフロート48が下降を開始するタイミングを可変する。具体的には、弁体42及びフロート48が下降を開始する際における水位WL1,WL2に対する弁体42の高さ位置を可変する。なお、水位WL1,WL2に対する弁体42の高さ位置とは、水位WL1,WL2と弁体33との相対高さであり、具体的には、洗浄水の水面から弁体42までの距離L1,L2を指す。
ここで、図5に示すように、低DWL設定の場合と高DWL設定の場合とは共に、弁体42が下降を始めてから排水口32を閉塞するまでにかかる時間がほぼ同一である。一方、低DWL設定の場合と高DWL設定の場合とでは、弁体42が下降を開始するタイミングが異なる。
したがって、本実施形態に係る排水弁装置24によれば、弁体42の下降開始タイミングを変更可能とすることができるので、排水口32の開放時間を変更可能とすることができる。これにより、便器への洗浄水量を可変することができ、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。
次に、図6乃至図10を参照して排水弁装置24の動作について説明する。図6乃至図10は、いずれも、本発明の第1実施形態による排水弁装置の動作を説明するための説明図である。図6乃至図10において、図中左方に低DWL設定の排水弁装置24を示し、図中右方に高DWL設定の排水弁装置24を示している。
排水弁装置24では、低DWL設定とすることにより、高DWL設定よりも多量の洗浄水を排水口15から排水する。反対に、高DWL設定とすることにより、低DWL設定よりも少量の洗浄水を排水口32から排水する。
図6は、洗浄水の排水が開始される前の状態を示している。低DWL設定および高DWL設定の排水弁装置24において、排水口32が弁体42によって閉塞されている。このとき、貯水タンク18内の水位は共に止水水位WL0である。
この後、レバーハンドル26が操作されると、スピンドル28が回動する(図2参照)。スピンドル28が回動すると、弁体42は、玉鎖30に引き上げられて可動範囲の最上位置へと移動する。これにより、排水口32から洗浄水が排水される。
図7に示すように、高DWL設定の排水弁装置24では、洗浄水が排水されて貯水タンク18内の水位が所定高さの水位WL1に到達すると、フロート48の浮力と自重のバランスがくずれ、以降の水位の低下に連動して弁体42及びフロート48が下降を開始する。一方、低DWL設定の排水弁装置24では、弁体42は、フロート48の浮力が自重に対して十分に作用しており、最上位置に停滞したままである。なお、図7では、下降する水位を斜線入り矢印で示し、排水される洗浄水を矢線で示している。
次に、図8に示すように、高DWL設定の排水弁装置24では、下降する水位に連動して弁体42が下降を続けている。一方、低DWL設定の排水弁装置24では、貯水タンク18内の水位が所定高さの水位WL2に到達すると、フロート48の浮力と自重のバランスがくずれ、以降の水位の低下に連動して弁体42及びフロート48が下降を開始する。つまり、低DWL設定の排水弁装置24では、高DWL設定の排水弁装置24よりも遅れて弁体42が下降を開始する。なお、図8においても、下降する水位を斜線入り矢印で示し、排水される洗浄水を矢線で示している。
また、図8に示すように、弁体42が下降を続けても、ガイド部72の開口74から洗浄水が流出するため、ガイド部72内に洗浄水が溜まらず、貯水部58に貯水された洗浄水を超える重さがフロート48に付加されることはない。
次に、図9に示すように、高DWL設定の排水弁装置24では、弁体42が、可動範囲の最下位置に到達し、排水口32を閉塞する。なお、弁体42は、低下する水位に連動して最下位置に近づくと、排水口32から排水される洗浄水の水流に引き寄せられ、急速に下降して最下位置に到達する。ここで、高DWL設定の排水弁装置24において、弁体42によって排水口32が閉塞された際の水位が死水水位DWL1である。
一方、低DWL設定の排水弁装置24では、下降する水位に連動して弁体42が下降を続けている。なお、図9においても、下降する水位を斜線入り矢印で示し、排水される洗浄水を矢線で示している。
次に、図10に示すように、高DWL設定の排水弁装置24よりも遅れて、低DWL設定の排水弁装置24でも、弁体42が、可動範囲の最下位置に到達し、排水口32を閉塞する。なお、弁体42が最下位置に近づくと急速に下降して最下位置に到達する点は高DWL設定の排水弁装置24と同様である。ここで、低DWL設定の排水弁装置24において、弁体42によって排水口32が閉塞された際の水位が死水水位DWL2であり、高DWL設定の排水弁装置24における死水水位DWL1よりも低い。一方、いずれの設定の排水弁装置24においても止水水位WL0は(図6参照)は同じであるので、低DWL設定の排水弁装置24のほうが高DWL設定の排水弁装置24よりも多量の洗浄水を排水口32から排水する。
