JPH03260230A - ユニットバスの排水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、タブの下方に防水パンを配設した構造の２重
パン方式のユニットバスの排水装置に関するものである
。

従来の技術 従来のこの種２重パン方式のユニットバスの排水方法は
、第３図に示すような構造になっていた。

すなわち、タブ１の排水を直接、タブパン２に排出し、
その排水をタブパン２と排水トラップ３とを接続する排
水ホース４を通して排水トラップ３の方へ排出するよう
になっている。そして、タブパン２はユニットバスが建
物に設置されると壁等でおおわれ、外からはみえなくな
るものであった。

また、第４図に示すように、タブ５の排水ホース６を直
接洗い場７の排水部７ａに接続し、タブ５の排水を直接
トラップ８に排出する方法もあった。９はタブパンであ
る。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造の排水方法では次のような問題
点があった。

第３図のような構造の場合、タブｌの排水が直接タブパ
ン２の上に排出されるので、長い間にりブパン２は水あ
か等が付着しても、建物の壁等でおおわれてしまうので
、タブパン２の掃除がほぼ不可能な為、その結果、悪臭
が発生するという問題がある。

第４図の構造の排水方法は、上記第３図の排水構造の欠
点を解決すべく、タブ５の排水をタブパン９上に排出せ
ずに、直接トラップ８に排出したものである。

この構成の排水方法は、一戸建の家のように、床と地面
の間にスペースが充分にある場合は、何ら問題はないが
、マンションのように、床と天井の高さが制限されてい
る場合には、問題が出てくるのである。これは下記の理
由による。

第５図は、マンションの場合のタブパン１１と洗い場１
０の位置関係を示す構造図であるが、床１１ａと天井と
の高さが制限されているのと、床１１ａから洗い場１０
へのまたぎこみ高さを、出来るだけ低くする為に、洗い
場１００面と、タブパン１１の面との高さは、はぼ同一
面になり、その結果、タブパン１１の排水ホースｌｌｂ
を第４図の如く直接、タブ５から洗い場１０の排水部１
０ａに接続することが不可能になるので、第４図のタブ
パン１１を使用して行うことになり、第３図の従来例と
同じ構造になるのである。これを解決するには、洗い場
１０の面を上方へ上げれば良いが、逆に洗い場へのまた
ぎこみ高さが高くなりすぎ、実用的でなくなる。

そこで、本発明はこのような問題点を解決するもので、
またぎこみ高さを高くすることなく、また、タブの排水
を、タブパンの上に排出せずに直接、洗い場の排水トラ
ップに排出することを目的としたものである。

課題を解決するための手段 本発明のユニットバスの排水装置は、タブの排水部と洗
い場の排水部の間を連通し、前記タブの排水時にタブ防
水パンの排水部を介してタブ防水パン側への逆流を防止
するフロートを有する逆流防止装置を設けたものである
。

作用 本発明のユニットバスの排水装置は、逆流防止装置の内
部に、水の流出入により浮き沈みするフロートを有して
いる為、タブの水を排水すると、逆流防止装置内のフロ
ートが浮き上がり、タブパンの排水穴をふさぐ為、タブ
パンに逆流することはないのである。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

第２図において、１２はタブで、その排水部１２ａには
エルボ１３が取り付けられ、そのエルボ１３には第１排
水ホース１４が接続されている。１５はタブ１２の下方
に設置されたタブ防水パンで、その排水部１５ａには逆
流防止装置１６が取り付けられ、この逆流防止装置１６
と第１排水ホース１４とはゴムエルボ１７で接続されて
いる。１８は洗い場で、その排水部１９にはトラップ２
０が取り付けられており、そのトラップ２０と逆流防止
装置１６とは第２排水ホース２１で接続されている。

第１図において、２２は前記した逆流防止装置１６の本
体でＬ字状の筒をなし上部には内ねし２３が切られ、出
口部には第２排水ホース２１が接続されている。２４は
逆流防止装置１６のフランジで本体２２の内ねじ２３と
嵌合する外ねし２５．０リング２６の支持部２７、フロ
ート２８の一部を保持するフロート受は部２９、および
、内ねじ３０で構成される。フロート２８はシリコンゴ
ム等の比重が１以上の弾性体の材料から成り、形状はド
ーナツ形をしている。タブ防水パン１５の排水部１５ａ
の開口には、Ｕパツキン３１が取り付けられている。本
体２２とフランジ２４とはねじ締めによりＵパツキン３
１を押さえつつタブ防水パン１５の排水部１５ａに取り
付けられる。３２は逆流防止装置１６のカバーで、フロ
ート２日と対応する位置にタブ防水パン１５に溜まった
水を排出する為の孔３３を有し、外周部には、フランジ
２４の内ねじ３０と嵌合する外ねじ３４が切られている
。カバー３２の中央部には排水の通路となるパイプ３５
ａが形成されているが、このパイプ３５ａの上方は第１
排水ホースとの接続口３５で、ゴムエルボ１７を介して
接続されている。パイプの下方は、パイプがフロート２
８の内入を貫通して、フロート２８の浮き沈みのガイド
の役割をする。なお、３６はホースバンドである。

