JPS606685Y2 - フロ−ト式逆止弁装置 - Google Patents

フロ−ト式逆止弁装置

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Publication number
JPS606685Y2
JPS606685Y2 JP1979130264U JP13026479U JPS606685Y2 JP S606685 Y2 JPS606685 Y2 JP S606685Y2 JP 1979130264 U JP1979130264 U JP 1979130264U JP 13026479 U JP13026479 U JP 13026479U JP S606685 Y2 JPS606685 Y2 JP S606685Y2
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JP
Japan
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valve
float
valve body
inlet
housing
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Expired
Application number
JP1979130264U
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English (en)
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JPS5647961U (ja
Inventor
綏彦 堀
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は、落差を利用して廃液などを排出させる設備にお
いて、該設備の排液管内に生ずる逆流を防止するフロー
ト式逆止弁装置に関する。
〔従来技術〕
従来一般に用いられている逆止弁としては、第1図に示
すように、円錐形の弁口1を開閉するボール3と、該ボ
ール3を弁口1に向けて付勢するばね2とを組合せた構
造のボール弁が多用されている。
この形式の逆止弁によれば、図示のようにばね2の圧力
が常時ボール3に作用して弁口1を閉塞し、流入口4側
からの順水の圧力で押されてこれが開弁されることとな
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このボール式逆止弁装置を設備の排液管路中に
用いたときには、逆止弁装置の流入口4より流入した廃
液圧力が、ばね2の圧力より大きいときにのみボール3
が、ばね圧に抗して下降し、廃液は弁口1を通して排出
されるが、一般に設備から排出される廃液の圧力は、ば
ね2の圧力より小さいため、ボール2が下降せず、した
がって、廃液を排出させることができないという問題が
ある。
また、実開昭52−75121号にみられるように、フ
ロート弁を用いた逆流防止弁もあるが、これは下流側の
水圧による浮力を利用してボール弁と同様に常時閉弁状
態を保つことを予定したものであって、通常は背圧が作
用しない排液管などの逆止弁に使用したときには排水の
水流にさらされて弁箱内を転動し、これが弁体の摩耗や
破損の原因となる。
また、弁体には水の流通を確保するために特殊な形状に
加工しなければならない。
本案はフロートの特長を有効に利用し、常時開弁状態で
使用できるフロート式逆止弁装置を提供するものである
〔問題点を解決するための手段〕
本案は上端に流入口10を、下端に流出口11をそれぞ
れ有する中空の弁本体12内に、流入口10に臨ませた
筐体13′を設置して該筐体13′内にフロート室13
を、弁本体12と筐体13′の周囲および下部との間に
流通路fをそねぞれ形成させ、筐体13′の上周面およ
び下面に各々弁本体12内の前記流通路fに連通ずる通
過孔14と連通孔15とを開口し、前記流入口10の開
口縁に弁座17を設け、該弁座12に接離させる弁板1
8を上面に一体備えたフロート弁16を前記フロート室
13内に上下動可能に収容したことを特徴とするフロー
ト式逆止弁装置である。
〔作用〕
排液時には通過孔14が開放されているため、設備より
排出された廃液は流入口10より筐体13′内に流入し
、通過孔14を通り、流通路fを経て流出口11から弁
本体12の外部へ流出する。
排液管に逆流が生じたときにはフロート弁16がその液
面に押し上げられ、流入口11の弁座17に圧接されて
これを閉弁する。
〔実施例〕
以下に本案の実施例を説明する。
第2図において、上端面に流入口10を、下端面に流出
口11をそれぞれ備えた中空筒状の弁本体12内に、筐
体13′を設ける。
該筐体13′は、流入口10に臨ませて弁本体12の上
蓋下面に吊下されたもので、内部にフロート室13を形
成し、外周部および下部と、弁本体12との間に液体流
通路fを形成するものである。
筐体13′の上部周面には通過孔14を開口し、下面に
は連通孔15を開口してそれぞれ流通路fに連通させる
フロート室13内にはフロート弁16が上下動可能に内
装され、該フロート弁16の上面に一体に備えた弁板1
8に対応して流入口10の口縁に該弁板18を接離させ
る弁座17を形成する。
なお、閉弁時の遮断効果を高めるため、弁板18には軟
質板を用いる。
