JPH07224996A - フロ―ト弁 - Google Patents
フロ―ト弁Info
- Publication number
- JPH07224996A JPH07224996A JP4182894A JP4182894A JPH07224996A JP H07224996 A JPH07224996 A JP H07224996A JP 4182894 A JP4182894 A JP 4182894A JP 4182894 A JP4182894 A JP 4182894A JP H07224996 A JPH07224996 A JP H07224996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- float
- outlet
- inlet
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Float Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳鍛造や特殊な加工を不要とすると共に、加
工工程も少なくして、製作が容易で安価なフロ―ト弁を
得ること。 【構成】 薄板で作った入口側及び出口側ケ―シング部
材１，２を溶接３によって固着して内部に弁室４を有す
る弁ケ―シングを形成する。弁ケ―シング内に球形のフ
ロ―ト１０を自由状態で配置する。フロ―ト１０の外表
面が開閉する弁口７を薄板で作った弁座部材８で形成す
る。
工工程も少なくして、製作が容易で安価なフロ―ト弁を
得ること。 【構成】 薄板で作った入口側及び出口側ケ―シング部
材１，２を溶接３によって固着して内部に弁室４を有す
る弁ケ―シングを形成する。弁ケ―シング内に球形のフ
ロ―ト１０を自由状態で配置する。フロ―ト１０の外表
面が開閉する弁口７を薄板で作った弁座部材８で形成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はフロ―トの浮上降下によ
り弁口を開閉するフロ―ト弁、例えば、各種蒸気使用機
器や蒸気配管等から自動的に復水だけを排出するスチ―
ムトラップ、空気配管中から復水だけを排出するエアト
ラップ、あるいは、液体配管等から不凝縮ガスを排出す
るエアベント等に関し、特に製作が容易で安価なフロ―
ト弁の構造に関する。
り弁口を開閉するフロ―ト弁、例えば、各種蒸気使用機
器や蒸気配管等から自動的に復水だけを排出するスチ―
ムトラップ、空気配管中から復水だけを排出するエアト
ラップ、あるいは、液体配管等から不凝縮ガスを排出す
るエアベント等に関し、特に製作が容易で安価なフロ―
ト弁の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】フロ―ト弁の一種のフロ―ト式スチ―ム
トラップとして例えば実公昭５９−２７６００号公報に
示されたものがある。これは、鋳造や鍛造で専用に作ら
れた本体と蓋体で内部に弁室を有する弁ケ―シングを形
成し、本体に出入口のねじ加工や弁座部材取付け用の加
工を施すと共に、棒材を切削加工して作られた弁座部材
に弁口を形成したもので、蒸気使用機器に配管接続さ
れ、弁室内に自由状態で配置された球形フロ―トが、弁
室内に溜った復水の水位に応じて浮上降下することによ
り弁座部材に形成された弁口を開閉して復水のみを系外
に排出し、蒸気は排出しないものである。
トラップとして例えば実公昭５９−２７６００号公報に
示されたものがある。これは、鋳造や鍛造で専用に作ら
れた本体と蓋体で内部に弁室を有する弁ケ―シングを形
成し、本体に出入口のねじ加工や弁座部材取付け用の加
工を施すと共に、棒材を切削加工して作られた弁座部材
に弁口を形成したもので、蒸気使用機器に配管接続さ
れ、弁室内に自由状態で配置された球形フロ―トが、弁
室内に溜った復水の水位に応じて浮上降下することによ
り弁座部材に形成された弁口を開閉して復水のみを系外
に排出し、蒸気は排出しないものである。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、
鋳鍛造や各種の特殊な加工が必要であり、製作工程が多
くなり製品コストが高くなる問題があった。従って本発
明の技術的課題は、鋳鍛造や特殊な加工を不要とすると
共に、加工工程も少なくして、製作が容易で安価なフロ
―ト弁を得ることである。
鋳鍛造や各種の特殊な加工が必要であり、製作工程が多
くなり製品コストが高くなる問題があった。従って本発
明の技術的課題は、鋳鍛造や特殊な加工を不要とすると
共に、加工工程も少なくして、製作が容易で安価なフロ
―ト弁を得ることである。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、薄板で作った入
口側及び出口側ケ―シング部材を固着して内部に弁室を
有する弁ケ―シングを形成し、弁ケ―シング内に球形の
フロ―トを自由状態で配置し、フロ―トの外表面が開閉
する弁口を薄板で作った弁座部材にあるいは出口側ケ―
シング部材に形成したことを特徴とするものである。
るために講じた本発明の技術的手段は、薄板で作った入
口側及び出口側ケ―シング部材を固着して内部に弁室を
有する弁ケ―シングを形成し、弁ケ―シング内に球形の
フロ―トを自由状態で配置し、フロ―トの外表面が開閉
する弁口を薄板で作った弁座部材にあるいは出口側ケ―
シング部材に形成したことを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
薄板で作った入口側及び出口側ケ―シング部材で弁ケ―
シングを形成すると共に、薄板で作った弁座部材にある
