JP2003286735A - 浴室ユニットの排水トラップ - Google Patents

浴室ユニットの排水トラップ

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JP2003286735A JP2002090376A JP2002090376A JP2003286735A JP 2003286735 A JP2003286735 A JP 2003286735A JP 2002090376 A JP2002090376 A JP 2002090376A JP 2002090376 A JP2002090376 A JP 2002090376A JP 2003286735 A JP2003286735 A JP 2003286735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽排水入水口と、洗い場排水入水口と、排
水口とを有する排水容器と、洗い場排水入水口から排水
容器内へ挿入された排水筒とを備え、排水筒の下端は、
排水容器内に貯留される排水の最高水面である封水面よ
りも下方に在り、浴室ユニットの洗い場に取り付けられ
る排水トラップであって、浴室ユニットの建物躯体から
の設置高さを従来に比べて低減できる浴室ユニットの排
水トラップを提供する。 【解決手段】 浴槽排水入水口と、洗い場排水入水口
と、排水口とを有する排水容器と、洗い場排水入水口か
ら排水容器内へ挿入された排水筒とを備え、排水筒の下
端は、排水容器内に貯留される排水の最高水面である封
水面よりも下方に在り、浴室ユニットの洗い場に取り付
けられる排水トラップであって、排水筒内の上方から下
方への水流を許容し、下方から上方への水流を阻止する
逆流防止弁を備え、逆流防止時を除き逆流防止弁の弁体
の一部又は全部が封水面よりも下方に在る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニットの排
水トラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、浴槽排水入水口A
と、洗い場排水入水口Bと、排水口Cとを有する排水容
器Dと、洗い場排水入水口Bから排水容器D内へ挿入さ
れた排水筒Eとを備え、排水筒Eの下端は、排水容器D
内に貯留される排水の最高水面である封水面αよりも下
方に在り、浴室ユニットの洗い場に取り付けられる排水
トラップが、従来から使用されている。上記構造の排水
トラップにおいては、浴槽排水時に浴槽排水入水口Aか
ら排水トラップ内へ流入し、排水筒E内を下方から上方
へ逆流した浴槽からの排水が、洗い場へ溢れ出るのを防
止するために、図1に示すように、排水筒E上端からの
逆流排水の噴出高さh1よりも大きな深さh2を有する
ピットFを洗い場に形成し、ピットFの底壁に排水トラ
ップを取り付ける必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来構造の浴室ユニッ
トの排水トラップには、大きな深さh2を有するピット
を洗い場に形成する必要があるので、浴室ユニットの建
物躯体床面からの設置高さHが大きくなり、居室床面の
建物躯体床面からの設置高さの増加を招き、建物の階高
の増加を招き、建築コストの増加を招くという問題があ
った。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、
浴槽排水入水口と、洗い場排水入水口と、排水口とを有
する排水容器と、洗い場排水入水口から排水容器内へ挿
入された排水筒とを備え、排水筒の下端は、排水容器内
に貯留される排水の最高水面である封水面よりも下方に
在り、浴室ユニットの洗い場に取り付けられる排水トラ
ップであって、浴室ユニットの建物躯体からの設置高さ
を従来に比べて低減できる浴室ユニットの排水トラップ
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、浴槽排水入水口と、洗い場排水
入水口と、排水口とを有する排水容器と、洗い場排水入
水口から排水容器内へ挿入された排水筒とを備え、排水
筒の下端は、排水容器内に貯留される排水の最高水面で
ある封水面よりも下方に在り、浴室ユニットの洗い場に
取り付けられる排水トラップであって、排水筒内の上方
から下方への水流を許容し、下方から上方への水流を阻
止する逆流防止弁を備え、逆流防止時を除き逆流防止弁
の弁体の一部又は全部が封水面よりも下方に在ることを
特徴とする浴室ユニットの排水トラップを提供する。ま
た本発明においては、上端が開放され下端が閉鎖された
封水筒と、封水筒を取り巻き上端が封水筒の上端よりも
