JP6229118B2 - 配管部材の接続構造 - Google Patents
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まず、三角パッキン及びナットを取り付けた配管を本体部材の上流側及び下流側の端部に挿入する。次に、上記配管に取り付けられたナットを本体部材端部の雄螺子に螺合させる。この時、三角パッキンはナットによって本体部材側へと押圧されると共に、本体部材端部のテーパによって、内側方向へと締め付けるように変形することで水密に接続を行うことができる。
又、清掃口には袋ナットが、内部の封水が漏水しないように螺合によって接続されている。
一方の部材に設けられた複数の係合部と、他方の部材に設けられて前記係合部と噛み合う複数の被係合部よりなる緩み止め機構を有し、
適正位置まで螺合が行われた際に、常に少なくとも1つ以上の係合部が被係合部と噛み合うが、残る係合部の内、常に少なくとも1つ以上の係合部が被係合部と噛み合わないことを特徴とする配管部材の接続構造である。
部材の側面同士が当接することによって配管部材が水密に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の配管部材の接続構造である。
部材の側面間でパッキンが挟持されることによって配管部材が水密に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の排水部材の接続構造である。
請求項2、請求項3に記載の本発明においては、係合部と被係合部との位置関係を明確にすることが可能となる。
請求項4に記載の本発明においては、係合部若しくは被係合部が、螺合軸を中心とする所定角度内において、それぞれが平行に並設されているため、配管部材を左右に割るだけで成型を行うことができる。本発明においては金型の形状が3方向以上となるなどの複雑な金型を使用することなく成型を行うことができる。
請求項5に記載の本発明においては、係合部が弾性を有するために、被係合部と係合する際や、当該係合を解除する際において、部材同士の破損を防ぐことができる。
請求項6に記載の本発明においては、部材の側面同士が当接することによって配管部材が水密に接続されることにより、より確実に配管部材同士が水密に接続可能となる。
請求項7に記載の本発明においは、部材の側面間でパッキンを挟持することで、より確実に配管部材同士が水密に接続可能となる。
係合部15は図3に示すように、清掃口12の外側面の上端部分において2箇所、清掃口12の周方向に延設されている。係合部15は一端が清掃口12の外周と連続し、上下(天地)方向に撓むことが可能なように形成された撓み部16と、撓み部16他端に設けられ、螺合の軸方向下方へ向けて突設された爪部17より構成されている。この爪部17は後述する袋ナット20の被係合部23と対応する(噛み合う)形状をしており、角度の異なる乗り越え面18と係止面19を有する。尚、上記乗り越え面18と係止面19はそれぞれ天地方向に対して所定の角度で傾斜しており、本実施形態においては乗り越え面18よりも係止面19の方が垂直に近い角度を成している。
又、2箇所設けられた係合部15は、それぞれ撓み部16の長さが異なるように形成されている。そのため、2箇所の爪部17は螺合の中心軸に対して正確に180°対向する軸対称の位置には設けられていない。
まず、螺合の開始段階においては、係合部15と被係合部23は離間した位置にあり、お互いに干渉しない。この状態において、被係合部23は螺合に伴い回転しながら係合部15へと漸次接近する。次に、被係合部23が係合部15へと接触し始めた状態では、撓み部16が被乗り越え面24に付勢されて上方に撓み、爪部17が被係合部23を乗り越えることにより、円滑に螺合を進めることができる。そして、凸部22と清掃口12の側面同士が当接し、水密が確保されるまで螺合が進んだ時、本体部材2と袋ナット20との接続(配管部材1の接続)が完了する。尚、この時、爪部17は被係合部23の溝状部にしっかりと噛み合って、袋ナット20の緩み止め機構として作用する。従って、本体部材2や袋ナット20に対し温度変化に伴う膨張/収縮や、何らかの衝撃が加わった際においても、螺合の緩みを防ぐことができる。
尚、被係合部23に乗り上げていた側の爪部17を被係合部23の溝状部に噛み合わせると、もう一方の爪部17は山状部に乗り上げた(噛み合わない)状態となる。即ち、本発明の接続構造においては、2箇所に設けられた係合部15の内、どちらか一方は必ず被係合部23と噛み合わず、山状部に乗り上げてしまうが、他方は必ず被係合部23と噛み合い、確実に緩み止めとして機能する。従って、係合部15の両方が被係合部23の山状部に乗り上げたまま螺合が終了してしまい、緩み止め機構が働かない、といった状況に陥ることがない。
