JP2000170735A - ねじ締結構造及びその方法 - Google Patents

ねじ締結構造及びその方法

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JP2000170735A
JP2000170735A JP10345144A JP34514498A JP2000170735A JP 2000170735 A JP2000170735 A JP 2000170735A JP 10345144 A JP10345144 A JP 10345144A JP 34514498 A JP34514498 A JP 34514498A JP 2000170735 A JP2000170735 A JP 2000170735A
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bolt
groove
fastening structure
hole
tapered
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Takeji Shiokawa
武次 塩川
Tomochika Nakagawa
智愼 中川
Mitsukiyo Tani
光清 谷
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボルト又はナットを用いて被締結部材を容易に
固定でき、そのボルト又はナットの緩みを防止できる締
結構造を提供する。 【解決手段】本締結構造では、つめ挿入用溝105とね
じ貫通孔104が形成されたつば部つめ挿入用溝付きテ
ーパコマ1が、被締結部材に設けられたテーパコマ嵌合
用孔3に嵌合される。そして、溝挿入用つめ401と外
周つめ411が形成された外周つめ付き座金4の上記溝
挿入用つめ401が上記つめ挿入用溝105に挿入され
る。最後に、ボルト5の平行ローレット511が上記外
周つめ411と係合して、上記被締結部材に対する上記
ボルト5自身の緩み方向への回転が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじを用いて締結
する構造に関し、特にボルト又はナットの緩み止めに好
適な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ボルト又はナットの緩み止めの方法とし
て、ばね座金を用いたばね方式や粘着および接着方式が
一般的に使用されている。ここで、ばね方式とは、座金
を介してボルト及びナットにより被締結部材を締結する
方式であり、この座金を用いないボルト及びナットの締
結においては、熱と振動により部材が変形したり、ねじ
が緩むことにより部材とねじの間に隙間ができ、ねじの
効果を有しなくなるという欠点を生じる。それを避ける
ため、上記座金が利用されるのであるが、この座金を利
用しても、依然として振動や熱の影響によるねじ緩みの
欠点は拭い去れない。一方、粘着及び接着方式とは、接
着剤をねじ溝に染み込ませて、ボルト及びナットにより
被締結部材を締結する方式である。しかし、この方式に
おいては、100℃以上の温度では、熱により接着剤が
溶けて緩み止めの効果を有さなくなる場合がある。ま
た、50℃を超えると接着剤が軟化するので、振動等に
よりねじが緩むという欠点を生じる場合がある。
【0003】従って、振動や熱を同時に受ける過酷な条
件下において被締結部材に締め付けられるボルト又はナ
ットは、図20に示すように、被締結部材をボルト又は
ナットによって締結した後、ナットの側面からボルトご
と貫通する貫通孔をあけ、その貫通孔に割りピンやスプ
リングピンを通すという方法によってねじの緩み止めを
おこなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被締結部材が
アルミニウムやプラスチック等の軟質材等では、ボルト
やナットの締め付け力や振動等により、部材の締め付け
部が沈み込み緩みが発生しやすい。この場合は、定期的
に点検を必要とし、その都度割りピンやスプリングピン
を抜き、ナット又はボルトを締め直すと共に、再度ナッ
トの別な側面より上記貫通孔をあけ、割りピン等で緩み
止めを行う必要があった。
【0005】このようにしてボルトへの上記貫通孔の数
が増えれば、必然的にボルトの強度が低下し、被締結部
材を締め付けるというボルト本来の目的を損なうため、
時にはボルトを交換する必要性が生じる。
【0006】特にこの様な緩み止め作業は、被締結部材
の組み立て作業の過程において被締結部材の組み立て後
行うことが多いため、上記貫通孔あけによる機材への切
り粉の混入により機材において好ましくない場合が生じ
たり、上記貫通孔の存する位置によっては作業困難な場
合が生じたりもする。
【0007】本発明の目的は、ボルト又はナットを用い
て被締結部材を容易に固定でき、そのボルト又はナット
の緩みを防止できる構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、以下のねじ緩み締結構造及び方法を提
供する。
【0009】本発明は、ボルトをテーパコマ及び座金の
如き板状部材を介して被締結部材に締結する構造及び方
法において実現される。ここで、上記テーパコマは、被
締結部材に設けられた孔、例えばテーパコマ嵌合用孔に
嵌合するものであり、テーパ部と、第1の係合部、例え
ばつめ挿入用溝、外周つめ又は凹凸溝と、ボルト挿入用
の孔、例えば貫通孔として具現化される。そして、上記
板状部材は座金として機能し、第2の係合部と第3の係
合部を有する。上記第2の係合部は、例えば溝挿入用つ
め、係合用つめ又は外周つめとして具現化される。上記
第3の係合部は、例えば係合用つめ、外周つめ、内周つ
め又は溝挿入用つめとして具現化される。また、上記ボ
ルトは、好ましくは、上記第3の係合部と係合する第4
の係合部、例えば溝、凹凸溝、平行ローレット又はつめ
固定用溝として具現化される。かかる締結構造により、
上記被締結部材に対する上記ボルト自身の緩む方向への
回転を防止するものである。
【0010】この場合、第1の部材と第2の部材を締結
するねじ締結方法は、まず、上記テーパコマを、上記第
1の部材に設けられた上記孔に嵌合させる。そして、上
記板状部材の上記第2の係合部は、上記テーパコマの上
記第1の係合部に係合されて、上記板状部材を上記テー
パコマの上に配置する。そして、上記ボルトを、上記板
状部材の穴に通して、上記テーパコマの貫通孔に挿入し
て、上記第2の部材に予め設けられていた雌ネジに上記
ボルトの雄ねじを締結するとともに、上記ボルトの第4
の係合部を上記第3の係合部に係合される。
【0011】また、別の締結方法として、上記テーパコ
マを、上記第1の部材に設けられた上記孔に嵌合させる
一方、上記ボルトを、上記板状部材の穴に通して、上記
第4の係合部を上記第3の係合部に係合させるとともに
上記テーパコマの貫通孔に挿入する。そして、上記第2
の部材に予め設けられていた雌ネジに上記ボルトの雄ね
じを締結するとともに上記第2の係合部を、上記テーパ
コマの上記第1の係合部に係合させることにより実現さ
れる。
【0012】上記ねじ締結構造において、好ましくは、
上記テーパコマは、突起部、例えばつば部を有する。そ
して、好ましくは、上記テーパ部は、外側表面が円錐台
形状である。また、上記突起部は、好ましくは、上記テ
ーパ部の拡大側の終端に上記テーパ部に対して突出して
形成される。上記第1の係合部は、上記突起部の上面部
に1つ又は複数箇所、例えば、上記テーパ部の中心軸に
対して対称な位置に2ヵ所形成されて、上記テーパ部の
拡大側に対して凹状である。また、上記テーパコマは、
好ましくは、上記突起部の外周にV形状の上記凹凸溝を
有するものである。
【0013】また、上記ねじ締結構造において、好まし
くは、上記板状部材は、平板状かつ輪形状の座金部であ
る座金である。また、上記第2の係合部は、1つ又は複
数箇所、例えば、上記座金部の中心軸に対して対称な2
ヵ所に、上記座金部の外周側で上記一方の面から外側に
折り曲げられて形成される。さらに、上記第3の係合部
は、1つ又は複数箇所、例えば上記座金部の中心軸に対
して対称な2ヵ所に、上記座金部の外周縁から上記一方
の面とは反対の面から外側に折り曲げられて形成され
る。
【0014】さらに、上記ねじ締結構造において、好ま
しくは、上記第4の係合部はV形状である。そして、好
ましくは、上記第4の係合部のV形状の開き角を2等分
する線と、上記ボルトの中心軸を通り上記ボルトを2等
分する線との交点における鋭角側の角度が、30度〜4
5度である。かかる上記第4の係合部の形状により、よ
り強力な上記ボルトの緩みを防止する効果を奏するもの
である。
【0015】また、本発明は、上記テーパコマと上記ボ