上方にあり下端から径方向内方へ延びる底壁が封水筒の
側壁に達する排水外筒と、封水外筒の側壁に形成された
排水口と、封水筒の側壁に形成され浴槽の排水が流入す
る入水口と、封水筒に挿入され上端が封水筒の上端より
も上方にあり下端が封水筒の底壁から上方へ隔てられた
排水筒と、排水筒の上部と排水外筒の上部との間に形成
される環状の隙間を閉鎖する蓋部材とを備え、浴室ユニ
ットの洗い場に取り付けられる排水トラップであって、
排水筒内の上方から下方への水流を許容し、下方から上
方への水流を阻止する逆流防止弁を備え、逆流防止時を
除き逆流防止弁の弁体の一部又は全部が、排水トラップ
内に貯留される排水の最高水面である封水面よりも下方
に在ることを特徴とする浴室ユニットの排水トラップを
提供する。
【0005】本発明に係る浴室ユニットの排水トラップ
においては、排水筒内の上方から下方への水流を許容
し、下方から上方への水流を阻止する逆流防止弁によ
り、浴槽排水時に排水トラップ内へ流入した浴槽からの
排水が、排水筒を下方から上方へ逆流するのが阻止さ
れ、当該排水が洗い場へ溢れ出るのが防止される。本発
明に係る排水トラップを使用すれば、浴室ユニットの洗
い場に形成するピットの深さを従来に比べて低減できる
ので、浴室ユニットの建物躯体からの設置高さを従来に
比べて低減できる。防水パンへの排水の逆流を防止ため
のフロート式の逆流防止弁を備える排水トラップが特開
2001−200565に開示されているが、弁体を形
成するフロートが、排水トラップ内に貯留される排水の
最高水面である封水面より常時上方に在り、封水面の上
方にフロートの上下移動空間が形成されているので、排
水トラップの高さが大きくなっている。従って、特開2
001−200565の排水トラップが備えるフロート
式の逆流防止弁と同様の逆流防止弁を備える排水トラッ
プを洗い場に取り付けても、浴室ユニットの建物躯体か
らの設置高さを従来に比べて低減することはできない。
逆流防止時を除き弁体の一部又は全部が封水面よりも下
方に在る逆流防止弁を備える本発明に係る排水トラップ
は、弁体の上下運動空間を含めた高さが小さい。従っ
て、本発明に係る排水トラップを洗い場部に取り付ける
ことにより、浴室ユニットの建物躯体からの設置高さを
低減できる。
【0006】逆流防止弁は、排水筒に設けられた環状弁
座と、環状弁座の下面に揺動可能に取り付けられた弁体
とを有しても良く、排水筒上に載置された環状弁座と、
環状弁座の下面に揺動可能に取り付けられた弁体とを有
しても良く、或いは、排水筒上に載置された環状弁座
と、環状弁座によって、環状弁座の下方で上下移動可能
に支持された弁体とを有しても良い。
【0007】排水筒上に載置する環状弁座に、排水ホー
スとの接続部を設け、弁体の、逆流防止時に前記接続部
に対峙する部位に開口を形成しても良い。洗濯機等から
延びる排水ホースを接続部に接続し、洗濯機等からの排
水と浴槽からの排水とを同時に排水トラップへ排出しつ
つ、排水トラップから洗い場へ排水が溢れ出るのを防止
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る浴室ユニッ
トの排水トラップを説明する。図2〜4に示すように、
排水トラップ1は、上端が開放され下端が閉鎖された封
水筒2と、封水筒2を取り巻き上端が封水筒2の上端よ
りも上方にあり下端から径方向内方へ延びる底壁が封水
筒2の側壁に達する排水外筒3とを備えている。封水筒
2の上端面を含む平面は、排水トラップ1内に貯留され
る排水の最高水面である封水面αを形成している。封水
筒2の側壁下部に入水口2aが形成され、排水外筒3の
側壁に排水口3aが形成されている。浴室ユニットの浴
槽100から延びる浴槽排水管101が入水口2aに接
続されている。排水管102が排水口3aに接続されて
いる。上端に外フランジ4aが形成された排水筒4が、
封水筒2に挿入されている。排水筒4の上端は封水筒2
の上端よりも上方にあり、下端は封水筒2の底壁から上
方へ所定距離隔てられている。環状の取付けフランジ5
が配設されている。取付けフランジ5の内周縁部は、水
密パッキン6を介して排水筒4の外フランジ4aに下方
から係合し、排水筒4を支持している。取付けフランジ
5中央部の外周面は、浴室ユニットの洗い場200に形
成された排水ピット201の排水穴周縁と、排水外筒3
の上端部内周縁とに螺合して、排水外筒3と封水筒2と
を洗い場200に取り付けている。取付けフランジ5の
外周縁部は、水密パッキン7を介して排水ピット201
の底壁に上方から係合している。取付けフランジ5は、
排水筒4の上部と排水外筒3の上部との間に形成される
環状の隙間を閉鎖する蓋部材を形成している。排水筒4