尚、上記係止面19及び被係止面25は垂直には形成されていないため、一定以上の力を加えることで螺合を解除することができる。この時、係合部15の撓み部16が上方に撓むことで噛み合いを解除し、螺合の解除が可能となるため、袋ナット20を取り外す際の爪部17等の摩耗・破損を防ぎ、清掃口12より繰り返し清掃を行うことができる。
まず、螺合の開始段階においては、係合部15と被係合部23は離間した位置にあり、お互いに干渉しない。この状態において、被係合部23は螺合に伴い回転しながら係合部15へと漸次接近する。次に、被係合部23が係合部15へと接触し始めた状態では、係合部15が被係合部23の被乗り越え面24に付勢されて内側に撓み、係合部15が被係合部23を乗り越えることにより、円滑に螺合を進めることができる。そして、凸部22と清掃口12の側面同士が当接し、水密が確保されるまで螺合が進んだ時、本体部材2と袋ナット20との接続(配管部材1の接続)が完了する。尚、この時、係合部15は被係合部23の溝状部にしっかりと噛み合って、袋ナット20の緩み止め機構として作用する。従って、本体部材2や袋ナット20に対し温度変化に伴う膨張/収縮や、何らかの衝撃が加わった際においても、螺合の緩みを防ぐことができる。
尚、被係合部23に乗り上げていた側の爪部17を被係合部23の溝状部に噛み合わせると、もう一方の係合部15は内側に撓み、被係合部23に乗り上げた(噛み合っていない)状態となる。即ち、本発明の接続構造においては、2箇所に設けられた係合部15の内、どちらか一方は必ず被係合部23と噛み合わないが、他方は必ず被係合部23と噛み合い、確実に緩み止めとして機能する。従って、係合部15の両方が被係合部23と噛み合っていない状態で螺合が終了してしまい、緩み止め機構が働かない、といった状況に陥ることがない。
尚、被係合部23の被係止面25は被乗り越え面24よりも傾斜がなだらかに形成されており、一定以上の力を加えることで螺合を解除することができる。この時、係合部15が内側に撓むことで噛み合いを解除し、螺合の解除が可能となるため、袋ナット20を取り外す際の係合部15等の摩耗・破損を防ぎ、清掃口12より繰り返し清掃を行うことができる。
第三実施形態に係る係合部15は係合部15a、15bからなる3つの山部分より構成されている。係合部15aは清掃口11の中心軸(螺合軸)と交わる方向に向けて形成されており、係合部15bは上記係合部15aの両隣において、係合部15aと平行に並設されている。即ち、係合部15は螺合軸を中心として角度θの範囲内において、それぞれが平行に並設されている。
2 本体部材
3 流入口
4 流出口
5、13 雄螺子部
6 テーパ
7 パッキン
8 ナット
9、21 雌螺子部
10 屈曲部
12 清掃口
15 係合部
16 撓み部
17 爪部
18 乗り越え面
19 係止面
20 袋ナット
22 凸部
23 被係合部
24 被乗り越え面
25 被係止面
30 パッキン
35 直管部材
100 上流側配管
101 下流側配管
Claims (7)
- 螺合による配管部材の接続構造であって、
一方の部材に設けられた複数の係合部と、他方の部材に設けられて前記係合部と噛み合う複数の被係合部よりなる緩み止め機構を有し、
適正位置まで螺合が行われた際に、常に少なくとも1つ以上の係合部が被係合部と噛み合うが、残る係合部の内、常に少なくとも1つ以上の係合部が被係合部と噛み合わないことを特徴とする配管部材の接続構造。 - 前記係合部若しくは被係合部が、螺合の軸方向へ向けて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配管部材の接続構造。
- 前記係合部若しくは被係合部が、部材の側面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配管部材の接続構造。
- 前記係合部若しくは被係合部が、螺合軸を中心とする所定角度内において、それぞれが平行に並設されていることを特徴とする請求項1に記載の配管部材の接続構造。
- 前記係合部は弾性を有すると共に、被係合部へ向けて突出する爪部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の配管部材の接続構造。
- 前記螺合時において、
部材の側面同士が当接することによって配管部材が水密に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の配管部材の接続構造。 - 前記螺合時において、
部材の側面間でパッキンが挟持されることによって配管部材が水密に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の排水部材の接続構造。
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2013
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