JP2001056076A - コルゲート管の接続構造およびコルゲート管 - Google Patents

コルゲート管の接続構造およびコルゲート管

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JP2001056076A
JP2001056076A JP2000086648A JP2000086648A JP2001056076A JP 2001056076 A JP2001056076 A JP 2001056076A JP 2000086648 A JP2000086648 A JP 2000086648A JP 2000086648 A JP2000086648 A JP 2000086648A JP 2001056076 A JP2001056076 A JP 2001056076A
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JP
Japan
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corrugated pipe
diameter
corrugated
large diameter
diameter portion
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JP2000086648A
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English (en)
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Gentaro Saito
源太郎 斎藤
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Torii Kasei Co Ltd
Original Assignee
Torii Kasei Co Ltd
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部分のシール性を高め、且つ接続した部
分が外れにくいコルゲート管の接続構造を提供する。 【解決手段】 一方のコルゲート管12の、他方のコル
ゲート管10の端部20を挿入可能な径を有する大径部
14よりも後端側には、大径部14に向けて徐々に大径
となると共に、大径部14内に挿入された他方のコルゲ
ート管10の先端部20aが突き当てられ、突き当てた
他方のコルゲート管10の先端部20aが縮径するよう
に弾性変形させるテーパ部16が形成され、大径部14
に挿入された他方のコルゲート管10の抜け止めとし
て、大径部14には雌ねじ部18が形成され、他方のコ
ルゲート管10の端部20には大径部14の雌ねじ部1
8と螺合する雄ねじ部22が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のコルゲート
管を接続する際の接続構造、および一対のコルゲート管
を接続可能にしたコルゲート管に関する。
【0002】
【従来の技術】対向して配設されるコルゲート管同士を
接続する場合には従来から種々の方法が用いられてお
り、コルゲート管と別体に形成されたソケットを用いる
場合やコルゲート管同士を直接接続する場合とがある。
図4に、コルゲート管同士を直接接続する場合の接続構
造の説明図を示す。なお、ここで図示するコルゲート管
は波形が軸線対称であって、各波形が独立して形成され
ているタイプのものである。接続すべく向かい合わされ
た一対のコルゲート管2a,2bのうち、どちらか一方
のコルゲート管2aの端部は、他方のコルゲート管2b
の端部を収納することができるように、大径部3に形成
されている。大径部3に挿入される他方のコルゲート管
2bの端部の谷部4には、シール材としてリング状のゴ
ムパッキン5が取り付けられている。他方のコルゲート
管2bの端部にはゴムパッキン5が取り付けられている
以外には他の加工は施されなくともよい。そして、ゴム
パッキン5が装着された他方のコルゲート管2bの端部
を大径部3内に挿入することによりコルゲート管2a,
2b同士の接続が行われる。
【0003】上記ゴムパッキン5の外径は、大径部3の
内径よりも若干大径となるように形成されたものであっ
て、大径部3内においては圧縮させられて挿入される。
このゴムパッキン5を装着した他方のコルゲート管2b
の端部が大径部3内に位置することによって、大径部3
と他方のコルゲート管2bの端部との間での隙間を無く
し、コルゲート管2a,2b同士を接続した場合のシー
ルが行われる。また、ゴムパッキン5は大径部3内で圧
縮されているため、他方のコルゲート管2bの大径部3
