JP2004238896A - 排水フロート構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排水フロート構造を、排水孔46が設けられた弁座部45を有する目皿40と、弁座部45の下方に設置されたフロート弁41とで構成し、弁座部45の上方から水が流れてくるとフロート弁41下降して排水孔を46開け、弁座部45の下方から水が流れてくるとフロート弁41が浮上して排水孔46を閉塞するようにした。そして、弁座部45の下面に溝状の凹部47を設けて、弁座部45とフロート弁41との対向面に、非接触面を形成した。また、フロート弁51に凹部52を設けることによって非接触面を形成した。さらに、フロート弁61に切り欠き部62を設けることによって非接触面を形成した。また、フロート弁71に凹凸部72を設けることによって非接触面を形成した。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目皿の上方から下方に水を通過させる一方、目皿の下方から上方への水の流れは遮断する排水フロート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、ユニット型の浴室の中には、浴槽設置用の防水パンである浴槽側フロアの上面に浴槽を設置し、浴槽と浴槽側フロアとに排水のための排水フロート構造を設けたものがある(例えば、特許文献1)。このような浴室ユニットでは、浴槽の底部には、浴槽内の水を排出するための排水口が設けられており、この排水口から排出される水は排水口に接続された排水管から外部に送られる。
【0003】
また、浴槽側フロアには、浴槽側フロアに溜まる水を排出するための開口が、浴槽の排水口を構成する排水口部材の周囲に設けられており、この開口から排出される水は開口に接続された排水管から外部に送られる。この場合の両排水管は同じものが共用され、浴槽から排出される水と浴槽側フロアから排出される水は、同じ排水管によって外部に排出される。
【0004】
そして、浴槽の排水口には、排水口を開閉するための排水栓が設けられ、浴槽側フロアの開口には排水孔を有する目皿が設けられ、この目皿に排水孔を開閉するためのフロート弁が設けられている。このフロート弁は、水よりも比重の小さな材料で構成されており、排水管側から浴槽側フロアに水が流れ込もうとしたときに、浮力によって上昇し目皿の排水孔を閉じる。また、目皿は、浴槽の排水口に連通する穴部を有する軸部と、前述した排水孔を有する弁座部とを備えており、排水孔は弁座部を上下に貫通して浴槽側フロアの上面と下面を連通させている。
【0005】
このため、排水栓を開けて浴槽内の水を排出する際に、排水管に流れ出た水が浴槽側フロア側に流れ込もうとしても、フロート弁が排水孔を閉じるため、浴槽側フロアへの水の浸入は阻止される。また、排水管内の水が少量である場合には、フロート弁は自重によって下降し下方に位置しているため、排水孔が開き浴槽側フロアに溜まった水は、排水孔から排水管へと排出される。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−220797号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の排水フロート構造では、フロート弁に水垢等の汚れが付着して、フロート弁の作動が鈍くなったり、作動しなくなったりすることがある。この場合、フロート弁や目皿を洗浄する必要が生じるが、目皿は、浴槽側の排水口部材の下方に押さえ付けられた状態で設けられているため、取り外すことが困難で、洗浄作業がしづらいという問題がある。このため、目皿とフロートとが汚れにより付着するとその都度面倒な洗浄作業をしなければならないという問題がある。
【0008】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、フロート弁が目皿に付着しにくくすることによりメンテナンスを容易にすることのできる排水フロート構造を提供することである。
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる排水フロート構造の構成上の特徴は、上面と下面とを連通する排水孔が設けられた弁座部を有する目皿と、弁座部の下方に上下移動可能に設置されて、常時は前記弁座部の上方から流れてくる水が前記排水孔内に入り込むように下方に位置し、弁座部の下方から水が流れてくると上昇して排水孔を閉塞するフロート弁とを備えた排水フロート構造であって、弁座部とフロート弁との対向面の一部に、弁座部とフロート弁との間を閉塞するためのシール部を設け、対向面におけるシール部以外の部分を非接触面にしたことにある。
