JPH07268926A - 排水トラップ - Google Patents

排水トラップ

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Publication number
JPH07268926A
JPH07268926A JP8406394A JP8406394A JPH07268926A JP H07268926 A JPH07268926 A JP H07268926A JP 8406394 A JP8406394 A JP 8406394A JP 8406394 A JP8406394 A JP 8406394A JP H07268926 A JPH07268926 A JP H07268926A
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JP
Japan
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trap
trap body
lid
drain
washing machine
Prior art date
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Application number
JP8406394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Onishi
博之 大西
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH07268926A publication Critical patent/JPH07268926A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排水能力を高く維持でき且つ内部に詰りが生じ
た場合においてもトラップ本体内の水が床上等に溢出す
ることがない排水トラップを提供する。 【構成】床,防水パン等取付部材10の下側に配置さ
れ、内部に封水を保持するトラップ本体16と、取付部
材10の上面に露出する状態に配置される蓋体32とを
有する排水トラップ14において、蓋体32にトラップ
本体16の内部と外部とを連通させる貫通穴46を設け
るとともに、貫通穴46に、トラップ本体16内に発生
する微少な負圧によって弁開動作し、トラップ本体16
外部より内部に向う空気又は/及び水の流れを許容する
一方逆方向の流れを阻止する一方向性の逆止弁48を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は洗濯機用等の排水トラ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機を設置するに当って、これを直接
床の上に設置する場合と床に洗濯機パン(防水パン)を
取り付けてその洗濯機パンの上に洗濯機を設置する場合
とがあり、而して前者の場合の洗濯機用の排水トラップ
としては、例えば図4(A)に示す形態のものが用いら
れていた。
【0003】同図において100はトラップ本体で、1
02はトラップ本体100の上部開口を覆蓋する蓋体1
04の受部材である。受部材102はトラップ本体10
0の取付部材も兼ねている。
【0004】この受部材102は、トラップ本体100
の上部に捩じ込まれてトラップ本体100の上端ととも
に床110をパッキン106,ワッシャー108を介し
て上下より挾み込み、以てかかるトラップ本体100を
床110に固定する。
【0005】受部材102には突出状の支持部111が
設けてあり、この支持部111において蓋体104を支
持している。また蓋体104には、洗濯機の排水ホース
等排水管との接続用の接続口112が形成されている。
【0006】トラップ本体100の内部には、下向きの
カップ状を成す椀体114が配置されており、この椀体
114によってトラップ本体100内に封水室116が
形成され、そこに封水118が保持されるようになって
いる。
【0007】而して洗濯機からの排水はこの封水室11
6を通った後、トラップ本体100の立上り状の円筒部
120の上端を乗り越えて排水通路122を通じて排出
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの排水トラ
ップにおいては、図4(B)(ロ)に示しているように
蓋体104と受部材102との間にパッキン123を介
在させて蓋体104と受部材102との接触部を水密に
シールしてしまうと、排水トラップにおける排水能力が
減殺されてしまうことから、図4(B)(イ)に示して
いるようにこのようなパッキンを介在させず、蓋体10
4と受部材102との接触部に多少の隙間が生じるよう
にする。
【0009】しかしながら、排水トラップにおいてはト
ラップ本体100内の封水室116に髪の毛やゴミ等が
詰ることがあり、而してこのような詰りが生じると排水
能力が低下するために、洗濯機からの排水時にトラップ
内の水が蓋体104と受部材102との合せ目の隙間を
通じて床上に溢出してしまう問題が生ずる。
【0010】また上記のように蓋体104と受部材10
2との間にパッキン123を介在させない場合において
もその隙間は微少なものであるため、排水時にトラップ
内に負圧が発生し、これが円滑な排水に対する抵抗とな
る問題を少なからず生ずる。
【0011】他方、床に洗濯機パンを取り付けてその洗
濯機パンの上に洗濯機を設置する場合にあっては、排水
トラップとして蓋体104に複数の貫通穴を有するもの