内からの抜け止めとしても効果もある。なお、大径部3
の先端の円周方向に沿った複数の箇所には、内方に向け
て突出する爪部6が形成されている。爪部6が設けられ
ているため、挿入された他方のコルゲート管2bを大径
部3から引き抜く方向に力が加えられたとしても、この
爪部6が挿入された他方のコルゲート管2bの波形の山
部7に当接して、他方のコルゲート管2bの大径部7か
ら抜け止めとして用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなコルゲ
ート管の接続構造でのシールは、他方のコルゲート管2
bの谷部4に装着されたゴムパッキン5が、大径部3の
内壁面に密着することによって行われている。しかし、
ゴム製のゴムパッキン5と合成樹脂製のコルゲート管2
aとでは温度による膨張率が異なるため、コルゲート管
2aの膨張率の方がゴムパッキン5の膨張率よりも大き
くなる場合もある。かかる場合には大径部3の内壁面と
他方のコルゲート管2bの端部との間で隙間が生じてし
まい、シールが完全には行われないといった課題があ
る。さらに、このような接続構造は、爪部6による抜け
止めと、ゴムパッキン5の弾性力とにより互いに保持さ
れているだけであるので、上述したように大径部3が膨
張したような場合では他方のコルゲート管2bが簡単に
抜けやすくなるという課題がある。
【0005】したがって、本発明は上記課題を解決すべ
くなされ、その目的とするところは、接続部分のシール
性を高め、且つ接続した部分が外れにくいコルゲート管
の接続構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明に係るコ
ルゲート管の接続構造によれば、端部が対向して配設さ
れた一対のコルゲート管を接続すべく、一方のコルゲー
ト管の端部には他方のコルゲート管の端部を挿入可能な
径を有する大径部が形成されているコルゲート管の接続
構造において、前記一方のコルゲート管の大径部よりも
後端側には、前記大径部に向けて徐々に大径となると共
に、大径部内に挿入された他方のコルゲート管の先端部
が突き当てられ、該突き当てた他方のコルゲート管の先
端部が縮径するように弾性変形させるテーパ部が形成さ
れ、前記大径部に挿入された他方のコルゲート管の抜け
止めとして、前記大径部には雌ねじ部が形成され、前記
他方のコルゲート管の端部には前記大径部の雌ねじ部と
螺合する雄ねじ部が形成されていることを特徴としてい
る。
【0007】上記構成を採用することによって、接続時
に一方のコルゲート管のテーパ部に突き当てられる他方
のコルゲート管の先端部が、テーパ部によって管の内方
に押しつけられて縮径する方向に弾性変形するので、元
に戻ろうとする反発力によりテーパ部に押しつけられ
る。また、テーパ部においても大径となる方向に突き当
てられており、その反発力が生じている。このため、本
接続構造では、他方のコルゲート管を挿入するだけで、
一方のコルゲート管と他方のコルゲート管とが互いに近
づくように力が生じているので、一方のコルゲート管の
内壁と他方のコルゲート管の先端部との間の密着性を高
め、シール性を高めることができる。また、同じ材質で
あるコルゲート管同士の間でシールを行うこととなり、
温度変化による膨張率の違いもないために隙間ができに
くい。さらに、両コルゲート管同士は、大径部内でネジ
止めにより固定されるので、先端部がテーパ部に突き当
てた際に先端部が受けるテーパ部の力のうち、コルゲー
ト管の軸線方向にはたらく力により他方のコルゲート管
が大径部から抜けてしまうことを防止することができ
る。
【0008】また、前記他方のコルゲート管の先端部に
はシール材が取り付けられているので、接続時にはシー
ル材が一方のコルゲート管のテーパ部に当接するので、
シール性をさらに高めることができる。
【0009】また、本発明に係るコルゲート管によれ
ば、一端が大径部に形成され、該大径部よりも後端側に
は、該大径部に向けて徐々に大径となると共に、該大径
部内に挿入される他のコルゲート管の先端部が突き当て
られ、該他のコルゲート管の先端部が縮径するように弾
性変形させるテーパ部が形成され、前記大径部には雌ね
じ部が形成されているされていることを特徴としてい
る。この構成を採用することによって、このコルゲート
管と他のコルゲート管とを接続する場合には、大径部内
に他のコルゲート管を挿入してテーパ部に他のコルゲー
ト管の先端部を当接させ、先端部を縮径する方向に弾性
変形させているので、コルゲート管のテーパ部内壁と他
のコルゲート管とが互いに押圧しあい、コルゲート管の
テーパ部内壁と他のコルゲート管の先端部との間の密着
性を高め、シール性を高めることができる。この場合に