上述したように、本実施形態による排水弁装置24によれば、弁体42が下降を開始する際の水位に対する弁体42の高さ位置を変更して弁体42が下降を開始するタイミングを可変することができる。弁体42が下降を開始するタイミングを変更可能とすることにより、排水口32の開放時間が変更可能となり、排水口32からの排水量、すなわち、便器への洗浄水量を可変することができる。これにより、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。
また、本実施形態に係る貯水タンク装置4によれば、排水弁装置24を備えているので、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。さらに、本実施形態に係る水洗大便器1によれば、貯水タンク装置4を備えているので、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。
上述した本実施形態による排水弁装置24では、フロート48の浮力を調整するために、貯水部58に貯水される洗浄水を重りとして利用したが、これに限定されず、例えば、必要な重量と高さに応じて交換可能な重り部材としてもよい。
また、上述した本実施形態による排水弁装置24では、フロート48の浮力を側壁48aの突出高さによって調整したが、所望の浮力および高さごとに交換可能な容器を設け、フロート48上に容器を取り付けるようにしてもよい。
次に、図11乃至図22により、本発明の第2実施形態による排水弁装置を説明する。 第2実施形態による排水弁装置80は、その下降開始タイミング可変機構が、第1実施形態のものと構造が異なるので、以下、その異なる構造について主に説明する。
図11は第2実施形態による死水水位を高い位置に設定した(高DWL設定の)排水弁装置80の断面図を示し、図12は第2実施形態による死水水位を低い位置に設定した(低DWL設定の)排水弁装置80の断面図を示している。
図11乃至図13に示すように、排水弁装置80は、台座82と、オーバーフロー管84とを備える。図11乃至図15に示すように、台座82は、排水口32のほぼ直上に配置される。台座82は、所定間隔をあけて、排水口32の中心に対して同心円状に並んだ複数の柱部82aを備え、その最下部が排水口32と螺合する。また、台座82の下部には、排水口32へ連通する排水空間82cが形成される。洗浄水は、柱部82aと柱部82aとの間の開口82dから排水空間82cを通過した後、排水口32から排水される。
また、図11、図12、図16及び図17に示すように、排水弁装置80は、弁体86と、フロート88と、下降開始タイミング可変機構90とを備える。弁体86は、円板状に形成され、排水口32と対向する下面に、ゴム製のシール部86aを有する。このシール部86aは、シール部支え部材86b(図19参照)により弁体86の下方に取り付けられるようになっている。このシール部支え部材86bは、弁体86の下面となり、その中心部には、フロート88内の洗浄水を排出するための穿孔86cが形成されている。
フロート88は、上端が閉鎖された円筒形状の内筒88aと、この内筒88aの外側に上端が解放された外筒88bを備え、内筒88aと外筒88bの下端は下面88cにより閉鎖され、さらに、内筒88aと外筒88bの下端が弁体86と接続され、弁体86と一体的に設けられている。このフロート88は、貯水タンク18内の水位が低下して所定高さに達すると、その後の水位の低下に連動して下降する。
図11、図12に示すように、下降開始タイミング可変機構90は、フロート88の浮力調整機構であり、後述するようにフロート88の周囲及び上方の領域に設けられる。下降開始タイミング可変機構90は、貯水タンク18内の水位の低下に連動して弁体86およびフロート88が下降を開始する際の貯水タンク11内の水位を変更する(可変にする)ためのものである。
次に、図16及び図17により、下降開始タイミング可変機構50の具体的な構造について説明する。図16及ぶ図17は、本発明の第2実施形態による排水弁装置の弁体、フロート、及び、下降開始タイミング可変機構を示す斜視図及び断面図である。図16及び図17は、図12に示された排水弁装置と同様な、死水水位(DWL)を低い位置に設定した場合(低DWL設定)の下降開始タイミング可変機構90を示している。
