JP2017110436A - 流路ユニットおよび排水トラップ - Google Patents

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崇 南金山
慶介 永井
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慶介 永井
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岳 清水
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Abstract

【課題】洗濯機から排出された排水が洗濯機から漏洩した排水を排出する目皿を通って逆流することを防止し、排水の逆流が収まった後に洗濯機から漏洩した排水を目皿から安定的に排出することができる流路ユニットを提供する。【解決手段】流路ユニットは、排水の貯留部を備えた椀と、洗濯機から排出された排水を貯留部に排出する流路筒と、洗濯機から漏洩した排水を流路筒との間から貯留部に排出する封水筒を備えた排水トラップに用いる。流路ユニットは、流路筒と封水筒との間に配置され、洗濯機から漏洩した排水を貯留部に排出する開口を備えた目皿と、目皿と貯留部との間に移動可能に配置され、貯留部に貯留された排水が目皿に向かって逆流したときに上昇して開口を封止するフロートと、互いに対向する目皿およびフロートの少なくともいずれか一方の側に備えられ、互いの接触面積を減少させる凹状の窪部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、流路ユニットおよび排水トラップに関する。
従来から、洗濯機を載置する防水パンに取り付けられ、洗濯機から排出される排水を排水管に排出する排水トラップがある(例えば、特許文献1参照。)。この排水トラップには、洗濯機から漏洩した排水を排出する目皿(蓋板)の下方に、排水によって浮上させることができるフロートが配置されている。フロートは、洗濯機から排出された排水が目皿に向かって逆流したときに、その排水と共に上昇して目皿の開口(通し孔)を封止することによって、排水が目皿の開口を通って洗濯機の側に溢れ出すことを防止している。
特開2001−200565号公報
特許文献1の構成では、洗濯機から排出された排水が目皿に向かって逆流したときに、フロートが表面張力によって目皿に貼り付いてしまう可能性がある。この結果、フロートは、排水の逆流が収まっても、目皿から離間しない虞がある。このような場合、洗濯機から漏洩した排水は、目皿から排出されることなく、防水パンに溢れてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、洗濯機から排出された排水が洗濯機から漏洩した排水を排出する目皿を通って逆流することを防止し、かつ、排水の逆流が収まった後に洗濯機から漏洩した排水を目皿から安定的に排出することができる流路ユニットおよび排水トラップの提供を目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る流路ユニットは、排水を貯留しつつ外部に排出する貯留部を備えた椀と、洗濯機から排出された前記排水を前記貯留部に向かって排出する流路筒と、前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記流路筒との間から前記貯留部に向かって排出する封水筒と、を備えた排水トラップに用いる。流路ユニットは、前記流路筒と前記封水筒との間に配置され、前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記貯留部に向かって排出する開口を備えた目皿と、前記目皿と前記貯留部との間に移動可能に配置され、前記貯留部に貯留された前記排水が前記目皿に向かって逆流したときに、前記目皿に向かって上昇して接触し前記開口を封止するフロートと、互いに対向する前記目皿および前記フロートの少なくともいずれか一方の側に備えられ、前記目皿と前記フロートとの接触面積を減少させる凹状の窪部と、を有する。
上記目的を達成する本発明に係る排水トラップは、排水を貯留しつつ外部に排出する貯留部を備えた椀と、洗濯機から排出された前記排水を前記貯留部に向かって排出する流路筒と、前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記流路筒との間から前記貯留部に向かって排出する封水筒と、前記流路筒と前記封水筒との間に配置され、前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記貯留部に向かって排出する開口を備えた目皿と、前記目皿と前記貯留部との間に移動可能に配置され、前記貯留部に貯留された前記排水が前記目皿に向かって逆流したときに、前記目皿に向かって上昇して接触し前記開口を封止するフロートと、互いに対向する前記目皿および前記フロートの少なくともいずれか一方の側に備えられ、前記目皿と前記フロートとの接触面積を減少させる凹状の窪部と、を有する。
