JPS6128960Y2 - - Google Patents

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JPS6128960Y2
JPS6128960Y2 JP1977114805U JP11480577U JPS6128960Y2 JP S6128960 Y2 JPS6128960 Y2 JP S6128960Y2 JP 1977114805 U JP1977114805 U JP 1977114805U JP 11480577 U JP11480577 U JP 11480577U JP S6128960 Y2 JPS6128960 Y2 JP S6128960Y2
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JP
Japan
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valve
float
condensate
valve seat
check valve
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JP1977114805U
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JPS5440534U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蒸気使用機器等に発生する復水を自動
的に排出するスチームトラツプに関し、特に復水
溜り室に自由状態で収容したフロートの水位に応
じた浮上降下によつて弁口を直接開閉するフリー
フロート式スチームトラツプに関する。
本考案の従来技術として実願昭46−1038号公報
には次の構造のものが示されている。トラツプ本
体と蓋を結合して入口の開口する復水溜を形成す
る。復水溜の下部に弁口を開口し、復水通路を通
して出口に連通する。復水溜にフロートを自由状
態で収容し、復水溜の水位に応じた浮上降下で弁
口を直接開閉させる。弁口の下流側に複数の通路
を設けて復水通路に連通し、弁口の下流側の通過
面積が大きく排出流量が増える様にする。
上記構造のスチームトラツプでは次の様な問題
点がある。弁口の下流側の通過面積を大きくする
ので、弁口前後の圧力差が大きくなる。開弁時、
復水溜の弁口付近では、復水の流れが速くなるの
で、フロートが吸い寄せられて流れを邪魔し、ま
た弁口内を流れる復水が盛んに再蒸発を起こして
膨脹するので、排水流量が増えなかつた。
閉弁時、フロートを吸い寄せる力が大きく、フ
ロートが弁口を形成する弁座に衝撃的に着座する
ので、表面が窪んで打痕ができたり、裂けて沈没
することがある。また、フロートの着座は吸い寄
せ力によつて高水位で浮力を可成り受けた状態で
行なわれるので、過早閉弁をもたらし、この為に
少しの水位増加でフロートが離座してしまうか
ら、開閉の頻度が多くなつて寿命を短くする。
更に、トラツプの下流側配管でウオータハンマ
現象の様な異常な圧力変動が起こり、復水の逆流
が生じた場合、この逆流の力は緩衝されず直接的
にフロート等の部品に作用し、これらの部品を破
壊することがある。またフロートが弁座に着座し
ている時にこの力が作用すれば、フロートを衝撃
的に離座させ、この力の解消と共に衝撃的に着座
することになるので、フロートの表面に打痕を生
じたり、裂けて沈没し弁としての機能を喪失させ
ることがある。
本考案は復水の排出流量を低下させることがな
く、かつフロートに打痕や亀裂が生じないように
することを技術的課題とする。
本考案の構成は次の通りである。入口通路の連
通する復水溜り室をトラツプ筐体で形成する。ト
ラツプ筐体に弁座部材を取り付けて復水溜り室を
出口通路に連通する弁口を形成する。弁口の下流
側の通過面積を大きく形成する。復水溜り室にフ
ロートを自由状態で収容して当該溜り室の水位に
応じた浮上降下で弁口を直接開閉させる。弁座部
材の出口側の開口端に逆止弁座を形成し、逆止弁
体を逆止弁座に出口側から対向して配置し、スプ
リングで当該弁座方向に付勢する。
本考案の作用は次の通りである。逆止弁体はス
プリングで付勢され弁口の後の圧力がスプリング
の弾性力に勝るまで開弁せず、弁口の後の圧力が
逆止弁体の開弁圧力まで上昇し、弁口前後の圧力
差が小さくなる。従つて、開弁時に復水溜り室の
弁口付近では、復水の流れが遅く、フロートが弁
口方向に吸い寄せられて流れを邪魔せず、弁口内
を流れる復水の再蒸発が少なくなるので、排出流
量が減少しなくなる。また閉弁時には、フロート
の着座力が小さくなるので、表面に打痕ができた
り、裂けて沈没し難くなる。更に、フロートの吸
い寄せ力が大きくならないので、着座水位が下が
つて過早閉弁がなくなり、開閉の頻度が減少し、
トラツプの寿命がながくなる。
トラツプの下流側配管から復水の逆流が生じて
も、この流れは逆止弁の作用で復水溜り室内に入
らないので、フロートなどの弁部品を逆流の衝撃
