JP2004278140A - 排水目皿 - Google Patents

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Abstract

【課題】▲1▼排水の表面張力が発生してもそれに邪魔されることなくフロート弁がその自重により良好に下降することが出来る。▲2▼フロート弁の位置ズレが発生しても良好に止水することが出来る。▲3▼フロート弁の水あかなどが付着することを防いで良好な止水性を確保することが出来る。▲4▼排水によるフロート弁の劣化を防いで良好な止水性を確保することが出来る。前記▲1▼〜▲4▼を解決する排水目皿。
【解決手段】排水口に水密的に取り付けられる天面部と、該天面部に開口された開口部と、該開口部を閉塞するフロート弁と、から構成される排水目皿において、前記開口部の下面周縁に凸溝又は凹溝を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、洗面台や浴室、台所などの排水口に用いられる排水目皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、以下ア)、イ)に記載する排水目皿が知られている。
ア)図12に示す従来の排水目皿は、以下に記載する天面部と、開口部と、フロート弁から構成される。
天面部は、円形状であって、排水機器の排水口に水密的に取り付けられる。また、下面に、下方に垂設されるガイド部を天面部と同軸に備える。更に該ガイド部は側面方向に凸設した鍔部を構成して成る。
開口部は、前記天面部に複数開口される。
フロート弁は、平面視中心に開口を備えた円形のドーナツ状であって、比重が1よりも軽く構成され、前記ガイド部をその軸として上下動自在に配置されている。
この排水目皿の作用としては、図12(a)に示すように、通常時はフロート弁がその自重により下降して、フロート弁の下面が前記鍔部に当接されて配置されており、天面部の上面部から排水があると、天面部の上面側から開口部を介して下面側へと排水される。
また、天面部の下面からの逆流水に対しては、図12(b)に示すように、フロート弁が1より軽い比重で構成されているので、フロート弁が逆流水に伴って浮上し、フロート弁が天面部の下面に当接される。このとき、開口部はフロート弁によって水密的に閉塞されているため、逆流水が天面部へ逆流することはない。また、逆流水が収まるとフロート弁はその自重により下降して、前記鍔部に当接される。
イ)図13に示す従来の排水目皿は、前記ア)と同じ構成の天面部と、開口部と、から構成され、さらにフロート弁を以下の構成としている。
フロート弁は、平面視中心に開口を備えた円形のドーナツ状であって、比重が1よりも軽く構成されガイド部をその軸として上下動自在に配置されている。また、その上面には、凸溝が同心円軸上に凸設され、更にこの凸溝はフロート弁が浮上した際に、天面部の開口部周縁に当接する。
この排水目皿の作用としては、図13(a)に示すように、通常時はフロート弁がその自重により下降して、フロート弁の下面が前記鍔部に当接されて配置されており、天面部の上面部から排水があると、天面部の上面側から開口部を介して下面側へと排水される。
また、天面部の下面からの逆流水に対しては、図13(b)に示したようにフロート弁が1より軽い比重で構成されているので、フロート弁が逆流水に伴って浮上し、フロート弁の凸溝が天面部の下面の開口部周縁に当接される。このとき、開口部はフロート弁の凸溝によって水密的に閉塞されているため、逆流水が天面部へ逆流することはない。
また、逆流水が収まるとフロート弁はその自重により下降して、前記鍔部に当接される。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−260230号(第1図)
【特許文献2】
特開2002−88856号(第1図、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の排水目皿は、下記のa)乃至e)の課題があった。
a)前記ア)の構成の排水目皿は、天面部下面とフロート弁の当接面積が大きいことから、フロート弁が自重で下降する際、水の表面張力によりフロート弁が天面部下面に当接したまま、その自重で下降することが出来ない場合があった。