ルトを用いた締結構造においても実現可能である。この
場合、上記第1の係合部は、上記第4の係合部と係合す
る。かかる締結構造においても、上記被締結部材に対し
て上記ボルトが緩む方向への回転を防止することが可能
となる。
【0016】また、本発明は、上記板状部材と上記ボル
トを用いた締結構造においても実現可能である。この場
合、上記第2の係合部は、上記被締結部材、例えば上記
被締結部材に設けられた孔又はつめ挿入用孔に係合す
る。かかる締結構造においても、上記被締結部材に対し
て上記ボルトが緩む方向への回転を防止することが可能
となる。
【0017】また、本発明は、上記第1の部材にねじを
締結するねじ固定構造である。この場合、上記テーパコ
マの上記ボルト挿入用の孔には、雌ネジが形成されてい
る。このボルト挿入用の孔は、貫通している必要はな
い。かかる固定構造により、上記第1の部材に対して上
記ボルトを固定するとともに、上記ボルトが緩む方向へ
の回転を防止する。
【0018】この場合、上記第1の部材にねじを締結す
るねじ固定方法は、上述のねじ締結構造において、上記
ボルトの雄ねじを、上記第2の部材に予め設けられた雌
ネジに締結する代わりに、上記ボルト挿入用の孔に設け
られた雌ネジに締結することで実現される。
【0019】尚、本発明においては、ボルト又はナット
を用いて上記被締結部材を締結する上記ねじ締結構造に
おいて、上述の発明のように上記ボルト側に上記締結構
造を使用するだけでなく、上記ナット側に上記締結構造
を使用することによっても、上記ボルトと同様の好適な
ねじ緩み防止構造を形成する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0021】(実施例1)上記目的を達成するために、
本実施例において用いた発明に用いるテーパコマは、図
1(ロ)に示すように、被締結部材に形成されたテーパ
コマ挿入用孔3に打ち込むつば部つめ挿入用溝付きテー
パコマ1である。図1(ニ)に示すボルトの頭に平行ロ
ーレットを有するボルト5と図1(ロ)に示す外周つめ
付き座金4および上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコ
マ1を用いた被締結部材の締結を図2に示す。ここにい
う被締結部材とは、1つ又は複数の被締結部材を重ね合
せて締結する場合も含む。この場合、上記多数の被締結
部材のうち、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1
が打ち込まれる側の被締結部材が、第1の部材7であ
り、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1が打ち込
まれる側の被締結部材から離れるほど部材番号が大きく
なるものとする。よって、例えば2つの被締結部材を締
結する場合には、第1の部材7、第2の部材8という2
つの被締結部材が存在し、上記つば部つめ挿入用溝付き
テーパコマ1を打ち込む側の被締結部材を第1の部材7
である。
【0022】上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1
は、材質に関しての条件はないが、好ましくは、アルミ
ニウムやプラスチック等の軟質材を用いた被締結部材に
は、同質材又は同質材以上の硬い材料(例えばステンレ
ス鋼)が良い。なぜなら、被締結部材に比べてコマの方
が軟質材の場合は、軟質材である上記つば部つめ挿入用
溝付きテーパコマ1の方が、より硬質材である被締結部
材から力を受けることに加えて、その力を受ける上記つ
ば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の体積も、被締結部
材に対して小さいため、上記つば部つめ挿入用溝付きテ
ーパコマ1の方が塑性流動を起こしてしまい、被締結部
材のばね性がでない場合があるからである。ここで、ば
ね性とは、締まりばめによる被締結部材の弾性変形を利
用して、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1を嵌
合固定することをいう。更に木材等の極めて軟質なもの
には、プラスチック等も有効である。
【0023】また、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパ
コマ1は硬質材に対して同程度の硬さを持つものであれ
ば良いため、一般構造用鋼材やステンレス等の硬質材を
用いた被締結部材の場合には、同質材で製作された上記
つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1であれば良い。ま
た、上記被締結部材より硬質な材料のものでも良いの
で、炭素鋼などの焼き入れ材を使うことで剛性を上げた
ものの使用が可能となる。よって、アルミ合金や銅素材
の被締結部材にたいしては、ステンレス鋼以外に、鉄鋼
(SS材、炭素鋼、軽合金鋼、調質材(HRC15〜25程度
に焼き入れ焼き戻ししたもの)等、また非鉄金属材りん
青銅や黄銅材が好適である。
【0024】上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ
1、上記テーパコマ嵌合用孔3の形状の一例を図1
(ロ)に示す。上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ
1は、テーパ部101、つば部102、ねじ貫通孔10
4及びつめ挿入用溝105を有する。上記テーパ部10
1は、外側表面が円錐台形状である。上記つば部102
は、上記テーパ部101の拡大側の終端に上記テーパ部
101に対して突出して形成されており、上記テーパ部
101の軸方向に直交する円盤状である。また、上記ね
じ貫通孔104は、上記テーパ部101の外側表面の内
部に上記テーパ部101の軸方向に貫通して形成されて
おり、上記テーパ部101の中心軸と一致した軸を有し
ている。さらに、上記つめ挿入用溝105は、上記ボル
ト5のねじ緩みを防止するために上記つば部102に存
在し、上記テーパ部101の中心軸と直交する方向に上
記テーパ部101の中心軸に対して対称な位置に2ヵ所
形成されており、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコ
マ1を中心軸に対して真横から見た場合、上記テーパ部
101の拡大側に対して凹字状に形成されている。
【0025】また、上記テーパコマ嵌合用孔3は、上記
つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1を嵌合させるべく
上記被締結部材に形成されている。上記テーパコマ嵌合
用孔3は、つば部嵌合用孔303とテーパ部嵌合用孔3
01とを有する。つば部嵌合用孔303は、上記第1の
部材7の表面に形成されており、上記つば部つめ挿入用
溝付きテーパコマ1の上記つば部102を嵌合するべ
く、円柱状に形成されている。テーパ部嵌合用孔301
は、上記つば部嵌合用孔303方向に拡大開口して上記
つば部嵌合用孔303の孔底に連絡して形成されてお
り、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記テ
ーパ部101が嵌合される。ここで、上記つば部嵌合用
孔303と上記テーパ部嵌合用孔301との連絡部に存
在する上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記
つば部102の潜り込みを防止する働きをする段差部分
は、孔段部302である。
【0026】また、図1(ハ)に示すように、上記つば
部嵌合用孔303が形成されず、上記テーパ部嵌合用孔
301のみを有する上記テーパコマ嵌合用孔3も適用可
能である。この場合、上記第1の部材7表面が上記孔段
部302とみなされる。
【0027】上記テーパ部101は、嵌合される上記テ
ーパ部嵌合用孔301に対して、軽くしまリばめになる
寸法となっている。すなわち、上記テーパコマ嵌合用孔
3に上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1を落とし
込んだ状態では、上記つば部102は、上記孔段部30
2から浮き上がる。ここで、上記つば部つめ挿入用溝付
きテーパコマ1を上記第1の部材7方向に打ち込むこと
により、上記つば部102が上記孔段部302に当たっ
て停止する。この状態で上記つば部つめ挿入用溝付きテ
ーパコマ1は摩擦抵抗により保持される。ここで、摩擦
抵抗とは、上記テーパ部101のテーパの値に依存して
変わり、上記第1の部材7の締め付け力により生じる、
上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の中心軸に沿
