JP2509446B2 - 金属板へのおねじ固着方法 - Google Patents

金属板へのおねじ固着方法

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JP2509446B2
JP2509446B2 JP16145593A JP16145593A JP2509446B2 JP 2509446 B2 JP2509446 B2 JP 2509446B2 JP 16145593 A JP16145593 A JP 16145593A JP 16145593 A JP16145593 A JP 16145593A JP 2509446 B2 JP2509446 B2 JP 2509446B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板へのおねじ固着
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属板へのおねじ固着方法として
は、図5に示す方法が知られている。これは、金属板1
にあけられた孔2にボルト3を挿入し、ナット4によっ
てボルト3を金属板1に固着させる方法である。また、
図6に示す方法は、金属板1にボルト3を溶接するもの
である。さらに、図7に示すものは特公昭50−373
41号に記載されているものであって、ボルト3は、円
盤形状の頭部5と、六角形形状の段軸部6、螺軸7とを
有している。そして、金属板1にはボルト3の段軸部6
よりやや大きい六角形形状の角孔8が形成されている。
そして、金属板1の角孔8にボルト3の段軸部6を挿入
し、この段軸部6を図示しないパンチでボルト3の軸線
方向の螺軸7側から頭部5側へ押圧することにより段軸
部6の外周部が剪断拡径するとともに金属板1の角孔8
にも変形を生じさせてボルト3を金属板1に固着するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の技
術のうち、図5に示す方法では部材9と金属板1との間
にはナット4が介在するので、部材9と金属板1との間
にはナット4の高さに相当する隙間が生じる。また、図
6に示すボルト3を金属板1に溶接する方法では、ボル
ト3に溶接に適する材料を使用しなければならないとい
う制約が生じるとともに溶接後の金属板1に歪が発生す
る等の問題がある。さらに、特公昭50−37341号
公報に記載の図7に示す方法のものは、ボルト3の固着
にパンチ等の工具を必要とし、しかも、ボルト3、金属
板1を変形させるので強度が低下する等の問題があっ
た。
【0004】本発明はこれに鑑み、特殊な工具を必要と
せずに簡単におねじを金属板に固着させることのできる
方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため本発明は、おねじの頭部にこのおねじの軸線
に平行な凹凸条溝を形成し、この頭部の座面に複数の切
欠段部を形成するとともに、金属板に前記頭部の径とほ
ぼ等しい径を有するバーリング孔を形成し、このバーリ
ング孔の周壁部をコ字状に切断して金属板の面に平行に
内側へ折曲した係止爪を設け、おねじの切欠段部を前記
係止爪に整合するように前記バーリング孔の周壁部にお
ねじの頭部を圧入し、前記凹凸条溝と前記バーリング孔
の周壁部内面に固定させるとともに前記係止爪を前記切
欠段部に係合させて金属板におねじを固着させる方法で
ある。
【0006】
【作用】上記金属板へのおねじ固着方法は、頭部の切欠
段部を金属板の係止爪に整合させて凹凸条溝の形成され
ているおねじの頭部をバーリング孔へ圧入することによ
り、頭部がバーリング孔の周壁部内面に固定されるとと
もに、係止爪は切欠段部に係合されておねじは金属板に
固着される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の金属板へのおねじ固着方法を
実施するためのおねじと金属板とを図1〜図3を参照し
て説明する。
【0008】おねじとしてのボルト10は、図1に示す
ように頭部11と螺軸12とを有し、頭部11は円柱形
形状とされ、周面にはボルト10の軸線に平行に凹凸条
溝13が形成されている。そして、頭部11の螺軸12
側の端部の対称的の位置の複数個所(本実施例では2個
所)には長方形形状の切欠段部14が形成されている。
【0009】一方、金属板15には図2に示すようにボ
ルト10の頭部11の直径にほぼ等しい直径で、頭部1
1の高さにほぼ等しい高さを有するバーリング孔16が
形成されている。そして、バーリング孔16の周壁部1
7の対応する対称的な複数個の位置(本実施例では2個
所)にはボルト10の切欠段部14の巾よりもやや短い
巾で周壁部17の高さのほぼ2/3位をコ字状に切断し
金属板15の面に平行に内側へ折曲した係止爪18が形
成されている。
【0010】図4は、係止爪18の他の実施例を示すも
ので、バーリング孔16の周壁部17の高さ全体を切断
し内側へ折曲している。
【0011】次に、このボルト10の金属板15への固
着方法を説明する。
【0012】ボルト10の頭部11の切欠段部14をバ
ーリング孔16の係止爪18に整合させボルト10の頭
部11をバーリング孔16へ圧入する。すると、頭部1
1の凹凸条溝13がバーリング孔16の周壁部17の内
面に食い込みつつ進入するとともに、頭部11の切欠段
部14が金属板15の係止爪18と係合し、図4に示す
ように、ボルト10の頭部11がバーリング孔16内に
嵌合され、ボルト10は金属板に固着される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明による金属板
へのおねじ固着方法は、おねじの頭部にこのおねじの軸
線に平行な凹凸条溝を形成し、この頭部の座面に複数の
切欠段部を形成するとともに、金属板に前記頭部の径と
ほぼ等しい径を有するバーリング孔を形成し、このバー
リング孔の周壁部をコ字状に切断して金属板の面に平行
に内側へ折曲した係止爪を設け、おねじの切欠段部を前
記係止爪に整合するように前記バーリング孔の周壁部に
おねじの頭部を圧入し、前記凹凸条溝を前記バーリング
孔の周壁部内面に固定させるとともに前記係止爪を前紀
切欠段部に係合させて金属板におねじを固着するように
したので、金属板と締結すべき部品との間に隙間が生じ
ることはない。そして、おねじは、凹凸条溝とバーリン
グ孔および切欠段部と係止爪とにより金属板に固着され
るので、おねじが空回りすることはなく確実なおねじの
固着と部品の取付けとが行える。さらに、おねじの先端
に何かが当っておねじがこじられた場合でもバーリング
孔におねじの頭部が嵌合されているので、おねじが金属
板から脱落することはないなどの優れた効果がある。
又、この方法によると、おねじの材料として溶接に不適
当な高炭素鋼や合金鋼などを使用した高強度おねじを金
属板に溶接によらず固着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属板へのおねじ固着方法の一実施例
に使用するボルトの斜視図。
【図2】バーリング孔の一実施例を示す斜視図。
【図3】ボルトをバーリング孔に装着した場合を示す断
面図。
【図4】バーリング孔の他の実施例を示す斜視図。
【図5】従来のボルトの金属板への固着方法を示す側面
図。
【図6】従来のボルトの金属板への固着方法を示す側面
図。
【図7】従来のボルトの金属板への固着方法を示す部分
断面側面図。
【符号の説明】
10 ボルト 13 凹凸条溝 14 切欠け段部 15 金属板 16 バーリング孔 18 係止爪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板におねじを固着する方法において、
    おねじの頭部にこのおねじの軸線に平行な凹凸条溝を形
    成し、この頭部の座面に複数の切欠段部を形成するとと
    もに、金属板に前記頭部の径とほぼ等しい径を有するバ
    ーリング孔を形成し、このバーリング孔の周壁部をコ字
    状に切断して金属板の面に平行に内側へ折曲した係止爪
    を設け、おねじの切欠段部を前記係止爪に整合するよう
    に前記バーリング孔の周壁部におねじの頭部を圧入し、
    前記凹凸条溝を前記バーリング孔の周壁部内面に固設さ
    せるとともに前記係止爪を前記切欠段部に係合させて金
    属板におねじを固着するようにしたことを特徴とする金
    属板へのおねじ固着方法。
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