b)前記ア)の課題に対してイ)の構成の排水目皿は、フロート弁上面に凸溝を凸設してそれを当接面としたので、ア)と比較すると当接面積が小さくなり、水の表面張力の影響を受けにくく、課題a)を解決する。しかしガイド部などに対してフロート弁の中心が偏芯して位置ズレを起こした際に、フロート弁に凸溝を設けているため該凸溝も偏芯してしまい、天面部下面の開口部周縁に凸溝が当接せず、例えば開口部に凸溝の当接面が配置されるなどして止水面が形成されず、フロート弁によって良好に止水を行うことができなかった。
c)イ)の構成の排水目皿は、フロート弁が下降した際に、フロート弁の上面に凸溝を凸設しているので、この凸溝の高さ分常に排水が滞留することとなる。従ってフロート弁の特に凸溝付近に水あかや排水ゴミが付着しやすくなり、フロート弁が上昇しても水あかなどが天面部下面と凸溝の間に介在して良好に逆流水を止水できなかった。
d)通常、フロート弁が下降した時、天面部上面より排水が流入するフロート弁の上面は際は常に排水にさらされる状態となる。このとき、フロート弁はシリコンゴムや発泡樹脂などの軟質部材で構成されるのであるが、これらの材質は通常の硬質の樹脂と比べ、劣化しやすいという問題がある。特に前記イ)の構成のフロート弁は、当接箇所が細い凸溝であるため、他の肉厚部分と比較して特に劣化しやすく、そして一度劣化すると良好に逆流水を止水できなくなるという問題があった。
【0005】
従って、本発明の排水目皿は、以下の課題を解決する。
▲1▼排水の表面張力が発生してもそれに邪魔されることなくフロート弁がその自重により良好に下降することが出来る。
▲2▼フロート弁の位置ズレが発生しても良好に止水することが出来る。
▲3▼フロート弁の水あかなどが付着することを防いで良好な止水性を確保することが出来る。
▲4▼排水によるフロート弁の劣化を防いで良好な止水性を確保することが出来る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の排水目皿は、排水口に水密的に取り付けられる天面部(1)と、該天面部(1)に開口された開口部(2)と、該開口部(2)を閉塞するフロート弁(3)と、から構成される排水目皿において、前記開口部(2)の下面周縁に凸溝(4)を設けたことを特徴とする排水目皿である。
【0007】
本発明の排水目皿は、排水口に水密的に取り付けられる天面部(1)と、該天面部(1)に開口された開口部(2)と、該開口部(2)を閉塞するフロート弁(3)と、から構成される排水目皿において、前記開口部(2)の下面周縁に凹溝(5)を設けたことを特徴とする排水目皿である。
【0008】
本発明の排水目皿は、前記開口部(2)を複数設け、凸溝(4)又は凹溝(5)を複数の開口部(2)が前記フロート弁(3)によって全て閉塞されるように構成したことを特徴とする前記段落0006または段落0007に記載の排水目皿である。
【0009】
本発明の排水目皿は、前記開口部(2)の周囲を囲んで凸溝(4)又は凹溝(5)を設けたことを特徴とする前記段落0006または段落0007のいずれかひとつに記載の記載の排水目皿である。
【0010】
本発明の排水目皿は、排水口に水密的に取り付けられる天面部(1)と、該天面部(1)に開口された開口部(2)と、該開口部(2)を閉塞するフロート弁(3)と、から構成される排水目皿において、前記天面部(1)に対して下方に垂設されるガイド部(6)と、ガイド部(6)下端に側面方向に向かって凸設される鍔部(7)と、を構成すると共に、前記フロート弁(3)を、前記ガイド部(6)によりガイドされて上下動自在に備えられ、且つ前記天面部(1)下面から鍔部(7)の間に配置させ、前記鍔部(7)に、上方に向かって垂設される凸溝(4)又は下方に向かって垂設される凹溝(5)を設けたことを特徴とする排水目皿である。
【0011】
【実施例】
以下に本発明の第1実施例を、図1乃至図5に示した図面を参照しつつ説明する。
本発明は、以下に記載する天面部(1)と、開口部(2)と、フロート弁(3)と、接続口(9)から構成される。
天面部(1)は、機器の排水口に水密的に取り付けられる円形の部材であり、本実施例では天面部(1)外周にゴム製の水密部材(8)を取りつけることで排水口に対して着脱自在且つ水密的に天面部(1)を排水口に取りつけることができる。また、天面部(1)に対して断面視下方に垂設且つ中心に備えられて、内部に後記する接続口(9)を開口したガイド部(6)を構成している。