って挿入方向へ働く力のことである。
【0028】上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1
は、上記第1の部材7が持っている上記ばね性の範囲で
上記第1の部材7の弾性変形を利用して打ち込んでい
る。つまり、上記締まりばめを取り入れ、上記第1の部
材7自体の上記ばね性により保持されている。従って、
上記ばね性の範囲を超えて、塑性変形をさせるほどテー
パの値を大きくしてしまってはいけない。なぜなら、塑
性変形が起こる程度の力が上記第1の部材7に局所的に
加わってしまい、上記ばね性が利用できなくなるからで
ある。そのため、上記ばね性を破壊しないよう、上記つ
ば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1には上記つば部10
2が形成されている。
【0029】実験においては、上記ボルト5にはM8の
雄ねじを用い、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ
1にはステンレス鋼を用いた。そして、第2の部材8に
は構造用鋼材(SS41)、第1の部材7にはアルミニ
ウム合金を用いて締結を行った。上記第1の部材7と上
記テーパコマ1の両者のテーパの値は1/20とし、上
記テーパ部101の締まりばめ代を0.04〜0.1mm
の間で変化させた。その結果、いずれの場合も容易に打
ち込むことができ、強固な嵌合が行なえた。ここで、テ
ーパの値とは、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ
1の上記テーパ部101の投影図又は断面図における相
交わる2直線間の相対的な広がりの度合いをいう。
【0030】上記テーパの値は、本発明の中でボルトや
ナットの固定強度の基礎となる重要なキーポイントであ
る。テーパコマが打ち込み易く、しかも撃ち込んだあと
信頼性良く保持されるためには、上記摩擦抵抗が、より
大きくならなくてはならない。打ち込み易さや打ち込み
後の上記第1の部材7の上記ばね性による保持のし易さ
を考慮すれば、硬質材に対して上記テーパの値として1
/20は極めて好適な値である。また、一般的な材料に
対する上記テーパの値の適用可能な範囲としては1/5
0〜1/10であれば一応適用が可能であった。さらに
木材等の軟質材においては、硬質材に打ち込むときに比
べて上記摩擦抵抗が小さくなる上記テーパの値である1
/7〜1/5が、より妥当となる。これは、木材が上記
ばね性の範囲が小さく、塑性変形し易いからであり、木
材の上記ばね性が発揮されるように考慮した値である。
【0031】上記テーパの値が大きくなるに従い、上記
つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の打ち込みは困難
になる。これは、上記テーパの値が大きくなるに従い、
同じ力量での上記の移動量(潜り込み量)は、小さくな
るからである。
【0032】しかし、このように上記つば部つめ挿入用
溝付きテーパコマ1の打ち込みが困難な場合には、無理
に打ち込まず、上記ボルト5による締め付けを強くして
いけば、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1は必
然的に嵌合される。これは、上記つば部102が上記第
1の部材7の上記孔段部302から浮き上がらなけれ
ば、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1が上記第
1の部材7に対して、上記つば部つめ挿入用溝付きテー
パコマ1の中心軸を基準とした微妙な回転をしてしまう
ということがないからである。従って、上記ボルト5の
締め付けを適度に強めることにより、上記つば部つめ挿
入用溝付きテーパコマ1は決して上記回転をすることは
ない。ここで、締め付けを適度に強めるとは、軟質材に
影響を与えない程度に締め付けることである。
【0033】一方、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパ
コマ1を摩擦抵抗で保持するためには、上記テーパ部嵌
合用孔301に対する上記テーパ部101のしまりばめ
代を精度良く管理する必要がある。そのためには、上記
テーパ部101を精度良く加工することが重要となると
共に、上記テーパ部嵌合用孔301と上記つば部嵌合用
孔303とを同時加工することが重要となる。この理由
は、同時加工でないとすると、上記テーパ部嵌合用孔3
01と上記つば部嵌合用孔303を別々に加工すること
となり、上記テーパ部嵌合用孔301又は上記つば嵌合
用孔303のいずれかの寸法が少しでもずれれば、精度
が変わってしまうことになるからである。
【0034】この上記テーパコマ嵌合用孔3の加工に
は、図1(イ)に示すように、孔加工用工具2が使用さ
れる。すなわち、上記テーパ部嵌合用孔301と上記つ
ば部嵌合用孔303とを加工するための刃を一体で有す
るものである。
【0035】図3に示すように、上記第1の部材7の上
記テーパ部嵌合用孔301を加工する孔加工用工具2の
精度合わせにおいては、まず基準となるゲージ6を製作
し、このゲージ6のテーパ部601に上記孔加工用工具
2のテーパ部加工刃201の精度を合わせる加工を行
い、次に上記ゲージ6の端面602に孔加工用工具2の
つば部用ざぐり刃202の精度を合わせる。このつば部
用ざぐり刃202は、上記第1の部材7の上記つば部嵌
合用孔303を加工するために用いられる。このつば部
用ざぐり刃202の精度合わせは、上記加工工具2の上
記つば部用ざぐり刃202を加工し追い込むことで上記
孔段部302の径の精度を調整する。また、上記孔加工
用工具2において上記テーパ部加工刃201の最大径と
なる上記つば部用ざぐり刃202との接点部分に存在す
るコーナ203においては、上記つば部つめ挿入用溝付
きテーパコマ1の挿入を完全な物にするためにRをとる
必要がある。このRは使用されるねじサイズに依存する
が、R0.2〜R0.5程度が必要となる。
【0036】上記コーナ203のRの目的は、上記孔加
工用工具2の上記コーナ203に接する上記孔段部30
2にバリを発生させないためであり、打ち込まれた上記
つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記つば部10
2が完全に密着出来るための空間を確保するための逃げ
加工である。
【0037】詳しくは、上記締まりばめ代により、上記
つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記テーパ部1
01と上記第1の部材7の上記テーパ部嵌合用孔301
にはそれぞれ作用・反作用の力が加わる。ここにおい
て、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記テ
ーパ部101と上記つば部102の接続部分と接する上
記孔段部302に力が集中し、こぶの如き上記バリが出
来てしまう。これを防止するため逃げ加工をする必要が
あり、上記コーナ203のRはこの逃げ加工のための空
間を作り出す目的で形成されている。従って、上記コー
ナ203のRと上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ
1のそれぞれの大きさは、この両要素のお互いの兼ね合
いにより決められるべきである。つまり、上記コーナ2
03のRは小さすぎてはいけない。なぜなら、上記空間
が小さくなり、逃げ加工の役割を果たさなくなってしま
うからである。また、上記コーナ203のRが大きすぎ
ることもさけるべきである。ここで、上記つば部つめ挿
入用溝付きテーパコマ1は、上記ボルト5を内包して出
来るだけ小さい方がよい。なぜなら、上記つば部つめ挿
入用溝付きテーパコマ1が大きすぎても、材料的、装置
的に無意味であるとともに、上記ボルト5のために大き
な面積をとることは、材料・装置の縮小化に不利となる
からである。従って、上記つば部つめ挿入用溝付きテー
パコマ1は必要最小限の大きさが好ましい。同様に上記
つば部102もできる限り小さくした方がよいが、上記
つば部102の本来の目的である上記第1の部材7中に
潜り込まないという程度の大きさの面積を持つことが好
ましい。
【0038】なお、図3(ロ)に示すように、上記孔加
工用工具2の先端には、上記テーパコマ嵌合用孔3用の
キリであるボルト通し孔用きり部204が形成されてい
る。
【0039】また、上記加工工具2は、いわゆる総型カ
ッターとなっており、例えばボール盤に取り付けて加工
をしても、容易に精度の高い挿入孔を加工することが可
能である。さらに、剛性の高いマシニングセンターを用