いは出口側ケ―シング部材に弁口を形成しているので、
弁ケ―シングと弁口を形成する部材の形成に際して鋳鍛
造や特殊な加工を必要とせず、製作が容易で安価とな
る。
薄板で作った入口側及び出口側ケ―シング部材で弁ケ―
シングを形成すると共に、薄板で作った弁座部材にある
いは出口側ケ―シング部材に弁口を形成しているので、
弁ケ―シングと弁口を形成する部材の形成に際して鋳鍛
造や特殊な加工を必要とせず、製作が容易で安価とな
る。
【０００６】
【実施例】本実施例においてはフリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップに用いた具体例で説明する。 第１実施例（図１参照） 入口側ケ―シング部材１と出口側ケ―シング部材２で弁
ケ―シングを形成する。両ケ―シング部材１，２は共に
ステンレス鋼の薄板をプレス成型して同一形状に形成す
る。形状は鉛直方向の大径の円筒部と、この円筒部とは
逆向きに延びた中央の小径の円筒部と、両円筒部に繋が
る曲面部とからなる。大径円筒部の開口端を付き合わせ
て溶接（符号３の箇所）することにより、内部に弁室４
を形成する。入口側ケ―シング部材１の小径円筒部が入
口側配管に溶接される入口部５を成し、出口側ケ―シン
グ部材２の小径円筒部が出口側配管に溶接される出口部
６を成す。出入口部５，６は同軸上に形成する。ステン
レス鋼の薄板をプレス成型して中央に弁口７を形成した
弁座部材８を、弁口７の軸を出入口部５，６と同軸上に
合わせて、出口側ケ―シング部材２に溶接（符号９の箇
所）する。弁室４内に球形フロ―ト１０を自由状態で配
置する。球形フロ―ト１０はステンレス鋼の薄板から半
球殻を作り、それを２個付き合わせて溶接したものであ
る。両ケ―シング部材１，２の曲面部はそれぞれ弁室４
方向に向いた４つの内側曲面部１１，１２を有する。入
口側ケ―シング部材１の内側曲面部１１は球形フロ―ト
が最上位に浮上したときに入口部５を閉口することを防
止し、出口側ケ―シング部材２の内側曲面部１２は球形
フロ―トが降下して弁口７を閉口するときのフロ―ト座
と成る。入口部５から流入してきた復水は弁室４内に溜
る。溜った復水の水位に応じて球形フロ―ト１０が浮上
して弁口７を開口し、復水を出口部６から排出する。復
水の排出によって水位が下がると球形フロ―ト１０も降
下して弁口７を閉口し、蒸気の漏出を防止する。
ムトラップに用いた具体例で説明する。 第１実施例（図１参照） 入口側ケ―シング部材１と出口側ケ―シング部材２で弁
ケ―シングを形成する。両ケ―シング部材１，２は共に
ステンレス鋼の薄板をプレス成型して同一形状に形成す
る。形状は鉛直方向の大径の円筒部と、この円筒部とは
逆向きに延びた中央の小径の円筒部と、両円筒部に繋が
る曲面部とからなる。大径円筒部の開口端を付き合わせ
て溶接（符号３の箇所）することにより、内部に弁室４
を形成する。入口側ケ―シング部材１の小径円筒部が入
口側配管に溶接される入口部５を成し、出口側ケ―シン
グ部材２の小径円筒部が出口側配管に溶接される出口部
６を成す。出入口部５，６は同軸上に形成する。ステン
レス鋼の薄板をプレス成型して中央に弁口７を形成した
弁座部材８を、弁口７の軸を出入口部５，６と同軸上に
合わせて、出口側ケ―シング部材２に溶接（符号９の箇
所）する。弁室４内に球形フロ―ト１０を自由状態で配
置する。球形フロ―ト１０はステンレス鋼の薄板から半
球殻を作り、それを２個付き合わせて溶接したものであ
る。両ケ―シング部材１，２の曲面部はそれぞれ弁室４
方向に向いた４つの内側曲面部１１，１２を有する。入
口側ケ―シング部材１の内側曲面部１１は球形フロ―ト
が最上位に浮上したときに入口部５を閉口することを防
止し、出口側ケ―シング部材２の内側曲面部１２は球形
フロ―トが降下して弁口７を閉口するときのフロ―ト座
と成る。入口部５から流入してきた復水は弁室４内に溜
る。溜った復水の水位に応じて球形フロ―ト１０が浮上
して弁口７を開口し、復水を出口部６から排出する。復
水の排出によって水位が下がると球形フロ―ト１０も降
下して弁口７を閉口し、蒸気の漏出を防止する。
【０００７】第２実施例（図２参照） 本実施例も第１実施例と同様にフリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップに用いた例である。先の第１実施例と同一の
部材には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施例
が先の第１実施例と異なる点は、出口側ケ―シング部材
２２を入口側ケ―シング部材１と同一形状に形成せず、
出口側ケ―シング部材２２で弁口２７を形成し、出口部
２６を出口側ケ―シング部材２２とは別の管部材を出口
側ケ―シング部材２２に溶接（符号２９の箇所）するこ
とにより形成した点にある。
ムトラップに用いた例である。先の第１実施例と同一の
部材には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施例
が先の第１実施例と異なる点は、出口側ケ―シング部材
２２を入口側ケ―シング部材１と同一形状に形成せず、
出口側ケ―シング部材２２で弁口２７を形成し、出口部
２６を出口側ケ―シング部材２２とは別の管部材を出口
側ケ―シング部材２２に溶接（符号２９の箇所）するこ
とにより形成した点にある。
【０００８】第３実施例（図３参照） 本実施例も第１実施例と同様にフリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップに用いた例である。先の第１実施例と同一の