本案の逆止弁装置は設備の排液管路に垂直姿勢で接続す
る。
第3図は、排液時のフロート弁16の位置を示すもので
ある。
設備より排出さた廃液は逆止弁装置の流入口10を経て
弁本体12内のフロート室13内へ流入する。
一方、フロート弁16は自重で落下しており、通過孔1
4,14.・・・は開口している。
廃液はこの通過孔14,14.・・・を通り、流通路f
に流入し、流出口11を経て弁本体12の外部へ流出す
る。
ここに流入口10の面積Ain、通過孔14の合計面積
A1、通過孔より流出口に到る部分の面積ん、流出口1
1の面積をAoutとしたとき、Ain≦A1≦A2≦
Aoutの関係に設定することが必要である。
その理由は、逆止弁装置本体内の排流抵抗は直円管と比
較して大きいからである。
第4図は、排液管の下流側から廃液が逆流したときのフ
ロート弁16の位置を示すものである。
排液管内より逆流した廃液は流出口11より弁本体12
内の流通路f内へ流入し、連通孔15を経てフロート室
13内へ入り、フロート弁16を押し上げる。
フロート弁16の弁板18はその浮力で廃液の液面上に
浮上し、弁座17に圧着されて閉弁し、廃液が流入口1
0を通して設備側に流入するのを阻止する。
〔考案の効果〕
本案は以上のようにフロート弁を用いて常時開弁状態に
保たせるため、廃液の順流に対しては排水圧力の大小に
かかわらず、何等の抵抗を与えることなく流出させるこ
とができる。
しかも、廃水の殆んどは筐体に開口した流通孔より弁本
体内の流通路に流出させるため、フロート弁が不規則な
流水の影響などを受けて浮動することは少く、またフロ
ート弁が流水の妨げとなることもない。
一方、フロート弁は小型で円柱状などの単純な形状のも
のを用いることができ、フロート室内に安定に保持され
、逆流に対してはその液面とともにフロート室内を上昇
して流入口を閉弁するため、溢水による設備の事故を未
然に防止することができる。
したがって本案によれば、落差を利用して廃液を排出す
る設備の排液管路に用いて優れた効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の逆止弁の縦断面図、第2図は本案の一実
施例を示す断面斜視図、第3図、第4図は動作要領説明
図である。 10・・・・・・流入口、11・・・・・・流出口、1
2・・・・・・弁本体、13′・・・・・・筐体、13
・・・・・・フロート室、14・・・・・・通過孔、1
5・・・・・・連通孔、16・・・・・・フロート弁、
17・・・・・・弁座、18・・・・・・弁板、f・・
・・・・弁本体に形成された流通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端に流入口を、下端に流出口をそれぞれ有する中空の
    弁本体内に、流入口に臨ませた筐体を設置して該筐体内
    にフロート室を、弁本体と筐体の周囲および底部との間
    に流通路をそれぞれ形成させ、筐体の上周面および下面
    に各々弁本体内の前記流通路に連通ずる通過孔と連通孔
    とを開口し、前記流入口の開口縁に弁座を設け、該弁座
    に接離させる弁板を上面に一体に備えたフロート弁を前
    記フロート室内に上下動可能に収容したことを特徴とす
    るフロート式逆止弁装置。
JP1979130264U 1979-09-20 1979-09-20 フロ−ト式逆止弁装置 Expired JPS606685Y2 (ja)

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JP1979130264U JPS606685Y2 (ja) 1979-09-20 1979-09-20 フロ−ト式逆止弁装置

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JPS5647961U JPS5647961U (ja) 1981-04-28
JPS606685Y2 true JPS606685Y2 (ja) 1985-03-04

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ID=29361971

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6581428B2 (ja) * 2015-08-12 2019-09-25 株式会社クボタケミックス 田んぼダムシステム
JP6496230B2 (ja) * 2015-10-15 2019-04-03 株式会社クボタケミックス 逆流防止装置および田んぼダムシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531622U (ja) * 1976-06-25 1978-01-09

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JPS531622U (ja) * 1976-06-25 1978-01-09

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JPS5647961U (ja) 1981-04-28

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