【0010】
前記のように構成した本発明の排水フロート構造では、排水孔が設けられた弁座部とフロート弁との対向面の一部に設けられたシール部だけが、弁座部とフロート弁との接触面となり他の部分は非接触面に構成されている。したがって、弁座部とフロート弁との接触面積を小さくすることができ、これによって、弁座部とフロート弁との間に水垢等が溜まってフロート弁が作動しなくなることを抑制することができる。
【0011】
すなわち、弁座部とフロート弁との水垢等による付着は、逆流によって、水に濡れたフロート弁が上昇して弁座部と接触した際に弁座部と密着し、逆流による水の流れが無くなったのちにもその状態が維持されることによる。このため、弁座部とフロート弁との接触面積が小さければ、水の流れが無くなったのちには、フロート弁は自重で下降するようになり、弁座部と付着した状態が維持されることが抑制される。この場合、シール部の面積を小さくするほどより大きな効果を得ることができ、たとえば、Oリングのような極めて接触面積を小さくすることのできる部材を用いることもできる。
【0012】
また、本発明にかかる排水フロート構造の他の構成上の特徴は、非接触面を、弁座部またはフロート弁に凹部を設けることによって形成したことにある。これによると、弁座部におけるフロート弁との対向面、またはフロート弁における弁座部との対向面に凹部を設けるだけですむため、弁座部とフロート弁との非接触面を容易に形成することができる。
【0013】
また、本発明にかかる排水フロート構造のさらに他の構成上の特徴は、凹部を溝状に形成したことにある。この場合、例えば、弁座部やフロート弁をリング状に形成し、溝状の全体形状をフロート弁等のリング状形状の円周に沿ったリング状にすることができる。これによると、非接触面を弁座部やフロート弁の全体にバランスよく設けることができる。
【0014】
また、本発明にかかる排水フロート構造のさらに他の構成上の特徴は、凹部を線状の切り欠き部で構成したことにある。この場合の切り欠き部は、格子状に形成したり同心になった複数の円状に形成したりすることができる。これによっても、弁座部とフロート弁との接触面積を小さくすることができ、弁座部とフロート弁との付着を抑制することができる。
【0015】
また、本発明にかかる排水フロート構造のさらに他の構成上の特徴は、非接触面を凹凸面で構成したことにある。この場合の凹凸面としては、大きな凹凸が形成された面だけでなく、微細な凹凸が形成された粗面も含む。また、この凹凸形状は格子状のように規則正しく形成されたものでも、ランダムに形成されたものであってもよい。これによっても良好な付着抑制効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の排水フロート構造を備えた浴室ユニットYを示している。この浴室ユニットYは、浴槽10を備えており、浴槽10は、浴槽側フロア20の上面に設置されている。そして、浴槽側フロア20の長手方向に沿った一方の縁部には、洗い場側フロア30が接続され、図示しない壁パネルや天井パネル等が設置されて構成される。浴室ユニットYを構成する浴槽10、浴槽側フロア20および洗い場側フロア30等の各本体部分は、それぞれ樹脂の成形体で構成されている。
【0017】
浴槽10には、湯を溜めるための凹部10aが設けられ、その底部に凹部10a内の湯や水を排出するための金属製の排水栓11が設けられている。また、浴槽10の上面縁部10bにおける一方の角部に凹部10a内に湯や水を入れるための水栓12と、排水栓11を開閉操作するための押しボタン式の操作スイッチ13とが設けられている。操作スイッチ13は、図2に示したレリースケーブル14および収容ボックス(図示せず)を介して排水栓11に接続されている。収容ボックス内には、操作スイッチ13の操作に応じて、排水栓11を上下移動させるための駆動装置が収容されている。
【0018】
また、排水栓11が取り付けられた浴槽10の底部には、穴部15が設けられその穴部15に円筒状の排水口部16が固定されている。この排水口部16の上端部は、上面の中央部が凹部16aに形成された段付きのフランジ状に形成されており、その凹部16aに対して排水栓11が進退可能になっている。そして、排水口部16の下部に、排水口部16を浴槽側フロア20側に接続するための接続部材17が取り付けられている。この接続部材17の一側部には、レリースケーブル14を挿通させるための挿通筒17aが突出している。
