JPH10131976A - 回転体固定具 - Google Patents

回転体固定具

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JPH10131976A
JPH10131976A JP8291939A JP29193996A JPH10131976A JP H10131976 A JPH10131976 A JP H10131976A JP 8291939 A JP8291939 A JP 8291939A JP 29193996 A JP29193996 A JP 29193996A JP H10131976 A JPH10131976 A JP H10131976A
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hole
tightening
diameter
bolt
deformation portion
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JP8291939A
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Takahiro Nishikawa
隆博 西川
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸から容易に分離できるようにした回転体固
定具を提供する。 【解決手段】 分割スリット6で分けられた径収縮変形
部4の2つの部分の一方に締付ボルト7を分割スリット
と交差する方向に外周面側から挿入可能なボルト挿通孔
13’が貫通して形成され、他方に締付ボルト7が螺合
されるねじ孔14が形成されている。ボルト挿通孔の入
口に形成されている締付ボルトの頭部7Aを収容する切
欠部15の底部に前記頭部を当接して支持する座面15
Aが設けられ、前記座面はその法線Nが締付孔5に軸8
を嵌合させた状態で締付ボルトを締付けて径収縮変形部
を弾性変形させたときにねじ孔の軸線Xと略平行になる
ように、径収縮変形部の弾性変形前の状態であらかじめ
所定角度α傾斜して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体を軸に固定
するための回転体固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プーリや歯車等の回転体をキー等
を用いずに軸に固定する場合に、回転体のボスの中心孔
と軸との間に介在させて両者を摩擦力によって固定する
回転体固定具が用いられている。
【0003】図9は、このような回転体固定具の一例を
示す斜視図であって、同図に示すように回転体固定具
1’は、鋼やアルミニウム等の弾性変形可能な材料によ
って円筒状に形成され、その外周面に切り込まれたスリ
ット2によって、径拡大変形部3と径収縮変形部4’と
に区分されている。
【0004】前記径収縮変形部4’は、その中心部に締
付孔5が形成され、前記締付孔5を略直径方向に横断す
る分割スリット6によって2つの部分に分割されてお
り、また、締付孔5の片側には、前記分割スリット6を
横断するように締付ボルト7が装着されている。
【0005】図10は、前記回転体固定具1’によっ
て、軸8に回転体9を固定した状態を示すもので、分割
スリット6の位置における軸方向断面図である。同図に
示すように、径拡大変形部3の中心部には貫通孔10が
前記締付孔5と軸線を一致させて形成されており、締付
孔5と貫通孔10を軸8が貫通している。また、径拡大
変形部3の外周面は、回転体9のボス9Aの中心孔9B
に嵌合している。
【0006】径拡大変形部3には、その外周面の1カ所
から貫通孔10に達する拡径スリット11が半径方向に
切欠形成されていて、前記拡径スリット11は、分割ス
リット6の締付孔5に対して締付ボルト7が横断してい
る側の反対側の部分と軸方向に連通していとともに、径
拡大変形部3と径収縮変形部4’との間をつないでいる
連続部12の中央を、半径方向に2分している。
【0007】図11は、図10のA−A線位置における
矢印方向から見た径収縮変形部4’の横断面図であっ
て、この図に示すように、前記締付ボルト7は分割スリ
