JPS6016713Y2 - 排水トラップの吸気弁装置 - Google Patents

排水トラップの吸気弁装置

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JPS6016713Y2
JPS6016713Y2 JP13328981U JP13328981U JPS6016713Y2 JP S6016713 Y2 JPS6016713 Y2 JP S6016713Y2 JP 13328981 U JP13328981 U JP 13328981U JP 13328981 U JP13328981 U JP 13328981U JP S6016713 Y2 JPS6016713 Y2 JP S6016713Y2
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JP
Japan
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valve body
drain trap
drainage
odor
intake valve
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Expired
Application number
JP13328981U
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JPS5838872U (ja
Inventor
良登 瀧本
Original Assignee
株式会社伸晃
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流し台等の排水口に設けられ、下流側からの
臭気の逆流を防止する排水トラップに関する。
従来、この種排水トラップとしては封水構造により臭気
の逆流を防止する構造が採用されているが、これは、排
水口に設けた貯留部に椀状の臭気遮断蓋(以下、単に臭
気蓋という)を被せ、誤臭気蓋の下端開口部を前記貯留
部に没入させるようにしたものである。
高層集団住宅では、集中排水方式を採用しているため、
前記排水トラップからの排水は排水元管に集中連通せし
められて使用され、上方階からの排水が前記排水元管を
流下するとき、下方階の排水トラップには、該流下水に
よるサイホン現象で封水下流側が負圧となり、排水トラ
ップ内の封水が流出してしまう。
この結果、封水による臭気逆流阻止機能がなくなり、室
内に臭気が逆流する。
かかる不便を解消するものとして、実開開開−2735
4号公報に記載のものがあるが、これは、上記従来の排
水トラップの臭気蓋に常閉弁体を設けると共に該弁体を
該臭気蓋の頂部内面に位置させたものである。
この場合、排水トラップの下流側が負圧(低圧)条件下
に置かれると、上記常閉弁が開いて排水トラップの下流
側と上流側が排水を介さない回路で連通して該封水の下
流側の負圧状態が解消されて封水の流出が防止できる。
ところが、排水中には、ゴミ、食物くず等の異物が混入
しているため、前記弁体とその対向弁座間にこれら異物
が挟まると、弁体は開放状態に置かれる。
従って、封水を介さない別の回路により排水トラップの
上流側と下流側が連通ずることとなって、臭気遮断効果
が損なわれる。
本考案は、かかる点に鑑みて威されたものであり、上記
弁体が排水流路外に位置するようにして、弁体のゴミ噛
みによる臭気の逆流を防止することを目的とする。
本考案は、上記目的達成のため、上記従来の排水トラッ
プの排出口近傍に排水流路から外れた空気溜りを設け、
該空気溜りの壁面に外部との連通孔を閉鎖する常閉弁体
を設けた、構成を採るものである。
本考案は、上記構成によって、排水トラップからの排水
は、空気溜りに流入することなく、そのまま下流に流れ
ることとなり、排水中に含まれるゴミ、食物くず等の異
物が、該空気溜りに設けた常閉弁体に至ることはない。
従って常閉弁体へのゴミ噛みによる臭気逆流効果が損な
われる心配もない。
また、排水トラップの下流側が負圧状態となつても、上
記従来のものと同様に、常閉弁体が開弁して負圧状態を
解消するため、封水の流出も防止でき、臭気逆流効果が
確実である。
本考案は上記構成であるから、次の特有の効果を有する
(1)常閉弁体は、排水トラップの排出口近傍の排水流
路から外れた空気溜りに位置するため、排水流路中に弁
体を設ける従来のもののように弁体が排水の流出抵抗と
なるような不都合も生じない。
すなわち、弁体を設けることによる排水流路抵抗の増加
も防止できる。
(2)排水トラップの排出口近傍に常閉弁体を設けるも
のであるから、従来の排水トラップへの配管と同様に配
管できる。
すなわち、配管途中に常閉弁体を設けるような不便が解
消できる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明を加える。
第1図に、本考案の第1実施例を示すが、同図に於いて
、1は深底容器状の主体で、底部に排出口2を具備し、
上端の大径の流入口部3は流し台の底面4に外周気密状
態に取着される。
排出口2は、前記排水主体1の底部から外方に突出する
が、該底部内方には、該排出口と同径で且適宜高さの筒
部5が突出し、さらに、該筒部に被冠する椀状の臭気蓋
6が排水主体1の下部にて固定されている。
該臭気蓋の下端、すなわち、開放部端部7は主体1の底
部8と適宜間隔を有するように威し、他方、筒部5の上
端と臭気蓋6の頂面との間にも適宜間隔が形成され、さ
らに、臭気蓋6の胴部9と主体1の下部と、筒部5との
間には適宜間隔が設けられている。
次に、排出口2の外周には、環状の突出部10が同芯上
に設けられて、該突出部に接続筒11が螺着されている
該接続筒は、下部を下流側配管接続用の小径雄ネジ筒1
2とし、他方、上部を前記突出部10に外嵌螺合する雌
ネジ部としたもので、中程の環状の平面部13に複数の
透孔14゜14を穿設し、該平面部を覆う環状の弾性弁
体15がこれら透孔を内側から閉鎖し、さらに、該弾性