下降開始タイミング可変機構90は、貯水部92と調整部94を備えている。貯水部92は、フロート88の周囲及び上方の領域に形成されている。具体的には、貯水部92は、フロート88の内筒88aと、外筒88bと、下面88cとにより形成された上部が解放されたドーナッツ形状の容器を備えている。さらに、貯水部92は、外筒88bの内側に上方から挿入され外筒88bの内側に固定される上端と下端が解放された円筒形状の側壁102を備えている。この側壁102は、全周に渡って形成され、側壁102の上縁部まで洗浄水の貯水が可能となっている。このように、貯水部92は、フロート88の内筒88a、外筒88b、下面88c、側壁102により形成され、それらにより形成された内部空間(フロート88の周囲と上方の領域)に洗浄水を貯水する貯水領域を形成する。
次に、図17及び図20乃至図22により、下降開始タイミング可変機構90の調整部94について説明する。下降開始タイミング可変機構90の調整部94は、フロート88の外筒88bの外周面と内周面を貫通するように設けられた、フロート88の軸方向(上下方向)に延びる縦溝104と、この縦溝104の左方向に水平に延びる横溝106と、を備えている。調整部94は、さらに、側壁102の外周面に設けられ、フロート88の外筒88bの縦溝104と横溝106に挿通可能な凸部108を備えている。ここで、横溝106は、所定間隔をあけてフロート88の軸方向に沿って高さの異なる位置に複数(具体的には5個)設けられている。これに関連して、側壁102の表面には、フロート88の外筒88bの5個の横溝106の位置に対応して、水平方向(横方向)に延びる1から5の線が描かれており、凸部108が特定の横溝106に挿通したとき、対応する位置の線が外筒98の上縁のすぐ上に位置して、外部から見ることができるようになっている(図21、図22参照)。
次に、図16及び図20に示すように、フロート88の外筒88bの縦溝104及び横溝106が形成された領域には、これらの縦溝104及び横溝106を取り囲み且つ水平方向外側に突出した壁部110が設けられている。この壁部110の両側110aはフロート88の軸方向(上下方向)に沿って延びている。この壁部110の外方向の先端部は、調整部である縦溝104、横溝106、凸部108より外側に位置するように形成されている。
本実施形態では、貯水部92の側壁102に凸部108が形成され、フロート88の外筒88bに縦溝104及び横溝106が形成されているが、逆に、貯水部92の側壁102に縦溝及び横溝を形成し、フロート88の外筒88bに凸部を形成するようにしてもよい。
ここで、図11、図12、図18により、排水弁装置80のガイド部112について説明する。図11及び図12に示すように、ガイド部112は、台座82上に設けられる。また、ガイド部112は、図18に示すように、フロート88の外筒88bが挿入可能な円筒状に形成される。ガイド部112の外周面の対向する2か所には、外方向に突出し上下方向に延びるガイド溝114が形成されている。このガイド部112のガイド溝114には、上述したフロート88の外筒88bの外側に形成された壁部110が微小隙間を介して挿入され、貯水部92の上下動がガイドされるようになっている。このガイド部112により、弁体86の上下動が安定する。
図18に示すように、ガイド部112の一方のガイド溝114の両側には、ガイド溝114に沿って上下方向に延びる2個の開口116が形成されている(図13参照)。開口116は、ほぼ矩形に形成されている。ガイド部112に開口116が形成されているので、ガイド部112の内部に設定された貯水量を超える余分な洗浄水が存在する場合、その余分な洗浄水を開口116から流出させることができる。このため、貯水部92の貯水量が安定する。また、貯水部92の外筒98の外側に形成された壁部110がガイド部112の上下方向に延びるガイド溝114に挿入されているので、弁体86及びフロート88の周方向の移動が規制されるようになっている。
ここで、開口116の面積は、第1実施形態と同様に、ガイド部112内の洗浄水の水位が、貯水タンク18内の洗浄水の水位とほぼ同等速度で低下する程度の大きさに形成される。
次に、図22により、第2実施形態による排水弁装置80の下降開始タイミング可変機構90による貯水部92の側壁102の突出高さの調整動作について説明する。ここでは一例として、下降開始タイミング可変機構90による、左側の高DWL設定された排水弁装置80を右側の低DWL設定される排水弁装置80に変更する際の動作を説明する。