ット6で分割されている径収縮変形部4’の一方の側に
形成されているボルト挿通孔13’に外周面側から挿入
され、他方の側に前記ボルト挿通孔13’と軸線を一致
させて形成されているねじ孔14と螺合している。
【0008】前記ボルト挿通孔13’の入口部分には、
締付ボルト7の頭部7Aを受け入れるための切欠部1
5’が形成されており、前記切欠部15’の底部は、前
記頭部7を支持する座面15’Aとなっている。なお、
図11は、締付ボルト7は緩んでいて、その頭部7Aが
座面15’Aに当接していない状態を示している。
【0009】前述した回転体固定具1’を用いて図10
に示すように回転体9を軸8に固定する場合には、軸8
に挿通した回転体9の中心孔9Bに回転体固定具1’の
径拡大変形部3側の外周面を嵌合し、また、回転体固定
具1’を軸8に挿通した状態で、締付ボルト7を回転体
固定具1’の側方からレンチ等の工具によって締め付け
る。
【0010】そうすると、径収縮変形部4’のねじ孔1
4に螺合されている締付ボルト7の回転に伴って、前記
締付ボルト7が貫通している分割スリット6の両側の部
分は弾性変形して互いに引き寄せられ、締付孔5の左右
両側の内周面は軸8の外周面に圧接される。
【0011】そして、締付ボルト7をさらに締め付けて
いくと、図12に示すように、前記締付孔5に対して締
付ボルト7の貫通している側と反対側の部分の分割スリ
ット6の間隔が拡がり始める。それに伴って、連続部1
2によって径収縮変形部4’と連続している図10に示
す径拡大変形部3の拡径スリット11の間隔が弾性変形
して拡がってくる。 拡径スリット11の間隔が拡がる
と、径拡大変形部3の外周面も外側に拡がってボス9A
の中心孔9Bの内周面に圧着し、図10に示すように回
転体9は径拡大変形部3に固定される。
【0012】そして、ボス9Aの中心孔9Bの内周面に
よって、径拡大変形部3の外周面の外側への変位が拘束
された状態になると、拡径スリット11はそれ以上間隔
が拡がることができなくなり、締付ボルト7の締付けに
よって、締付孔5の内周面が軸7に強く圧接されて軸8
に径収縮変形部4’が固定され、回転体固定具1’を介
して軸8と回転体9とが一体に固定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述したように構成さ
れている回転体固定具は、図12に示すように、締付ボ
ルト7を固く締め付けた状態では、分割スリット6の間
隔は締付孔5に対して締付ボルト7側では狭まり反対側
では拡がるため、締付ボルト7の頭部7Aが当接してい
る座面15’Aの法線Nがねじ孔14の軸線Xに対して
傾斜する。
【0014】そのため、通常の使用状態では問題を生じ
ないが、締付ボルト7を過剰に締め付けた場合には、締
付ボルト7が曲がってその頭部7Aが傾いてしまうた
め、締付ボルト7を緩める際に、その頭部7Aの側面が
切欠部15の側面と干渉し、締付ボルト7を緩めること
ができなくなる場合があった。
【0015】また、締付ボルト7の過剰な締付けによっ
て回転体固定具1’に弾性変形の範囲を超える変形が生
じたり、あるいは、過剰な負荷トルクが回転体固定具
1’に加わって、締付孔5の内周面と軸8の外周面との
間でスリップを生じた場合には、締付ボルト7を緩める
ことができたとしても、締付孔5の内周面が軸8の外周
面に焼付いたり噛み込んで回転体固定具1’が軸8から
分離できなくなる場合があり、その場合、軸8の軸端側
へハンマー等を用いて回転体固定具1’を叩き出す方法
もあるが、特に軸8がモータの軸のような場合には、回
転体固定具1’を軸端の反対側からハンマーで叩くスペ
ースがなく、モータの軸から回転体を取り外すことがで
きなくなる恐れがあった。
【0016】そこで、本発明は、前述したような従来の
回転体固定具を改良し、軸から容易に分離できるように
した回転体固定具を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転体の中心
孔に嵌合する外周面と軸が貫通する貫通孔とを有し、前
記外周面の1カ所に前記貫通孔まで達する半径方向の拡
径スリットが切欠形成された弾性変形可能な円筒状の径
拡大変形部と、前記軸に嵌合する締付孔を有するととも
