JPH0244151Y2 - - Google Patents

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JPH0244151Y2
JPH0244151Y2 JP1984172637U JP17263784U JPH0244151Y2 JP H0244151 Y2 JPH0244151 Y2 JP H0244151Y2 JP 1984172637 U JP1984172637 U JP 1984172637U JP 17263784 U JP17263784 U JP 17263784U JP H0244151 Y2 JPH0244151 Y2 JP H0244151Y2
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JP
Japan
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union
pipe
nut
protrusion
engagement
Prior art date
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JP1984172637U
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JPS6187286U (ja
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、特に冷房サイクルに使用されるパ
イプの継手装置に関するものである。
(従来例) 冷房サイクルに使用されるパイプの継手装置
は、接続される一対のパイプの一方に、その開口
端が拡管して形成のフレア部に係合して設けられ
たユニオンと、他方に、先端より適宜後方の位置
に径方向へ突出するつば部を有し、その後方から
係合するナツトより成り、該ナツトを前記ユニオ
ンに螺合することで、前記パイプのフレア部とつ
ば部との間に介在のOリングが締付られて気密保
持され両パイプは接続される。
前記ユニオンとパイプとの係合は、径を拡大し
たフレア部により行なわれているが、反フレア部
の方向には、ユニオンのパイプ貫通孔がパイプ径
と等しいか少し大きく形成されているので、該ユ
ニオンはパイプに添つて移動してしまい、パイプ
接続時にユニオンをフレア部まで移動しなければ
ならず、クーラー装着時における組付作業時間の
増加をもたらしていた。
この解決手段として、実開昭57−174214号公報
に示す公知例が存在する。この公知例は、パイプ
にユニオンが移動するのを防ぐ突起をその近傍に
設けたものである。
(考案が解決しようとする問題点) この例にあつても、ユニオンはフレア部から離
れた位置に移動して、ナツトとの螺合時には、フ
レア部まで作業者が手で移動せしめなければなら
ず作業性が悪いし、またパイプ上に突起が形成さ
れていると、ユニオン近傍でのパイプの曲げ加工
ができず、実用性に問題を有しているし、更に、
ねじ込み始めにユニオンがナツトと共回りし、且
つフレア部から離れてしまいユニオンを手で固定
しなければならない等の欠点を有していた。
また、この解決手段として、実開昭54−37524
号公報の技術が存在するが、この例では、パイプ
が接着剤にてナツトに固着されてしまつている。
したがつて、フレア部から離れるようなことはな
いが、これでは、締付時に過大トルクがかかる
と、パイプにねじれが生じることになる等の問題
があつた。即ち、ユニオンとナツトの締付は、ユ
ニオンにスパナをかけて該スパナを手で保持し、
ナツトをスパナで回すが、トルクが大きくなると
加重時瞬間的にユニオンを保持しているスパナを
押さえきれずに引きずられて少しナツトの回動方
向と同方向に回つてしまい、その時に過大トルク
がユニオン側のパイプにかかるために、ねじれが
発生するものであつた。
そこで、この考案は、ユニオンとナツトの結合
時における過大トルクがかかつても、ユニオン側
のパイプにねじれ等を生じさせることがないよう
にしたものである。
(問題点を解決するための手段) この考案の問題点を解決するための手段とし
て、接続される一対のパイプの一方に、その開口
端が拡管して形成のフレア部に係合して設けられ
たユニオンと、他方に先端より適宜後方の位置に
径方向へ突出するつば部を有し、その後方から係
合するナツトより成り、該ナツトを前記ユニオン
に螺合することで、前記パイプのフレア部とつば
部との間に介在のOリングが締め付けられて接合
する管継手において、前記ユニオンに形成のパイ
プ貫通穴には、その後端又はその近傍に係合用径
部が形成されると共に、前記ユニオン側のパイプ
には、その軸方向に加えられる力によつて径方向
に向けて突出する突起が形成され、該突起が前記
ユニオンの係合用径部内側に圧接されて、該パイ
プとユニオンとの結合が行なわれるようにしたも
のである。
(作用) したがつて、ユニオンとユニオン側のパイプと
は、該パイプに軸方向に加えられた力によつて径
方向に形成の突起がユニオンの係合用径部内側に
嵌入圧接され、その圧接力で両者が結合されてお
り、ユニオンとナツトの締付時にナツトを回して
ユニオンに過大トルクがかかると、ユニオンはパ
イプの突起との間が滑つて、該ユニオンは回転で
き、パイプに大きなトルクが加わらず、該パイプ
がねじれることがない。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図、第2図において、ユニオン1は削り加
工等により製造され、外側にはスパナ等の工具掛
合部2と、下記するナツト9と螺合する雄ねじ部
3とが形成されている。また、中心にはパイプ貫
通穴4が形成され、このパイプ貫通穴4には、中
間から後方にかけて下記する通常のパイプ6径の
パイプ径部4aと、先方にかけて拡径部4bと、
先端での先広がりのテーパー部4cとより成つて
いる。更に、このパイプ貫通穴4には、その後端
でこの実施例では最も小径であるパイプ径部4a
より大きい係合用径部5が形成されている。
パイプ6は、流体が流れる円形管であり、前記
ユニオン1のパイプ貫通穴4内に挿入され、その
先端は拡開され、拡径部6a、フレア部6bとが
形成されている。そして更に、パイプ6から径方
向へ突出の突起7が形成され、該突起7は前記ユ
ニオン1の係合用径部5に嵌入し圧接されてい
る。したがつて、ユニオン1はこの突起7にて反
フレア部側への移動は規制される。なお、突起7
が係合用径部5に嵌入し圧接されるが、係合は緩
やかで、周方向は強い力でなくとも所定のトルク
以上では回転が可能である。
パイプ6に形成の突起7の前記ユニオン1の係
合用径部5への嵌入例は、第3図に示され、一点
鎖線を挾んで上段と下段で嵌入前後例が示されて
いる。即ち、上段にあつて、既に、拡開されてフ
レア部6bとが形成のパイプ6に、係合用径部5
と形成したユニオン1を嵌挿し、しかる後に、パ
イプ6をクランプ20に固定する。その際にユニ