は、同じコルゲート管同士の間でシールを行うこととな
り、温度変化による膨張率の違いもないために隙間がで
きにくい。また、両コルゲート管同士は、大径部内でネ
ジ止めにより固定されるので、先端部がテーパ部に突き
当てた際に先端部が受けるテーパ部の力のうち、コルゲ
ート管の軸線方向にはたらく力により他のコルゲート管
が大径部から抜けてしまうことを防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、
接続すべきコルゲート管の各端部を示した一部破断面図
である。 図2は、コルゲート管同士を接続した際の接
続構造を示す一部破断面図である。なお、ここで示すコ
ルゲート管は、波形が軸線対称であって、各波形が独立
して形成されている合成樹脂性のものである。図面の左
側に位置しているコルゲート管12の端部は、内径がコ
ルゲート管12の外径Aよりも大径に形成されている大
径部14に形成されている。このような大径部14内
に、図面の右側に位置するコルゲート管10の端部を収
納することによりコルゲート管10,12同士の接続が
行われる。コルゲート管12の本体12a側から大径部
14へ至る途中には、大径部14方向へ向かって徐々に
大径となるテーパ部16が形成されている。大径部14
の内壁面にはねじ山が形成されて、雌ねじ部18が設け
られている。
【0011】図面右側に位置しているコルゲート管10
の端部は、上記した左側のコルゲート管12の大径部1
4内に挿入される挿入端部20に形成されている。挿入
端部20の外周面には、大径部14の内壁に形成された
雌ねじ部18と螺合可能な雄ねじ部22が形成されてい
る。このため、挿入端部20が大径部14内に挿入され
ると、挿入端部20の雄ねじ部22が大径部14内の雌
ねじ部18と螺合する。つまり、挿入端部20を大径部
14内に進入させる場合には、挿入端部20の雄ねじ部
18と大径部14の雌ねじ部18とを螺合させるべく、
回転させながらねじ込むようにして行われる。挿入端部
20を大径部14内にねじ込んでいくと、挿入端部20
の先端部20aがテーパ部16に当接する。
【0012】挿入端部20の先端部20aの、テーパ部
16への突き当ては、先端部20aがテーパ部16に押
圧されて弾性変形して縮径して小径となる程度まで行わ
れる(図2参照)。このような変形は、コルゲート管1
2の材質が合成樹脂製であるためできるのである。先端
部20aが小径となると、先端部20aは元に戻ろうと
する力C1が生じて、先端部20aがテーパ部16へ当
接するため、コルゲート管10とコルゲート管12とが
密着してシールされるのである。
【0013】一方、先端部20aに突き当てられたテー
パ部16も、コルゲート管10の挿入端部20の先端部
20aへ反発力を加える。この先端部20aに加わる力
はコルゲート管10の軸線方向に向く力Bと、径方向に
向く力C2とに分けられる。ただし、コルゲート管10
の軸線方向に向く力Bは、コルゲート管10とコルゲー
ト管12との間でネジ止めされているので、コルゲート
管10はこの力Bでは移動しない。
【0014】そして、コルゲート管10の挿入端部20
は、テーパ部16からは径方向に向く力C2のみを受け
て、縮径する方向に押圧され、弾性変形しようとする。
このようにして、テーパ部16と挿入端部20の先端部
20aとは、それぞれが互いを押圧するように力を生じ
るため、このテーパ部16と先端部20aとの間で密着
性が向上するのである。
【0015】なお、図3に示すように、挿入端部20の
先端部20aには、弾性体で形成されたシール材24を
取り付けるようにするとよい。シール材24としてはゴ
ム製のリング等を用いることができる。シール材24を
先端部20aに取り付けることによって、テーパ部16
と先端部20aとの間で、隙間が生じないようにさらに
確実なシールが行えるようになる。
【0016】また、上述したような大径部に形成されて
いる雌ねじ部は、大径部を成形した後に別工程で加工し
たものである。このため、大径部の外周面にはネジ溝が
刻まれずに凹凸のない円柱状に形成される。しかし、ね
じ部分の形状はこのようなものに限られることはなく、
大径部14を成形する際に同時に加工され、大径部14
の外周面にも内壁面に形成したネジ溝に合わせて凹凸が
生じるような荒ネジであってもよい(図示せず)。この
ような荒ネジを形成するようにすれば、コルゲート管の
成形と同時にネジ溝が形成されるので、上述した大径部
14の外周面にネジ溝が刻まれないような形状のものよ
りも加工工程を減らすことができる。
【0017】上述してきたコルゲート管は、波形が軸線
対称であって、各波形が独立して形成されているもので