を用い、洗濯機パン上に漏れた水をこれら貫通穴を通じ
てトラップ本体100内に流下させ得るようにする。
【0012】しかしながらこの場合においても、トラッ
プ内にゴミ等による詰りが生じて排水能力が低下する
と、トラップ内の水がこれら貫通穴を通じて洗濯機パン
上に溢出する問題を生ずる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、床,防水パン等取付部材の下側に配置され、
内部に封水を保持するトラップ本体と、該取付部材の上
面に露出する状態に配置され、該トラップ本体の上部開
口を覆蓋する蓋体とを有する排水トラップにおいて、該
蓋体に該トラップ本体の内部と外部とを連通させる貫通
穴を設けるとともに、該貫通穴に、該トラップ本体内に
発生する微少な負圧によって弁開動作し、該トラップ本
体外部より内部に向う空気又は/及び水の流れを許容す
る一方逆方向の流れを阻止する一方向性の逆止弁を設け
たことを特徴とする(請求項1)。
【0014】本願の別の発明は、前記逆止弁が弾性体か
ら成るもので取付部となる軸部と傘状部とを有し、常時
は該傘状部の周縁が前記蓋体の前記貫通穴周辺面に弾性
的に密着する一方、前記トラップ本体内に発生する前記
微少負圧により該傘状部が開運動して該貫通穴を開放す
るアンブレラ型のものであることを特徴とする(請求項
2)。
【0015】本願の更に別の発明は、前記排水トラップ
が、洗濯機の排水管との接続用の接続口を前記蓋体に有
している洗濯機用排水トラップであることを特徴とする
(請求項3)。
【0016】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、排水ト
ラップの蓋体に微少負圧で開弁動作する一方向性の逆止
弁を設けたものである。ここで微少負圧とは、トラップ
本体内の水が流下する際に発生する程度の弱い負圧を言
う。
【0017】本発明においては、蓋体の貫通穴に設けた
逆止弁の開弁動作によってトラップ本体内と外部とが連
通されるから、トラップ本体内の水の流下を妨げるよう
な負圧が発生するようなことはなく、従ってトラップ本
体内の水はスムーズに外部に排出される。即ち排水トラ
ップの排水能力が高く維持される。それ故、本発明によ
れば蓋体の合せ目にパッキンを介装し、同部を水密にシ
ールすることも可能である。
【0018】また一方、トラップ本体内に髪の毛やゴミ
等による詰りが生じて排水能力が低下した場合において
は、逆止弁が貫通穴を閉鎖状態とするため、トラップ本
体内の水が貫通穴を通じて床等の取付部材の上面に溢出
するのが防止される。
【0019】本発明は、洗濯機パンのような防水パンに
対して取り付けられる排水トラップにも適用可能であ
り、この場合においてはパン上に漏水した水を蓋体の貫
通穴を通じてトラップ本体内に流下させることができる
一方、貫通穴を通じてトラップ本体内の水がパン上に溢
出するのを防止することができる。
【0020】請求項2の発明は、逆止弁として弾性体か
ら成るアンブレラ型のものを用いるようにしたもので、
本発明によれば逆止弁の構造を単純なものとすることが
でき、コストも安価となし得る利点がある。
【0021】請求項1,2の発明は浴室用排水トラップ
等にも適用可能なものであるが、洗濯機用の排水トラッ
プに適用した場合において特に効果を奏する(請求項
3)。
【0022】
【実施例】次に本発明を洗濯機用の排水トラップに適用
した場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図
2において10は洗濯機12を受けるための洗濯機パン
で、所定個所に排水トラップ14が取り付けられ、かか
る排水トラップ14を介して排水配管15が接続されて
いる。
【0023】図1は排水トラップ14の構造を詳しく示
したものである。この図において16は略有底の円筒容
器状をなすトラップ本体で、上端部に外向きに突出する
フランジ18を備えている。
【0024】20はトラップ本体16の取付部材を兼ね
た受部材であって、外向突出状のフランジ22と円筒部
24とを有している。この受部材20は、円筒部24の
外周面に形成された雄ねじ25においてトラップ本体1
6の上端内周の雌ねじ27に螺合され、洗濯機パン10
をパッキン26、ワッシャー28を介して上下両面より
締め付けている。
【0025】受部材20には、円筒部24の内周側に内
向突出状の環状の支持部30が形成されており、この支
持部30において蓋体32を支持している。即ち蓋体3
2は、図3に示しているように受部材20の嵌合凹部3
4に嵌合する状態で受部材20にて支持されている。
尚、蓋体32には洗濯機12の排水ホース等排水管との
接続口36が中央部に形成されている。
【0026】前記トラップ本体16の内部には、有底円
筒形状の椀体38が下向きに配置されている。この椀体
38は、トラップ本体16の底部40に形成された円筒
部42に被せられるように配置されており、これにより
トラップ本体16内に封水室44が形成され、同部にお
いて封水45が保持されるようになっている。
【0027】尚、47は椀体38の上底部を円筒部42
の上端より一定距離浮き上がった位置に支持する支持部
であり、また49はトラップ本体16内の円筒部42の
内側に形成された排水通路である。
【0028】図3(A)に示しているように、蓋体32
にはこれを板厚方向に貫通する複数の(場合によって単
数でも良い)貫通穴46が形成されており、そして同部
において逆止弁48が蓋体32に取り付けられている。