また、該ガイド部(6)下端には、側面方向に向かって凸設される鍔部(7)を構成し、且つ該鍔部(7)上面に上方に凸設する凸溝(4)を構成する。
開口部(2)は天面部(1)上面からの排水を天面部(1)下面側へ排水するための開口であって、ガイド部(6)を中心として放射状に複数設けられた開口部(2)から構成される。
更に、天面部(1)下面の開口部(2)周縁、具体的には図4に示したように凸溝(4)をガイド部(6)と同心軸となるように2列凸設する。また、この2列に並んだ凸溝(4)の間に開口部(2)が配置される。
フロート弁(3)は、平面視中心に開口を備えた円形のドーナツ状であって、例えば発泡樹脂やシリコンゴムなど弾性に富む比重が1よりも軽い材質より構成され、前記ガイド部(6)をその軸として上下動自在かつ上限は開口部(2)側の凸溝(4)、下限は鍔部(7)側の凸溝(4)までの間に配置されている。
【0012】
作用としては、図1(a)に示すように通常時はフロート弁(3)がその自重により下降して、フロート弁(3)の下面が前記鍔部(7)の凸溝(4)に当接されて配置される。
天面部(1)の上面からの排水時は、天面部(1)の上面側から開口部(2)を介して下面側へと排水される。
また、天面部(1)の下面からの逆流水に対しては、図1(b)に示すように、フロート弁(3)が1より軽い比重の材質で構成されているので、フロート弁(3)が逆流水に伴って浮上し、天面部(1)の凸溝(4)にフロート弁(3)が当接される。
このとき、開口部(2)は凸溝(4)内に開口されているので、逆流水が天面部(1)へ逆流することはない。
また、鍔部(7)上面に凸溝(4)を凸設し、凸溝(4)をフロート弁(3)が下降時のフロート弁(3)との当接面としたので、凸溝(4)とフロート弁(3)が当接して排水の表面張力が発生した際でも、フロート弁(3)の当接面積が小さくなったのでその表面張力の影響を受けにくくすることができ、表面張力に邪魔されることなくフロート弁(3)が逆流水によって良好に上昇することが出来る。
また、天面部(1)下面に凸溝(4)を凸設し、その凸溝(4)をフロート弁(3)との当接面としたので、凸溝(4)とフロート弁(3)が当接して排水の表面張力が発生した際でも、フロート弁(3)の当接面積が小さくなったのでその表面張力の影響を受けにくくすることができ、表面張力に邪魔されることなくフロート弁(3)がその自重により良好に下降することが出来る。
また、フロート弁(3)がガイド部(6)に対して位置ズレや偏芯しても、凸溝(4)は天面部(1)下面に凸設されているので、位置がずれることは当然ない。よってフロート弁(3)は凸溝(4)に当接し良好に止水することが出来る。また、フロート弁(3)に凸形状を設けていないので、水あかや排水ゴミがフロート弁(3)にこびりつくことがなく、フロート弁(3)と凸溝(4)が当接し、良好な止水性が保たれる。
また、排水がフロート弁(3)上に常に滞留することがない上に、フロート弁(3)には凸形状の肉薄部分がないため、フロート弁(3)の劣化を防いで良好な止水性を確保することが出来る。
【0013】
また、前記第1実施例ではガイド部(6)に接続口(9)を有しているが、これは図5に示したように、例えば浴室の防水パンに開口された排水口に排水目皿が取り付けられた際、浴槽からの排水を防水パン下の配管に排水するために、浴槽の排水口から排水目皿の接続口(9)に水密的に配管をするための開口である。
【0014】
以下に本発明の第2実施例を、図6乃至図7に示した図面を参照しつつ説明する。
本発明は、前記第1実施例と同じ構成の開口部(2)と、フロート弁(3)と、以下に記載する天面部(1)から構成される。
天面部(1)は、機器の排水口に水密的に取り付けられる円形の部材であり、本実施例では天面部(1)外周にゴム製の水密部材(8)を取りつけることで排水口に対して着脱自在且つ水密的に天面部(1)を排水口に取りつけることができる。また、天面部(1)に対して断面視下方に垂設且つ中心に備えられて、内部に後記する接続口(9)を開口したガイド部(6)を構成している。更に、該ガイド部(6)下端には、側面方向に向かって凸設される鍔部(7)も構成している。