【0019】
浴槽側フロア20における接続部材17の下方の部分には、開口部21が設けられ、この開口部21に排水口部22が取り付けられている。この排水口部22は、略円筒状の部材で構成されており、その上端外周部に外側に延びるフランジ状突起22aが設けられ、下端内周部に内側に延びるフランジ状突起22bが設けられている。そして、排水口部22は、断面形状がU字状で全体形状がリング状に形成されたシール23を介して排水管24の開口縁部に連結されている。
【0020】
すなわち、このシール材23は、開口部21の周縁部21aに沿って、その周縁部21aの上下面および内周面を被覆するように取り付けられている。そして、シール材23の上面にフランジ状突起22aの下面が押し付けられ、シール材23の下面に排水管24の開口縁部に設けられたフランジ状突起24aが押し付けられている。また、排水口部22の外周面と排水管24の開口縁部の内周面には、互いに螺合可能なねじが設けられており、このねじの螺合により、排水口部22と排水管24とはシール材23を介して周縁部21aを挟んだ状態で固定されている。
【0021】
また、排水口部22の内周面上部には、リング状の固定部材25を介して、略リング状の目皿40が取り付けられ、目皿40内にフロート弁41が取り付けられている。目皿40は、図3ないし図5に示すように、円筒状の内周部42と、内周部42との間にフロート弁41を収容する保持部43とで構成されている。内周部42の内周面は、排水口部16および接続部材17の内周面と連通して、浴槽10内の水を排水するための流路を構成している。
【0022】
保持部43は、筒状の外周部44と、内周部42と外周部44との上端部間を連結する弁座部45とで構成されている。そして、弁座部45には、複数の排水孔46が円周に沿って一定間隔で形成されている。また、弁座部45の下面における排水孔46が設けられた部分には、円周に沿って溝状の凹部47が設けられている。この凹部47の幅は、排水孔46の幅(弁座部45の直径方向に沿った長さ)と略等しい長さに設定されている。
【0023】
また、内周部42の下端外周面には円周に沿ってフランジ状の小突起42aが設けられており、この小突起42aと、弁座部45との間で、図6に示したフロート弁41が上下移動可能に収容されている。なお、排水口部22と固定部材25および固定部材25と目皿40とは、それぞれねじの螺合によって互いに連結されている。
【0024】
フロート弁41は、外径が目皿40の外周部44の内径よりもやや小さく、内径が内周部42の外径よりもやや大きく設定されたリング状に形成され、比重が水の比重よりも小さなシリコンゴムで構成されている。このフロート弁41における弁座部45との対向面は、フロート弁41の内周側部分と外周側部分とだけが弁座部46に接触可能になり、フロート弁41の幅方向における中央部は弁座部46に対して非接触になる。
【0025】
そして、フロート弁41と弁座部45との接触可能な部分で本発明のシール部が構成される。また、フロート弁41における弁座部45との非接触の面は、フロート弁41の上面のうちの大部分を占めるように設定されている。したがって、フロート弁41は、浴槽10から排水された水が逆流して、浴槽側フロア20側に流れ込もうとすると上昇し、水の逆流がなくなれば自重によって下降する。
【0026】
この際、フロート弁41が上昇すると、排水孔46は閉塞されて、浴槽側フロア20と排水管24とは遮断され、フロート弁41が下降すると、排水孔46は開放されて、浴槽側フロア20と排水管24とは連通する。したがって、フロート弁41が下降した状態では、浴槽側フロア20に溜まった水は排水孔46から排水管24に排出される。この排水管24は、洗い場側フロア30に設けられた排水口の下方を通過して外部に延びており、洗い場側フロア30で使用される湯や水も排水管24を通って外部に排出される。
【0027】