上記のように構成した流路ユニットおよび排水トラップは、排水が目皿に向かって逆流したときにフロートを目皿に接触させて開口を封止しつつ、互いの接触面積を減少させる窪部によってフロートが目皿に貼り付くことを防止する。したがって、流路ユニットおよび排水トラップは、洗濯機から排出された排水が洗濯機から漏洩した排水を排出する目皿を通って逆流することを防止し、かつ、排水の逆流が収まった後に洗濯機から漏洩した排水を目皿から安定的に排出することができる。
実施形態に係る流路ユニットを模式的に示す原理図であって、(A)は排水が目皿に向かって逆流していない状態を示す図、(B)は排水が目皿に向かって逆流している状態を示す図である。 実施形態に係る流路ユニットを備えた排水トラップを示す側面図である。 図2の排水トラップを示す断面図である。 図2の排水トラップを部分的に分解して示す分解斜視図である。 流路ユニットを構成する目皿を裏面側から示す斜視図である。 排水トラップの要部(図3の領域6)を簡略化して示す断面図であって、(A)はフロートが降下して封水筒の上端部に載っている状態を示す図、(B)はフロートが上昇して目皿の裏面に接触しつつ目皿の開口を封止している状態を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
まず、流路ユニット110を備えた排水トラップ100の構成について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る流路ユニット110を模式的に示す原理図であって、(A)は排水W3が目皿104に向かって逆流していない状態を示す図、(B)は排水W3が目皿104に向かって逆流している状態を示す図である。図2は、実施形態に係る流路ユニット110を備えた排水トラップ100を示す側面図である。図3は、図2の排水トラップ100を示す断面図である。図4は、図2の排水トラップ100を部分的に分解して示す分解斜視図である。図5は、流路ユニット110を構成する目皿104を裏面側から示す斜視図である。図6は、排水トラップ100の要部(図3の領域6)を簡略化して示す断面図であって、(A)はフロート105が降下して封水筒103の上端部103cに載っている状態を示す図、(B)はフロート105が上昇して目皿104の裏面104cに接触しつつ目皿104の開口104bを封止している状態を示す図である。
流路ユニット110は、概説すれば、図1に示すように、排水Wを貯留しつつ外部(排水管210)に排出する貯留部101eを備えた椀101と、洗濯機220から排出された排水W1を貯留部101eに向かって排出する流路筒102と、洗濯機220から漏洩した排水W2を流路筒102との間から貯留部101eに向かって排出する封水筒103と、を備えた排水トラップ100に用いる。流路ユニット110は、流路筒102と封水筒103との間に配置され、洗濯機220から漏洩した排水W2を貯留部101eに向かって排出する開口104bを備えた目皿104と、目皿104と貯留部101eとの間に移動可能に配置され、貯留部101eに貯留された排水W3が目皿104に向かって逆流したときに、目皿104に向かって上昇して接触し開口104bを封止するフロート105と、互いに対向する目皿104およびフロート105の少なくともいずれか一方の側に備えられ、目皿104とフロート105との接触面積を減少させる凹状の窪部104dと、を有する。
排水トラップ100は、概説すれば、図1に示すように、それぞれ前述した椀101と、流路筒102と、封水筒103と、目皿104と、フロート105と、窪部104dと、を有する。
排水トラップ100は、図3に示すように、洗濯機220から排出された排水W1の流路に対応する第1流路L1、洗濯機220から漏洩した排水W2の流路に対応する第2流路L2、および椀101の貯留部101eから排水管210に向かって排出する排水Wの流路に対応する第3流路L3を有している。第1流路L1は、排水トラップ100よりも上流側の流路(例えば洗濯機220の排水ホース)を含んでいる。第3流路L3は、排水トラップ100よりも下流側の流路(例えば排水管210)を含んでいる。
排水トラップ100は、椀101の貯留部101eが排水Wを貯留することによって、その上流側の第1流路L1の通気と、その下流側の第3流路L3の通気が遮断される。したがって、排水トラップ100は、第3流路L3内の臭気が、第1流路L1を逆流して洗濯機220が配置されている室内等に漏れ出すことを防止できる。
