JP2007120041A - 排水トラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】排水トラップ内部のヌメリを落すことができ、また排水枡，ヘアキャッチャーにへばり付いた髪の毛等を剥がして中央部にひとまとめにすることができる排水トラップを提供する。
【解決手段】浴槽排水の流入口４ｃが側面に設けられ、内部に上方の排水枡２から垂設された防臭筒６が配置されている排水トラップ４において、排水枡２にはヘアキャッチャー５が設置され、流入口４ｃは排水トラップの内周面４ｂ方向に指向して開口され、流入口４ｃから流入される浴槽排水で内部に渦流を発生させ、渦流が防臭筒６内をヘアキャッチャー５上まで上昇するように構成する。
【選択図】図２

Description

本発明は、排水トラップに関するものである。
従来、特許文献１に開示されているように、浴槽からの排水流入管をトラップ中心に対し偏心させ、トラップ内で旋回流を起こして、トラップ内のゴミ詰まりを防ぐように構成したものが存在する。
特開２００５−１８００７７号公報
しかし、従来の構造では、トラップ内のヌメリの除去については言及されているが、トラップ上部に設置するヘアキャッチャーや排水枡のゴミを除去することはできないものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、トラップ内部のヌメリや汚れを落すことができ、また、排水枡やヘアキャッチャーにへばり付いた髪の毛等も良好に剥がしてひとまとめにすることのできる排水トラップを提供するものであり、その請求項１は、浴槽排水の流入口が側面に設けられ、内部に上方の排水枡から垂設された防臭筒が配置されている排水トラップにおいて、前記排水枡にはヘアキャッチャーが設置され、前記流入口は排水トラップの内周面方向に指向して開口され、該流入口から流入される浴槽排水で内部に渦流を発生させ、該渦流が前記防臭筒内を前記ヘアキャッチャー上まで上昇するように構成したことである。
本発明は、浴槽排水の流入口が側面に設けられ、内部に上方の排水枡から垂設された防臭筒が配置されている排水トラップにおいて、前記排水枡にはヘアキャッチャーが設置され、前記流入口は排水トラップの内周面方向に指向して開口され、該流入口から流入される浴槽排水で内部に渦流を発生させ、該渦流が前記防臭筒内を前記ヘアキャッチャー上まで上昇するように構成したことにより、内部で発生される渦流によりトラップ内部のヌメリや汚れを落すことができ、また、防臭筒内を上昇する渦流により、排水枡やヘアキャッチャーにへばり付いた髪の毛等を剥がして中央へひとまとめにすることができるものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は、浴室の縦断面構成図であり、洗い場を形成する洗い場パン１の浴槽１０側には凹み状に排水枡２が一体形成されており、排水枡２の下部に排水トラップ４が連結されている。
排水トラップ４の側面には、排水パイプ７が接続されており、排水パイプ７は浴槽１０の底面に設けられている排水栓１０ａに連通して、浴槽１０内の排水が排水パイプ７を通り排水トラップ４内に流入されるものである。
また、排水トラップ４には、洗い場側からの排水が排水枡２を通り上方より流入され、排水トラップ４の周側面には排出管１１が接続されて、排出管１１を通し排水できるように構成されている。
図２は、排水トラップの縦断面拡大構成図であり、図３は、排水トラップの平面構成図である。
図において、排水枡２の底面中央部にはフランジ部材３が取り付けられ、このフランジ部材３に対し上端を螺合させて排水トラップ４が排水枡２の下方に同軸状に連結されている。
前記フランジ部材３には、ヘアキャッチャー５が上方側から着脱可能に設置されている。また排水トラップ４内には、底面４ａから下端が浮き上がった位置に円柱状の防臭筒６が排水枡２側から垂設されている。
即ち、防臭筒６は、その上端のフランジ部６ａがヘアキャッチャー５の下方側に取り付けられて、排水トラップ４内に溜められる封水の封水面Ｗよりも下方側へ浸漬された状態で設けられている。
排水トラップ４の内周面４ｂには、流入口４ｃが開口されており、この流入口４ｃには排水パイプ７が接続されている。
この流入口４ｃは、排水トラップ４の鉛直中心軸からズレた内周面４ｂ方向に指向して開口されており、この流入口４ｃと対向する側面には、流出口４ｄが開口形成されている。
また、流出口４ｄと直交する方向には、内周面４ｂに開口するドア下排水接続部４ｅが設けられており、このドア下排水接続部４ｅには、浴室のドア側からの排水が流入される。また、トレー排水接続部４ｆには、浴槽の側面に設けられた追焚循環口からの排水が流入されるものである。
このような構成において、浴槽側から勢いよく浴槽排水が排水パイプ７を通り流入口４ｃから排水トラップ４内に流入されると、浴槽排水は排水トラップ４の内周面４ｂに衝突しながら内周面４ｂに沿って旋回し、これにより排水トラップ４内で勢いよく渦流が発生され、渦流は防臭筒６内でも発生されて、防臭筒６内で発生する渦流が勢いよく防臭筒６の内周面に沿って旋回しながら上昇し、渦流はヘアキャッチャー５を超えて排水枡２の内周面に到達できるものであり、排水枡２の内周面にへばり付いているゴミや髪の毛は、軽いために渦流の中心に集められ、次第に水が引いていく時に、渦流の中心で髪の毛等が落下して、ヘアキャッチャー５の中央部にゴミや髪の毛が良好に集められるものであり、ヘアキャッチャー５に集められた髪の毛やゴミは、ヘアキャッチャー５を上方へ持ち上げて、良好に取り去ることができるものである。
また、旋回する渦流により防臭筒６の内外周面のヌメリや、排水トラップ４の内周面４ｂのヌメリも良好に除去することができるものとなる。
このように、本例では、大量で且つ勢いのある浴槽からの浴槽排水を利用して、排水トラップ４内で勢いのある渦流を発生させ、渦流を防臭筒６内を上昇させて、渦流により上方に設けられている排水枡２やヘアキャッチャー５にへばり付いた髪の毛等を良好に剥がして、中央部にまとめてヘアキャッチャー５で取り去ることができ、内部を清潔に維持することができるものとなる。
浴室の縦断面構成図である。 排水トラップの縦断面拡大構成図である。 排水トラップの平面構成図である。
符号の説明
１ 洗い場パン
２ 排水枡
４ 排水トラップ
４ａ 底面
４ｂ 内周面
４ｃ 流入口
４ｄ 流出口
５ ヘアキャッチャー
６ 防臭筒
７ 浴槽排水パイプ
Ｗ 封水面

Claims (1)

  1. 浴槽排水の流入口が側面に設けられ、内部に上方の排水枡から垂設された防臭筒が配置されている排水トラップにおいて、前記排水枡にはヘアキャッチャーが設置され、前記流入口は排水トラップの内周面方向に指向して開口され、該流入口から流入される浴槽排水で内部に渦流を発生させ、該渦流が前記防臭筒内を前記ヘアキャッチャー上まで上昇するように構成したことを特徴とする排水トラップ。
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