の外フランジ4a上に、水密パッキン8を介して環状弁
座9aが載置されている。環状弁座9aの外周縁は取付
けフランジ5中央部の内周面に螺合している。環状弁座
9aの下面に、略円板状の弁体9bが揺動可能に取り付
けられている。環状弁座9aと弁体9bとにより、逆流
防止弁9が構成されている。後述する逆流防止時を除
き、弁体9bは自重により下方へ揺動して環状弁座9a
から離れており、弁体9bの一部は、図3に示すよう
に、封水面αより下方に在る。
【0009】排水トラップ1の作動を説明する。浴槽1
00の排水が入水口2aを介して封水筒2へ流入する場
合を除き、図3に示すように、弁体9bは自重により下
方へ揺動して環状弁座9aから離れており、逆流防止弁
9は開いている。洗い場200の排水が、排水ピット2
01と逆流防止弁9とを介して排水筒4へ流入し、排水
筒4内を上方から下方へ流れ、封水筒2へ流入する。封
水筒2内の排水は封水面αを超えて排水外筒3流入し、
排水口3aから排水管102へ流入し、浴室外へ排出さ
れる。浴槽100の排水が入水口2aを介して封水筒2
へ流入すると、図2で矢印で示すように、排水筒4内に
下方から上方へ向かう排水流が形成される。当該水流に
押されて弁体9bが上方へ揺動し、環状弁座9aに当接
する。この結果逆流防止弁9が閉じ、排水筒4内の下方
から上方へ向かう排水の逆流が阻止され、逆流した排水
が洗い場200へ溢れ出るのを防止する。封水筒2内の
排水は封水面αを超えて排水外筒3流入し、排水口3a
から排水管102へ流入し、浴室外へ排出される。
【0010】浴室ユニットの排水トラップ1において
は、排水筒4内の上方から下方への水流を許容し、下方
から上方への水流を阻止する逆流防止弁9が、浴槽10
0からの排水時に、封水筒2の側壁に形成された入水口
2aから排水トラップ1内へ流入し、排水筒4を下方か
ら上方へ逆流した浴槽100からの排水が、洗い場20
0へ溢れ出るのを防止する。逆流防止弁9が閉じるまで
に排水ピット201へ溢れ出る排水は極く少量なので、
排水筒4の上端から計った排水ピット201の深さh2
を従来に比べて低減でき、浴室ユニットの建物躯体から
の設置高さHを従来に比べて低減できる。逆流防止時を
除き弁体9bの一部が封水面αよりも下方に在る逆流防
止弁9を備える排水トラップ1は、弁体9bの上下揺動
空間を含めた高さが小さい。従って、排水トラップ1を
洗い場200に取り付けることにより、浴室ユニットの
建物躯体からの設置高さHを低減できる。
【0011】図5、6に示すように、排水筒4の上端に
環状弁座19aを形成し、環状弁座19aの下面に、略
円板状の弁体19bを揺動可能に取り付け、環状弁座1
9aと弁体19bとにより逆流防止弁19を構成しても
良い。この場合には、逆流防止時を除き、自重により下
方へ揺動した弁体19bの一部が、図5に示すように、
封水面αより下方に在るように構成する。また、排水筒
4の外フランジ4aの外周縁を取付けフランジ5中央部
の内周面に螺合させる。
【0012】図7、8に示すように、排水筒4の内部に
環状弁座29aを取付け或いは排水筒4と一体形成し、
環状弁座29aの下面に、略円板状の弁体29bを揺動
可能に取り付け、環状弁座29aと弁体29bとにより
逆流防止弁29を構成しても良い。この場合には、逆流
防止時を除き、自重により下方へ揺動した弁体19bの
一部又は全部が、図7に示すように、封水面αより下方
に在るように構成する。また、排水筒4の外フランジ4
aの外周縁を取付けフランジ5の内周面に螺合させる。
【0013】図9に示すように、図2〜4の環状弁座9
aを横断する連結部9cを形成し、連結部9cの下面
に、半円形の2枚の弁体9d、9dを揺動可能に取り付
け、環状弁座9aと2枚の弁体9d、9dとにより逆流
防止弁を構成しても良い。逆流防止時を除き、自重によ
り下方へ揺動した弁体9dの一部が、封水面αより下方
に在るように構成する。
【0014】図10に示すように、図2〜4の環状弁座
9aを横断する連結部9eを形成し、連結部9eに排水
ホースとの筒状の接続部9fを取付け或いは一体形成
し、環状弁座9aの下面に揺動可能に取り付けた弁体9
bの、逆流防止時に接続部9fに対峙する部位に開口9
gを形成しても良い。洗濯機等から延びる排水ホース3
00を接続部9fに接続し、洗濯機等からの排水と浴槽
100からの排水とを同時に排水トラップ1へ排出する
と、弁体9bが上方へ揺動して環状弁座9aに当接し、
逆流防止弁9は閉じる。この結果、浴槽100から排水
トラップ1へ排出された排水が、排水筒4を逆流して洗
い場200へ溢れ出るのが防止される。洗濯機等からの