排水トラップ100は、封水筒103が椀101の貯留部101eにおいて流路筒102と椀101の間の領域を仕切ることによって、その上流側の第2流路L2の通気と、その下流の第3流路L3の通気を遮断する。したがって、排水トラップ100は、第3流路L3内の臭気が、第2流路L2を逆流して洗濯機220が配置されている室内等に漏れ出すことを防止できる。
椀101は、図2〜図4および図6に示し、排水Wを貯留しつつ排水管210に排出する。
椀101は、図3に示すように、上部101aが開口し、かつ、下部101bが閉塞した椀形状に形成されている。椀101の側部101cには、排水Wを排出する開口部101dが開口している。開口部101dは、矩形状からなり、側部101cに複数形成されている。各々の開口部101dは、側部101cに沿って同一の高さで形成されている。椀101は、下部101bの底面から開口部101dの下端までの領域に、排水Wを貯留する貯留部101eを備えている。貯留部101eは、洗濯機220から排出された排水W1および洗濯機220から漏洩した排水W2を、それぞれ貯留する。貯留部101eの排水Wは、開口部101dの下端の水位を超えると、その開口部101dから筐体108に排出される。
流路筒102は、図2〜図4および図6に示し、洗濯機220から排出された排水W1を椀101の貯留部101eに向かって排出する。
流路筒102は、図3に示すように、円筒形状に形成され、上部102aから下部102bにかけて垂直に伸長している。下部102bには、径方向外方に向かって延びた円盤状の下端部102cが一体的に形成されている。下端部102cは、椀101の下部101bから離間した状態において、椀101の貯留部101eに配置されている。流路筒102は、洗濯機220から排出された排水W1を、上部102aから下部102bに向かって排出しつつ、椀101の貯留部101eに排出する。
封水筒103は、図2〜図4および図6に示し、洗濯機220から漏洩した排水W2を流路筒102との間から椀101の貯留部101eに向かって排出する。
封水筒103は、図3に示すように、円筒形状に形成され、上部103aから下部103bにかけて垂直に伸長している。上部103aは、上方に向かって径方向外方に緩やかに傾斜している。上部103aには、径方向外方に向かって延びた円盤状の上端部103cが一体的に形成されている。封水筒103は、椀101と流路筒102の間に挿入されている。封水筒103は、その下部103bを椀101の貯留部101eに配置することによって、流路筒102と椀101の間の領域を仕切っている。封水筒103の下部103bは、流路筒102の下端部102cに対向し、その下端部102cから離間した状態で配置されている。洗濯機220から漏洩した排水W2は、封水筒103の下部103bと、流路筒102の下端部102cの隙間を通って、椀101の貯留部101eに排出される。
目皿104は、図2〜図6に示し、洗濯機220から漏洩した排水W2を流路筒102と封水筒103の間から椀101の貯留部101eに向かって排出する。
目皿104は、図3および図6に示すように、流路筒102の上部102aの外周と、封水筒103の上端部103cの間を繋ぐように円盤形状に形成されている。目皿104は、図4に示すように、その中心部分に流路筒102を挿入する円形状の孔104aが形成されている。目皿104は、洗濯機220から漏洩した排水W2を椀101の貯留部101eに向かって排出する開口104bが、孔104aを囲むように環状に複数形成されている。目皿104は、図5に示すように、フロート105との接触面積を減少させる凹状の窪部104dが、フロート105に対向する裏面104cに形成されている。窪部104dは、複数の開口104bを横断するように跨いで、各々の開口104bと隣り合って環状に複数形成されている。目皿104は、図5に示すように、裏面104cの外周縁から下方に突出して側壁104eを形成し、その側壁104eの底部に下端面104fが形成されている。
フロート105は、図2〜図4および図6に示し、椀101の貯留部101eに貯留された排水W3が目皿104に向かって逆流したときに、目皿104の開口104bを封止する。
フロート105は、図4に示すように、リング状に形成され、排水Wに浮くことが可能な程度に軽量な材質から構成されている。フロート105の内周面105aの形状は、図6に示すように、流路筒102の上部102aの外周よりも一回り大きい。フロート105の外周面105bの形状は、下部パッキン106の内周面106cよりも若干小さい。フロート105は、目皿104と封水筒103の隙間において、上下方向に移動可能に配置されている。フロート105は、上面105cおよび下面105dが平らである。フロート105は、降下すると、その下面105dが封水筒103の上端部103cに接触して停止する。フロート105は、上昇すると、その上面105cが目皿104の裏面104cに接触して停止する。