左側の高DWL設定された排水弁装置80においては、貯水部92の側壁102の凸部108がフロート88の外筒88bの最上位の横溝106に挿通し、側壁102が突出高さが最も高い位置にある。このとき、排出口32から排出される洗浄水量は、最小となる。
この貯水部92の側壁102の凸部108がフロート88の外筒88bの最上位の横溝106に挿通している状態から、側壁102を上方から見て時計回りに回転させて凸部108を縦溝104まで水平方向に移動させ、次に、側壁102を上方から押して最下位の横溝106まで下降させ、さらに、側壁102を上方から見て反時計回りに回転させて凸部108を最下位の横溝106に挿通させ、これにより、貯水部92の側壁102の突出高さが最も低い位置となる。このとき、排出口32から排出される洗浄水量は、最大となる。
次に、図16及び図17により、フロート88に連結部材である玉鎖30を取付けるための紐体取付部について説明する。フロート88の上面のほぼ中央には、玉鎖30を取付けるための連結部材取付部である玉鎖取付部118が設けられている。この玉鎖取付部118は、上下方向に延びる一対の鉛直部材118aとこれらの鉛直部材118aを接続する水平部材118bを備えている。この水平部材118bに対して、玉鎖30の下端のリング部30aが挿通される。この玉鎖30の下端のリング部30aは、鉛直部材118aのそれぞれの内側面118bとほぼ平行に延びている。そのため、鉛直部材118aの内側面118bが、玉鎖30のリング部30aの回転方向を一方向に規制する回転規制部として機能する。
このように、鉛直部材118aの内側面118bが、玉鎖30のリング部30aの回転方向を一方向に規制するので、玉鎖30と貯水タンク内部材との干渉や玉鎖30自身の絡まりを防止することができる。
次に、第2実施形態による排水弁装置80の動作は、図5及び図6乃至図10を参照して説明した第1実施形態による排水弁装置と同様である。
このため、第2実施形態による排水弁装置80によれば、第1実施形態の排水弁装置と同様に、弁体86の下降開始タイミングを変更可能とすることができるので、排水口32の開放時間を変更可能とし、これにより、便器への洗浄水量を可変することができ、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。
以下、本発明の第1実施形態及び/又は第2実施形態の排水弁装置24、80による作用効果を説明する。
先ず、本発明の実施形態の排水弁装置24、80によれば、弁体42、86に取り付けられ洗浄水内の水位の低下に連動して下降するフロート48,88に、弁体42、86が下降を開始するタイミングを可変とする下降開始タイミング可変機構50、64、90を取り付けたので、弁体42、86が下降を開始するタイミングを変更とすることができる。この結果、本実施形態の排水弁装置24,80によれば、排水口32から洗浄水を排出する時間を変更し、排水口32からの排出される洗浄水量を変更することができるので、必要な洗浄水量が異なる種類の便器に取り付けて洗浄水量を容易に調整することができる。
本実施形態の排水弁装置24,80によれば、フロート48、88に浮力調整機構を設けたので、簡易な機構により、弁体42、86の下降開始タイミングを変更することができる。
本実施形態の排水弁装置24,80によれば、下降開始タイミング可変機構50、64、90は、洗浄水を貯水する貯水部58、92と、この貯水部58,92に貯水された洗浄水量を調整する調整部60、66、94と、を備えているので、調整部60,66、94により重りとして機能する貯水部58、92に貯水された洗浄水量を調整して、フロート48、88に作用する浮力を容易に変更することができる。
本実施形態の排水弁装置24,80によれば、下降開始タイミング可変機構50,64、90の調整部60,66、94により貯水部58,92の側壁58a,102の高さを変更して洗浄水量を調整するようにしているので、フロート48,88に作用する浮力を容易に変更することができる。
本実施形態の排水弁装置24,80によれば、下降開始タイミング可変機構50、64、90の貯水部58、92の側壁58a,102は、全周に渡って形成されその上縁部まで洗浄水の貯水が可能となっているので、貯水部58、92から貯水された洗浄水が抜ける場合でも、貯水部58、92から洗浄水が均一に水抜けするので、弁体42、86のバランスが崩れることなく弁体42、86を降下させることができる。