いれば、より精度が向上することはいうまでもない。
【0040】また、本実施例においては、上記ボルト5
の緩み防止を図るべく、図1(ロ)に示すように、外周
つめ付き座金4を用いる。この外周つめ付き座金4は、
座金部404と溝挿入用つめ401とを有する。上記座
金部404は、平板状であり、かつ輪状の形状をしてい
る。溝挿入用つめ401は、上記つば部つめ挿入用溝付
きテーパコマ1の上記つめ挿入用溝105と挿入して上
記ボルト5の緩みを防止すべく上記座金部404の外周
側から一方方向に折り込まれており、上記座金部404
の中心軸に対して対称な位置に2つ存在する。また、外
周つめ411は、上記座金部404の外周端における、
上記座金部404の中心軸に対して対称な位置に2ヵ所
形成されており、上記座金部404の外周から上記溝挿
入用つめ401と反対方向に折り返されることにより、
図1(ホ)に示すように、上記ボルト5の頭の部分に形
成された平行ローレット511に係合される。
【0041】上述のように、打ち込まれた上記つば部つ
め挿入用溝付きテーパコマ1は上記第1の部材7と嵌合
し、一体となる。従って、上記つば部つめ挿入用溝付き
テーパコマ1の上記つめ挿入用溝105に上記外周つめ
付き座金4の上記溝挿入用つめ401が挿入されること
により、上記外周つめ付き座金4は上記つば部つめ挿入
用溝付きテーパコマ1の中心軸を基準とした回転が規制
されることとなる。
【0042】図1(ホ)に示すように、上記ボルト5の
締結は、上記ボルト5を上記外周つめ付き座金4を通
し、上記第2の部材8に挿入された上記つば部つめ挿入
用溝付きテーパコマ1のねじ貫通孔104に通した後、
予め形成された第1の部材7の雌ねじに締め付ければ、
上記外周つめ付き座金4の外周つめ411が上記ボルト
5の上記平行ローレット510と係合される。これによ
り、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の中心軸
を基準として上記ボルト5の緩む方向への回転を防ぐ追
い歯機構が形成される。この場合、上記ボルト5を座金
に通してねじ穴に挿入し、上記ボルト5の頭を回転工具
で回転させ、それによるトルクを利用してボルトの雄ね
じを雌ねじに締結していくという従来のボルト締めと同
様な作業で締結できる。
【0043】本実施例においては、一度上記ボルト5に
よる締結が行われてしまうと、上記つば部つめ挿入用溝
付きテーパコマ1が回転するか、上記外周つめ付き座金
4の破損がない限り逆回転が起こり得ないねじ締結構造
となっている。
【0044】ここで、上記つば部つめ挿入用溝付きテー
パコマ1が回転するには、上記つば部つめ挿入用溝付き
テーパコマ1が浮くことが必要となる。しかし、上述の
ように、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1は、
上記テーパ部嵌合用孔301と上記テーパ部101との
しまりばめによる挿入と上記ボルト5による締め付け力
により強固に固定されており、上記摩擦抵抗が大きいた
め、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1が回転す
ることは考えられない。従って、事実上、上記外周つめ
付き座金4の上記外周つめ411を破壊しない限り上記
ボルト5の緩みは生じないこととなる。
【0045】よって、将来、メンテナンス等のため上記
ボルト5の取り外しが必要と考えられる場合は、上記外
周つめ付き座金4の材質や肉厚またはつめ形状を考慮
し、上記ボルト5が緩まる方向に故意に回転させること
により、上記外周つめ411を破壊するものとする。こ
こで、故意に回転させるとは、力により緩めることであ
る。例えばトルクを利用して強引に緩めることにより、
上記外周つめ411を外すものである。
【0046】上述のように上記ボルト5を強引に緩める
ことにより、上記ボルト5の締結用に予め雌ネジが設定
してある上記被締結部材への影響はない。なぜなら、上
記雌ネジ部分にかかるのは、ねじを緩める力であり、そ
のねじを緩める力が上記外周つめ付き座金4の上記外周
つめ411においては、上記外周つめ411を壊す力と
して働くにすぎないからである。
【0047】また、上記ボルト5の取り外しを容易にす
るための方法としては、上記ボルト5の上記平行ローレ
ット511を浅い溝形状とするか、又は溝の形状を変え
ることにより、ある一定の力で上記外周つめ411が外
れる構造とする方法がある。どちらの方法においても、
故意に上記ボルト5を外さない限り、ねじの緩みが発生
しない構造となっている。
【0048】なお、本発明の適用においては、M8の雄
ねじに限られるものではなく、すべてのねじに適用する
ことが可能である。この場合、図4に示すように、上記
つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の好適な寸法を記
せば次の通りである。
【0049】d0を雄ねじの外形(mm)として、上記つ
ば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記テーパ部10
1の最大直径d1(mm)、上記つば部102の外形d2
(mm)、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上
記テーパ部101のテーパの値、上記つば部つめ挿入用
溝付きテーパコマ1の上記テーパ部の締まりばめ代F
(mm)の好適な範囲は、それぞれ、 d1=(1.1〜2.0)×d0 特に好適な値d1=(1.2〜1.5)×d0 d2=d0+(0.5〜3.0) つば部厚さt=0.5〜3mm テーパ部101のテーパの値=1/50〜1/10 テーパ部の締まりばめ代F=(0.1〜1%)×d1 となる。
【0050】上記のそれぞれの値は、軟質金属(アルミ
合金、銅等)を締結する場合である。素材がより軟質の
場合の好適な範囲としては、例えば非金属である木材や
プラスチック等は上記テーパの値を大きくし、1/30〜
1/5、また上記つば部102を1〜4(mm)と大きく
する方が結合したときに、素材中への潜り込みを防止で
きるため有利となる。
【0051】また、本実施例における上記被締結部材、
例えば上記第1の部材7と上記第2の部材8を締結する
ねじ締結方法は、まず、上記つば部つめ挿入用溝付きテ
ーパコマ1を、上記第1の部材のテーパコマ嵌合用孔3
に嵌合させる。そして、上記外周つめ付き座金4の上記
溝挿入用つめ401を、上記つば部つめ挿入用溝付きテ
ーパコマ1のつめ挿入用溝105に挿入して、上記外周
つめ付き座金4を上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコ
マ1の上に配置する。そして、上記ボルト5を、上記外
周つめ付き座金4の輪内に通して、上記つば部つめ挿入
用溝付きテーパコマ1の上記ねじ貫通孔104に挿入し
て、上記第2の部材に予め設けられていた雌ネジに上記
ボルト5の雄ねじを締結して、上記ボルト5の平行ロー
レット511に上記外周つめ付き座金4の上記外周つめ
411を係合させるものである。
【0052】また、本実施例は、第1の部材にねじを締
結固定する場合に適用するものでもある。この場合、上
記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記ねじ貫通
用孔104は、貫通していない孔でもよく、雌ネジを設
けている。この場合のねじ固定方法は、まず、上記つば
部つめ挿入用溝付きテーパコマ1を、上記第1の部材の
テーパコマ嵌合用孔3に嵌合させる。そして、上記外周
つめ付き座金4の上記溝挿入用つめ401を、上記つば
部つめ挿入用溝付きテーパコマ1のつめ挿入用溝105
に挿入して、上記外周つめ付き座金4を上記つば部つめ
挿入用溝付きテーパコマ1の上に配置する。そして、上
記ボルト5を、上記外周つめ付き座金4の輪内に通し
て、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の雌ネジ
付きの上記ねじ貫通孔104に挿入して、上記ボルト5
の雄ねじを締結して、上記ボルト5の平行ローレット5
11に上記外周つめ付き座金4の上記外周つめ411を
係合させるものである。
【0053】(実施例2)本実施例は、図5(イ)に示
すつば部つば部外周つめ付きテーパコマ11と上記ボル
ト5を用いて締結する例である。この場合、実施例1と
の違いは、上記つば部102に代えて外周つめ付きつば
部112が形成された点と上記外周つめ付き座金4を必
要としない点の2点である。
【0054】上記外周つめ付きつば部112は、上記つ
ば部102に外周つめ111が形成されたものである。
詳細には、外周つめ111は、上記つば部102の外周
端において、上記つば部102の中心軸に対して対称な