更に、天面部(1)下面の開口部(2)周縁、具体的には図7に示したように凹溝(5)をガイド部(6)と同心軸となるように凹設する。また、この凹溝(5)内に開口部(2)が配置される。
【0015】
作用としては、図6(a)に示すように通常時はフロート弁(3)がその自重により下降して、フロート弁(3)の下面が前記鍔部(7)に当接されて配置される。
天面部(1)の上面からの排水時は、天面部(1)の上面側から開口部(2)を介して下面側へと排水される。
また、天面部(1)の下面からの逆流水に対しては、図6(b)に示すように、1より軽い比重で構成されているフロート弁(3)が逆流水に伴って浮上し、天面部(1)の凹溝(5)外縁にフロート弁(3)が当接される。
このとき、開口部(2)は、フロート弁(3)により凹溝(5)外縁が当接して閉塞され、逆流水が天面部(1)へ逆流することはない。
また、天面部(1)下面に凹溝(5)を凹設し、その凹溝(5)外縁をフロート弁(3)との当接面としたので、凹溝(5)外縁とフロート弁(3)が当接して排水の表面張力が発生した際でも、フロート弁(3)の当接面積が小さくなったのでその表面張力の影響を受けにくくすることができ、表面張力に邪魔されることなくフロート弁(3)がその自重により良好に下降することが出来る。
また、フロート弁(3)がガイド部(6)に対して位置ズレや偏芯しても、凹溝(5)は天面部(1)下面に凹設されているので、位置ズレすることは当然なく、フロート弁(3)は凹溝(5)外縁に当接し良好に止水することが出来る。
また、フロート弁(3)に凸形状を設けていないので、水あかや排水ゴミがフロート弁(3)にこびりつくことがなく、フロート弁(3)と凹溝(5)が当接し、良好な止水性が保たれる。
また、排水がフロート弁(3)上に常に滞留することがない上に、フロート弁(3)には凸形状の肉薄部分がないため、フロート弁(3)の劣化を防いで良好な止水性を確保することが出来る。
【0016】
また、前記第2実施例ではガイド部(6)に接続口(9)を有しているが、これは図5に示したように、例えば浴室の防水パンに開口された排水口に排水目皿が取り付けられた際、浴槽からの排水を防水パン下の配管に排水するために、浴槽の排水口から排水目皿の接続口(9)に水密的に配管をするための開口である。
【0017】
また、前記第1実施例、第2実施例ともに天面部(1)は硬質樹脂材料から構成されており、具体的にはアクリロニトリル・ブタジェン・スチレン樹脂やアセタール樹脂、ポリプロピレン樹脂から構成される。これらの樹脂材料は耐薬性や耐熱性が高いため、熱湯の排水を流した際や排水に含まれる洗剤などに影響されず、非常に高い耐久性を備えることが出来る。
【0018】
本発明の排水目皿は以上のようであるが前記実施例に限定されることはない。例えば図8に示したように、天面部(1)の中心にガイド部(6)を備えない排水目皿でも、天面部(1)下面の開口部(2)周縁に凸溝(4)及び凹溝(5)が形成されていれば本発明の排水目皿を実施することが出来る。
【0019】
また、本発明の排水目皿は図9に示したように、前記ガイド部(6)に接続口(9)を備えない形状であっても本発明の排水目皿を実施することが出来る。
【0020】
また、図10及び図11に示したように、凸溝(4)の平面視の配置は開口部(2)とフロート弁(3)が水密的に当接し、且つ天面部(1)下面の開口部(2)周縁に凸溝(4)が形成されていれば本発明の排水目皿を実施することが出来る。また、凹溝(5)についても同様のことが該当する。
【0021】
また、前記第1実施例では鍔部(7)の上面に凸溝(4)を構成しているが、例えば鍔部(7)の上面に設けた凹溝(5)を構成しても本発明の排水目皿を実施することが出来る。
【0022】
また、前記第1実施例または前記第2実施例ではフロート弁(3)を1よりも軽い比重のフロート弁(3)と記載したが1よりも重い比重のフロート弁(3)でも本発明の排水目皿を実施することが出来る。
【0023】
また、前記実施例では浴室の排水口に用いられた際の排水目皿を記載したが、例えば洗濯機の防水パンや洗面台、台所の各排水口に用いられても構わない。
【0024】
【発明の効果】
本発明の排水目皿は、開口部の下面周縁に凸溝又は凹溝を設けたことで、フロート弁と天面部下面の当接面積が小さくなり、排水の表面張力が発生してもそれに邪魔されることなくフロート弁がその自重により良好に下降することが出来、フロート弁が自重で降下しないといった誤作動がない。
