JPH0329678Y2 - - Google Patents

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JPH0329678Y2
JPH0329678Y2 JP1985158403U JP15840385U JPH0329678Y2 JP H0329678 Y2 JPH0329678 Y2 JP H0329678Y2 JP 1985158403 U JP1985158403 U JP 1985158403U JP 15840385 U JP15840385 U JP 15840385U JP H0329678 Y2 JPH0329678 Y2 JP H0329678Y2
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JP
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float
valve
shape memory
memory alloy
valve seat
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JP1985158403U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、蒸気輸送配管途中及び管末に取り付
けて配管中に発生するドレンを排除するスチーム
トラツプに関し、特に自由状態で弁室に配置され
たフロートの浮上降下を利用して対応する弁口を
開閉せしめるフロート型スチームトラツプの初期
エアー・ドレン排出機構に関する。
蒸気輸送管の運転開始時には、その内部にエア
ー及び多量の低温ドレンが滞留しており、蒸気使
用機器の立上がり時間を早くする為や機器の損傷
を防止する為にこれらの低温ドレンを早急にスチ
ームトラツプから排出する必要がある。
<従来の技術> そこで、従来は初期エアー・ドレン排出機構と
して実公昭48−8742号公報や実公昭48−4333号公
報に示されている様にU字状もしくは円盤状のバ
イメタルで低温時にフロートを強制的に弁座と接
触しない様にしするものがある。
<解決しようとする課題> しかしながら、上記技術手段はウオーターハン
マの対策としては何も講じられていない。ウオー
ターハンマは運転初期蒸気配管内に滞留ている低
温ドレンが新しく流れて来る高温の蒸気によつて
移動される時著しい騒音と、振動が伴う現象であ
る。従つて、このハンマの衝撃によりスチームト
ラツプ内に収容されたフロートが弁室内で衝撃的
に移動し、それ程強くないバイメタルの弾性反力
に打勝つてバイメタルを変形せしめ、その結果硬
質の材料で形成された弁座部材に衝突してフロー
トが打痕、損傷するという問題がある。また、こ
のときバイメタルはフロートに対して同一の一点
で当たる為にその部分が著しく摩耗するという問
題もある。
従つて、本考案の技術的課題はウオーターハン
マ等の衝撃からスチームトラツプ内に収容された
フロートやバイメタル等の温度応動部材が変形し
ないようにすることである。
<課題を解決する為の手段> 上記課題を解決する為に講じた本考案の技術的
手段は、入口、出口を有する本体内に弁室を形成
し、弁室内底部に出口と連通する弁口を開口した
弁座部材を配置し、弁座部材を囲むようにコイル
状の形状記憶合金を配置し、その形状記憶合金の
一端は弁室内に固定し他端には弁口を囲むように
形成された略円筒形のフロート収容部材を取付
け、フロート収容部材の内部には球形のフロート
を自由状態で収容し、前記フロート収容部材は形
状記憶合金が低温で伸長したときにフロートがそ
の部材の下部と円周で当接し、且つフロートが弁
座部材に当接しないようにし形成配置し、フロー
ト収容部材と弁室内壁との隙間はフロートとフロ
ート収容部材の隙間よりが十分に大きくなるよう
に形成し、その周囲側壁でフロートの下部に位置
するところに総面積が弁口面積より大きな連通孔
を複数個形成したものである。
<作用> 流体が所定温度より低温時には形状記憶合金が
伸びて、それに結合したフロート収容部材が弁座
面より高い位置にあり、フロートを強制的に弁座
に着座しない様にして初期エアー・ドレンを排除
する。そして、フロートの衝撃に対してはフロー
トが、形状記憶合金に一点で当るのではなく、フ
ロート収容部材に全周囲で当つて衝撃力が分散さ
れて形状記憶合金に伝わる。
また、フロート収容部材と弁室内壁との隙間は
フロートとフロート収容部材の隙間より十分に大
きくなるように形成されているので、入口からの
ドレンはフロート収容部材と弁室内壁との隙間を
優先的に流れ、そしてフロート収容部材の下部に
開口された連通孔からフロートを上昇せしめるよ
うに流入する。その為に、ドレンが衝撃的に弁室
内に流入してもフロートがフロート収容部材への
衝撃を更に弱めることができる。
所定温度より高くなると形状記憶合金が縮ん
で、フロートが弁座に着座して通常のトラツプと
しての作動を行う。
<実施例> 本考案の技術的手段の具体例を示す実施例を第
1図を参照して説明する。
上部に入口1を有する蓋2と下部に出口3を有
するほぼ円筒状の本体4をガスケツト19及び上