に前記締付孔を略直径方向に横断する分割スリットによ
って2つの部分に分割された弾性変形可能な径収縮変形
部とを備えており、径収縮変形部は、径拡大変形部に隣
接配置されて前記2つの部分が径拡大変形部の拡径スリ
ット近傍の両側部分とそれぞれ一体に変位するように連
結されているとともに、前記締付孔に対して径拡大変形
部と連結されている側の反対側で分割スリットを横断す
るように径収縮変形部に貫通されている締付ボルトによ
って前記2つの部分どうしが相互に連結されている回転
体固定具を対象としたものである。
【0018】そして、前記目的を達成するため、本発明
の第1のものは、径収縮変形部の2つの部分の一方に締
付ボルトを分割スリットと交差する方向に外周面側から
挿入可能なボルト挿通孔が貫通して形成され、他方に前
記締付ボルトが螺合されるねじ孔が形成され、前記ボル
ト挿通孔の入口に形成された締付ボルトの頭部を収容す
る切欠部の底部に前記頭部を当接して支持する座面が設
けられ、前記座面はその法線が締付孔に軸を嵌合させた
状態で締付ボルトの締付けによって径収縮変形部を弾性
変形させたときに、前記ねじ孔の軸線と略平行になるよ
うに、径収縮変形部が弾性変形していない状態であらか
じめ所定角度傾斜して形成されている。
【0019】また、本発明の第2のものは、径収縮変形
部の2つの部分の一方に形成されている分割スリットと
交差する方向に形成されたねじ孔に螺合される分離ねじ
部材と、前記2つの部分の他方に設けられ、前記分離ね
じ部材と当接可能な分離ねじ当接部とを有し、前記分離
ねじ部材を螺進させて分離ねじ当接部に押接することに
より、分割スリットの少なくとも締付孔に対して締付ボ
ルトが横断する側を拡開させて締付孔内周面を軸の外周
面から分離するように構成されている。
【0020】さらに、本発明の第3のものは、径収縮変
形部の2つの部分の一方に締付ボルトを分割スリットと
交差する方向に外周面側から挿入可能なボルト挿通孔が
貫通して形成され、他方に前記締付ボルトが螺合される
ねじ孔が形成され、前記ボルト挿通孔に挿通されて前記
ねじ孔に螺合される締付ボルトを緩めた位置で前記締付
ボルトの頭部に当接して前記締付ボルトの抜出しを阻止
するストッパねじが螺合されるねじ穴が前記2つの部分
の一方に締付ボルトの軸線と交差する方向に形成されて
いる。
【0021】
【作用】本発明の回転体固定具を用いて回転体を軸に固
定する場合に、径拡大変形部の貫通孔と径収縮変形部の
締付孔とを軸に嵌挿するとともに、径拡大変形部の外周
面を回転体のボス等に形成されている中心孔に嵌合させ
る。
【0022】そして、軸に対する回転体の取付位置を位
置決めした後、締付ボルトをレンチ等の工具で締め付け
ると、分割スリットで2分割された径収縮変形部の締付
ボルトの近傍の部分は互いに引き寄せられて、締付孔の
内周面は軸の外周面に圧接される。
【0023】締付ボルトをさらに締め付けていくと、前
記締付孔に対して締付ボルトの貫通している側と反対側
の部分の分割スリットの間隔が弾性変形して拡がり、そ
れに伴って、径拡大変形部の拡径スリットの間隔が拡が
って、径拡大変形部の外周面が前記中心孔の内周面に押
し付けられる。
【0024】前記内周面によって、径拡大変形部の外周
面の外側への変位が拘束される状態になると、拡径スリ
ットはそれ以上間隔が拡がることができなくなり、締付
ボルトの締め付けによって、締付孔の内周面が軸に強く
圧接されて径収縮変形部が固定されるとともに径拡大変
形部は回転体に固定されるので、回転体固定具を介して
軸と回転体とが一体に固定される。
【0025】本発明の回転体固定具のうち、第1のもの
においては、締付ボルトの締付けによって径収縮変形部
が弾性変形する結果生じる締付ボルト頭部を支持してい
る座面の傾斜が、あらかじめ付けられている座面の傾斜
と相殺し、締付ボルトを締付けた状態では、前記締付ボ
ルトが螺合しているねじ孔の軸線と座面の法線とが略平
行になる。
【0026】その結果、締付ボルトの頭部は曲げられる
ことなく座面全周で一様に支持されるので、締付ボルト
頭部が傾いて、締付ボルトを緩める際に頭部側面が前記
頭部を収容している回転体固定具の切欠部側面と干渉す
るようなことがなく、容易に緩めることができる。
