JPH02286993A - ホース継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はホース継手に関する。

（従来の技術） 建設機械、工作機械その他極々な分野における流体機器
に高圧ホースが広く用いられている。この高圧ホースに
は、流体機器に接続できるようにその両端部に継手が設
けられるが、一般に従来のホース継手は、第４図に一例
を示しているように、一端側にねじ部１ｏｏｂを有する
ニップル金具１００とソケット金具１０２との間にホー
ス１０４の端部を挿入し、そしてソケット金具１０２を
外面側より半径方向内向きに加締めて、これらニップル
金具ｌＯＯのインサート部１００ａとソケット金具１０
２どの間にホース１０４端部を挟み込んで固定する構造
となっている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながらこの継手構造の場合、ソケット金具１０２
を強い圧縮力で加締め付けなければならないために大型
の加締装置が必要であり、このために現場で配管に合せ
てホースを所要長さに切断した上でその両端部に継手を
設けることができず、即ち現場でホースを自在に取り付
けることができず、即応性に欠ける欠点があった。

帽ｌを解決するための手段） 本発明はこのような事情に鑑み、上記加締装置、加締工
程を必要とせず、現場で簡単にホースを連結し得るホー
ス継手を提供すべくなされたものであって、その要旨は
、（イ）筒状部を有する継手本体と、　（ａ）該筒状部
内に挿入され、軸直角方向外向きのフランジの外周面に
おいて該筒状部の内面にシール部材を介して軸方向に摺
動可能に嵌合するとともに、該フランジの前面において
ホースへの供給圧力を受ける内筒と、（ハ）一端が該フ
ランジの後面に直接若しくは間接的に当接する状態で該
筒状部内に挿入され、自身の内面と前記内筒の外面との
間にホース挿入用空間を形成するスリーブと、（ニ）該
スリーブの内面と内筒の外面とに夫々対応して形成され
た凹凸係合部と、（本）該スリーブに作用する軸方向の
力を半径方向内向きの加圧力に変換するカム面とを含み
、ホースの端部を前記内筒とスリーブとの間の空間に挿
入した状態で圧力を供給したとき、前記内筒のフランジ
前面に作用する圧力によって内筒とスリーブとに軸方向
の力が発生し且つ該軸方向力が前記カム面の作用で半径
方向内向きの加圧力に変換されてスリーブが縮径方向に
変形させられ、以てホース端部を固定するように成され
たことにある。

（作用及び発明の効果） 本発明のホース継手においては、内筒外面とスリーブ内
面との間の空間にホース端部を挿入し、その状態で圧力
を供給すると、内筒のフランジ前面にその圧力が作用し
て内筒に軸方向の力が作用する。この内情への軸方向の
力はスリーブへと伝達されて、スリーブが軸方向に押さ
れる。スリーブが軸方向に押されると、カム面の働きで
スリーブに対して半径方向内向きの圧縮力が発生し、こ
れによりスリーブが縮径方向に変形させられて、自身の
内面に形成された凹凸保合部と内筒外面の凹凸保合部と
の間にホース端部を挟み込んでこれを固定する。

即ち本発明のホース継手においては、ホース内部に導か
れる圧力によってスリーブが自動的に加締められ、以て
ホース端部を固定し且つシールする。

従って本発明のホース継手構造によれば、従来必要であ
った加締装置が不安となり、継手本体を相手部材に取り
付けておいて、ホース端部を内筒とスリーブとの間の空
間に挿し込むことにより、ワンタッチで極めて簡単にか
かるホース端部に継手を固定し得るとともに、かかる継
手を介してホースを相手部材に接続することかでさる。

即ち本発明によれば、ホースと継手とを現場にもって行
ってその場でホースを所定長さに切断しつつ。

かかるホースを自在に且つ容易に相手部材に取り付ける
ことができる。

（実施例） 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。

第１図乃至第３図において、１０は本例の継手金具であ
って、金属製の継手本体１２と内筒金具１４とスリーブ
１６の各要素から成っている。

継手本体１２は、基部１８と外筒２０とを含んで成り、
その基部１８には一端側に雄ねじ部２２が形成されてい
て、この雄ねじ部２２がホー′ス２４を接続すべき相手
部材の管端にねじ込まれ′るようになっている。

基部１８には、雄ねじ部２２に隣接して多角形状の工具
係合部２６が設けられており、また更にその隣接部位の
外周面には雄ねじ部２８が形成されていて、ここに外筒
金具２０の雌ねじ部３０が螺合されている。尚基部１８
の図中右端部は円筒！’！１３２とされており、外筒金
具２０はこの円筒部３２に嵌合するようになっている６
本例では、これら円筒部３２と外筒金具２０とが基部１
８の筒状部を構成している。この外筒金具２０は、先端
部分が先細り形状とされており、その内周面が角度αの
テーパ面３４とされている。

一方前記内筒金具１４は１図中左端ｍｃ便宜上前方側と
する）にフランジ３６を有し、このフランジ３６の外周
面がＯリング３８を介して円筒部３２の内周面に液密且
つ軸方向に摺動可能に嵌合されている。尚内筒金具１４
は、スプリング３９によって軸方向外向に弾発されてい
る。

前記スリーブ１６は、内筒金具１４と外筒金具２０との
間に挿入されている。このスリーブ１６は、左端部がフ
ランジ３６の後面への当接部４０とされており、またそ
の内径は、自身の内周面と内情金具１４の外周面との間
にホース２４の端部を挿入する空間を形成するように定
められている。更にそのスリーブ１６の内周面及び上記
内筒金具１４の外周面には、相対応する凹凸係合部４２
及び４４が形成されており、これらスリーブ１６と内筒
金具１４とでホース２４の端部を挟み込んだとき、この
凹凸係合部４２．４４によってホース２４の抜けを防止
するようになっている。

