JPS6316957Y2 - - Google Patents

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JPS6316957Y2
JPS6316957Y2 JP1983106701U JP10670183U JPS6316957Y2 JP S6316957 Y2 JPS6316957 Y2 JP S6316957Y2 JP 1983106701 U JP1983106701 U JP 1983106701U JP 10670183 U JP10670183 U JP 10670183U JP S6316957 Y2 JPS6316957 Y2 JP S6316957Y2
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JP
Japan
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bimetal
valve
float
valve seat
valve chamber
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JP1983106701U
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JPS6014394U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (目的) 本考案は、蒸気配管系に発生する復水を自動的
に排出するスチームトラツプに関し、特に開放又
は密閉のフロートで直接弁を開閉するフロート式
スチームトラツプに於いて、低温時にフロートを
弁座に着座させない構造に関する。
フロート式スチームトラツプは、気体と液体の
比重差を利用して蒸気は排出せず、復水のみを排
出する。トラツプ内部に空気等の非凝縮気体が流
入すると、フロートは弁座に着座し、閉弁するの
で、空気障害を起こす問題がある。
この問題に対する従来の解決策の一つが、特公
昭48−4333号公報に示されている。これを第3図
を参照して説明する。
弁ケーシング51,52で入口53と出口54
及び弁室55を形成する。弁室55内に密閉フロ
ート56を収容し、フロート56が直接弁座57
に離着座し開閉弁する。弁室56内部に温度変化
に応じて凹凸状に反転するバイメタル58を配置
し、低温時にバイメタル58が凸状になり、フロ
ート56を開弁方向に押し、弁座57への着座を
防止する。バイメタル58は凹状、凸状どちらの
場合に於いても弁座57前面には位置しない。5
9はスクリーンである。
上記構造のスチームトラツプでは、運搬途中や
蒸気送り始めに起こるウオータ・ハンマによりフ
ロート56が激しく転動すると、この場合、弁室
55内は低温でバイメタル58は凸状態になつて
いるが、バイメタル58は弁座57前面には位置
しないので、フロートの転動がバイメタル58の
フロート56を閉弁方向に押す力に勝り、フロー
ト56は弁座57に衝突しフロート56が破損す
る問題がある。
本考案の技術的課題は、低温時に於いて、フロ
ートが弁座に直接当らない様にすることである。
(構成) 上記の課題を解決するために講じた本考案の技
術的手段は、弁ケーシングで弁室を形成し、弁口
を開けた弁座を弁室内に突出せしめて配置し、弁
座に直接当接して弁口を開閉するフロートを弁室
内に自由状態で収容し、弁室内に配置したバイメ
タルで空気障害を防止するものに於いて、バイメ
タルは一端を弁室内壁に固定したほぼU字形の第
1バイメタルと、第1バイメタルの他端に一端を
固定したほぼく字形の第2バイメタルからなり、
第1バイメタルの他端が弁口の軸とほぼ直角方向
に、第2バイメタルの他端がほぼ弁口の軸方向に
変位するように弁室内に配置し、低温時に第2バ
イメタルの他端が弁座の前面に位置するようにし
たものである。
低温時に於いて、第1バイメタルはU字形が拡
がる方向に、第2バイメタルはく字形の湾曲が小
さくなる方向に湾曲して、第2バイメタルの他端
が弁座前面に変位して、フロートを弁座に着座さ
せず、空気障害を防止する。高温時には、第1バ
イメタルはU字形が縮まる方向に、第2バイメタ
ルはく字形の湾曲が大きくなる方向に湾曲して、
第2バイメタルの他端が弁座面よりも後方に変位
し、フロートの開閉弁作動に干渉しない。
低温時にフロートが弁口方向に激しく転動して
も、フロートは第2バイメタルの他端を弁口の軸
方向に変位せしめながら、第2バイメタルの他端
を間に介した状態で弁座に当接する。すなわち、
フロートは弁座に直接当たらず、第2バイメタル
の他端が弁座に当たる。従つて、フロートは弁座
に直接当たることはなく、また、フロートと第2
バイメタル、第2バイメタルと弁座は面で当たる
ので損傷は少ない。
(特有の効果) フロートの損傷を防止するためにフロートを高
硬度に加工したものでは、加工コストが嵩むが、
本考案では、フロートがバイメタルに当り、バイ
メタルが弁座に当る。バイメタル及び弁座へは平
面で衝突するのでフロートを高硬度に加工しなく
てもフロートの損傷を防止できる。
空気排出を行なうバイメタルとは別体に、フロ
ートの弁座への衝突を防止する部材を取り付けた
ものでは生産コストが嵩むが、本考案では、バイ
メタルが、空気排出及びフロートの衝突による損
傷防止を兼ねるので経済的である。
(実施例) 本考案を具体的に実施する一例を第1図と第2
図を参照しながら説明する。
図示のスチームトラツプは下向き開放フロート
式である。弁ケーシングは本体1に気密保持用の
ガスケツト2を介して蓋3をボルト(図示せず)
で結合して形成し、内部に弁室4を形成する。本
体1の側部に入口5を設け、そこから入口通路6
を通して本体1の底部に延長し、本体1の底壁に
螺着した導入管7を通して弁室4内に連通する。
流入通路6内にスクリーン20を挿入し、ボルト
21で取り付ける。導入管7は発射台8を挾んで
本体1に取り付ける。導入管8の上部側面に噴出
孔9を複数個設ける。蓋3の内壁に弁座部材10
を内側から螺着する。弁室4は弁座部材10の弁
口11と弁孔12以下の絞りオリフイス13及び
出口通路14を通して、入口5と同軸的に設けた
出口15に連通する。入口5と出口15には配管
連結用の雌ネジを形成する。
弁室4内にほぼ球形で外側に球面状の弁面を有
し、下部に導入開孔16を有する下向き開放フロ
ート17を自由状態で収容する。フロート17の