位置に2ヵ所形成されており、上記つば部102の外周
から上記テーパ部101の拡大する方向に折り返される
ことにより形成され、図5(ロ)に示すように、上記ボ
ルト5の頭の部分に形成された上記平行ローレットに係
合される。
【0055】(実施例3)本実施例は、図6(ロ)
(ハ)に示すように、上記外周つめ付き座金4と上記ボ
ルト5を用いて締結する例である。実施例1との違い
は、上記テーパコマ嵌合用孔3に代えて図6(イ)に示
す上記第1の部材7にねじ挿入用孔408とつめ挿入用
孔409が形成されている点と、上記つば部つめ挿入用
溝付きテーパコマ1を必要としない点の2点である。
【0056】上記ねじ挿入用孔408は、上記ボルト5
を上記第2の部材8に形成された雌ネジに締結させるべ
く形成された上記第1の部材7を貫通する孔である。ま
た、上記つめ挿入用孔409は、上記外周つめ付き座金
4の装着側の上記第1の部材7表面において、上記ねじ
挿入用孔408に連絡して、上記ねじ挿入用孔408の
中心軸に対して対称に2ヶ所存在する。上記つめ挿入用
孔409は、上記ねじ挿入用孔408側から、例えば、
エンドミルを用いて切削されるか、または上記第1の部
材7の成形段階で形成されている。そして、上記ボルト
5の緩みを防止するべく、上記外周つめ付き座金4の上
記溝挿入用つめ401が挿入される。
【0057】(実施例4)本実施例は、図7(ハ)に示
すように、上記つば部つめ挿入溝付きテーパコマ1に内
周つめ付き座金41を介し、ボルト首凹凸溝付きボルト
51を用いて締結する例である。実施例1との違いは、
上記外周つめ付き座金4に代えて内周つめ付き座金41
を用いる点と、上記ボルト5に代えて上記ボルト首凹凸
溝付きボルト51を用いている点である。
【0058】上記内周つめ付き座金41は、図7(イ)
に示すように、溝挿入用つめ401、内周つめ402、
内周つめ捕獲部403及び座金部404を有する。上記
内周つめ402は、上記座金部404の輪内周部分にお
いて、上記座金部404の中心軸の周りの角を3等分す
る位置に、上記ボルト首凹凸溝付きボルト51が締まる
回転方向に沿って直方体の板が突出するように形成され
ている。そして、上記ボルト首凹凸溝付きボルト51の
緩みを防止すべく、上記座金部404と接合する部分で
ある内周つめ402の接合部分から離れていく先端部分
ほど上記座金部404の輪内周郭からずれていく形状を
している。また、内周つめ捕獲部403は、図8(ロ)
や図10に示すように、上記座金部の輪内周部分におい
て、上記内周つめ402と上記座金部404との間に形
成された隙間である。この上記内周つめ捕獲部403
は、上記ボルト首凹凸溝付きボルト51を故意に緩める
ときに上記内周つめ402が欠陥を生じることがないよ
うに、弾性的に弾かれた上記内周つめ402を取り込む
機能を果たすものである。上記内周つめ捕獲部403の
形状は、上記内周つめ付き座金41の軸方向から見る
と、例えば、半円形の隙間や、三角形の一辺が弧である
形状の隙間がある。
【0059】上記ボルト首凹凸溝付きボルト51は、図
7(ロ)に示すように、凹凸溝501を有する。上記凹
凸溝501は、上記ボルト首凹凸溝付きボルト51の首
の部分の円周上に形成されたV形状の溝である。そし
て、図7(ハ)(ニ)に示すように、上記ボルト首凹凸
溝付きボルト51を上記つめ付き座金41に通し、上記
第1の部材7に挿入された上記つば部つめ挿入用溝付き
テーパコマ1のねじ貫通孔104に通した後、予め形成
された第2の部材8の雌ねじに締め付ければ、上記つめ
付き座金41の内周つめ402と上記ボルト首凹凸溝付
きボルト51の上記凹凸溝501とが係合され、上記つ
ば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の中心軸を基準とし
て上記ボルト首凹凸溝付きボルト51の緩む方向への回
転を防ぐ追い歯機構が形成される。
【0060】上記追い歯機構を形成する上記凹凸溝50
1の形状について、V形状の溝の角度や深さ、更に上記
内周つめ付き座金41の中心軸からの上記凹凸溝501
の位置のずらし量による、係合の強度、溝数増減の関係
を調べた。
【0061】例えば、図8(イ)に示すように、上記凹
凸溝501のV形状の開き角を90度として、上記ボル
ト首凹凸溝付きボルト51の中心軸と上記内周つめ付き
座金41の中心軸を一致させるべく、上記ボルト首凹凸
溝付きボルト51を上記内周つめ付き座金41の上記ボ
ルト首凹凸溝付きボルト51通し用輪内に挿入し、上記
内周つめ402を2本形成した上記内周つめ付き座金4
1と組み合わせた場合に、ねじが緩む方向に故意に回転
したところ、上記内周つめ付き座金41の上記内周つめ
402のたわみと滑りにより上記ボルト首凹凸溝付きボ
ルト51の上記凹凸溝501、および上記内周つめ付き
座金41の上記内周つめ402とも損傷がなく外れた。
しかし、図8(ロ)に示すように、2本の上記内周つめ
402で係合させる場合、上記内周つめ付き座金41の
輪内径と上記ボルト首凹凸溝付きボルト51径の間に微
少な隙間が存在するため、その隙間により上記ボルト首
凹凸溝付きボルト51と上記内周つめ付き座金41の係
合に位置ずれが起きやすいという欠点がある。また上記
凹凸溝501の溝深さを深くすることにより、上記内周
つめ402との係合の強度を上げることが出来るが、こ
の場合も、必然的に歯数が減り、位置ずれが起き易くな
るという欠点もある。従って、本実施例においては、上
記ボルト首凹凸溝付きボルト51の中心軸と上記内周つ
め付き座金41の中心軸を一致させるための最小の支点
である3本の内周つめ402を用いた。
【0062】最終的に上記ボルト首凹凸溝付きボルト5
1と係合される上記内周つめ付き座金41の3本の内周
つめ402を上記ボルト首凹凸溝付きボルト51の中心
軸周りの回転角に対して均等である120度ごとに取り
付けることにより、上記ボルト首凹凸溝付きボルト51
と上記内周つめ付き座金41との中心軸のずれが解消で
きた。また上記凹凸溝501の深さも徐々に浅くし、本
数も最終的には、60本程度に増やし機能を確認したとこ
ろ、いずれもねじを締結する回転方向には回転するが、
ねじが緩む方向には回転しないという本来の追い歯機構
の目的を達成出来た。
【0063】さらに、今後あらゆる条件下に対応出来る
利用を考え、図9に示すような上記凹凸溝501の構造
の検討をおこなった。上記凹凸溝501のV形状の開き
角を2等分する線を上記ボルト首凹凸溝付きボルト51
の中心軸を通り上記ボルト首凹凸溝付きボルト51を2
等分する線からずらし、上記内周つめの力を上記凹凸溝
501の溝根元方向に向かせ、より係合の効果のよい追
い歯機構を達成すべく、上記凹凸溝501の溝のうち一
方の面を滑り易くし、更に片方の面を噛み易い位置を求
めたところ、図9(イ)に示すように、上記軸からのず
らしの角度が5〜6度の軸ずらしから係合の効果が顕著
に現れ始めた。そして、図9(ロ)に示すように、上記
軸ずらしが40度前後でつめが変形して、図9(ハ)に
示すように、上記軸ずらしが45度においては、かじり
現象が現れるほどの強力な係合の効果をもたらしたもの
もあった。
【0064】上記内周つめ付き座金41の上記内周つめ
402の先端部において、上記凹凸溝501と係合され
る側の角の角度を90度にして、上記内周つめ402の
上記凹凸溝501との係合を確実にするためには、30
度以上がより好ましい。
【0065】上記内周つめ付き座金41の形状概略を図
10に示す。また、使用したばねの一例は、以下の通り
である。なお、単位はいずれもmmである。 材質=焼き入れ調質材、 板厚t=0.2mm、 外形=Φ1
4、 内径=Φ8.6 内周つめ=3本(120度ピッチ)、 溝挿入用つめ4
01=2本(180度対象) 内周つめの突き出し量=0.5、 (ボルト首の外形=Φ
8.5) 上記内周つめ付き座金41の上記内周つめ捕獲部403
を大きくとることにより、上記ボルト首凹凸溝付きボル
ト51を緩める時の力が上記内周つめ402に必要以上
にかかったとき、上記内周つめ402が変形し上記内周
つめ捕獲部403に取り込まれて上記ボルト首凹凸溝付
きボルト51の上記凹凸溝501から外れる。特に上記
内周つめ402のつめ巾404や長さ405を考慮する
ことにより、焼き入れ調質材を使用しなくとも上記内周
つめ402を傷つけずに、上記ボルト首凹凸溝付きボル
ト51から上記凹凸溝501を外すことが出来る。
【0066】上述の追い歯機構は、M6程度のねじより
ねじ径が大きくなるものに対しては製作し易くなり、ね
じ径が大きくなるのに合わせて上記凹凸溝501の数を
増やすことが出来る。しかし、M5以下の小ねじになる
に従い上記凹凸溝501の数の形成が難しくなる。ま
た、上記凹凸溝501の溝も浅く、上記内周つめ402