本実施形態の排水弁装置80によれば、フロート88又は貯水部92の側壁102に設けられた複数の高さ位置の異なる横溝106のうちの一つに側壁102又はフロート88に設けられた凸部106が挿通することにより、貯水部92の側壁102の上端部の高さ位置が変更され、弁体86の下降開始タイミングの変更およびフロート88の浮力の調整を簡易な構成により実現することができる。
本実施形態の排水弁装置80によれば、フロート88又は貯水部92の側壁102の周面には、調整部94付近に外側へ延びる壁部110が形成されており、この壁部110の外側端は調整部94より外側に位置しているので、壁部110により調整部94が何らかの部材に接触して外れることを防止することができ、確実に調整部94による貯水部92の洗浄水量の調整により重りの重さを調整することができる。
本実施形態による排水弁装置80によれば、壁部110が、調整部94を取り囲むように設けられているので、調整部94の接触外れを確実に防止することができる。
本実施形態による排水弁装置80によれば、壁部110により、弁体86の周方向の移動が規定されているので、フロート88に取り付けられた玉鎖30が回転して捩れるのを防止することができる。
本実施形態による排水弁装置80によれば、下降開始タイミング可変機構90の貯水部92がフロート88の周囲に形成されているので、装置全体を低シルエットのコンパクトなものとすることができる。
本実施形態の排水弁装置24によれば、下降開始タイミング可変機構50の調整部60は、フロート48と貯水部58の側壁58aに設けられ、貯水部58の側壁58aの高さを変更するネジ機構62であるので、簡易な機構によりフロート48に作用する浮力を変更して、弁体42の下降開始タイミングを容易に変更することができる。
本実施形態の排水弁装置24、80によれば、ガイド部72,112により弁体42,86の上下動をガイドするので、弁体42,86の上下動を安定させることができる。さらに、ガイド部72,112の貯水部58,92の側壁58a、102が嵌入される周面に洗浄水を流出させるための開口74,116が形成されているので、例えば、側壁58a、102を低く設定した場合に、ガイド部72,112内に側壁58a、102の高さを超える洗浄水が貯水されることがあっても、貯水部58,92の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を開口74,116から流出させることができる。その結果、本実施形態によれば、フロート48,88は、ガイド部72,112の影響を受けずに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロート48,88の浮力をほぼ一定に保つことができる。
本実施形態の排水弁装置24、80によれば、ガイド部72,112の開口74,116の上端は、弁体42,86がガイド部に対して最上位置に到達したとき、貯水部58,92の側壁58a、102の上端よりも上方に位置するように形成されているので、貯水部58,92の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を確実に開口から流出させることができ、これにより、フロート48,88に常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロート48,88の浮力をほぼ一定に保つことができる。
本実施形態の排水弁装置24、80によれば、ガイド部72,112の開口74,116は、その面積がガイド部内の水位が洗浄水タンク18内の水位の低下とほぼ同等速度で低下する程度の大きさに設定されているので、貯水部の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を貯水タンク内の水位の低下とほぼ同時に開口から流出させることができ、フロートに常に設定されたとおりの浮力を作用させて、フロートの浮力をほぼ一定に保つことができる。
本実施形態の排水弁装置24、80によれば、弁体42,86は、排水口32を密閉するシール部42a,86aを備え、弁体の一部がシール部よりも下方に位置するように設けられているので、装置全体をコンパクトにすることができる。
本実施形態の排水弁装置80によれば、弁体86は、下面を備え、この下面に穿孔86cが設けられているので、フロート88内に洗浄水が流入した場合に、弁体86の下面に設けられた穿孔86cから洗浄水の水抜きを行うことができる。