【0027】また、本発明の回転体固定具のうち、第2
のものにおいては、締付ボルトの過剰な締付けによって
回転体固定具が弾性変形の範囲を超える変形を受けた
り、過剰な負荷トルクによって締付孔の内周面が軸の外
周面に対してスリップして、締付孔内周面と軸の外周面
との間に焼付きや噛込みが生じた場合に、分離ねじ部材
を前記径収縮変形部の2つの部分の一方に形成されてい
るねじ孔に螺合させて回転させ、分離ねじ部材を他方の
分離ねじ部材当接部に当接させる。
【0028】そして、分離ねじ部材を同方向にさらに回
転させると、分離ねじ部材が分離ねじ部材当接部を押圧
するため、分割スリットの少なくとも締付孔に対して締
付ボルトが横断する側が拡開し、締付孔内周面と軸の外
周面との間の焼付きや噛込みが解除されて両者は分離
し、回転体固定具を軸から取り外すことが可能となる。
さらに、本発明の回転体固定具のうち、第3のものにお
いては、径収縮変形部の2つの部分の一方に締付ボルト
の軸線と交差する方向に形成されているねじ穴にストッ
パねじを螺合固定した状態で使用する。
【0029】そして、締付ボルトの過剰な締付けによっ
て回転体固定具が弾性変形の範囲を超える変形を受けた
り、過剰な負荷トルクによって締付孔の内周面が軸の外
周面に対してスリップして、締付孔内周面と軸の外周面
との間に焼付きや噛込みが生じた場合に、ストッパねじ
を緩めて、締付ボルトを緩めたときに締付ボルトの頭部
と当接する位置までねじ穴から突出させる。
【0030】次に、締付ボルトを緩めてその頭部をスト
ッパねじの側面に当接させ、さらに締付ボルトを緩む方
向に回転させると、締付ボルト頭部がストッパねじの側
面を押圧するため、分割スリットの締付孔に対して締付
ボルトが横断する側が拡開し、締付孔内周面と軸の外周
面との間の焼付きや噛込みが解除されて両者は分離し、
回転体固定具を軸から取り外すことが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の回転体固定具の第1実施例を示
す、径収縮変形部の締付ボルト貫通位置の横断面図であ
って、径拡大変形部については前述した図9〜図12に
示す従来の回転体固定具1’と異なる点はないため、図
示を省略している。また、図9〜図12に示す回転体固
定具1’と同一構成部分については、これらの図中の番
号と同一の番号を図1中でも用いている。
【0032】すなわち、本実施例の回転体固定具1は、
ボルト挿通孔13’の入口に形成されている切欠部15
の底部に設けられている座面15Aの法線Nが、図1に
示すように締付ボルト7を締め付けていない状態におい
ては、ねじ孔14の軸線Xに対して締付孔5側に角度α
傾斜しているもので、この点以外は、前述した従来の回
転体固定具1’と同様に構成されている。前記角度α
は、通常2〜6度の範囲内で設定することができ、3度
程度が最適である。
【0033】図2は、回転体固定具1の締付孔5に軸8
を嵌合して締付ボルト7を締め付けた状態を示す横断面
図であって、図示していないが、径拡大変形部の外周面
はこの際、前述した図10のように、回転体の中心孔に
嵌合してある。図2に示すように、回転体固定具1の径
収縮変形部4は締付ボルト7の締付けによって弾性変形
し、分割スリット6の間隔は、締付孔5に対して締付ボ
ルト7側では狭まり、一方反対側では拡がる。
【0034】その結果、径収縮変形部4の弾性変形によ
って生じる座面15Aの傾斜があらかじめ付けられてい
る角度αの傾斜と相殺して、締結ボルト7の締付け時に
は、ねじ孔14の軸線と座面15Aの法線とが略平行に
なり、締付ボルト7の頭部7Aは曲げられることなく座
面15A全周で支持される。したがって、締付ボルト7
を過度に締め付けた場合にも、頭部7Aが傾いて、その
側面が切欠部15の側面と干渉するようなことがないた
め、容易に緩めることが可能となる。
【0035】次に図3は、本発明の回転体固定具の第2
実施例を示すもので、径収縮変形部の締付ボルト貫通位
置の横断面図である。この実施例においても、前述した
第1実施例の場合と同様に径拡大変形部については前述
した図9〜図12に示す従来の回転体固定具1’と異な
る点はないため、図示を省略している。また、図9〜図