上部に逸気孔18を設ける。導入開孔16部分に
環状の口金19を取り付ける。弁室内壁上部にほ
ぼU字形の第1バイメタル22の一端をビス23
で取り付ける。第1バイメタル22の他端には第
2バイメタル24を溶接して接合し、弁座部材1
0方向に伸延する。第1バイメタルは外側が高膨
脹側、内側が低膨脹側である。第2バイメタルは
上方が高膨脹側、下方が低膨脹側である。
上記スチームラツプの作動は次の通りである。
入口5は蒸気使用機器等の復水発生箇所に接続
する。通気始めに於いては、冷水、低温空気が入
口5から入口通路6、スクリーン20、導入管
7、噴出孔9を通りフロート17内部に入り、空
気がフロート17内の上部に、冷水がフロート1
7内の下部とフロート17の外側に分離して溜
る。この時バイタメルは第1図に示す如く位置し
ている。すなわち、第1バイメタル22はU字形
が拡がる方向に湾曲し、第2バイメタル24は湾
曲が小さくなる方向に湾曲し、第2バイメタルの
先端が弁座10前面に位置し、フロート17を弁
座10に着座させない。フロート17は内部の空
気量に応じて浮上降下するがバイメタルにより閉
弁できないので弁室4内の冷水は弁口11から弁
孔12、オリフイス13、出口通路14を通り、
出口15から流出する。フロート17内の空気は
逸気孔18から流出し、弁口11を通つて排出さ
れる。
冷水、空気の排除が完了し、続いて蒸気が流入
すると蒸気によりバイメタルは第2図面に示す如
く湾曲する。すなわち、第1バイメタル22はU
文字形が縮まる方向に湾曲し、第2バイメタル2
4は湾曲が大きくなる方向に湾曲し、弁座10の
突出部分よりも後方に位置する。フロート17は
内部の蒸気によつて浮上し、弁口11を塞ぎ蒸気
の流出を防ぐ。入口5に復水が流入しフロート1
7内への蒸気の供給が止まると、内部の空気は冷
却凝縮と逸気孔18からの流出で減少し、フロー
ト17は浮力を失つて沈下する。この様な動作を
自動的に繰り返す。
高温の空気が流入するとフロート17は浮上
し、弁口11を塞ぐが弁室4内の温度が低下する
とバイメタルが第1図に示す如く湾曲してフロー
ト17を弁座10から押し退けて開弁させ、空気
排出が行なわれる。
弁室4内が低温時はバイメタルは第2図の如く
湾曲し、弁座10前面に位置しているので、運搬
途中や蒸気送り初めのウオータ・ハンマによりフ
ロート17が激しく転動してもフロート17はバ
イメタルに、バイメタルは弁座10に、各々平面
で当るのでフロート17のが損傷することはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の下向き開放フロート
式スチームトラツプの低温時のバイメタルの湾曲
状態を示す断面図、第2図は同じく高温時のバイ
メタルの湾曲状態を示す要部のみの断面図、第3
図面は従来の密閉フロート式スチームトラツプの
低温時のバイメタルの湾曲状態を示す断面図であ
る。 4……弁室、10……弁座、11……弁口、1
7……フロート、22……第1バイメタル、24
……第2バイメタル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁ケーシングで弁室を形成し、弁口を開けた弁
    座を弁室内に突出せしめて配置し、弁座に直接当
    接して弁口を開閉するフロートを弁室内に自由状
    態で収容し、弁室内に配置したバイメタルで空気
    障害を解消するものに於いて、バイメタルは一端
    を弁室内壁に固定したほぼU字形の第1バイメタ
    ルと、第1バイメタルの他端に一端を固定したほ
    ぼく字形の第2バイメタルからなり、第1バイメ
    タルの他端が弁口の軸とほぼ直角方向に、第2バ
    イメタルの他端がほぼ弁口の軸方向に変位するよ
    うに弁室内に配置し、低温時に第2バイメタルの
    他端が弁座の前面に位置する様にしたフロート式
    スチームトラツプ。
JP10670183U 1983-07-08 1983-07-08 フロ−ト式スチ−ムトラツプ Granted JPS6014394U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10670183U JPS6014394U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 フロ−ト式スチ−ムトラツプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10670183U JPS6014394U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 フロ−ト式スチ−ムトラツプ

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Publication Number Publication Date
JPS6014394U JPS6014394U (ja) 1985-01-31
JPS6316957Y2 true JPS6316957Y2 (ja) 1988-05-13

Family

ID=30249588

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10670183U Granted JPS6014394U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 フロ−ト式スチ−ムトラツプ

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JP (1) JPS6014394U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS488742U (ja) * 1971-06-10 1973-01-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS488742U (ja) * 1971-06-10 1973-01-31

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Publication number Publication date
JPS6014394U (ja) 1985-01-31

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