との係合の調整が必要となる。しかし、この課題も上記
内周つめ付き座金41の板厚を0.15mm以下にする
ことで解決でき、係合がよくなる。
【0067】(実施例5)本実施例は、図11(イ)に
示すように、上記内周つめ付き座金41とと上記ボルト
首凹凸溝付きボルト51を用いて締結する例である。実
施例3との違いは、上記外周つめ付き座金4に代えて上
記内周つめ付き座金41を用いる点と、上記ボルト5に
代えて図11(ロ)に示す上記ボルト首凹凸溝付きボル
ト51を用いて締結する点である。
【0068】また、上記内周つめ付き座金41と上記ボ
ルト首凹凸溝付きボルト51の間の係合は、実施例4と
同様である。。
【0069】(実施例6)本実施例は、図12(ロ)に
示すように、上記つば部つめ挿入溝付きテーパコマ1に
上記外周つめ付き座金4を介し、ボルト頭凹凸溝付きボ
ルト53を用いて締結する例である。実施例1との違い
は、上記ボルト5に代えて図12(イ)に示す上記ボル
ト頭凹凸溝付きボルト53を用いる点である。
【0070】上記ボルト頭凹凸溝付きボルト53は、上
記ボルト5の頭の部分に凹凸溝502を有する。上記凹
凸溝502は、上記外周つめ付き座金4の上記外周つめ
411と係合させるべく、上記ボルト頭凹凸溝付きボル
ト53の頭の部分に形成されたV形状の溝である。この
凹凸溝502は、上記ボルト頭凹凸溝付きボルト53の
頭の部分のうち、首側半分に形成される。上記凹凸溝5
02のV形状は実施例4と同様である。
【0071】尚、本実施例は、凹凸溝が作り易いという
点から、M5以下の小ねじにも対応するべく製作された
ものである。上記ボルト5の頭に上記凹凸溝502が形
成されたほうが、上記ボルト5の首に上記凹凸溝501
が形成された場合に比べ、円周が長いことにより歯数を
充分とることが出来る。また、下記の実施例11、1
2、13、14、15に示すようにナットにも有効とな
る。
【0072】(実施例7)本実施例は、図13に示すよ
うに、上記つば部外周つめ付きテーパコマ11と上記ボ
ルト頭凹凸溝付きボルト53を用いて締結する例であ
る。実施例2との違いは、上記ボルト5に代えて上記ボ
ルト頭凹凸溝付きボルト53を用いる点である。上記つ
ば部外周つめ付きテーパコマ11と上記ボルト頭凹凸溝
付きボルト53の締結方法は、実施例2と同様であり、
上記ボルト頭凹凸溝付きボルト53の上記凹凸溝502
と上記つば部外周つめ付きテーパコマ11の外周つめ1
11との係合については、実施例6と同様である。
【0073】(実施例8)本実施例は、図14に示すよ
うに、上記外周つめ付き座金4と上記ボルト頭凹凸溝付
きボルト53を用いて締結する例である。実施例3との
違いは、上記ボルト5に代えて上記ボルト頭凹凸溝付き
ボルト53を用いる点である。上記ボルト頭凹凸溝付き
ボルト53の上記凹凸溝502と上記外周つめ付き座金
4の外周つめ411との係合については、実施例6と同
様である。
【0074】(実施例9)本実施例は、図15(ハ)に
示すように、上記つば部凹凸溝付きテーパコマ14に上
記外周つめ付き座金4を介し、上記ボルト5の頭の部分
に形成されたつめ固定用溝512を有するつめ固定用溝
付きボルト54を用いて締結する例である。実施例1と
の違いは、上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1に
代えて図15(イ)に示すつば部凹凸溝付きテーパコマ
14を用いる点と、上記ボルト5に代えて図15(ロ)
に示すつめ固定用溝付きボルト54を用いる点である。
【0075】上記つば部凹凸溝付きテーパコマ14は、
上記つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ1の上記つば部
102において、つめ挿入用溝105の代わりにつば部
凹凸溝106が形成されている。上記つば部凹凸溝10
6は、上記つめ固定用溝付きボルト54の緩みを防止す
べく上記つば部102の外周に形成されたV形状の溝で
ある。
【0076】また、上記つめ固定用溝付きボルト54
は、上記ボルト5につめ固定用溝512が形成されてい
る。上記つめ固定用溝512は、上記外周つめ付き座金
4の上記溝挿入用つめ401と挿入して、上記つめ固定
用溝付きボルト54自身の緩みを防止するべく上記ボル
ト5の頭の部分に形成されている。このつめ固定用溝5
12は、上記つめ固定用溝付きボルト54の頭の中心軸
に対して平行対称に形成されており、中心軸に直交する
面で上記つめ固定用溝付きボルトを切断すると、凹字状
の切り欠きとなっている。
【0077】なお、本実施例は、上記ボルト5の頭に凹
凸溝501が形成される上述の実施例より、さらに円周
長さや歯数を得るものである。
【0078】(実施例11)本実施例は、図16(ロ)
に示すように、上記つば部つめ挿入溝付きテーパコマ1
に外周つめ付き座金4を介し、凹凸溝付きナット61を
用いて締結する例である。実施例6との違いは、上記ボ
ルト頭凹凸溝付きボルト53に代えて図16(イ)に示
す上記凹凸溝付きナット61を用いて、上記第1の部材
7側から、上記第1の部材7と上記第2の部材8とを締
結する点である。
【0079】上記凹凸溝付きナット61は、ナットに凹
凸溝601を有する。上記凹凸溝601は、上記外周つ
め付き座金4の上記外周つめ411と係合させるべく、
上記凹凸溝付きナット61の上記第1の部材7を締結す
る側の外周表面に形成されたV形状の溝である。
【0080】この場合、上記第2の部材8側からは、上
記凹凸溝付きナット61と対になって上記第1の部材7
と上記第2の部材8を締結するための、雄ねじを有する
部材(例えば、ボルト)が上記つば部つめ挿入用溝付き
テーパコマ1の上記ねじ貫通孔104を通じて上記第1
の部材7側に飛び出ている。
【0081】(実施例12)本実施例は、上記つば部外
周つめ付きテーパコマ11と上記凹凸溝付きナット61
を用いて締結する例である。実施例11との違いは、上
記外周つめ付き座金4を介しないで、上記つば部外周つ
め付きテーパコマ11を用いて締結する点である。
【0082】また、上記つば部外周つめ付きテーパコマ
11の上記外周つめ111と上記凹凸溝付きナット61
の凹凸溝601との係合は、実施例7の上記つば部外周
つめ付きテーパコマ11と上記ボルト頭凹凸溝付きボル
ト53の間の関係と同様である。
【0083】(実施例13)本実施例は、図17に示す
ように、上記外周つめ付き座金4と上記凹凸溝付きナッ
ト61を用いて締結する例である。実施例8との違い
は、上記ボルト頭凹凸溝付きボルト53に代えて上記凹
凸溝付きナット61を用いて締結する点である。
【0084】上記凹凸溝付きナット61の上記凹凸溝6
01と上記外周つめ付き座金4の外周つめ411との係
合については、実施例8の上記ボルト頭凹凸溝付きボル
ト53と上記外周つめ付き座金4との間の関係と同様で
ある。
【0085】(実施例14)本実施例は、図18(ロ)
に示すように、上記つば部凹凸溝付きテーパコマ14に
上記外周つめ付き座金4を介し、上記つめ固定用溝付き
ナット62を用いて締結する例である。実施例9との違
いは、上記つめ固定用溝付きボルト54に代えて、図1
8(イ)に示す上記つめ固定用溝付きナット62を用い
て締結を行なう点である。
【0086】上記つめ固定用溝付きナット62は、ナッ
トにつめ固定用溝612が形成されている。上記つめ固
定用溝612は、上記外周つめ付き座金4の上記溝挿入
用つめ401と挿入して、上記つめ固定用溝付きナット
62自体の緩みを防止するべく、上記つめ固定用溝付き
ナット62の中心軸に対して平行対称に形成されてお
り、上記つめ固定用溝付きボルト54の上記つめ固定用
溝512と同様の形状である。
【0087】(実施例15)本実施例は、上記被締結部
材が薄板の場合に適用するに好適な例である。本実施例
は、図19に示すように、上記被締結部材に上記ねじ挿
入用孔408と上記つめ挿入用孔409が形成されて、
上記ボルト頭凹凸溝付きボルト53を上記外周つめ付き
座金4を介して第2の部材8のねじ挿入用孔408から
挿入し、上記凹凸溝付きナット61を上記外周つめ付き
座金4を介して第1の部材7表面から上記ボルト頭凹凸
溝付きボルト53の雄ねじと締結することによるねじ緩
み防止構造である。
【0088】本実施例の構造は、上記外周つめ付き座金
4の上記溝挿入用つめ401を上記第2の部材8の上記
つめ挿入用孔409に嵌合させて、上記外周つめ付き座
金4の上記外周つめ411と上記ボルト頭凹凸溝付きボ
ルト53の上記凹凸溝502を係合させることにより、
上記第2の部材8に対する上記ボルト頭凹凸溝付きボル
ト53の回転を防止する。そして、上記外周つめ付き座
金4の上記溝挿入用つめ401を上記第1の部材7の上
記つめ挿入用孔409に嵌合させて、上記外周つめ付き