排水は、接続部9fと弁体9bの開口9gとを通って、
支障なく排水トラップ1へ排出される。
【0015】図11に示すように、図2〜4の環状弁座
9aの下面に、複数のL形状の支持腕9hを周方向に互
いに間隔を隔てて取り付け、複数の支持腕9hにより、
円板状の弁体9iを、環状弁座9aの下方で上下移動可
能に支持し、環状弁座9aと弁体9iとにより逆流防止
弁を構成しても良い。逆流防止時を除き、自重により支
持腕9hの屈曲した下端部に当接した弁体9iの全体
が、封水面αより下方に在るように構成する。上記構成
の逆流防止弁を備える排水トラップ1においては、洗い
場200からの排水は、弁体9iが支持腕9hの屈曲し
た下端部に当接することにより開いた逆流防止弁の、環
状弁座9aの中央開口と、互いに隣接する支持腕9h間
の隙間とを通って、支障無く排水筒4へ流入する。浴槽
100の排水が、入水口2aを通って封水筒2へ流入
し、排水筒4内に下方から上方へ向かう排水流が形成さ
れると、当該排水流に押された弁体9iが上方へ移動し
て環状弁座9aに当接し、逆流防止弁が閉じる。この結
果、排水筒4内の下方から上方への排水の逆流が阻止さ
れ、排水が洗い場200へ溢れ出るのが防止される。
【0016】図12に示すように、図2〜4の環状弁座
9aを横断する連結部9jを形成し、連結部9jの下面
に、下端に外フランジ9k′が形成された筒体9kを取
り付け或いは一体形成し、筒体9kに円環板状の弁体9
mを遊嵌させ、環状弁座9aと弁体9mとにより逆流防
止弁を構成しても良い。逆流防止時を除き、自重により
筒体9k下端の外フランジ9k′に当接した弁体9mの
全体が、封水面αより下方に在るように構成する。上記
構成の逆流防止弁を備える排水トラップ1においては、
洗い場200からの排水は、弁体9mが筒体9k下端の
外フランジ9k′に当接することにより開いた逆流防止
弁の、環状弁座9aの中央開口を通って、支障無く排水
筒4へ流入する。浴槽100の排水が、入水口2aを通
って封水筒2へ流入し、排水筒4内に下方から上方へ向
かう排水流が形成されると、当該排水流に押された弁体
9mが上方へ移動して環状弁座9aに当接し、逆流防止
弁が閉じる。この結果、排水筒4内の下方から上方への
排水の逆流が阻止され、排水が洗い場200へ溢れ出る
のが防止される。
【0017】本発明は、上記構造の排水トラップに限ら
ず、浴槽排水入水口と、洗い場排水入水口と、排水口と
を有する排水容器と、洗い場排水入水口から排水容器内
へ挿入された排水筒とを備え、排水筒の下端は、排水容
器内に貯留される排水の最高水面である封水面よりも下
方に在り、浴室ユニットの洗い場に取り付けられる排水
トラップ全般に適用可能である。例えば図13に示す排
水トラップは、浴槽排水入水口Aと、洗い場排水入水口
Bと、排水口Cとを有する排水容器Dと、洗い場排水入
水口Bから排水容器内へ挿入された排水筒Eとを備え、
排水筒Eの下端は、排水容器D内に貯留される排水の最
高水面である封水面αよりも下方に在る。図13に示す
排水トラップにも本発明は適用可能である。
【0018】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る浴室ユニットの排水トラップにおいては、排水筒内の
上方から下方への水流を許容し、下方から上方への水流
を阻止する逆流防止弁により、浴槽排水時に排水トラッ
プ内へ流入した浴槽からの排水が、排水筒を下方から上
方へ逆流するのが阻止され、当該排水が洗い場へ溢れ出
るのが防止される。本発明に係る排水トラップを使用す
れば、浴室ユニットの洗い場に形成するピットの深さを
従来に比べて低減できるので、浴室ユニットの建物躯体
からの設置高さを従来に比べて低減できる。逆流防止時
を除き弁体の一部又は全部が封水面よりも下方に在る逆
流防止弁を備える本発明に係る排水トラップは、弁体の
上下運動空間を含めた高さが小さい。従って、本発明に
係る排水トラップを洗い場部に取り付けることにより、
浴室ユニットの建物躯体からの設置高さを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来構造の排水トラップを取り付けた浴室ユニ
ットの断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る排水トラップを取り付け
た浴室ユニットの断面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】本発明の実施例に係る排水トラップが備える逆
流防止弁の分解斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る排水トラップを取り