から保護できる。
第1図に示す実施例を説明する。1は本体で、
ガスケツト2を介在してボルト等の取付け手段に
より上蓋3を固着してトラツプ筐体を形成する。
トラツプ筐体内には、円筒状スクリーン4を通し
て入口通路5が連通し、且つ弁口6を通して出口
通路7が連通する復水溜り室8を形成する。上記
弁口6は弁座部材9によつて本体1と別に形成
し、プラグ10によつて外部から保持する。11
は弁座部材9と本体1の内壁との間に介在された
Oリング、12は本体1の外壁とプラグ10との
間に介在されたガスケツトである。
また、弁座部材9内には逆止弁ユニツトが組み
込まれる。このユニツトは弁口6の出口通路7側
に形成された環状に突出する逆止弁座13と、弁
座13方向にスプリング14により付勢された弁
デイスク15とから成り、プラグ10の取り外し
により組込む。16は弁口6を出口通路7側に連
通する通孔である。17は上記復水溜り室8内に
自由状態で配置された球状フロートで、復水溜り
室8内の復水位に応じて浮上降下し直接弁口6を
開閉する。18はフロート17の降下位置を決め
るフロート座である。また、19は不使用時に復
水溜り室8内に溜る復水を抜くドレンプラグで、
ガスケツト20を介在し、本体1の下部に螺着す
る。上記実施例の作用を説明する。逆止弁体15
はスプリング14で付勢され弁口6の後の圧力が
スプリング14の弾性力に勝るまで開弁せず、弁
口6の後の圧力が逆止弁ユニツトの開弁圧力まで
上昇し、弁口6前後の圧力差が小さくなる。従つ
て、開弁時に復水溜り室8の弁口6付近では、復
水の流れが遅くなるので、フロート17が弁口方
向に吸い寄せられて流れを邪魔しなくなり、弁口
6内を流れる復水の再蒸発も少なくなるので、排
出流量が減少しなくなる。
閉弁時には、フロート17の着座力が小さくな
るので、表面に打痕ができたり、裂けて沈没し難
くなる。また、フロート17の吸い寄せ力が大き
くならないので、着座水位が下がつて過早閉弁が
なくなり、開閉弁の頻度が減少する。
トラツプの下流側配管から復水の逆流が生じて
も、この流れは逆止弁ユニツトの作用で復水溜り
室8内に入らないので、フロート17等の弁部品
を逆流の衝撃から保護できる。
本実施例は次の様な特有の効果を有する。逆止
弁ユニツトを弁座部材9とプラグ10の間に配置
し、また弁座部材9を保持するプラグ10が逆止
弁ユニツトを保持する部材を兼ねる。従つて、逆
止弁ユニツトを配置するスペース、及び保持する
部材を別に設ける必要がなく、トラツプへの組込
みが容易になる。
プラグ10を外すだけでスプリング14を簡単
に外部に取出でき、他の弾性力を有するものに交
換できる。従つて、高圧用に使用する場合の如く
弁口6の後の圧力を高めて圧力差を小さくする必
要がある時に便利で、トラツプの使用圧力の変更
が簡単になる。
フリーフロート式スチームトラツプに於いて、
摩耗が激しく交換の必要がある部品は、弁座部材
9のフロート17が当接部分、フロート17の当
接に従動して逆止弁体15が当接する逆止弁座1
3、及び逆止弁体15である。本考案では上記部
品をプラグ10を外すだけで簡単に外部に取り出
して交換ができるので、トラツプの保守が容易に
なる。
次に第2図の実施例を説明する。但し、本実施
例は第1図の実施例に於ける逆止弁ユニツトの弁
デイスクに代え弁球31を用い、逆止弁座32を
テーパ状にしたことを特徴とする。以下、他の構
成は第1図の実施例とほぼ同一の為、説明を省略
する。
本実施例の特有の効果は次の通りである。逆止
弁体31が球状で逆止弁座32にほぼ線状に接触
するので、シール面圧が大きくなり確実な逆止作
用を発揮できる。
逆止弁をトラツプ筐体内に組み込む場合、逆止
弁体を配置する空間を大きくできず、当該弁体を
小形で軽量にせざるを得ない。この弁体の自重を
逆止弁座方向への付勢力として利用しようとして
も、軽量なので弁口の後の圧力を高めて弁口前後
の圧力差を小さくすることは望めない。本考案で
は逆止弁体をスプリングで付勢するので、弁口に
後の圧力をスプリングの弾性力に対応した高い圧
力にでき、弁口前後の圧力差を小さくできる。本
考案はこのスプリングを用いた点に基づいて次の
様な特有の効果を有する。
開弁時、弁口を流れる復水の流量に応じた力が
逆止弁体に作用してスプリングを伸縮させ、逆止
弁体と逆止弁座の間の開度が変る。これにより、
復水の排出流量に関係なく弁口の後が一定の高い
圧力に常時維持される。従つて、入口・出口の圧
力がほぼ一定であれば、弁口前後の圧力差もほぼ
一定で小さくなつて、フロートの吸い寄せ力の変
化、この変化によるフロートの動揺や復水溜り室
の水面の乱れがなくなり、フロートの姿勢が安定
し、開弁が穏やかになる。
開弁から閉弁に変る時、弁口を流れる復水の流
量が減少して弁口の後の圧力が小さくなる傾向が
あるが、本考案ではスプリングの伸長によつて逆
止弁体と逆止弁座の間の開度が小さくなり、閉弁
直後まで弁口の後の圧力を高く維持する。従つ
て、衝撃的な着座がなく、フロートの表面に打痕