部材には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施例
が先の第１実施例と異なる点は、入口側ケ―シング部材
３１と出口側ケ―シング部材３２を同一形状に形成せ
ず、入口部３５を入口側ケ―シング部材３１とは別の管
部材を入口側ケ―シング部材３１に溶接（符号４３の箇
所）することにより形成し、出口側ケ―シング部材３２
で弁口３７を形成し、出口部３６を出口側ケ―シング部
材３２とは別の管部材を出口側ケ―シング部材３２に溶
接（符号２９の箇所）することにより形成した点にあ
る。
ムトラップに用いた例である。先の第１実施例と同一の
部材には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施例
が先の第１実施例と異なる点は、入口側ケ―シング部材
３１と出口側ケ―シング部材３２を同一形状に形成せ
ず、入口部３５を入口側ケ―シング部材３１とは別の管
部材を入口側ケ―シング部材３１に溶接（符号４３の箇
所）することにより形成し、出口側ケ―シング部材３２
で弁口３７を形成し、出口部３６を出口側ケ―シング部
材３２とは別の管部材を出口側ケ―シング部材３２に溶
接（符号２９の箇所）することにより形成した点にあ
る。
【０００９】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、弁ケ―シングと弁口を形成
する部材を薄板で作ることによって、鋳鍛造や特殊な加
工を必要とせず、製作が容易で安価なフロ―ト弁を得る
ことができる。
記のように本発明によれば、弁ケ―シングと弁口を形成
する部材を薄板で作ることによって、鋳鍛造や特殊な加
工を必要とせず、製作が容易で安価なフロ―ト弁を得る
ことができる。
【図１】本発明の第１実施例のフリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップの断面図。
ムトラップの断面図。
【図２】本発明の第２実施例のフリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップの断面図。
ムトラップの断面図。
【図３】本発明の第３実施例のフリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップの断面図。
ムトラップの断面図。
１，３１ 入口側ケ―シング部材 ２，２２，３２ 出口側ケ―シング部材 ４ 弁室 ５，３５ 入口部 ６，２６，３６ 出口部 ７，２７，３７ 弁口 ８ 弁座部材 １０ 球形フロ―ト
Claims (1)
- 【請求項１】 薄板で作った入口側及び出口側ケ―シン
グ部材を固着して内部に弁室を有する弁ケ―シングを形
成し、弁ケ―シング内に球形のフロ―トを自由状態で配
置し、フロ―トの外表面が開閉する弁口を薄板で作った
弁座部材にあるいは出口側ケ―シング部材に形成したこ
とを特徴とするフロ―ト弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4182894A JPH07224996A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | フロ―ト弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4182894A JPH07224996A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | フロ―ト弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07224996A true JPH07224996A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12619140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4182894A Pending JPH07224996A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | フロ―ト弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07224996A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002106786A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Tlv Co Ltd | フロート弁 |
| CN102182908A (zh) * | 2011-05-08 | 2011-09-14 | 江苏联宏纺织有限公司 | 一种水汽分离器 |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP4182894A patent/JPH07224996A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002106786A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Tlv Co Ltd | フロート弁 |
| CN102182908A (zh) * | 2011-05-08 | 2011-09-14 | 江苏联宏纺织有限公司 | 一种水汽分离器 |
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