JPH0346288Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0346288Y2 JPH0346288Y2 JP2042686U JP2042686U JPH0346288Y2 JP H0346288 Y2 JPH0346288 Y2 JP H0346288Y2 JP 2042686 U JP2042686 U JP 2042686U JP 2042686 U JP2042686 U JP 2042686U JP H0346288 Y2 JPH0346288 Y2 JP H0346288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- float
- valve chamber
- water
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 20
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Float Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は冷水や温水等の水配管に取り付けて、
送水初めの配管内の空気を急速に排気し、排気が
終われば閉弁を維持する、初期急速排気弁の改良
に関する。
送水初めの配管内の空気を急速に排気し、排気が
終われば閉弁を維持する、初期急速排気弁の改良
に関する。
排気弁には水が来れば閉弁し、空気が溜ればそ
の都度排出する、いわゆる自動排気弁と、初期空
気を急速に排気し、排気が終わつて水が来ると閉
弁し、その後は閉弁を維持する、いわゆる初期急
速排気弁とがあり、本考案は特に初期急速排気弁
の改良に関する。
の都度排出する、いわゆる自動排気弁と、初期空
気を急速に排気し、排気が終わつて水が来ると閉
弁し、その後は閉弁を維持する、いわゆる初期急
速排気弁とがあり、本考案は特に初期急速排気弁
の改良に関する。
従来の初期急速排気弁の一般的な構造は、ケー
シングで内部に弁室を形成し、弁室の下部に入口
を、上部に出口に通じる弁口を開けた弁座を形成
し、弁室内に球形のフロートを自由状態で配置し
て、その外表面で直接弁口を開閉せしめる様にし
たものである。
シングで内部に弁室を形成し、弁室の下部に入口
を、上部に出口に通じる弁口を開けた弁座を形成
し、弁室内に球形のフロートを自由状態で配置し
て、その外表面で直接弁口を開閉せしめる様にし
たものである。
この構造のものでは、初期の多量の空気が高速
で排出されるため、フロートがこの高速空気の風
圧により弁座に押し付けられ、空気を完全に排出
し終わらないうちに閉弁してしまう問題点があつ
た。
で排出されるため、フロートがこの高速空気の風
圧により弁座に押し付けられ、空気を完全に排出
し終わらないうちに閉弁してしまう問題点があつ
た。
従来の技術
そこで、従来は、実公昭53−1622号公報に示さ
れている様な技術が用いられた、これは、弁室内
にカツプ状のフロート受けを配置し、フロート受
けの外周とケーシング内壁との間に大きな流体通
路を形成し、フロート受けの下部側壁に小さな通
孔を開け、フロート受け内に球形のフロートを自
由状態で配置して、その外表面で直接弁口を開閉
せしめる様にしたものである。
れている様な技術が用いられた、これは、弁室内
にカツプ状のフロート受けを配置し、フロート受
けの外周とケーシング内壁との間に大きな流体通
路を形成し、フロート受けの下部側壁に小さな通
孔を開け、フロート受け内に球形のフロートを自
由状態で配置して、その外表面で直接弁口を開閉
せしめる様にしたものである。
送水初めに於いて、初期空気の大部分はケーシ
ング内壁とフロート受け外周との間を通つて、出
口に排気されるので、通孔を通過する排出空気の
量は少なく、フロートが吹き上げられることがな
い。
ング内壁とフロート受け外周との間を通つて、出
口に排気されるので、通孔を通過する排出空気の
量は少なく、フロートが吹き上げられることがな
い。
本考案が解決しようとする問題点
しかしながら、このものでは、水漏れが生じる
問題がある。即ち、通孔が小さいので、フロート
の浮上閉弁は、主に水がフロート受けの上端から
その内部に流入することにより行なわれ、フロー
トが浮上閉弁する間に、フロート受けの外周を通
過する水が流れ出てしまうためである。
問題がある。即ち、通孔が小さいので、フロート
の浮上閉弁は、主に水がフロート受けの上端から
その内部に流入することにより行なわれ、フロー
トが浮上閉弁する間に、フロート受けの外周を通
過する水が流れ出てしまうためである。
フロート受けの通孔を大きくすれば、フロート
の浮上遅れが生じないが、排出空気でフロートが
吹き上げられてしまう。
の浮上遅れが生じないが、排出空気でフロートが
吹き上げられてしまう。
本考案の技術的課題は、従つて、初期の空気を
短時間に排気して残留させることなく、水が来れ
ば迅速に且つ確実に閉弁維持できる初期急速排気
弁を得ることである。
短時間に排気して残留させることなく、水が来れ
ば迅速に且つ確実に閉弁維持できる初期急速排気
弁を得ることである。
問題点を解決するための手段
上記の技術的課題を解決するために講じた本考
案の技術的手段は、ケーシングで内部に弁室を形
成し、弁室の下部に入口を、上部に出口に通じる
弁口を開けた弁座を形成し、弁室内に球形のフロ
ートを自由状態で配置して、その外表面で直接弁
口を開閉せしめるものに於いて、弁室の下部に入
口からの流体の流れを制御する制御部材を配置