が生じたり、裂けて沈没することがなくなる。ま
た、フロートを弁口方向に吸い寄せる力が小さい
ので、低い水位まで弁口を閉じず、復水溜り室内
に残留させる復水量が減少し、その分一回の排出
量が増える。
閉弁時、フロートは入口側圧力と弁口の後の圧
力との圧力差により、確実に閉弁維持できる。こ
れに加えて、弁口の後では、開弁時に僅かである
が復水の一部が再蒸発するので、この蒸気が閉弁
時に凝縮し、圧力低下する。従つて、この弁口の
後の圧力低下により、閉弁がより確実になる。
閉弁から開弁に変る時、フロートが弁口を多少
開いても弁口の後の圧力がスプリングの弾性力に
打ち勝つまで逆止弁体が逆止弁座から離れない。
従つて、弁口は出口側が閉じられた様な状態にな
るので、弁口の後の圧力上昇が早くなる。しかも
この時、弁口前後の圧力差が小さいのでフロート
が急速に弁口から離れて浮上し、弁口に吸い寄せ
られて復水排出を邪魔することがなく、また、弁
口内を流れる復水の再蒸発が少なくなるので、排
出流量を減少させない。
フリーフロート式スチームトラツプを高圧蒸気
系で使用した場合、弁口前後の圧力差が入口・出
口間の圧力差に基づいて大きく、フロートが弁口
付近に吸い寄せられて所定の位置に浮上できず、
弁口を絞ぼつて開弁が不完全になる問題がある。
本考案のものでは、開弁時に弁口前後の圧力差が
小さいので、フロートが弁口付近より離れ易く、
不完全な開弁がなくなるので、高圧用スチームト
ラツプとして適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例のフリーフロート式スチーム
トラツプの縦断面図、第2図は他の実施例の弁座
部のみの要部断面図を示す。 1は本体、3は上蓋、5は入口通路、6は弁
口、7は出口通路、8は復水溜り室、9は弁座部
材、13,14,15は逆止弁ユニツトを成す逆
止弁座。スプリング。弁デイスク。17はフロー
トである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口通路の連通する復水溜り室をトラツプ筐体
    で形成し、トラツプ筐体に弁座部材を取り付けて
    復水溜り室を出口通路に連通する弁口を形成し、
    弁口の下流側の通過面積を大きく形成し、復水溜
    り室にフロートを自由状態で収容して当該溜り室
    の水位に応じた浮上降下で弁口を直接開閉させ、
    弁座部材の出口側の開口端に逆止弁座を形成し、
    逆止弁体を逆止弁座に出口側から対向して配置し
    てスプリングで当該弁座方向に付勢したことを特
    徴とするフリーフロート式スチームトラツプ。
JP1977114805U 1977-08-26 1977-08-26 Expired JPS6128960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977114805U JPS6128960Y2 (ja) 1977-08-26 1977-08-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977114805U JPS6128960Y2 (ja) 1977-08-26 1977-08-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5440534U JPS5440534U (ja) 1979-03-17
JPS6128960Y2 true JPS6128960Y2 (ja) 1986-08-27

Family

ID=29065877

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977114805U Expired JPS6128960Y2 (ja) 1977-08-26 1977-08-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144887A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Tlv Co Ltd フロート式ドレントラップ

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JPS6431992U (ja) * 1987-08-21 1989-02-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0214801U (ja) * 1988-07-14 1990-01-30

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JP2011144887A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Tlv Co Ltd フロート式ドレントラップ

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