浴槽側フロア20と洗い場側フロア30との対向する縁部には、互いに係合できる係合片(図示せず)が上方に向って設けられており、この係合片を係合させることによって、浴槽側フロア20と洗い場側フロア30は接続されている。そして、洗い場側フロア30の所定部分に、穴部31が設けられ、この穴部31に排水口を構成する排水口部32が取り付けられている。この排水口部32は、排水口部22と略同様の形状に形成されており、シール材23と同様の構成からなるシール材33を介して排水管24の上部開口部に設けられた固定部24bにねじの螺合によって連結されている。そして、排水口部32の下面に設けられた穴部に、水を通過させる挿通孔を有する金属製の挿通板34が着脱可能に取り付けられている。
【0028】
この構成において、入浴のために、浴槽10内に湯を入れる場合には、まず、操作スイッチ13を押して、駆動装置を作動させることにより、排水栓11を下降させる。これによって、排水栓11は、図2に実線で示した状態になり、排水口部16は閉塞状態になる。ついで、水栓12の給湯操作部12aと給水操作部12bとを開閉調節して、適温の湯を凹部10a内に入れ、湯面が適当な高さになったときに給湯を停止して入浴する。
【0029】
そして、洗い場で、洗髪や体の洗浄をして、湯や水を使用した場合には、その使用後の湯や水は、排水口部材32の穴部から排水管24内に流れ、排水管24を通過して外部に排出される。また、浴槽側フロア20側に湯や水が浸入した場合には、その湯や水は、排水孔46から排水管24内に流れ、洗い場の湯や水と同様、外部に排出される。この場合、フロート弁41は、図2に実線で示した位置に移動する。
【0030】
入浴後に、凹部10a内の湯または水を排出する場合には、再度、操作スイッチ13を押す。これによって、駆動装置が作動して、排水栓11が上昇し、図2に二点鎖線で示した状態になる。その結果、排水口部16は開放状態になり、凹部10a内の湯または水は、排水口部16、接続部材17および内周部42の穴部を通過して排水管24に流れ、排水管24から外部に排出される。
【0031】
その際、多量の湯または水が一度に排水管24内に流れることによって、逆流が生じて、浴槽側フロア20側に浸入しようとすると、フロート弁41は、図2に二点鎖線で示した位置に上昇して排水孔46を閉塞する。この場合、フロート弁41を構成するシリコンゴムは比重が小さいため、フロート弁41は、浴槽10からの排水の逆流に対して敏感に作動するようになり、確実な逆流防止ができる。
【0032】
この結果、浴槽10から排出される湯または水は、排水管24の形状や穴径に応じた量にしたがって徐々に排出される。また、配水管24内を流れる湯または水の量が減少して水位が低下してくるとフロート弁41は図2に二点鎖線で示した上昇した位置から実線で示した位置に下降する。この場合、フロート弁41における弁座部45との接触面は僅かであるため、濡れたフロート弁41が弁座部45に付着した状態のままとなるようなことはなく、自重によりすぐに下降する。
【0033】
また、この排水の際に、水位の上昇と低下が繰り返し行われても、フロート弁41は、水位に追従して敏感に上下移動する。このため、フロート弁41が水垢等によって弁座部45に付着して、移動しなくなったり、動きが鈍くなったりすることを抑制でき、フロート弁41は長時間の使用によっても常時適正に作動する。
【0034】
このように、本発明にかかる排水フロート構造では、弁座部45の下面に凹部47が設けられて、弁座部45の下面とフロート弁41の上面との接触面積が小さくなっている。このため、フロート弁41が弁座部45に付着した状態のままとなるようなことがなくなり、水の逆流がないときには、フロート弁41は弁座部45から離れた下方に位置するようになる。これによって、弁座部45とフロート弁41との間に水垢等が溜まってフロート弁41が作動しなくなることを防止できる。
【0035】
また、図7は、本発明の他の実施形態による排水フロート構造で用いられるフロート弁51を示している。このフロート弁51の上面には、幅方向における中央部分に円周に沿った溝状の凹部52が設けられている。そして、このフロート弁51が取り付けられる目皿(図示せず)の弁座部下面は平面状に形成されて、凹部は設けられてない。このフロート弁51は、弁座部に設けられた排水孔の部分に凹部52を対向させて目皿に取り付けられる。この排水フロート構造のそれ以外の部分の構成については、前述した実施形態と同一である。また、この排水フロート構造の作用効果についても、前述した実施形態と同様である。
【0036】