下部パッキン106は、図3と図4および図6に示し、目皿104と封水筒103の隙間を密封する。
下部パッキン106は、図3に示すように、リング状に形成され、変形可能な材料から構成されている。下部パッキン106は、図3および図6に示すように、上面106aおよび下面106bが平らである。下部パッキン106の上面106aは、目皿104の下端面104fに密着している。下部パッキン106の下面106bは、封水筒103の上端部103cに密着している。下部パッキン106の内周面106cは、図6に示すように、フロート105の径方向に沿った外形形状よりも大きい。下部パッキン106は、目皿104に向かって逆流した排水W3が第2流路L2内に充満した場合に、その排水W3が目皿104と封水筒103の隙間から洗濯機220の側に漏れ出さないようにしている。
上部パッキン107は、図2〜図4および図6に示し、目皿104と流路筒102の隙間を密封する。
上部パッキン107は、図3および図4に示すように、リング状に形成され、伸縮可能な材料から構成されている。上部パッキン107の外周面107aには、図3および図6に示すように、周方向に沿って凹状の溝が形成されている。上部パッキン107の外周面107aは、凹状の溝によって目皿104の孔104aの内周面を被覆しつつ、目皿104に密着している。上部パッキン107の内周面107bは、流路筒102の外周に密着している。上部パッキン107は、目皿104に向かって逆流した排水W3が第2流路L2内に充満した場合に、その排水W3が目皿104と流路筒102の隙間から洗濯機220の側に漏れ出さないようにしている。
筐体108は、図2〜図4に示し、排水トラップ100を構成する椀101等を収容している。
筐体108は、図4に示すように、上部108aが開口し、かつ、下部108bが閉塞した椀形状に形成されている。筐体108の側部108cには、椀101から溢れ出した排水Wを排水管210に排出する円筒形状の排出部108dが一体に形成されている。筐体108は、トラップ本体と称され、洗濯機220を載置する防水パンに取り付けられる。
継手109は、図2〜図4および図6に示し、洗濯機220から排出された排水W1を流路筒102に向かって排出する。
継手109は、図4に示すように、円筒形状に形成され、上部109aから下部109bにかけてL字状に屈曲している。上部109aは、洗濯機220の排水ホースを挿入する。下部109bは、図3に示すように、流路筒102の上部102aに挿入されている。
つぎに、流路ユニット110を備えた排水トラップ100の動作について、前述した図3および図6を参照しながら説明する。
図3および図6(A)に示すように、椀101の貯留部101eに貯留された排水W3が目皿104に向かって逆流していない場合、フロート105の下面105dが、封水筒103の上端部103cに載置されている。このような場合、洗濯機220から漏洩した排水W2は、目皿104の開口104bを通った後、フロート105の内周面105aと流路筒102の外周の隙間を通って、椀101の貯留部101eに排出される。
一方、図6(B)に示すように、椀101の貯留部101eに貯留された排水W3が目皿104に向かって逆流している場合、フロート105の上面105cが、目皿104の裏面104cに接触している。フロート105は、排水W3が目皿104に向かって逆流したときに、その排水W3と共に目皿104に向かって上昇して、目皿104の裏面104cに接触することによって、目皿104の開口104bを封止する。フロート105は、排水W3に含まれる洗濯泡によっても押圧されて上昇する。フロート105が目皿104を封止していることから、目皿104に向かって逆流した排水W3が、洗濯機220を載置した室内側に溢れ出すことがない。
ここで、フロート105は、目皿104に向かう排水W3の逆流が収まり、排水W3による上方への押圧が解除されると、目皿104の裏面104cから離間して落下する。目皿104は、フロート105との接触面積を減少させる凹状の窪部104dによって、その目皿104の裏面104cとフロート105の上面105cの間に空気層を発生させている。この結果、目皿104の窪部104dは、フロート105と目皿104の間における表面張力を低減させることができる。
さらに、目皿104は、フロート105が接触している状態(フロート105によって塞がれている状態)において、開口104bと窪部104dが連通した状態になる。したがって、洗濯機220から漏洩した排水W2は、目皿104の窪部104dとフロート105の上面105cの間に溜り、その重みによってフロート105を下方に押圧することができる。