12に示す回転体固定具1’と同一構成部分について
は、これらの図中の番号と同一の番号を図1中でも用い
ている。
【0036】図3に示す回転体固定具1Aは、径収縮変
形部4Aに形成されているボルト挿通孔13の入口側、
すなわち、座面15’A側の一部がねじ孔Jとなってい
る。前記ねじ孔Jの内径は、締付ボルト7の外周面に螺
設されているねじ面と干渉を生じない大きさに設定され
ており、回転体固定具1Aは、前述した図9〜図12に
示す回転体固定具1’と同様にして使用される。
【0037】ところが、締付ボルト7の過剰な締付けに
よって回転体固定具1Aに弾性変形の範囲を超える変形
が生じたり、あるいは、過剰な負荷トルクが回転体固定
具1Aに加わって、締付孔5の内周面と軸8の外周面と
の間でスリップが生じて締付孔5の内周面が軸8の外周
面に焼き付いたり噛込んでしまった場合、締付ボルト7
を緩めても回転体固定具1Aが軸8から分離できないこ
とがある。
【0038】この場合には、締付ボルト7をボルト挿通
孔13から抜き出して、代わりにボルト挿通孔13の一
部を形成しているねじ孔Jに図4に示すように座面1
5’A側から分離ねじ部材当接部を構成する短円筒状の
プラグねじ16を螺着し、次いで、取り外した締付ボル
ト7をねじ孔14側から螺入してその先端を分割スリッ
ト6を越えて前記プラグねじ16の端面に当接させる。
【0039】ここから、さらに分離ねじ部材として用い
られる締付ボルト7を回転させると、分離ねじ部材当接
部として機能するプラグねじ16の端面は、締付ボルト
7の先端で押されるため、分割スリット6は強制的に拡
開され、締付孔5の内周面が軸8の外周面から分離され
る。なお、この実施例では、ボルト挿通孔13から抜き
出した締付ボルト7を回転体固定具1Aを軸8から分離
するために用いる分離ねじ部材に兼用しているが、締付
ボルト7とは別の分離ねじ部材を用いてもよい。
【0040】また、図示していない径拡大変形部の外周
面と回転体のボスの中心孔内周面とが焼き付いて分離で
きなくなっている場合には、回転体固定具1Aとともに
回転体を軸8から取り外した後で、ハンマー等を用いて
径拡大変形部をボスの中心孔から分離することができ
る。
【0041】次に、図5は本発明の回転体固定具の本発
明の回転体固定具の第3実施例を示すもので、径収縮変
形部の締付ボルト貫通位置の横断面図である。この実施
例の回転体固定具1Bは、前述した第2実施例のものと
同様に、径収縮変形部4Bに形成されている分割スリッ
ト6を強制的に拡開するために、ボルト挿通孔13Aに
螺合するプラグねじ16Aが用いられているが、本実施
例においては、前記プラグねじ16Aを分離ねじ部材と
して用いており、また、ボルト挿通孔13Aが全長に亘
ってねじ孔に形成されて、プラグねじ16Aが分割スリ
ット6側に突出可能に構成されている。
【0042】前記回転体固定具1Bによって軸8と図示
しない回転体とを結合する場合には、前述した各実施例
のものと同様にして、プラグねじ16Aは取り外して代
わりに図示しない締付ボルトを挿通孔13Aを通してね
じ孔14に螺合し、その頭部を切欠部15’の座面1
5’Aに支持させて締め付ける。
【0043】締付ボルトを緩めても回転体固定具1Bが
軸から分離できなくなった場合には、締付ボルトを抜き
取った後、図5に示すように、プラグねじ16Aをボル
ト挿通孔13Aに螺合して、その突出端周辺部を前記分
割スリット6側に面するねじ孔14の開口部周囲に当接
させる。
【0044】そして、プラグねじ16Aをさらに螺進さ
せることによって分割スリット6が強制的に拡開され、
締付孔5の内周面が軸8の外周面から分離される。本実
施例では、前記ねじ孔14の開口部周囲を分離ねじ部材
当接部として利用している。
【0045】次に、図6は本発明の回転体固定具の第4
実施例を示すもので、径収縮変形部の締付ボルト貫通位
置の横断面図である。この実施例の回転体固定具1Cで
は、径収縮変形部4Cに切欠部15’に開口するねじ穴
17が形成され、前記ねじ穴17にボルト挿通孔13’
からの締付ボルト7の抜け出しを阻止するストッパねじ
18が螺入されている。前記ねじ穴17は、その軸線が
ねじ孔14に螺合されている締付ボルト7の軸線と交差