上記構成において、フロート２８は通常は、比重が１以
上の為、フロート受け２９で支持された状態にある。と
ころが、タブ１２の排水を排水部１２ａから排出すると
、排水は、第１排水ホース１４、ゴムエルボ１７を通っ
て逆流防止装置１６の中に流入される。流入された排水
は第２排水ホース２１を通って排水トラップ２０の中に
流入し、屋外に排出される。

一方、フロート受け２９の隙間からフロート２８を押し
上げ、カバー３２の孔３３をふさぐ状態で保持される。

フロート２８は弾性体で形成されているので、カバー３
２のフロート接触面が多少変形していても、フロート２
８はそれに添うように孔３３をふさぐ為、孔３３は完全
密閉となる。したがって、タブの排水時に防水パン１５
に排水が逆流して汚水となることがないものである。

なお、フロートは実験の結果３５゜〜７５１の硬度の弾
性体が最適であった。あまりやわらかすぎると、浮き沈
みの作動が正常に行われず、硬すぎるとカバー３２のフ
ロート接触面の変形時に、接触面とフロートの間にすき
まが生し、そのすきまからタブ防水パン１５に逆流が生
じた。タブ１２の排水の水圧は非常に高い為、上記した
フロート２８の保持状態は続くが、タブ１２内の水の排
出が完了した時点、あるいは完了の少し前の時点で、逆
流防止装置１６内の水圧が低くなると、フロート２８は
自重により沈み始め、その結果、カバー３２の孔３３は
開状態となる。タブ防水パン１５に何らかの原因で水が
溜まっても、この開状態の時に水はカバー３２の孔３３
を通って逆流防止装置１６内に流入し、フロート受け２
９の隙間、第２排水ホース２１を通って、排水トラップ
２０に流入する。

この結果、タブ１２の排水が、タブ防水パン１５に流れ
ることなく、直接排水トラップ２０に流入する為、悪臭
が発生することがなく、また、従来の技術で説明した洗
い場のまたぎこみ高さを高くする必要もない、また、本
実施例においては、カバー３２とフランジ２４はねし固
定であるので、ユニット内部から、カバー３２を上方へ
はずすことが可能なため万が−、フロート２８を交換す
る場合でも、簡単に作業が行える。

発明の効果 以上実施例の説明より明らかなように、本発明によれば
、以下の効果を奏するものである。

■逆流防止装置内のフロートが、タブ内の水の排出時に
、タブ防水パンの排水孔をふさぎ、タブ防水パンに逆流
することがなくなり、悪臭を発生することがない。

■タブの排水ホースを、直接、逆流防止装置に接続して
いるため、マンション等に設置する場合、洗い場のまた
ぎこみ高さを低く設定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すユニットバスの排水装
置の要部断面図、第２図は同装置を採用したユニットバ
スの要部断面図、第３図および第４図は従来例を示す要
部断面図、第５図は同マンシジン用のユニットバスの構
造を示す要部断面図である。 １２・・・・・・タブ、１４・・・・・・第１排水ホー
ス、１５・・・・・・タブ防水パン、１６・・・・・・
逆流防止装置、１８・・・・・・洗い場、２０・・・・
・・排水トランプ、２１・・・・・・第２排水ホース、
２日・・・・・・フロート、３２・・・・・・カバー、
３３・・・・・・タブ防水パンの排水孔、３５・・・・
・・接続口。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）タブと、このタブの下方に設けたタブ防水バスと
   、前記タブの排水部と洗い場の排水部の間を連通し、前
   記タブの排水時に前記タブ防水パンの排水部を介してタ
   ブ防水パン側への逆流を防止するフロートを有する逆流
   防止装置とからなるユニットバスの排水装置。
2. （２）フロートは、硬度３５゜〜７５゜の弾性体で形成
   された特許請求の範囲第１項記載のユニットバスの排水
   装置。
3. （３）フロートは、比重が１以上の弾性体で形成された
   特許請求の範囲第１項記載のユニットバスの排水装置。