このようにして、フロート105は、目皿104に向かう排水W3の逆流(上昇流)が収まった後に、目皿104の裏面104cに貼り付いたままになることなく落下して、目皿104の開口104bを開放することができる。この結果、排水トラップ100は、排水W3の逆流を防止した後、洗濯機220から漏洩した排水W2を、目皿104の開口104bから椀101の貯留部101eに向かって排出することができる。
上述した実施形態に係る流路ユニット110および排水トラップ100によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
流路ユニット110は、排水Wを貯留しつつ排水管210に排出する貯留部101eを備えた椀101と、洗濯機220から排出された排水W1を貯留部101eに向かって排出する流路筒102と、洗濯機220から漏洩した排水W2を流路筒102との間から貯留部101eに向かって排出する封水筒103と、を備えた排水トラップ100に用いる。流路ユニット110は、流路筒102と封水筒103との間に配置され、洗濯機220から漏洩した排水W2を貯留部101eに向かって排出する開口104bを備えた目皿104と、目皿104と貯留部101eとの間に移動可能に配置され、貯留部101eに貯留された排水W3が目皿104に向かって逆流したときに、目皿104に向かって上昇して接触し開口104bを封止するフロート105と、互いに対向する目皿104およびフロート105の少なくともいずれか一方の側に備えられ、目皿104とフロート105との接触面積を減少させる凹状の窪部104dと、を有する。
排水トラップ100は、排水Wを貯留しつつ排水管210に排出する貯留部101eを備えた椀101と、洗濯機220から排出された排水W1を貯留部101eに向かって排出する流路筒102と、洗濯機220から漏洩した排水W2を流路筒102との間から貯留部101eに向かって排出する封水筒103と、流路筒102と封水筒103との間に配置され、洗濯機220から漏洩した排水W2を貯留部101eに向かって排出する開口104bを備えた目皿104と、目皿104と貯留部101eとの間に移動可能に配置され、貯留部101eに貯留された排水W3が目皿104に向かって逆流したときに、目皿104に向かって上昇して接触し開口104bを封止するフロート105と、互いに対向する目皿104およびフロート105の少なくともいずれか一方の側に備えられ、目皿104とフロート105との接触面積を減少させる凹状の窪部104dと、を有する。
このように構成した流路ユニット110および排水トラップ100は、排水W3が目皿104に向かって逆流したときにフロート105を目皿104に接触させて開口104bを封止しつつ、互いの接触面積を減少させる窪部104dによってフロート105が目皿104に貼り付くことを防止する。したがって、流路ユニット110および排水トラップ100は、洗濯機220から排出された排水W1が洗濯機220から漏洩した排水W2を排出する目皿104を通って逆流することを防止し、かつ、排水W3の逆流が収まった後に洗濯機220から漏洩した排水W2を目皿104から安定的に排出することができる。
特に、流路ユニット110において、フロート105は、従来の排水トラップの目皿と封水筒の隙間に配置することができる程度に厚みが薄い。したがって、流路ユニット110は、既存の排水トラップに取り付けて使用することが可能であることから、非常に汎用性が高い。
さらに、窪部104dは、開口104bと隣り合う位置に形成されている。
このような構成によれば、洗濯機220から漏洩した排水W2を目皿104の開口104bから排出するときに、その排水W2を開口104bから隣り合う窪部104dに誘導することができる。目皿104の窪部104dとフロート105の上面105cの間に溜った排水W2は、その自重によってフロート105を下方に押圧することができる。したがって、フロート105は、目皿104に向かう排水W3の逆流(上昇流)が収まった後に、窪部104dに溜った排水W2の自重によって落下し易くなることから、目皿104の開口104bを容易に開放することができる。
さらに、窪部104dは、フロート105に対向する目皿104の裏面104cに形成されている。
このような構成によれば、一例として、窪部104dの有無が製造コストに殆ど影響しない射出成型によって目皿104を従来通りに製造するとともに、平坦な板状の基材をリング状に打ち抜くことによってフロート105を廉価に製造することができる。
さらに、目皿104は、流路筒102を通す孔104aが形成され、開口104bが孔104aを囲むように環状に複数形成され、窪部104dが複数の開口104bを横断するように環状に複数形成されている。