するように、径収縮変形部4Cの半径方向外側へ向けて
斜めに形成されている。
【0046】また前記ストッパねじ18は、ねじ孔14
に螺合された締付ボルト7を緩める方向に回転させたと
きに、その頭部7Aにストッパねじ18の側面が当接し
て締付ボルト7の抜出しが阻止され、且つ、締付ボルト
7を回転させる工具Tと干渉しない位置にねじ穴17か
らの突出量を調整して使用される。
【0047】また、締付ボルト7を抜き取る場合には、
ストッパねじ18をねじ穴17の奥までねじ込むことに
よって、締付ボルト7の頭部7Aを通過させることがで
きる。前述したように構成されている図6に示す回転体
固定具1Cは、ストッパねじ18をねじ穴17に奥まで
螺入させて固定した状態で使用する。
【0048】そして、回転体固定具1Cを軸8から取り
外す場合には、ストッパねじ18を緩めて、締付ボルト
7を回転させる工具Tと干渉しない位置までねじ穴17
から突出させてから、締付ボルト7を緩む方向に回転さ
せて行くと、その頭部7Aがストッパねじ18の側面に
当接する。通常は、締付ボルト7をここまで緩めるまで
に、径収縮変形部4Cはその弾性復元力によって戻り変
形して締付孔5の内周面は軸8の外周面を開放する。ま
た、同時に図示していない径拡大変形部の外周面も回転
体ボス孔の中心孔内周面を開放して、軸と回転体の結合
が解除される。
【0049】しかし、締付ボルト7をここまで緩めても
回転体固定具1Cが軸8から分離できない場合には、頭
部7Aをストッパねじ18と当接させた状態から締付ボ
ルト7をさらに緩む方向に回転させると、頭部7Aがス
トッパねじ18側面を押圧するため、分割スリット6は
強制的に拡開されて、締付孔5の内周面が軸8の外周面
から分離される。
【0050】本実施例ではストッパねじ18を分離ねじ
部材当接部とし、これに対して分離ねじ部材となる締付
ボルト7の頭部7Aを当接させているが、製造コストの
低下を図るために、ねじ穴17の代わりにねじを形成し
ていない内周面が平滑な穴を形成し、ここに、ストッパ
ねじ18の代わりに締付ボルト7の頭部7Aに突出端側
が当接するピンを嵌入した構造としてもよい。
【0051】さらに、図7及び図8は、本発明の回転体
固定具の第5実施例を示す径収縮変形部の締付ボルト貫
通位置の横断面図であって、この実施例の回転体固定具
1Dは、径収縮変形部4Dの締付孔5に対して締付ボル
ト7が横断する側の反対側において、分割スリット6で
分割されている2つの部分の一方にねじ孔19が形成さ
れ、他方に前記ねじ孔19に略同軸に分離ボルト挿通孔
20が形成されている。
【0052】前記分離ボルト挿通孔20の入口部分に
は、図8に示すように前記ねじ孔19に螺合される分離
ねじ部材としての分離ボルト21の頭部21Aを受け入
れるための切欠部22が形成されており、前記切欠部2
2の底部は、前記頭部21Aを支持する分離ねじ部材当
接部として機能する座面22Aとなっている。
【0053】本実施例の回転体固定具1Dは、ねじ孔1
9、分離ボルト挿通孔20、切欠部22を形成し、分離
ボルト21が分割スリット6を横断している点を除け
ば、前述した図9〜図12に示す回転体固定具1’と同
様に構成されている。
【0054】図7に示すように、回転体固定具1Dによ
って軸8に図示していない回転体を結合するときは、締
付ボルト7をボルト挿通孔13’を貫通させてねじ孔1
4に螺合して締め付けているが、回転体固定具1Dを軸
8から分離する際に、締付孔5の内周面と軸8の外周面
との焼付きによって、回転体固定具1Dを軸8から分離
できなくなった場合には、締付ボルト7を抜いて分離ボ
ルト21を分離ボルト挿通孔20を貫通させてねじ孔1
9へ螺合する。
【0055】そして、分離ボルト21を締め付けていく
と、締付孔5に対して分離ボルト21側で分割スリット
6は間隔が狭くなり反対側で拡がる。この際、締付孔5
内周面と軸8の外周面との間に滑りが生じ、両者の焼付
きが解除される。
【0056】また、分離ボルト21の締付けによって、
分割スリット6両側の連続部12,12を介して、図示
していない径拡大変形部の拡径スロットの間隔が狭ま
り、径拡大変形部外周面と回転体の中心孔内周面とが焼
付き等によって分離されていない場合にも、両者を強制