し、制御部材に流体が上方に流れる縦孔と、流体
が横方向に流入する横孔を開け、縦孔を開閉する
弁体を取り付けた、ものである。
案の技術的手段は、ケーシングで内部に弁室を形
成し、弁室の下部に入口を、上部に出口に通じる
弁口を開けた弁座を形成し、弁室内に球形のフロ
ートを自由状態で配置して、その外表面で直接弁
口を開閉せしめるものに於いて、弁室の下部に入
口からの流体の流れを制御する制御部材を配置
し、制御部材に流体が上方に流れる縦孔と、流体
が横方向に流入する横孔を開け、縦孔を開閉する
弁体を取り付けた、ものである。
作 用
上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
制御部材に開けた縦孔は、流入流体がフロート
を押し上げる力として作用し、横孔はフロートに
できるだけ当たらずに流体を弁室内に導入する作
用をする。空気は水に比べて単位体積当たりの運
動エネルギーが遥かに小さいので、空気が流入し
ているときには、弁体は縦孔を閉じており、水が
流入してくると開く。従つて、空気は横孔を通し
てのみ出口に排気され、フロートが吹き上げられ
閉弁してしまうことがない。水が流入してくる
と、縦孔が開き、フロートに押し上げ力が作用す
る。縦孔は排気時には閉じているので大きくする
ことができ、また縦孔と横孔は弁室の下部に開口
しているので、フロートは弁室内水位とともに浮
上し、閉弁遅れが生じない。
を押し上げる力として作用し、横孔はフロートに
できるだけ当たらずに流体を弁室内に導入する作
用をする。空気は水に比べて単位体積当たりの運
動エネルギーが遥かに小さいので、空気が流入し
ているときには、弁体は縦孔を閉じており、水が
流入してくると開く。従つて、空気は横孔を通し
てのみ出口に排気され、フロートが吹き上げられ
閉弁してしまうことがない。水が流入してくる
と、縦孔が開き、フロートに押し上げ力が作用す
る。縦孔は排気時には閉じているので大きくする
ことができ、また縦孔と横孔は弁室の下部に開口
しているので、フロートは弁室内水位とともに浮
上し、閉弁遅れが生じない。
考案の効果
本考案は下記の特有の効果を生じる。
空気は横孔を通つてのみ排気されるので、フロ
ートが空気流で動揺することがなく、弁ケーシン
グ内壁等に衝突して損傷することがない。
ートが空気流で動揺することがなく、弁ケーシン
グ内壁等に衝突して損傷することがない。
制御部材は弁室下部に配置すればよいので、形
状はコンパクトであり、弁自体も大きくならな
い。
状はコンパクトであり、弁自体も大きくならな
い。
実施例
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する(第1図参照)。
する(第1図参照)。
本体1に蓋2をボルト3で締結して弁ケーシン
グを形成し、内部に弁室4を形成する。弁室4の
下部に入口5を上部に出口6を形成する。入口5
と出口6には配管接続用の雌ねじを形成してい
る。
グを形成し、内部に弁室4を形成する。弁室4の
下部に入口5を上部に出口6を形成する。入口5
と出口6には配管接続用の雌ねじを形成してい
る。
蓋2に弁座7をねじ結合する。弁座7は弁室4
の上部側方に位置している。弁座7に弁室と出口
6を連通する弁口8を開ける。入口5と出口6は
弁室4の中心軸上から弁口8側に変心している。
の上部側方に位置している。弁座7に弁室と出口
6を連通する弁口8を開ける。入口5と出口6は
弁室4の中心軸上から弁口8側に変心している。
弁室4内に中空の球形フロート9を自由状態で
配置する。フロート9はその外表面で弁口8を直
接開閉する。蓋2には二条のフロート座10を形
成している。
配置する。フロート9はその外表面で弁口8を直
接開閉する。蓋2には二条のフロート座10を形
成している。
入口5の弁室4側端に制御部材11を圧入して
固定する。制御部材11は下部部材12に上部部
材13を圧入して形成する。
固定する。制御部材11は下部部材12に上部部
材13を圧入して形成する。
下部部材12には中央を貫通して入口5に通じ
る通路14と通路14を弁室に連通する横孔15
を開ける。横孔15は紙面の向側と手前側に2
つ、弁室4底壁に沿つて開いている。
る通路14と通路14を弁室に連通する横孔15
を開ける。横孔15は紙面の向側と手前側に2
つ、弁室4底壁に沿つて開いている。
上部部材13の中央に縦孔16を開ける。縦孔
16は弁口8と同一平面上に位置している。通路
14は縦孔16を通して弁室4に連通する。
16は弁口8と同一平面上に位置している。通路
14は縦孔16を通して弁室4に連通する。
通路14の内周に環状弁座17を形成し、環状
弁座17に離着座する弁デイスク18を配置す
る。弁デイスク18はバネ19で環状弁座17に
付勢している。尚、参照番号20,21はそれぞ
れ通路14および縦孔16に形成したリブであ
る。
弁座17に離着座する弁デイスク18を配置す
る。弁デイスク18はバネ19で環状弁座17に
付勢している。尚、参照番号20,21はそれぞ
れ通路14および縦孔16に形成したリブであ
る。
上部部材13の上端面は弁口8から遠ざかるに
従つて低くなる様に傾斜面22に形成している。
従つて低くなる様に傾斜面22に形成している。
送水初めに於いて、初期空気が入口5から流入
してくる。弁デイスク18は環状弁座17に着座
して、縦孔16を閉じている。初期空気は横孔1
5から弁室4内に流入し、フロート9を吹き上げ
ることなく、弁口8を通つて、出口6に排気され
る。初期空気の排気後、水が入口5から流入して
くると、弁デイスク18は弁座17から離座し、