付けた浴室ユニットの断面図である。
【図6】図5の排水トラップが備える逆流防止弁の分解
斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る排水トラップを取り
付けた浴室ユニットの断面図である。
【図8】図7の排水トラップが備える逆流防止弁の分解
斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る排水トラップが備え
る逆流防止弁の構造図である。(a)は斜視図であり、
(b)は断面図である。
【図10】本発明の他の実施例に係る排水トラップが備
える逆流防止弁の構造図である。(a)は斜視図であ
り、(b)は断面図である。
【図11】本発明の他の実施例に係る排水トラップが備
える逆流防止弁の構造図である。(a)は斜視図であ
り、(b)は断面図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る排水トラップが備
える逆流防止弁の構造図である。(a)は斜視図であ
り、(b)は断面図である。
【図13】本発明が適用可能な排水トラップの他の構造
例の断面図である。
【符号の説明】
1 排水トラップ 2 封水筒 3 排水外筒 4 排水筒 5 取付けフランジ 6、7、8 水密パッキン 9、19、29 逆流防止弁 9a、19a、29a 環状弁座 9b、9d、9i、9m、19b、29b 弁体 α 封水面 A 浴槽排水入水口 B 洗い場排水入水口 C 排水口 D 排水容器 E 排水筒

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽排水入水口と、洗い場排水入水口
    と、排水口とを有する排水容器と、洗い場排水入水口か
    ら排水容器内へ挿入された排水筒とを備え、排水筒の下
    端は、排水容器内に貯留される排水の最高水面である封
    水面よりも下方に在り、浴室ユニットの洗い場に取り付
    けられる排水トラップであって、排水筒内の上方から下
    方への水流を許容し、下方から上方への水流を阻止する
    逆流防止弁を備え、逆流防止時を除き逆流防止弁の弁体
    の一部又は全部が封水面よりも下方に在ることを特徴と
    する浴室ユニットの排水トラップ。
  2. 【請求項2】 上端が開放され下端が閉鎖された封水筒
    と、封水筒を取り巻き上端が封水筒の上端よりも上方に
    あり下端から径方向内方へ延びる底壁が封水筒の側壁に
    達する排水外筒と、排水外筒の側壁に形成された排水口
    と、封水筒の側壁に形成され浴槽の排水が流入する入水
    口と、封水筒に挿入され上端が封水筒の上端よりも上方
    にあり下端が封水筒の底壁から上方へ隔てられた排水筒
    と、排水筒の上部と排水外筒の上部との間に形成される
    環状の隙間を閉鎖する蓋部材とを備え、浴室ユニットの
    洗い場に取り付けられる排水トラップであって、排水筒
    内の上方から下方への水流を許容し、下方から上方への
    水流を阻止する逆流防止弁を備え、逆流防止時を除き逆
    流防止弁の弁体の一部又は全部が、排水トラップ内に貯
    留される排水の最高水面である封水面よりも下方に在る
    ことを特徴とする浴室ユニットの排水トラップ。
  3. 【請求項3】 逆流防止弁は排水筒に設けられた環状弁
    座と、環状弁座の下面に揺動可能に取り付けられた弁体
    とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の浴
    室ユニットの排水トラップ。
  4. 【請求項4】 逆流防止弁は排水筒上に載置された環状
    弁座と、環状弁座の下面に揺動可能に取り付けられた弁
    体とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    浴室ユニットの排水トラップ。
  5. 【請求項5】 逆流防止弁は排水筒上に載置された環状
    弁座と、環状弁座によって、環状弁座の下方で上下移動
    可能に支持された弁体とを有することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の浴室ユニットの排水トラップ。
  6. 【請求項6】 環状弁座に排水ホースとの接続部が設け
    られ、弁体の、逆流防止時に前記接続部に対峙する部位
    に開口が形成されていることを特徴とする請求項4に記
    載の浴室ユニットの排水トラップ。
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