【0029】逆止弁48は、この例ではゴム弾性体から
成るアンブレラ型のもので軸部50と傘状部52とから
成っている。軸部50は取付穴54に嵌め込まれた上、
取付穴54よりも大径の抜止部56によって抜止めされ
ている。
【0030】傘状部52は、全体的に肉厚が薄くしかも
外周縁部に向って肉厚が減少する形態を成すもので、蓋
体32の下側に位置しており、その外周縁が蓋体32の
下面、具体的には貫通穴46の周辺面に弾性的に当接さ
せられている。
【0031】本例の排水トラップ14の場合、トラップ
本体16内に流入した洗濯機12からの排水は封水室4
4、排水通路49を経て外部に排出されるが、このとき
トラップ本体16内に発生する微弱な負圧により蓋体3
2に取り付けた逆止弁48が図3(B)に示しているよ
うに開弁動作し、大気をトラップ本体16内に導入す
る。従ってトラップ本体16内において水の排出を妨げ
るような負圧は発生せず、トラップ本体16内の水は円
滑に排出される。
【0032】一方トラップ本体16の封水室44等に詰
りが生じて排水能力が低下したとき、逆止弁48の逆流
防止作用によってトラップ本体16内の水が洗濯機パン
10上面に溢出するのが防止される。即ち本例の排水ト
ラップ14においては、排水能力を高く維持できる一
方、排水トラップ14から洗濯機パン10上への水の逆
流を防止できる。
【0033】また洗濯機パン10上に洗濯機12等から
の漏水や水跳ね等が生じた場合にも、これを貫通穴46
を通じてトラップ本体16内部に円滑に流し込むことが
できる。
【0034】従って本例の排水トラップ14は、洗濯機
12を洗濯機パン10上に設置する場合、または洗濯機
12を床上に直接設置する場合の何れの排水トラップと
しても共通して用いることが可能である。
【0035】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては逆止弁と
して上例以外の形態のものを用いることが可能である
し、また上例以外の種々形態の排水トラップに対して本
発明の適用が可能である。この他本発明はその主旨を逸
脱しない範囲において、種々変更を加えた形態で構成可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である排水トラップの図であ
る。
【図2】図1の排水トラップを洗濯機パンに取り付けた
状態の図である。
【図3】図1における逆止弁と周辺部の拡大図である。
【図4】従来の洗濯機用の排水トラップを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 防水パン 14 排水トラップ 16 トラップ本体 32 蓋体 36 接続口 46 貫通穴 48 逆止弁 50 軸部 52 傘状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床,防水パン等取付部材の下側に配置さ
    れ、内部に封水を保持するトラップ本体と、該取付部材
    の上面に露出する状態に配置され、該トラップ本体の上
    部開口を覆蓋する蓋体とを有する排水トラップにおいて
    該蓋体に該トラップ本体の内部と外部とを連通させる貫
    通穴を設けるとともに、該貫通穴に、該トラップ本体内
    に発生する微少な負圧によって弁開動作し、該トラップ
    本体外部より内部に向う空気又は/及び水の流れを許容
    する一方逆方向の流れを阻止する一方向性の逆止弁を設
    けたことを特徴とする排水トラップ。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁が弾性体から成るもので取付
    部となる軸部と傘状部とを有し、常時は該傘状部の周縁
    が前記蓋体の前記貫通穴周辺面に弾性的に密着する一
    方、前記トラップ本体内に発生する前記微少負圧により
    該傘状部が開運動して該貫通穴を開放するアンブレラ型
    のものであることを特徴とする請求項1に記載の排水ト
    ラップ。
  3. 【請求項3】 前記排水トラップが、洗濯機の排水管と
    の接続用の接続口を前記蓋体に有している洗濯機用排水
    トラップであることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の排水トラップ。
JP8406394A 1994-03-29 1994-03-29 排水トラップ Pending JPH07268926A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001200565A (ja) * 1999-11-12 2001-07-27 Yasumi Ota 排水トラップ
JP2010242462A (ja) * 2009-04-10 2010-10-28 Toto Ltd 浴室用排水トラップ
JP2012082579A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Yoshiya Kozono ハイブリッド排水器具
CN105256881A (zh) * 2015-11-06 2016-01-20 太原金德尔洁具设备有限公司 洗衣机用水封防臭地漏
JP2020169494A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 丸一株式会社 排水装置

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