横孔15および縦孔16を通つて弁室4内に流入
し、水位と共にフロート9が浮上して弁口8を閉
じる。
してくる。弁デイスク18は環状弁座17に着座
して、縦孔16を閉じている。初期空気は横孔1
5から弁室4内に流入し、フロート9を吹き上げ
ることなく、弁口8を通つて、出口6に排気され
る。初期空気の排気後、水が入口5から流入して
くると、弁デイスク18は弁座17から離座し、
横孔15および縦孔16を通つて弁室4内に流入
し、水位と共にフロート9が浮上して弁口8を閉
じる。
第1図は本考案の実施例の初期急速排気弁の断
面図、第2図は第1図の制御部材の拡大断面図で
ある。 4:弁室、5:入口、6:出口、7:弁座、
8:弁口、9:フロート、11:制御部材、1
5:横孔、16:縦孔、18:弁デイスク。
面図、第2図は第1図の制御部材の拡大断面図で
ある。 4:弁室、5:入口、6:出口、7:弁座、
8:弁口、9:フロート、11:制御部材、1
5:横孔、16:縦孔、18:弁デイスク。
Claims (1)
- ケーシングで内部に弁室を形成し、弁室の下部
に入口を、上部に出口に通じる弁口を開けた弁座
を形成し、弁室内に球形のフロートを自由状態で
配置して、その外表面で直接弁口を開閉せしめる
ものに於いて、弁室の下部に入口からの流体の流
れを制御する制御部材を配置し、制御部材に流体
が上方に流れる縦孔と、流体が横方向に流入する
横孔を開け、縦孔を開閉する弁体を取り付けた、
初期急速排気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2042686U JPH0346288Y2 (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2042686U JPH0346288Y2 (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62133072U JPS62133072U (ja) | 1987-08-21 |
JPH0346288Y2 true JPH0346288Y2 (ja) | 1991-09-30 |
Family
ID=30815927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2042686U Expired JPH0346288Y2 (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346288Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016035318A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-17 | 株式会社テイエルブイ | フロート弁 |
-
1986
- 1986-02-14 JP JP2042686U patent/JPH0346288Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016035318A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-17 | 株式会社テイエルブイ | フロート弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62133072U (ja) | 1987-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0346288Y2 (ja) | ||
JPH0547331Y2 (ja) | ||
JP2001173824A (ja) | 排気弁 | |
JP4602824B2 (ja) | 排気弁 | |
JP4334689B2 (ja) | フロート式ドレントラップ | |
JP4166513B2 (ja) | フロート式ドレントラップ | |
JP4166514B2 (ja) | フロート式ドレントラップ | |
CN212745952U (zh) | 一种集中疏水装置 | |
JP2005061523A (ja) | 排気弁 | |
JPS6316957Y2 (ja) | ||
JPS6312320Y2 (ja) | ||
JPH0637276Y2 (ja) | フロート式エアートラップ | |
JP3641057B2 (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JPH0454380Y2 (ja) | ||
JP2001173891A (ja) | フロート式ドレントラップ | |
JPH0631290Y2 (ja) | 過熱蒸気の減温装置 | |
JP2001116154A (ja) | 排気弁 | |
JP3822278B2 (ja) | ドレントラップ | |
JPH1030793A (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JP4275261B2 (ja) | フロート弁 | |
JPH0438879Y2 (ja) | ||
JPS60599B2 (ja) | ドレントラツプの弁機構 | |
JPS5922368Y2 (ja) | ガスコツク | |
JPH0637266Y2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JPH0740800Y2 (ja) | フリーバケットフロート式スチームトラップ |