的に分離することができる。ここで、今度は分離ボルト
21を逆に緩めていくと、回転体固定具1Dの弾性復元
力によって、分割スリット6の間隔が拡がって締付孔5
内周面から軸8が開放される。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
した発明によれば、締付ボルトを過度に締め付けた場合
にも、締付ボルトが曲がって頭部が傾き、締付ボルトを
緩める際に頭部側面が前記頭部を収容している切欠部側
面と干渉するようなことがないため、容易に緩めること
ができ、軸から回転体固定具を分離する作業を容易に行
うことができる。
【0058】また、請求項2に記載した発明によれば、
締付ボルトの過剰な締付けによって回転体固定具が弾性
変形の範囲を超える変形を受けた場合や、過剰な負荷ト
ルクによって締付孔の内周面が軸の外周面に対してスリ
ップした場合に、締付孔内周面と軸の外周面との間に焼
付きや噛込みが生じても、分離ねじ部材を回動させるこ
とによって径収縮変形部の締付孔内周面を軸の外周面か
ら強制的に分離させることができ、軸から回転体固定具
を分離する作業を容易に行うことができる。さらに、請
求項3に記載した発明によれば、回転体固定具をストッ
パねじを装着したまま使用することができ、軸から回転
体固定具を分離する作業がさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転体固定具の第1実施例を示す、
径収縮変形部の締付ボルトを緩めた状態での締付ボルト
貫通位置の横断面図である。
【図2】 図1の回転体固定具の締付ボルトを締め付け
た状態を示す、径収縮変形部の締付ボルト貫通位置の横
断面図である。
【図3】 本発明の回転体固定具の第2実施例を示す、
軸締結時における径収縮変形部の締付ボルト貫通位置の
横断面図である。
【図4】 図3の回転体固定具の軸分離時における径収
縮変形部の締付ボルト貫通位置の横断面図である。
【図5】 本発明の回転体固定具の第3実施例を示す、
径収縮変形部の締付ボルト貫通位置の横断面図である。
【図6】 本発明の回転体固定具の第4実施例を示す、
径収縮変形部の締付ボルト貫通位置の横断面図である。
【図7】 本発明の回転体固定具の第5実施例を示す、
軸締結時における径収縮変形部の締付ボルト貫通位置の
横断面図である。
【図8】 図7に示す回転体固定具の軸分離時における
径収縮変形部の締付ボルト貫通位置の横断面図である。
【図9】 従来の回転体固定具の外観を示す斜視図であ
る。
【図10】 図9の回転体固定具によって軸と回転体を
結合した状態を示す縦断面図である。
【図11】 図10のA−A線位置における矢印方向か
ら見た、締付ボルトを緩めた状態における径収縮変形部
の横断面図である。
【図12】 図10のA−A線位置における矢印方向か
ら見た、締付ボルトを締め付けた状態における径収縮変
形部の横断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1’ 回転体固定具 2 スリット 3 径拡大変形部 4,4A,4B,4C,4D,4’ 径収縮変形部 5 締付孔 6 分割スリット 7 締付ボルト 7A 頭部 8 軸 9 回転体 9A ボス 9B 中心孔 10 貫通孔 11 拡径スリット 12 連結部 13,13A,13’ ボルト挿通孔 14 ねじ孔 15,15’ 切欠部 15A,15’A 座面 16,16A プラグねじ 17 ねじ穴 18 ストッパねじ 19 ねじ孔 20 分離ボルト挿通孔 21 分離ボルト 21A 頭部 22 切欠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の中心孔に嵌合する外周面と軸が
    貫通する貫通孔とを有し、前記外周面の1カ所に前記貫
    通孔まで達する半径方向の拡径スリットが切欠形成され
    た弾性変形可能な円筒状の径拡大変形部と、 前記軸に嵌合する締付孔を有するとともに前記締付孔を
    略直径方向に横断する分割スリットによって2つの部分
    に分割された弾性変形可能な径収縮変形部とを備え、 径収縮変形部は、径拡大変形部に隣接配置されて前記2
    つの部分が径拡大変形部の拡径スリット近傍の両側部分