弁体15の外周縁が、突出部10の端面と平面部13の
周縁部に挟圧され、弾性弁体15の固定及び、接続筒1
1と突出部10との気密接続を確保している。
(第1図、第3図)又、接続筒11の小径雄ネジ筒12
と排出口2とは略同−直径で、しかも同軸上に設けられ
、該小径ネジ部の上方を拡大径部とすることにより、排
出口2の外周に間隙16ができて平面部13の上方で排
出口2の外周に形成される環状の空室17と、排出口2
の下流側とが連通している。
上記に於いて、弾性弁体15はゴム、プラスチック等の
パツキン材料から威り、第2図の如く、環状の平板の内
周縁に環状リブ18を一体的に突設したものであり、第
1図の取付状態で接続筒11の平面部13の内周側に前
゛記環状リブ18が当接し、しかも、この取付状態の半
径方向断面は、前記環状リブの高さに従って屈曲し、弾
性力にょる閉弁力が付与されたものとなっている。
上記した第1実施例の作用についてさらに詳述する。
この実施例の排水トラップが、第1図の想像線で示すよ
うに、排水元管19に接続された状態では主体1に流入
した排水は、臭気蓋6の胴部9の外周−その内周−筒部
5−接続筒11の小径ネジ筒12の経路を経て連絡管2
0から排水元管19に排出され、排水後には、主体1の
筒部5の外周に封水21が貯溜される。
上記排水過程では、排出口2の外周の空室17は、排出
口2の下流側と同圧力か、又は、これにより低圧に保た
れるため、排水が該空室に流入することはない。
万一、前記圧力関係が逆転状になっても、弾性弁体15
は透孔14,14を常閉しているため、この場合にも排
水が空室17に流入しない。
上記状態では、弾性弁体15の閉弁と排水21との作用
により、排出口2の下流側からの臭気の逆流は防止され
ている。
次いで、この状態で、排水元管19に大量の流下水があ
ると、連絡管20の内圧は低下するが、この内圧低下に
より弾性弁体15が開弁して排水回路と外部とが透孔1
4,14を介して連通し、空気が入り込む。
従って排出口2及び筒部5の内圧低下がこれにより防止
されて、封水の流出も生じない。
排水元管19の流下水がなくなると、連絡管20の内圧
も初期状態に復帰し、これにより、弾性弁体15も閉弁
状態に復帰する。
従って、排水元管19に流下水があるとき、サイホン現
象で封水21b(流出して臭気逆流効果が損なわれる、
ような不都合も生じない。
次に第4図、第5図に示す第2実施例は、弾性弁体15
をゴム、プラスチック等のパツキン材から成るリングバ
ンドとし、他方、接続筒11の上部外周に形成した拡大
筒部22に、透孔14,14を穿設して、該拡大筒部の
内側の環状凹溝23から外部に連通させ、前記弾性弁体
15を拡大筒部22に拡大状態で外嵌させたものである
この場合も、この弾性弁体の収縮力により透孔14.1
4は常閉状態に置かれ、第1実施例の場合と同様に機能
する。
また、弾性弁体15は、排出口2の外周の空室17に位
置することから、排水の該弁体への流入も生じない。
尚、第6図の如く、上部に、従来の主体1の排出口ネジ
部24と適合する雌ネジ部25を、他方、下部に前記排
出口ネジ部24と同じ雌ネジ部26を設け、この間に環
状の空室17を設けて、第1、第2実施例と同様の弾性
弁体15を空室17の内壁に設けるようにすれば、既設
の排水トラップにもそのまま採用可能である。
また、上記いずれの実施例も、パツキン材の弾性により
閉弁力を婦与する構造としたが、弁構造としては、バネ
により閉弁力を付与したリフト弁、重力により閉弁力を
付与する形成の弁も利用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の断面図、第2図はこれに
用いる弾性弁体の切欠斜視図、第3図はA−A断面図、
第4図は、第2実施例の要部断面図、第5図はこれに用
いる弾性弁体の斜視図、第6図は他の実施例を示す。 図中2・・・・・・排出口、15・・・・・・弁体に対
応する弾性弁体、17・・・・・・空気溜りに対応する
空室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排水トラップの排出口2近傍に、排水流路から外れた位
    置に、前記排出口に連通ずる空気溜りを設け、該空気溜
    の壁面に外部に連通ずる透孔を穿設し、この透孔を適宜
    閉弁力で閉鎖する弁体を該空気溜内部に設けた、排水ト
    ラップの吸気弁装置。
JP13328981U 1981-09-07 1981-09-07 排水トラップの吸気弁装置 Expired JPS6016713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13328981U JPS6016713Y2 (ja) 1981-09-07 1981-09-07 排水トラップの吸気弁装置

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JPS5838872U JPS5838872U (ja) 1983-03-14
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JP13328981U Expired JPS6016713Y2 (ja) 1981-09-07 1981-09-07 排水トラップの吸気弁装置

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JP4602712B2 (ja) * 2004-08-05 2010-12-22 日本曹達株式会社 ヌメリ取り容器用スペーサー
JP5368406B2 (ja) * 2010-10-07 2013-12-18 吉矢 小薗 ハイブリッド排水器具

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JPS5838872U (ja) 1983-03-14

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