本実施形態の排水弁装置80によれば、弁体86の上面に弁体を引き上げる玉鎖30が取り付けられる玉鎖取付部118が設けられ、この玉鎖取付部により、玉鎖30の回転方向が一方向に規制されるので、玉鎖と貯水タンク内部材との干渉や玉鎖自身の絡まりを防止することができる。
本実施形態による貯水タンク装置4は、上述した排水弁装置24,80を備えているので、同様に、洗浄水量を調整することができる。
本実施形態による水洗大便器1は、上述した貯水タンク装置4を備えているので、洗浄水量を調整することができる。
1 水洗大便器
2 便器本体
4 貯水タンク装置
18 貯水タンク
24、80 排水弁装置
30 玉鎖(連結部材)
32 排水口
42,86 弁体
42a,86a シール部
44、82 台座
50,64,90 下降開始タイミング可変手段
58,92 貯水部
58a,102 側壁
60,66、94 調整部
72、112 ガイド部
74、116 開口
104 縦溝
106 横溝
108 凸部
110 壁部
118 玉鎖取付部

Claims (15)

  1. 洗浄水を貯水する貯水タンク装置の貯水タンクに取り付けられる排水弁装置であって、 貯水タンクの底面に設けられた排水口の上方に取り付けられ、上下方向に移動して上記排水口を開閉する弁体と、
    この弁体に取り付けられ上記貯水タンク内の水位の低下に連動して下降し外周壁を備えたフロートと、
    このフロートに取り付けられ、上記弁体が下降を開始するタイミングを可変とする下降開始タイミング可変機構と、を有し、
    上記下降開始タイミング可変機構は、洗浄水を貯水する貯水部と、この貯水部に貯水された洗浄水量を調整して上記フロートに作用する浮力を変更する調整部と、を備え、
    上記下降開始タイミング可変機構の貯水部は、その外周側に設けられた側壁とこの側壁より内側にある上記フロートの外周壁により形成され、上記調整部は、この貯水部の側壁の高さを変更して洗浄水量を調整することを特徴とする排水弁装置。
  2. 上記下降開始タイミング可変機構の貯水部の側壁は、全周に渡って形成されその上縁部まで洗浄水の貯水が可能となっている請求項に記載の排水弁装置。
  3. 上記下降開始タイミング可変機構の貯水部の調整部は、上記フロート又は貯水部の側壁に設けられた複数の高さ位置の異なる溝部と、上記側壁又はフロートに設けられ上記溝部に挿通可能な凸部である請求項に記載の排水弁装置。
  4. 上記フロート又は貯水部の側壁の周面には、上記調整部付近に外側へ延びる壁部が形成されており、この壁部の外側端は上記調整部より外側に位置している請求項に記載の排水弁装置。
  5. 上記壁部は、上記調整部を取り囲むように設けられている請求項に記載の排水弁装置。
  6. 上記壁部は、上記弁体が回転しないように、その周方向の移動が規制されている請求項に記載の排水弁装置。
  7. 上記下降開始タイミング可変機構の調整部は、上記フロートと上記貯水部の側壁に設けられ、上記貯水部の側壁の高さを変更するネジ機構である請求項に記載の排水弁装置。
  8. 更に、上記弁体の上下動をガイドするガイド部を備え、このガイド部の上記貯水部の側壁が嵌入される周面に洗浄水を流出させるための開口が形成されている請求項1乃至6の何れか1項に記載の排水弁装置。
  9. 上記ガイド部の開口の上端は、弁体がガイド部に対して最上位置に到達したとき、上記貯水部の側壁の上端よりも上方に位置するように形成されている請求項に記載の排水弁装置。
  10. 上記ガイド部の開口は、その面積が上記ガイド部内の水位が上記貯水タンク内の水位の低下とほぼ同等速度で低下する程度の大きさに設定されている請求項又は請求項に記載の排水弁装置。
  11. 上記弁体は、上記排水口を密閉するシール部を備え、上記弁体の一部が上記シール部よりも下方に位置するように設けられている請求項1乃至10に記載の排水弁装置。
  12. 上記弁体は、下面を備え、この下面に穿孔が設けられている請求項1乃至11に記載の排水弁装置。
  13. 更に、上記弁体の上面に弁体を引き上げる連結部材が取り付けられる連結部材取付部が設けられ、この連結部材取付部が、連結部材の回転方向を一方向に規制する回転規制部を備えている請求項1乃至12に記載の排水弁装置。
  14. 請求項1乃至13の何れかに記載の排水弁装置を備えた貯水タンク装置。
  15. 請求項14に記載の貯水タンク装置を備えた水洗大便器。
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