また、鍔部の上面に凸溝又は凹溝を設けたことで、フロート弁と鍔部上面の当接面積が小さくなり、排水の表面張力が発生してもそれに邪魔されることなくフロート弁が逆流水によって良好に上昇することが出来、フロート弁が逆流水によって上昇しないといった誤作動がない。
また、開口部の下面周縁に凸溝及び凹溝を設けたことで、フロート弁の位置ズレが発生しても良好に止水することが出来る。
また、開口部の下面周縁に凸溝及び凹溝を設けたことで、フロート弁に水あかなどが付着することを防いで良好な止水性を確保することが出来る。
また、開口部の下面周縁に凸溝及び凹溝を設けたことで、前記従来例イ)の構成よりも排水によるフロート弁の劣化を防いで良好な止水性を確保することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)第1実施例の排水目皿においてフロート弁が下降時の断面図である。(b)第1実施例の排水目皿においてフロート弁が上昇時の断面図である。
【図2】第1実施例の排水目皿を示す上面図である。
【図3】第1実施例の排水目皿を示す底面図である。
【図4】図1(a)のA−A’断面図である。
【図5】第1実施例の施工状態を示す断面図である。
【図6】(a)第2実施例の排水目皿においてフロート弁が下降時の断面図である。(b)第2実施例の排水目皿においてフロート弁が上昇時の断面図である。
【図7】図6(a)のA−A’断面図である。
【図8】他の実施例の排水目皿を示す断面図である。
【図9】他の実施例の排水目皿を示す断面図である。
【図10】他の実施例の排水目皿を示す断面図である。
【図11】他の実施例の排水目皿を示す断面図である。
【図12】(a)従来例の排水目皿においてフロート弁が下降時の断面図である。(b)従来例の排水目皿においてフロート弁が上昇時の断面図である。
【図13】(a)従来例の排水目皿においてフロート弁が下降時の断面図である。(b)従来例の排水目皿においてフロート弁が上昇時の断面図である。
【符号の説明】
1 天面部
2 開口部
3 フロート弁
4 凸溝
5 凹溝
6 ガイド部
7 鍔部
8 水密部材
9 接続口

Claims (5)

  1. 排水口に水密的に取り付けられる天面部(1)と、
    該天面部(1)に開口された開口部(2)と、
    該開口部(2)を閉塞するフロート弁(3)と、
    から構成される排水目皿において、
    前記開口部(2)の下面周縁に凸溝(4)を設けたことを特徴とする排水目皿。
  2. 排水口に水密的に取り付けられる天面部(1)と、
    該天面部(1)に開口された開口部(2)と、
    該開口部(2)を閉塞するフロート弁(3)と、
    から構成される排水目皿において、
    前記開口部(2)の下面周縁に凹溝(5)を設けたことを特徴とする排水目皿。
  3. 前記開口部(2)を複数設け、凸溝(4)又は凹溝(5)を複数の開口部(2)が前記フロート弁(3)によって全て閉塞されるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排水目皿。
  4. 前記開口部(2)の周囲を囲んで凸溝(4)又は凹溝(5)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかひとつに記載の記載の排水目皿。
  5. 排水口に水密的に取り付けられる天面部(1)と、
    該天面部(1)に開口された開口部(2)と、
    該開口部(2)を閉塞するフロート弁(3)と、
    から構成される排水目皿において、
    前記天面部(1)に対して下方に垂設されるガイド部(6)と、
    ガイド部(6)下端に側面方向に向かって凸設される鍔部(7)と、を構成すると共に、
    前記フロート弁(3)を、前記ガイド部(6)によりガイドされて上下動自在に備えられ、且つ前記天面部(1)下面から鍔部(7)の間に配置させ、前記鍔部(7)に、上方に向かって垂設される凸溝(4)又は下方に向かって垂設される凹溝(5)を設けたことを特徴とする排水目皿。
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