座金4の上記外周つめ411を上記凹凸溝付きナット6
1の上記凹凸溝601に係合させることにより、上記第
1の部材7に対する上記凹凸溝付きナット61の回転を
防止する。
【0089】また、本実施例のように薄板を締結させる
場合には、上記ねじ挿入用孔408と上記つめ挿入用孔
409は、上記被締結部材をプレス加工することにより
容易に形成することが出来る。
【0090】
【発明の効果】本発明のねじ締結構造においては、被締
結部材中に打ち込んだテーパコマ、各種座金及びボルト
を用いて被締結部材の締結を行なうことにより、従来の
ボルト等による締結に比べて極めて顕著なねじ緩みを防
止する効果が得られる。
【0091】また、つめ付き座金を介して雄ねじを締め
付けることにより、テーパコマが強固に嵌合されるた
め、被締結部材は一層強固に保持されることとなり、信
頼性の高いねじ緩み止めが可能となる。
【0092】本発明は、内周つめ付き座金において3本
の内周つめが形成されることにより、ボルト首凹凸溝付
きボルトの中心軸と内周つめ付き座金の中心軸を一致さ
せることにより、より信頼性の高いねじ緩み防止が可能
となる。
【0093】本発明は、凹凸溝のV形状の溝のうち一方
の面を滑り易くし、さらに凹凸溝のV形状の開き角を2
等分する線を前記ボルト又は前記ナットの中心軸を通り
前記ボルト又はナットを2等分する線から30度〜45
度ずらした形状を有し、顕著な係合の効果を生じさせる
ことにより、顕著なねじ緩み防止効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のねじ緩み防止構造に関連する製品図を
示す。
【図2】本発明のねじ緩み防止構造の組立図を示す。
【図3】ゲージによる孔加工用工具とテーパコマの関連
図を示す。
【図4】つば部つめ挿入用溝付きテーパコマの寸法図を
示す。
【図5】つば部外周つめ付きテーパコマとボルトを利用
したねじ緩み防止構造の組立図を示す。
【図6】外周つめ付き座金とボルトを利用したねじ緩み
防止構造の組立図を示す。
【図7】つば部つめ挿入用溝付きテーパコマと内周つめ
付き座金とボルト首凹凸溝付きボルトを利用したねじ緩
み防止構造の組立図を示す。
【図8】内周つめ付き座金の内周つめとボルト首凹凸溝
付きボルトの凹凸溝との係合の図を示す。
【図9】ボルト首凹凸溝付きボルトの凹凸溝の形状説明
図を示す。
【図10】内周つめ付き座金の説明図を示す。
【図11】内周つめ付き座金とボルト首凹凸溝付きボル
トを利用したねじ緩み防止構造の組立図を示す。
【図12】つば部つめ挿入用溝付きテーパコマと外周つ
め付き座金とボルト頭凹凸溝付きボルトを利用したねじ
緩み防止構造の組立図を示す。
【図13】つば部外周つめ付きテーパコマとボルト頭凹
凸溝付きボルトを利用したねじ緩み防止構造の組立図を
示す。
【図14】外周つめ付き座金とボルト頭凹凸溝付きボル
トを利用したねじ緩み防止構造の組立図を示す。
【図15】つば部凹凸溝付きテーパコマと外周つめ付き
座金とつめ固定用溝付きボルトを利用したねじ緩み防止
構造の組立図を示す。
【図16】つば部つめ挿入用溝付きテーパコマと外周つ
め付き座金と凹凸溝付きナットを利用したねじ緩み防止
構造の組立図を示す。
【図17】外周つめ付き座金と凹凸溝付きナットを利用
したねじ緩み防止構造の組立図を示す。
【図18】つば部凹凸溝付きテーパコマと外周つめ付き
座金とつめ固定用溝付きナットを利用したねじ緩み防止
構造の組立図を示す。
【図19】薄板部材に関するねじ緩み防止構造の組立図
を示す。
【図20】従来のボルト緩み止め方式の図を示す。
【符号の説明】
1 つば部つめ挿入用溝付きテーパコマ 2 孔加工用工具 3 テーパコマ挿入用孔 4 外周つめ付き座金 5 ボルト 61 凹凸溝付きナット 7 第1の部材 8 第2の部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 光清 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 Fターム(参考) 3J034 AA09 BA12 BA13 BC04 CA01 CA03 DA01 DA02

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被締結部材をボルトを用いて締結するねじ
    締結構造において、前記被締結部材に開けられた孔に嵌
    合するものであって、前記ボルトが緩む方向への回転を
    防止すべく設けられた第1の係合部と、前記ボルト挿入
    用の貫通孔とを有するテーパコマと、前記ボルトが貫通
    する孔が設けられ、かつ、前記第1の係合部に係合する
    第2の係合部と、前記第2の係合部が設けられた面側と
    は反対の面に設けられた第3の係合部とを有する板状部
    材と、前記被締結部材に対する自身の緩む方向への回転
    を防止するために、前記第3の係合部と係合する第4の
    係合部を有する前記ボルトとを有することを特徴とする
    ねじ締結構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のねじ締結構造において、前
    記テーパコマは、外側表面が円錐台形状であるテーパ部
    と、前記テーパ部の拡大側の終端に前記テーパ部に対し
    て突出して形成された突起部とを有することを特徴とす
    るねじ締結構造。
  3. 【請求項3】請求項2記載のねじ締結構造において、前
    記第1の係合部は、前記突起部の上面側に設けられた1
    つ又は複数の溝であることを特徴とするねじ締結構造。
  4. 【請求項4】請求項3記載のねじ締結構造において、前
    記第2の係合部は、前記第1の係合部に係合する凸部で
    あり、前記第3の係合部は、前記第4の係合部と係合す
    る凸部であり、前記第4の係合部は、前記ボルトの頭部
    に形成された1つ又は複数の凹凸溝であることを特徴と
    するねじ締結構造。
  5. 【請求項5】請求項2記載のねじ締結構造において、前
    記第1の係合部は、前記突起部の外周縁に設けられた1
    つ又は複数の溝であることを特徴とするねじ締結構造。
  6. 【請求項6】請求項2記載のねじ締結構造において、前
    記第1の係合部は、前記突起部に存在し、前記テーパ部
    に対して反対側に設けられた1つ又は複数の凸部である
    ことを特徴とするねじ締結構造。
  7. 【請求項7】請求項1記載のねじ締結構造において、前
    記第2の係合部は、前記第1の係合部に係合する凸部で
    あることを特徴とするねじ締結構造。
  8. 【請求項8】請求項1記載のねじ締結構造において、前
    記第3の係合部は、前記第4の係合部と係合する凸部で
    あることを特徴とするねじ締結構造。
  9. 【請求項9】請求項1記載のねじ締結構造において、前
    記第4の係合部は、1つ又は複数の凹凸溝であることを
    特徴とするねじ締結構造。
  10. 【請求項10】請求項9記載のねじ締結構造において、
    前記第4の係合部は、前記ボルトの頭部に形成されてい
    ることを特徴とするねじ締結構造。
  11. 【請求項11】請求項9記載のねじ締結構造において、
    前記第4の係合部は、前記ボルトの首部に形成されてい
    ることを特徴とするねじ締結構造。
  12. 【請求項12】請求項1記載のねじ締結構造において、
    前記第4の係合部は、前記ボルトの頭部に形成されてい
    る平行ローレットであることを特徴とするねじ締結構
    造。
  13. 【請求項13】請求項1記載のねじ締結構造において、
    前記第4の係合部は、前記ボルトの頭部に形成された1
    つ又は複数の溝であることを特徴とするねじ締結構造。
  14. 【請求項14】請求項13記載のねじ締結構造におい
    て、前記溝は、前記ボルトの中心軸に対して対称平行に
    形成されるものであって、前記ボルトの頭部の断面にお
    いては凹状であることを特徴とするねじ締結構造であ
    る。
  15. 【請求項15】被締結部材をボルトを用いて締結するね
    じ締結構造において、前記被締結部材に設けられた孔に
    嵌合し、前記ボルトが緩む方向への回転を防止すべく設
    けられた溝であるつめ挿入用溝と、前記ボルト挿入用の
    貫通孔とを有するテーパコマと、自身の回転を防止すべ
    く一方の面から突出して設けられ、前記つめ挿入用溝に
    挿入される溝挿入用つめと、前記一方の面とは反対の面
    から突出して設けられた係合用つめと、中央部に前記ボ
    ルトが貫通する穴とを有する座金と、前記座金の穴を通