スリーブ１６には、第３図に示しているように軸方向に
延びる複数のスリ、ト４８が設けられいて、スリーブ１
６が縮径方向に容易に変形し得るようにされている。ま
たその前部側外周面は角度αのテーパ面４６とされてい
て、このテーパ面４６が外筒金具２０のテーパ面３４に
係合させられるようになっている。

次に本例のホース継手の組付手順及びその作用を説明す
る。

予め継手本体１２の基部１８に内筒金具１４及びスリー
ブ１６をセットし、その外側から外筒金具２０を嵌めて
雌ねじ部３０を本体基部１８の外面の雄ねじ部２８にね
じ込む、そしてこのように組み付けた継手金具１０を継
手本体１２の基部１８において相手部材に取り付ける０
次に内筒金具１４とスリーブ１６との間に形成された空
間にホース２４の端部を挿入し、この状態でホース２４
内部に高圧の流体を導く、するとその高圧流体の作用で
スリーブ１６が自動的に縮径変形させられ、ホース２４
の端部を加締め固定する。その具体的作用は以下の如く
である。即ち内部に高圧流体が供給されると、その圧力
が内筒金具１４のフランジ３６の前面に作用して内筒金
具１４に軸方向の推力を及ぼす、このときの軸方向の力
Ｆは、２ランジ３６の前面の面積をＳ、圧力をＰＯとし
てＦ＝ＳＰｏとなる。

軸方向の推力Ｆにて内筒金具１４が右方に押されると、
当接部４０において７ランジ３６に当接したスリーブ１
６に対しても軸方向の力が及ぼされ、スリーブ１６が後
方に押される。するとその外周テーパ面４６と外筒金具
２０のテーパ面３４との作用で、スリーブ１６が半径方
向内向きに加圧・圧縮され、これによりスリーブ１６が
縮径変形させられて、自身の内周面と内筒金具１４の外
周面との間にホース２４の端部を挟み込む、これにより
ホース２４が継手金具１０に固定されるとともに、相手
部材に接続される。

尚この継手構造において、内筒金具１４のフランジ３６
の前面の面積は、同郡に作用する軸推力に基づくスリー
ブ１６の加圧力の方が、ポース２４の内面に作用する外
向きの圧力に打ち勝つように定めておく必要があり、ま
たスリーブ１６及び外筒金具２０の各テーパ面４６．３
４の角度αは、その軸推力によってスリーブ１６に対し
大きな加締め力が作用するように選定する必要がある。

本例の継手構造によれば、上述したように極めて筒中に
ホース２４の端部を継手金具１０に固定できるとともに
、かかる継手金具ｌＯを介して相手部材に接続すること
ができる。

またこの継手構造の場合、ホース２４に作用する内圧に
よってスリーブ１６を縮径方向に加締めるようにしてい
るため、従来の継手のように加締装置を必要とせず、従
って現場においてホースの長さを自由に切断・選定しつ
つ取り付けることが可能となる。

以上本発明の実施例を詳述したが、本発明はその他の形
態で構成することもｒＴ能である。

例えばカム面の位置、形態は上記のものに限定されるも
のではなく、他の位置、形態とすることも可能であるし
、また上側では内筒のフランジ外周面を継手本体の円筒
部の内周面に嵌合させているが、かかるフランジを継手
本体における外筒金具の内周面に嵌合させるようにする
ことも可能である。

その池水発明は、その主旨を逸脱しない範囲において、
様々な変更を加えた形態で構成可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるホース継手を固定前の
状態で示す断面図であり、第２図は同ホース継手を固定
後の状態で示す要Ｍ断面図、第３図はそのホース継手の
分解斜視図、第４図は従来一般のホース継手の構造を示
す断面図である。 ｌＯ：継手金具　　　　　１２：継手本体１４：内筒金
具　　　　　１６ニスリーブ２０：外筒金具 ３４．４６：テーパ面 ３８：０リング ４２　、４４　：凹凸係合部 ２４：ホース ３６：フランジ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （イ）筒状部を有する継手本体と、 （ロ）該筒状部内に挿入され、軸直角方向外向きのフラ
   ンジの外周面において該筒状部の内面にシール部材を介
   して軸方向に摺動可能に嵌合するとともに、該フランジ
   の前面においてホースへの供給圧力を受ける内筒と、 （ハ）一端が該フランジの後面に直接若しくは間接的に
   当接する状態で該筒状部内に挿入され、自身の内面と前
   記内筒の外面との間にホース挿入用空間を形成するスリ
   ーブと、 （ニ）該スリーブの内面と内筒の外面とに夫々対応して
   形成された凹凸係合部と、 （ホ）該スリーブに作用する軸方向の力を半径方向内向
   きの加圧力に変換するカム面と、 　を含み、ホースの端部を前記内筒とスリーブとの間の
   空間に挿入した状態で圧力を供給したとき、前記内筒の
   フランジ前面に作用する圧力によって内筒とスリーブと
   に軸方向の力が発生し且つ該軸方向力が前記カム面の作
   用で半径方向内向きの加圧力に変換されてスリーブが縮
   径方向に変形させられ、以てホース端部を固定するよう
   に成されたことを特徴とするホース継手。