オン1の後端との間に適宜に距離Cを持たせてお
く。そして、パイプ6の先端内面形状に合せた外
面形状をしたパンチ21を挿入し軸方向へ力を加
えると、その押圧力でユニオン1の後端面はクラ
ンプ20に当接すると共に、パイプ6も変形して
ユニオン1の係合用径部5内に張り出し、その内
面に圧接することになり、径方向に突起7が形成
される。この突起7によるユニオン1との結合状
態、即ち周方向の回り止め機能(結合力)は、前
記した距離Cを調整することにより容易に選定す
ることができ、したがつて、パイプ貫通穴4の内
径を特別な寸法(圧入寸法)とせずとも容易に安
定した結合力を保持できるものである。
再び第1図に戻つて、ナツト9は前記ユニオン
と螺合するもので、所謂袋ナツトで、削り加工等
により製造され、外面に図示しない工具掛合部を
有し、中心に大径の雌ねじ部10aと小径部10
bとが形成されている。このナツト9は、前記パ
イプ6に接続されるパイプ12に挿入され、その
段部11がパイプ12に形成のフランジ13に係
合する。
パイプ12は、流体が流れる円形管であり、先
端近くで径方向へ突出したフランジ13を持つて
おり、このフランジ13より先端部が前記パイプ
6の先端内に挿入される。
14は、パイプ12の先端部分に設けられたO
リングで、フランジ13と前記パイプ6のフレア
部4bとで、ユニオン1とナツト9の螺合時に締
付られて気密を保持するものである。
第4図、第5図において、この考案の他の実施
例が示され、ユニオン1に形成のパイプ貫通穴4
に設けられる係合用径部5を、所謂環状の溝にし
た例であり、この例の係合用径部5にパイプ6の
突起7が嵌入されており、この実施例において
も、前記実施例と同様の作用効果を有する。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、ユニオ
ンに形成のパイプ貫通穴の後端又は近傍に形成の
係合用径部にパイプに形成の突起が嵌入されて成
るものであるので、ユニオンは軸方向へは動か
ず、常に所定の位置であるパイプのフレア部に係
合しているようになる。
ユニオンとパイプとは、突起の係合用径部内へ
の嵌入量を製造時のクランプとユニオン後端面と
の距離Cを適宜とることで調整でき、この結果ユ
ニオンとパイプとの結合力(圧接力)を容易に制
御できるもので、ユニオンのパイプ貫通穴内を圧
入寸法とせずとも必要な結合力、即ち締付時にあ
つて、ユニオンを手等で固定せずともナツトと共
回りせずねじ込み始めができると共に、締付時に
生じるユニオンに加わる過大トルクではパイプに
対して回転できて、該パイプにねじれ等を生じさ
せることがない。
また、ユニオン近くでの曲げ加工も従来例のよ
うな突起もなく、容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は継手装
置の断面図、第2図はユニオンの断面図、第3図
はユニオンとパイプとの結合状態を作る製造工程
図、第4図、第5図はこの考案の他の実施例を示
し、第4図はユニオンの断面図、第5図はユニオ
ンとパイプとの結合状態を示す断面図である。 1……ユニオン、4……パイプ貫通穴、5……
係合用径部、6……パイプ、7……突起、9……
ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接続される一対のパイプの一方に、その開口端
    が拡管して形成のフレア部に係合して設けられた
    ユニオンと、他方に先端より適宜後方の位置に径
    方向へ突出するつば部を有し、その後方から係合
    するナツトより成り、該ナツトを前記ユニオンに
    螺合することで、前記パイプのフレア部とつば部
    との間に介在のOリングが締め付けられて接合す
    る管継手において、前記ユニオンに形成のパイプ
    貫通穴には、その後端又はその近傍に係合用径部
    が形成されると共に、前記ユニオン側のパイプに
    は、その軸方向に加えられる力によつて径方向に
    向けて突出する突起が形成され、該突起が前記ユ
    ニオンの係合用径部内側に圧接されて、該パイプ
    とユニオンとの結合が行なわれるようにしたこと
    を特徴とする継手装置。
JP1984172637U 1984-11-14 1984-11-14 Expired JPH0244151Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984172637U JPH0244151Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984172637U JPH0244151Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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Publication Number Publication Date
JPS6187286U JPS6187286U (ja) 1986-06-07
JPH0244151Y2 true JPH0244151Y2 (ja) 1990-11-22

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ID=30730299

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JP1984172637U Expired JPH0244151Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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JPH053834Y2 (ja) * 1988-09-06 1993-01-29

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437524B2 (ja) * 1972-02-12 1979-11-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5730538Y2 (ja) * 1977-08-19 1982-07-05
JPS6085684U (ja) * 1983-11-11 1985-06-13 昭和アルミニウム株式会社 管継手

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JPS5437524B2 (ja) * 1972-02-12 1979-11-15

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JPS6187286U (ja) 1986-06-07

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