あったが、波形がらせん状に形成されているものであっ
ても好適である。
【0018】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るコルゲート管の接続構造に
よれば、一方のコルゲート管の大径部よりも後端側に
は、大径部に向けて徐々に大径となると共に、大径部内
に挿入された他方のコルゲート管の先端部が突き当てら
れ、突き当てた他方のコルゲート管の先端部が縮径する
ように弾性変形させるテーパ部が形成され、大径部に挿
入された他方のコルゲート管の抜け止めとして、大径部
には雌ねじ部が形成され、他方のコルゲート管の端部に
は大径部の雌ねじ部と螺合する雄ねじ部が形成されてい
るため、同じ材質のコルゲート管同士でシールを行うこ
ととなり、温度変化による膨張率の差で隙間が生じるこ
とがなくシール性を高めることができる。また、他方の
コルゲート管を挿入するだけで、他方のコルゲート管の
弾性変形による反発力で他方のコルゲート管の先端部と
一方のコルゲート管のテーパ部との間で密着性を高め、
シール性を高めることができる。さらに、コルゲート管
同士はネジ止めにより固定されるので、テーパ部から先
端部が受ける力のうち、コルゲート管の軸線方向にはた
らく力により他方のコルゲート管が大径部から抜けてし
まうことを防止できるといった著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコルゲート管の接続構造を示す一
部破断面図である。
【図2】接続後の各コルゲート管の構造を示す一部破断
面図である。
【図3】シール材を装着したところを示す側面図であ
る。
【図4】従来のコルゲート管の接続構造を示す一部破断
面図である。
【符号の説明】
10,12 コルゲート管 14 大径部 16 テーパ部 18 雌ねじ部 20 挿入端部 20a 先端 22 雄ねじ部 24 シール材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部が対向して配設された一対のコルゲ
    ート管を接続すべく、一方のコルゲート管の端部には他
    方のコルゲート管の端部を挿入可能な径を有する大径部
    が形成されているコルゲート管の接続構造において、 前記一方のコルゲート管の大径部よりも後端側には、前
    記大径部に向けて徐々に大径となると共に、大径部内に
    挿入された他方のコルゲート管の先端部が突き当てら
    れ、該突き当てた他方のコルゲート管の先端部が縮径す
    るように弾性変形させるテーパ部が形成され、 前記大径部に挿入された他方のコルゲート管の抜け止め
    として、前記大径部には雌ねじ部が形成され、前記他方
    のコルゲート管の端部には前記大径部の雌ねじ部と螺合
    する雄ねじ部が形成されていることを特徴とするコルゲ
    ート管の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記他方のコルゲート管の先端部にはシ
    ール材が取り付けられていることを特徴とする請求項1
    記載のコルゲート管の接続構造。
  3. 【請求項3】 一端が大径部に形成され、 該大径部よりも後端側には、該大径部に向けて徐々に大
    径となると共に、該大径部内に挿入される他のコルゲー
    ト管の先端部が突き当てられ、該他のコルゲート管の先
    端部が縮径するように弾性変形させるテーパ部が形成さ
    れ、 前記大径部には雌ねじ部が形成されているされているこ
    とを特徴とするコルゲート管。
JP2000086648A 1999-06-08 2000-03-27 コルゲート管の接続構造およびコルゲート管 Pending JP2001056076A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100787594B1 (ko) * 2005-09-22 2007-12-21 김학건 플랜지 일체형 나사식 합성수지관
JP2009106631A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Fujinon Corp 内視鏡可撓管の製造方法
US8734695B2 (en) 2007-10-25 2014-05-27 Fujinon Corporation Endoscope flexible tube and its manufacturing method
CN106439283A (zh) * 2016-10-18 2017-02-22 曾广新 连接管体系

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