また、図8は、本発明のさらに他の実施形態による排水フロート構造で用いられるフロート弁61を示している。このフロート弁61の上面には、フロート弁51の凹部52に代えて格子状の切り欠き部62が設けられている。この排水フロート構造のそれ以外の部分の構成については、前述したフロート弁51を備えた実施形態と同一である。また、この排水フロート構造の作用効果については、前述した各実施形態と同様である。また、この変形例として、格子状の切り欠き部を弁座部に設けて、フロート弁は、切り欠き部のないフロート弁41と同じ構成にすることもできる。
【0037】
図9は、本発明のさらに他の実施形態による排水フロート構造で用いられるフロート弁71を示している。このフロート弁71の上面には、フロート弁51の凹部52やフロート弁61の切り欠き部62に代えて凹凸部72が設けられている。この凹凸部72は、凸部73と凹部74とが交互に形成されて全体が格子状に形成されている。この排水フロート構造のそれ以外の部分の構成については、前述したフロート弁51,61を備えた実施形態と同一である。また、この排水フロート構造の作用効果については、前述した各実施形態と同様である。
【0038】
また、この場合、変形例として、凹凸部を弁座部に設けて、フロート弁は、切り欠き部のないフロート弁41と同じ構成にすることもできる。また、凹凸部は、格子状のような規則正しいものでなくランダムに配置された凹凸にすることができその凹凸の大きさも適宜変更することができる。また、本発明による弁座部とフロート弁との対向面における非接触面は、対向面に複数の小さな凹部を形成したり対向面を粗面に形成したりすることによって構成することもでき、その対向面は、弁座部であってもフロート弁であてもよい。さらに、フロート弁の外周縁部と内周縁部とに堰きのような突部を設けたり、その突部を弁座部に設けたりすることもできる。また、その突部に代えて別部材からなるOリングを取り付けることもできる。
【0039】
また、本発明による排水フロート構造は、前述した各実施形態以外についても技術的範囲内で適宜変更実施が可能である。例えば、前述した各実施形態では、フロート弁41等をリング状に構成しているが、目皿40内を上下移動することができ、上昇位置において排水孔46を閉塞可能であれば種々の形状を採用することができる。例えば、略コの字形状や略Vの字形状に構成することも可能である。さらに、それ以外の部材についても同様の作用効果を奏することのできるものであれば置き換えて使用したり設計変更したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による排水フロート構造を備えた浴槽ユニットを示した斜視図である。
【図2】排水フロート構造を示した縦断面図である。
【図3】目皿を示した斜視図である。
【図4】目皿と目皿に取り付けられたフロート弁とを示した断面図である。
【図5】目皿と目皿に取り付けられたフロート弁とを示した底面図である。
【図6】フロート弁を示した斜視図である。
【図7】他の実施形態による排水フロート構造が備えるフロート弁を示した斜視図である。
【図8】さらに他の実施形態による排水フロート構造が備えるフロート弁を示した斜視図である。
【図9】さらに他の実施形態による排水フロート構造が備えるフロート弁を示した斜視図である。
【符号の説明】
40…目皿、41,51,61,71…フロート弁、45…弁座部、46…排水孔、47,52…凹部、62…切り欠き部、72…凹凸部。
Claims (5)
- 上面と下面とを連通する排水孔が設けられた弁座部を有する目皿と、前記弁座部の下方に上下移動可能に設置されて、常時は前記弁座部の上方から流れてくる水が前記排水孔内に入り込むように下方に位置し、前記弁座部の下方から水が流れてくると上昇して前記排水孔を閉塞するフロート弁とを備えた排水フロート構造であって、前記弁座部と前記フロート弁との対向面の一部に、前記弁座部と前記フロート弁との間を閉塞するためのシール部を設け、前記対向面における前記シール部以外の部分を非接触面にしたことを特徴とする排水フロート構造。
- 前記非接触面を、前記弁座部または前記フロート弁に凹部を設けることによって形成した請求項1に記載の排水フロート構造。
- 前記凹部を溝状に形成した請求項2に記載の排水フロート構造。
- 前記凹部を線状の切り欠き部で構成した請求項2に記載の排水フロート構造。
- 前記非接触面を凹凸面で構成した請求項1に記載の排水フロート構造。
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