このような構成によれば、複数の開口104bを横断する複数の窪部104dによって、洗濯機220から漏洩した排水W2をフロート105との間に多量に溜めることができ、その多量の排水W2の自重によってフロート105を更に落下させ易くすることができる。
以上、本発明における好適な実施形態を説明したが、これらは本発明を説明するための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
例えば、実施形態では、目皿104とフロート105の接触面積を減少させる凹状の窪部104dを、目皿104に備える構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。窪部は、フロート105に備える構成としてもよい。また、窪部は、目皿104とフロート105にそれぞれ備える構成としてもよい。
100 排水トラップ、
101 椀、
101e 貯留部、
102 流路筒、
103 封水筒、
104 目皿、
104a 孔、
104b 開口、
104c 裏面、
104d 窪部、
105 フロート、
106 下部パッキン、
106c 内周面、
107 上部パッキン、
108 筐体、
109 継手、
110 流路ユニット、
210 排水管、
220 洗濯機、
L1 第1流路(洗濯機220から排出された排水W1の流路)
L2 第2流路(洗濯機220から漏洩した排水W2の流路)
L3 第3流路(椀101の貯留部101eから排水管210向かって排出する排水Wの流路)
W 排水、
W1 (洗濯機220から排出されて椀101の貯留部101eに向かう)排水、
W2 (洗濯機220から漏洩して椀101の貯留部101eに向かう)排水、
W3 (椀101の貯留部101eから目皿104に向かって逆流する)排水。

Claims (5)

  1. 排水を貯留しつつ外部に排出する貯留部を備えた椀と、洗濯機から排出された前記排水を前記貯留部に向かって排出する流路筒と、前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記流路筒との間から前記貯留部に向かって排出する封水筒と、を備えた排水トラップに用いる流路ユニットであって、
    前記流路筒と前記封水筒との間に配置され、前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記貯留部に向かって排出する開口を備えた目皿と、
    前記目皿と前記貯留部との間に移動可能に配置され、前記貯留部に貯留された前記排水が前記目皿に向かって逆流したときに、前記目皿に向かって上昇して接触し前記開口を封止するフロートと、
    互いに対向する前記目皿および前記フロートの少なくともいずれか一方の側に備えられ、前記目皿と前記フロートとの接触面積を減少させる凹状の窪部と、を有する流路ユニット。
  2. 前記窪部は、前記開口と隣り合う位置に形成されている請求項1に記載の流路ユニット。
  3. 前記窪部は、前記フロートに対向する前記目皿の面に形成されている請求項1または2に記載の流路ユニット。
  4. 前記目皿は、前記流路筒を通す孔が形成され、前記開口が前記孔を囲むように環状に複数形成され、前記窪部が複数の前記開口を横断するように環状に複数形成されている請求項3に記載の流路ユニット。
  5. 排水を貯留しつつ外部に排出する貯留部を備えた椀と、
    洗濯機から排出された前記排水を前記貯留部に向かって排出する流路筒と、
    前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記流路筒との間から前記貯留部に向かって排出する封水筒と、
    前記流路筒と前記封水筒との間に配置され、前記洗濯機から漏洩した前記排水を前記貯留部に向かって排出する開口を備えた目皿と、
    前記目皿と前記貯留部との間に移動可能に配置され、前記貯留部に貯留された前記排水が前記目皿に向かって逆流したときに、前記目皿に向かって上昇して接触し前記開口を封止するフロートと、
    互いに対向する前記目皿および前記フロートの少なくともいずれか一方の側に備えられ、前記目皿と前記フロートとの接触面積を減少させる凹状の窪部と、を有する排水トラップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001200565A (ja) * 1999-11-12 2001-07-27 Yasumi Ota 排水トラップ
JP2004238896A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Yamaha Livingtec Corp 排水フロート構造

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