    とそれぞれ一体に変位するように連結されているととも
    に、前記締付孔に対して径拡大変形部と連結されている
    側の反対側で分割スリットを横断するように径収縮変形
    部に貫通されている締付ボルトによって前記2つの部分
    どうしが相互に連結されている回転体固定具において、 径収縮変形部の2つの部分の一方に締付ボルトを分割ス
    リットと交差する方向に外周面側から挿入可能なボルト
    挿通孔が貫通して形成され、他方に前記締付ボルトが螺
    合されるねじ孔が形成され、 前記ボルト挿通孔の入口に形成された締付ボルトの頭部
    を収容する切欠部の底部に前記頭部を当接して支持する
    座面が設けられ、前記座面はその法線が締付孔に軸を嵌
    合させた状態で締付ボルトの締付けによって径収縮変形
    部を弾性変形させたときに、前記ねじ孔の軸線と略平行
    になるように、径収縮変形部が弾性変形していない状態
    であらかじめ所定角度傾斜して形成されていることを特
    徴とする回転体固定具。
  2. 【請求項2】 回転体の中心孔に嵌合する外周面と軸が
    貫通する貫通孔とを有し、前記外周面の1カ所に前記貫
    通孔まで達する半径方向の拡径スリットが切欠形成され
    た弾性変形可能な円筒状の径拡大変形部と、 前記軸に嵌合する締付孔を有するとともに前記締付孔を
    略直径方向に横断する分割スリットによって2つの部分
    に分割された弾性変形可能な径収縮変形部とを備え、 径収縮変形部は径拡大変形部に隣接配置されて前記2つ
    の部分が径拡大変形部の拡径スリット近傍の両側部分と
    それぞれ一体に変位するように連結されているととも
    に、前記締付孔に対して径拡大変形部と連結されている
    側の反対側で分割スリットを横断するように径収縮変形
    部に貫通されている締付ボルトによって前記2つの部分
    どうしが相互に連結されている回転体固定具において、 径収縮変形部の2つの部分の一方に形成されている分割
    スリットと交差する方向に形成されたねじ孔に螺合され
    る分離ねじ部材と、 前記2つの部分の他方に設けられ、前記分離ねじ部材と
    当接可能な分離ねじ当接部とを有し、 前記分離ねじ部材を螺進させて分離ねじ当接部に押接す
    ることにより、分割スリットの少なくとも締付孔に対し
    て締付ボルトが横断する側を拡開させて締付孔内周面を
    軸の外周面から分離するように構成されていることを特
    徴とする回転体固定具。
  3. 【請求項3】 回転体の中心孔に嵌合する外周面と軸が
    貫通する貫通孔とを有し、前記外周面の1カ所に前記貫
    通孔まで達する半径方向の拡径スリットが切欠形成され
    た弾性変形可能な円筒状の径拡大変形部と、 前記軸に嵌合する締付孔を有するとともに前記締付孔を
    略直径方向に横断する分割スリットによって2つの部分
    に分割された弾性変形可能な径収縮変形部とを備え、 径収縮変形部は径拡大変形部に隣接配置されて前記2つ
    の部分が径拡大変形部の拡径スリット近傍の両側部分と
    それぞれ一体に変位するように連結されているととも
    に、前記締付孔に対して径拡大変形部と連結されている
    側の反対側で分割スリットを横断するように径収縮変形
    部に貫通されている締付ボルトによって前記2つの部分
    どうしが相互に連結されている回転体固定具において、 径収縮変形部の2つの部分の一方に締付ボルトを分割ス
    リットと交差する方向に外周面側から挿入可能なボルト
    挿通孔が貫通して形成され、他方に前記締付ボルトが螺
    合されるねじ孔が形成され、 前記ボルト挿通孔に挿通されて前記ねじ孔に螺合される
    締付ボルトを緩めた位置で前記締付ボルトの頭部に当接
    して前記締付ボルトの抜出しを阻止するストッパねじが
    螺合されるねじ穴が前記2つの部分の一方に締付ボルト
    の軸線と交差する方向に形成されていることを特徴とす
    る回転体固定具。
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