JP2016035187A - 排水弁装置、洗浄水タンク装置及び水洗大便器 - Google Patents
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Abstract
Description
このように構成された本発明によれば、弁体に取り付けられ洗浄水タンク内の水位の低下に連動して下降するフロートに、弁体が下降を開始するタイミングを可変とする下降開始タイミング可変機構を取り付けたので、弁体が下降を開始するタイミングを変更とすることができる。この結果、本発明によれば、排水口から洗浄水を排出する時間を変更し、排水口からの排出される洗浄水量を変更することができるので、必要な洗浄水量が異なる種類の便器に取り付けて洗浄水量を容易に調整することができる。
このように構成された本発明によれば、フロートに浮力調整機構を設けたので、簡易な機構により、弁体の下降開始タイミングを変更することができる。
このように構成された本発明によれば、調整部により重りとして機能する貯水部に貯水された洗浄水量を調整して、フロートに作用する浮力を容易に変更することができる。
このように構成された本発明においては、下降開始タイミング可変機構の調整部により貯水部の側壁の高さを変更して洗浄水量を調整するようにしているので、フロートに作用する浮力を容易に変更することができる。
このように構成された本発明によれば、貯水部から貯水された洗浄水が抜ける場合でも、貯水部の側壁が全周に渡って形成されているので、貯水部から洗浄水が均一に水抜けするので、弁体のバランスが崩れることなく弁体を降下させることができる。
このように構成された本発明によれば、フロート又は貯水部の側壁に設けられた複数の高さ位置の異なる溝部のうちの一つに側壁又はフロートに設けられた凸部が挿通することにより、貯水部の側壁の上端部の高さ位置が変更され、弁体の下降開始タイミングの変更およびフロートの浮力の調整を簡易な構成により実現することができる。
このように構成された本発明によれば、壁部により調整部が何らかの部材に接触して外れることを防止することができるために、確実に調整部による貯水部の洗浄水量の調整により重りの重さを調整することができる。
このように構成された本発明によれば、壁部が調整部を取り囲むので調整部の接触外れを確実に防止することができる。
このように構成された本発明においては、壁部により、弁体の周方向の移動が規定されているので、フロートに取り付けられた連結部材が回転して捩れるのを防止することができる。
このように構成された本発明においては、下降開始タイミング可変機構の貯水部がフロートの周囲に形成されているので、装置全体を低シルエットのコンパクトなものとすることができる。
このように構成された本発明によれば、ネジ機構により貯水部の側壁の高さを変更することにより、簡易な機構によりフロートに作用する浮力を変更して、弁体の下降開始タイミングを容易に変更することができる。
このように構成された本発明によれば、ガイド部により弁体の上下動をガイドするので、弁体の上下動を安定させることができる。さらに、ガイド部の貯水部の側壁が嵌入される周面に洗浄水を流出させるための開口が形成されているので、例えば、側壁を低く設定した場合に、ガイド部内に側壁の高さを超える洗浄水が貯水されることがあっても、貯水部の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を開口から流出させることができる。その結果、本発明によれば、フロートは、ガイド部の影響を受けずに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロートの浮力をほぼ一定に保つことができる。
このように構成された本発明によれば、貯水部の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を確実に開口から流出させることができ、これにより、フロートに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロートの浮力をほぼ一定に保つことができる。
このように構成された本発明によれば、貯水部の設定された洗浄水量を超える余分な洗浄水を貯水タンク内の水位の低下とほぼ同時に開口から流出させることができるので、フロートに常に設定されたとおりの浮力を作用させることができ、フロートの浮力をほぼ一定に保つことができる。
このように構成された本発明においては、弁体の一部がシール部よりも下方に位置するように設けられているので、装置全体をコンパクトにすることができる。
このように構成された本発明においては、フロート内に洗浄水が流入した場合に、弁体の下面に設けられた穿孔から洗浄水の水抜きを行うことができる。
このように構成された本発明によれば、連結部材取付部により連結部材の回転方向が一方向に規制されるので、連結部材と貯水タンク内部材との干渉や連結部材自身の絡まりを防止することができる。
ここでは、図4により、下降開始タイミング可変機構の他の例を説明する。図4は本発明の第1実施形態による排水弁装置の下降開始タイミング可変機構の他の例を示す斜視図である。なお、なお、図4に示す下降開始タイミング可変機構の他の例の説明において、図3に示す下降開始タイミング可変機構50と同一または同等の箇所には同一符号を付し、その説明を省略する。