    して前記テーパコマに挿入した際、前記係合用つめと係
    合して、前記被締結部材に対する前記ボルト自身の緩む
    方向への回転を防止する凹凸溝を有する前記ボルトとを
    有することを特徴とするねじ締結構造。
  16. 【請求項16】請求項15記載のねじ締結構造におい
    て、前記テーパコマは、外側表面が円錐台形状であるテ
    ーパ部と、前記テーパ部の拡大側の終端に前記テーパ部
    に対して突出して形成されたつば部と、前記つば部に、
    前記テーパ部の中心軸に対して対称な位置に2ヵ所形成
    され、前記テーパ部の拡大側に対して凹状の前記つめ挿
    入用溝とを有することを特徴とするねじ締結構造。
  17. 【請求項17】請求項15記載のねじ締結構造におい
    て、前記座金は、平板状かつ輪形状の座金部と、前記座
    金部の中心軸に対して対称な2ヵ所に、前記座金部の外
    周側で前記一方の面から外側に折り曲げられて形成され
    た前記溝挿入用つめと、前記座金部の中心軸に対して対
    称な2ヵ所に、前記座金部の外周縁から前記一方の面と
    は反対の面から外側に折り曲げられて形成された前記係
    合用つめとを有することを特徴とする前記ねじ締結構
    造。
  18. 【請求項18】請求項17記載のねじ締結構造におい
    て、前記テーパコマは、外側表面が円錐台形状であるテ
    ーパ部と、前記テーパ部の拡大側の終端に前記テーパ部
    に対して突出して形成されたつば部と、前記つば部に、
    前記テーパ部の中心軸に対して対称な位置に2ヵ所形成
    され、前記テーパ部の拡大側に対して凹状の前記つめ挿
    入用溝とを有することを特徴とするねじ締結構造。
  19. 【請求項19】請求項15記載のねじ締結構造におい
    て、前記凹凸溝は、V形状をなし、さらに前記凹凸溝の
    V形状の開き角を2等分する線と、前記ボルトの中心軸
    を通り前記ボルトを2等分する線との交点における鋭角
    側の角度が、30度〜45度であることを特徴とするね
    じ締結構造。
  20. 【請求項20】被締結部材をボルトを用いて締結するね
    じ締結構造において、所定の位置に溝の形成された前記
    ボルトと、一方の面から突出して形成され、前記溝に挿
    入されて、自身の回転を防止する溝挿入用つめと、前記
    一方の面とは反対の面から突出して形成された係合用つ
    めとを有する座金と、前記係合用つめと係合し、前記ボ
    ルトが緩む方向への前記座金の回転を防止すべく設けら
    れた凹凸溝を有するテーパコマとを有することを特徴と
    するねじ締結構造。
  21. 【請求項21】被締結部材をボルト又はナットを用いて
    締結するねじ締結構造において、前記被締結部材に設け
    られた孔に嵌合し、前記ナットが緩む方向への回転を防
    止すべく設けられた溝と、前記ボルト挿入用の貫通孔と
    を有するテーパコマと、自身の回転を防止すべく一方の
    面から突出して設けられ、前記溝に挿入される溝挿入用
    つめと、前記一方の面とは反対の面から突出して設けら
    れた係合用つめとを有する座金と、前記ナットに形成さ
    れ、前記座金を介して前記テーパコマに挿入した際、前
    記係合用つめと係合して、前記被締結部材に対する前記
    ナット自身の緩む方向への回転を防止する凹凸溝とを有
    する前記ナットとを有することを特徴とするねじ締結構
    造。
  22. 【請求項22】被締結部材をボルトを用いて締結するね
    じ締結構造において、前記被締結部材と係合する第2の
    係合部と、前記第2の係合部と反対の面に設けられた第
    3の係合部と、前記ボルトが貫通する穴とを有する板状
    部材と、前記被締結部材に対する自身の緩む方向への回
    転を防止するために、前記第3の係合部と係合する第4
    の係合部を有する前記ボルトとを有することを特徴とす
    るねじ締結構造。
  23. 【請求項23】被締結部材をボルトを用いて締結するね
    じ締結構造において、前記被締結部材に開けられた孔に
    嵌合し、前記ボルトが緩む方向への回転を防止すべく設
    けられた第1の係合部と、前記ボルト挿入用の貫通孔と
    を有するテーパコマと、前記被締結部材に対する自身の
    緩む方向への回転を防止するために、前記第1の係合部
    と係合する第4の係合部を有する前記ボルトとを有する
    ことを特徴とするねじ締結構造。
  24. 【請求項24】請求項23記載のねじ締結構造におい
    て、前記テーパコマは、外側表面が円錐台形状であるテ
    ーパ部と、前記テーパ部の拡大側の終端に前記テーパ部
    に対して突出して形成された突起部とを有することを特
    徴とするねじ締結構造。
  25. 【請求項25】第1の部材に対するボルト自身の緩む方
    向への回転を防止する第4の係合部が設けられた前記ボ
    ルトを用いて、第1の部材と第2の部材を締結するねじ
    締結方法において、前記ボルトが緩む方向への回転を防
    止すべく設けられた第1の係合部と、ボルト挿入用の貫
    通孔とが形成されたテーパコマを、前記第1の部材に設
    けられた孔に嵌合させ、板状部材の一方の面から突出し
    て形成された第2の係合部を、前記第1の係合部に係合
    させて、前記板状部材を前記テーパコマの上に配置し、
    前記ボルトを、前記板状部材に設けられた穴に通し、前
    記テーパコマの貫通孔に挿入し、前記第2の部材に予め
    設けられていた雌ネジに前記ボルトの雄ねじを締結し、
    前記ボルトに形成された第4の係合部を、前記一方の面
    とは反対の面から突出して設けられた第3の係合部に係
    合させることを特徴とするねじ締結方法。
  26. 【請求項26】部材にボルトを締結するねじ固定構造に
    おいて、前記部材に開けられた孔に嵌合するものであっ
    て、前記ボルトが緩む方向への回転を防止すべく設けら
    れた第1の係合部と、前記ボルト挿入用の孔とを有する
    テーパコマと、前記第1の係合部に係合する第2の係合
    部と、前記第2の係合部が設けられた面とは反対の面に
    設けられた第3の係合部と、前記ボルトが貫通する穴と
    を有する板状部材と、前記部材に対する自身の緩む方向
    への回転を防止するために、前記第3の係合部と係合す
    る第4の係合部を有する前記ボルトとを有することを特
    徴とするねじ固定構造。
  27. 【請求項27】第1の部材に対するボルト自身の緩む方
    向への回転を防止する第4の係合部が設けられた前記ボ
    ルトを用いて、第1の部材にボルトを締結するねじ固定
    方法において、前記ボルトが緩む方向への回転を防止す
    べく設けられた第1の係合部と、ボルト挿入用の孔とが
    形成されたテーパコマを、前記第1の部材に設けられた
    孔に嵌合させ、板状部材の一方の面から突出して形成さ
    れた第2の係合部を、前記第1の係合部に挿入して、前
    記板状部材を前記テーパコマの上に配置し、前記ボルト
    を、前記板状部材に設けられた穴に通し、前記テーパコ
    マの孔に挿入し、前記ボルト挿入用の孔に予め設けられ
    ていた雌ネジに前記ボルトの雄ねじを締結し、前記ボル
    トに形成された第4の係合部を、前記一方の面とは反対
    の面から突出して設けられた第3の係合部に係合させる
    ことを特徴とするねじ固定方法。
  28. 【請求項28】被締結部材をボルトを用いて締結するね
    じ締結構造において、前記被締結部材に開けられた孔に
    嵌合するものであり、前記ボルトが緩む方向への回転を
    防止すべく設けられた第1の係合部と、前記ボルト挿入
    用の貫通孔とを有するテーパコマと、前記第1の係合部
    に係合する第2の係合部と、前記ボルトが貫通する穴
    と、前記穴の内周部に設けられた第3の係合部とを有す
    る板状部材と、前記被締結部材に対する自身の緩む方向
    への回転を防止するために、前記第3の係合部と係合す
    る第4の係合部を有する前記ボルトとを有することを特
    徴とするねじ締結構造。
  29. 【請求項29】請求項28に記載のねじ締結構造におい
    て、前記第3の係合部は、前記穴の内周部において、前
    記板状部材の中心角を3等分する位置に形成されている
    ことを特徴とするねじ締結構造。
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