方に湾曲したスクリーン7をを挾んでねじ込み結
合して弁筐体を成し、内部に弁室20を形成す
る。弁室20の下部には入口出口と同軸的に形成
した弁座受部材6を設け、その先端に出口3と連
通する弁口14を開口した弁座5を配置する。
固定板10に取付けた形状記憶合金11を弁座
受部材6のまわりに配置して、スナツプリング9
で固定板10を固定する。形状記憶合金11の上
端は弁座5と弁座受部材6の間に取付けられたス
トツパー8でその変位を限定される。形状記憶合
金11の上端には上固定板15を介してフロート
収容筒、16を取付ける。上固定板15は形状記
憶合金11の上端と接合され、内径は弁座受部材
6の外径よりわずか大きく弁座受部材6の周壁を
形状記憶合金11の動きに伴なつて上下に摺動す
る。
フロート収容筒、16は二段の円筒形状であ
り、上筒部の内径は内部に収容する球形のフロー
ト13の外径より大きく形成し、下筒部との境部
18の全周でフロート13を当接して受ける。ま
た形状記憶合金11が低温で伸長して上固定いた
15がストツパー8に当たつた時に、フロート1
3が弁座部材5に当接しないようにする。そして
フロート収容筒16の周囲にはフロート13の下
部に対応する部分のみに内外を連通する連通孔1
7を複数個開ける。連通孔17の総面積は弁口1
4の面積よりも大くする。また、フロート収容筒
16と弁室20内壁との隙間はフロート13とフ
ロート収容筒16の隙間より十分に大きくなるよ
うに形成する。
作用は以下の通りである。通気初期流体の温度
が低く弁室内にドレンがない場合は形状記憶合金
11が伸び筒境部18によつてフロート13が持
上げられて弁座5に当接せず、初期エアー・ドレ
ンが弁口14空排出される。この時ウオーターハ
ンマによりフロート13が衝撃的に境部18に当
接しても一点で当るのではなく、全周で当たりそ
の力が分散される為に形状記憶合金11及びフロ
ート13は損傷することはない。また、形状記憶
合金11は従来のバイメタルに比べて弾性反力が
非常に大きいので、ウオーターハンマの衝撃に対
しては変形することはない。
また、フロート収容筒16と弁室20の内壁と
の隙間はフロート13とフロート収容筒16の隙
間より十分に大きくなるように形成されているの
で、ウオーターハンマによる入口からの衝撃的な
流体はフロート収容筒16と弁室20の内壁との
隙間を優先的に流れ、そしてフロート収容筒16
に開口された連通孔17からフロート13を上昇
せしめるように流入する。その為に、流体が衝撃
的に弁室内に流入してもフロート13がフロート
収容筒16の境部18への衝撃を更に弱めること
ができる。流体は初期エアーでも低温のドレンで
も同じように作用する。
流体が所定温度より高くなると形状記憶合金1
1縮んで、フロート13が自由状態になり弁座5
に着座して通常のトラツプとしての作動を行う。
<考案の効果> 本考案によれば、ウオーターハンマ等の衝撃に
対してもフロート及び形状記憶合金が損傷するこ
とがないフロート型スチームトラツプを提供でき
る。
形状記憶合金の変位する方向軸と弁口軸が同軸
上にあるので形状記憶合金の変位を大きく利用す
ることが出来、低温時にフロートと弁座の距離を
大きくとることが出来る。
従来のバイメタルより形状記憶合金の方が強い
反力か得られるので、大きな衝撃力に対してもフ
ロートが硬質の弁座に当るのを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のフロート型スチーム
トラツプの断面図である。 1:入口、4:本体、11:形状記憶合金、1
3:フロート、16:フロート収容筒、17:連
通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口、出口を有する本体内に弁室を形成し、弁
    室内底部に出口と連通する弁口を開口した弁座部
    材を配置し、弁座部材を囲むようにコイル状の形
    状記憶合金を配置し、その形状記憶合金の一端は
    弁室内に固定し他端には弁口を囲むように形成さ
    れた略円筒形のフロート収容部材を取付け、フロ
    ート収容部材の内部には球形のフロートを自由状
    態で収容し、前記フロート収容部材は形状記憶合
    金が低温で伸長したときにフロートがその部材の
    下部と円周で当接し、且つフロートが弁座部材に
    当接しないようにし形成配置し、フロート収容部
    材と弁室内壁との隙間はフロートとフロート収容
    部材の隙間よりが十分に大きくなるように形成
    し、その周囲側壁でフロートの下部に位置すると
    ころに総面積が弁口面積より大きな連通孔を複数
    個形成したことを特徴とするフロート型スチーム
    トラツプ。
JP1985158403U 1985-10-15 1985-10-15 Expired JPH0329678Y2 (ja)

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JPS6266096U JPS6266096U (ja) 1987-04-24
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