左側の高DWL設定された排水弁装置80においては、貯水部92の側壁102の凸部108がフロート88の外筒88bの最上位の横溝106に挿通し、側壁102が突出高さが最も高い位置にある。このとき、排出口32から排出される洗浄水量は、最小となる。
このため、第2実施形態による排水弁装置80によれば、第1実施形態の排水弁装置と同様に、弁体86の下降開始タイミングを変更可能とすることができるので、排水口32の開放時間を変更可能とし、これにより、便器への洗浄水量を可変することができ、便器の種類に応じて洗浄水量を調整することができる。
先ず、本発明の実施形態の排水弁装置24、80によれば、弁体42、86に取り付けられ洗浄水内の水位の低下に連動して下降するフロート48,88に、弁体42、86が下降を開始するタイミングを可変とする下降開始タイミング可変機構50、64、90を取り付けたので、弁体42、86が下降を開始するタイミングを変更とすることができる。この結果、本実施形態の排水弁装置24,80によれば、排水口32から洗浄水を排出する時間を変更し、排水口32からの排出される洗浄水量を変更することができるので、必要な洗浄水量が異なる種類の便器に取り付けて洗浄水量を容易に調整することができる。
2 便器本体
4 貯水タンク装置
18 貯水タンク
24、80 排水弁装置
30 玉鎖(連結部材)
32 排水口
42,86 弁体
42a,86a シール部
44、82 台座
50,64,90 下降開始タイミング可変手段
58,92 貯水部
58a,102 側壁
60,66、94 調整部
72、112 ガイド部
74、116 開口
104 縦溝
106 横溝
108 凸部
110 壁部
118 玉鎖取付部
Claims (19)
- 洗浄水を貯水する貯水タンク装置の貯水タンクに取り付けられる排水弁装置であって、
貯水タンクの底面に設けられた排水口の上方に取り付けられ、上下方向に移動して上記排水口を開閉する弁体と、
この弁体に取り付けられ上記洗浄水タンク内の水位の低下に連動して下降するフロートと、
このフロートに取り付けられ、上記弁体が下降を開始するタイミングを可変とする下降開始タイミング可変機構と、
を有することを特徴とする排水弁装置。 - 上記下降開始タイミング可変機構は、上記フロートに設けられた浮力調整機構である請求項1に記載の排水弁装置。
- 上記下降開始タイミング可変機構は、洗浄水を貯水する貯水部と、この貯水部に貯水された洗浄水量を調整する調整部と、を備えている請求項2に記載の排水弁装置。
- 上記下降開始タイミング可変機構の貯水部は、その外周側に設けられた側壁を有し、上記調整部は、この貯水部の側壁の高さを変更して、洗浄水量を調整する請求項3に記載の排水弁装置。
- 上記下降開始タイミング可変機構の貯水部の側壁は、全周に渡って形成されその上縁部まで洗浄水の貯水が可能となっている請求項4に記載の排水弁装置。
- 上記下降開始タイミング可変機構の貯水部の調整部は、上記フロート又は貯水部の側壁に設けられた複数の高さ位置の異なる溝部と、上記側壁又はフロートに設けられ上記溝部に挿通可能な凸部である請求項4に記載の排水弁装置。
- 上記フロート又は貯水部の側壁の周面には、上記調整部付近に外側へ延びる壁部が形成されており、この壁部の外側端は上記調整部より外側に位置している請求項6に記載の排水弁装置。
- 上記壁部は、上記調整部を取り囲むように設けられている請求項7に記載の排水弁装置。
- 上記壁部は、上記弁体が回転しないように、その周方向の移動が規制されている請求項8に記載の排水弁装置。
- 上記下降開始タイミング可変機構の貯水部は、上記フロートの周囲に形成されている請求項3乃至9の何れか1項に記載の排水弁装置。
- 上記下降開始タイミング可変機構の調整部は、上記フロートと上記貯水部の側壁に設けられ、上記貯水部の側壁の高さを変更するネジ機構である請求項4に記載の排水弁装置。
- 更に、上記弁体の上下動をガイドするガイド部を備え、このガイド部の上記貯水部の側壁が嵌入される周面に洗浄水を流出させるための開口が形成されている請求項3乃至10の何れか1項に記載の排水弁装置。
- 上記ガイド部の開口の上端は、弁体がガイド部に対して最上位置に到達したとき、上記貯水部の側壁の上端よりも上方に位置するように形成されている請求項12に記載の排水弁装置。
- 上記ガイド部の開口は、その面積が上記ガイド部内の水位が上記洗浄水タンク内の水位の低下とほぼ同等速度で低下する程度の大きさに設定されている請求項12又は請求項13に記載の排水弁装置。
- 上記弁体は、上記排水口を密閉するシール部を備え、上記弁体の一部が上記シール部よりも下方に位置するように設けられている請求項1乃至14に記載の排水弁装置。
- 上記弁体は、下面を備え、この下面に穿孔が設けられている請求項1乃至15に記載の排水弁装置。
- 更に、上記弁体の上面に弁体を引き上げる連結部材が取り付けられる連結部材取付部が設けられ、この連結部材取付部が、連結部材の回転方向を一方向に規制する回転規制部を備えている請求項1乃至16に記載の排水弁装置。
- 請求項1乃至17の何れかに記載の排水弁装置を備えた貯水タンク装置。
- 請求項18に記載の貯水タンク装置を備えた水洗大便器。
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