JPH0313033Y2 - - Google Patents

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JPH0313033Y2
JPH0313033Y2 JP1985189182U JP18918285U JPH0313033Y2 JP H0313033 Y2 JPH0313033 Y2 JP H0313033Y2 JP 1985189182 U JP1985189182 U JP 1985189182U JP 18918285 U JP18918285 U JP 18918285U JP H0313033 Y2 JPH0313033 Y2 JP H0313033Y2
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JP
Japan
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pipe
enlarged
piping
inner hole
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は合成樹脂製配管を配管接続部に接続す
る配管接続構造に関する。
(従来の技術) 圧力室に連絡して設けた配管接続部の内孔に合
成樹脂製配管を接続する場合、従来は例えば特公
昭60−14215号公報に見られるように、配管接続
部の一方側外周から他方側外周へ貫通する小径貫
通孔を、その孔軸が内孔の接線となり、その孔周
が内孔の孔壁の一部を切欠くが如く孔設してお
き、接続具を配管接続部の内孔に挿入した後、上
記小径貫通孔へその内径に適合する係止ピンを挿
入し、当該係止ピン挿入に伴い、挿入位置内孔周
の一部分を縮小することにより、配管の抜け止め
をし、当該抜け止めをされた接続具に設けられて
いる筒状部分の外周に合成樹脂製配管を圧入して
いた。
(従来技術に存する問題点) 上記従来接続構造では、合成樹脂製配管を単に
接続具の筒状部分外周に圧入するだけであるか
ら、例えば圧力室の内圧の増大や不用意に配管へ
付加される引張り外力等が起因して、合成樹脂製
配管が接続具から脱落する虞があつて、取付けが
不安定で信頼性に欠けているのみならず、またシ
ール箇所を配管と接続具との間および接続具と内
孔との間の2箇所必要とした。
(考案の目的) 本考案は、圧力室に連絡して設けた配管接続部
の内孔に合成樹脂製配管を接続する場合の、従来
技術に存する上述した問題点を解決するためにな
されたもので、取付けをより安定することが可能
な配管接続構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、薄肉の合成樹脂製配管の端部内に、
外方へ向かつて環状に膨出して内側に凹状溝を形
成する拡大部をもつ薄肉のパイプを挿入し、該拡
大部が上記配管を介し弾性変形可能に固定具によ
るパイプ軸方向の取付け作用力を受けて、拡大部
外面に沿う配管の一部を前記内孔の内壁に密に弾
接せしめるようにして固定したものである。
(考案の目的) 本考案は、配管の所定位置外周に膨大部が形成
されているので、当該膨大部が確実な配管の配管
接続部内孔からの抜け止めとなる作用、および内
孔の孔壁と密に弾接してシール機能を発揮する作
用がある。
(実施例;1) 本実施例は、軸線に通路を有するボルトとナツ
トとを用いる配管接続構造に本考案を実施した場
合である。
第1図において、10は例えばクラツチマスタ
シリンダの合成樹脂製の本体に形成された配管接
続部を示し、1は孔の奥方向に大内径部1aを有
する内孔、2は通路2rを有するボルト、3は上
記内孔1の大内径部1aに嵌入可能なフランジ3
fを有し、予め本体形成時に一体にモールドされ
ているナツト、4は薄肉の合成樹脂製配管、5は
一方端部に外方へ向かつて環状に膨出した拡大部
51を形成されたパイプであつて、この拡大部5
1は他部と同一肉厚を有し、内面側は凹状溝とな
つている。
上記構成の配管接続は、予めボルト2の通路2
rへ配管4の一端を、ネジ部方向が配管4管端側
となる如く挿通しておき、次いで配管4の接続方
向端へ、パイプ5を平行部端側を前方として圧入
し、配管4の端部がパイプ5の拡大部51外周を
充分覆うまで挿入する。この挿入状態では、配管
4は薄肉であるので、配管4の膨大部の立上り点
は、半径方向に見た場合、パイプ5の拡大部51
の頂部より該拡大部51の立上り点の近傍に位置
する。パイプ5が挿入された配管4の接続方向端
を内孔1の底肩部1sまで挿入のうえ、前記ボル
ト2を配管接続部10方向へ引き寄せてナツト3
内周へ螺進させ、先端端面が上記パイプ5拡大部
51外周を覆う配管4の膨大部に当接してこれを
加圧し、拡大部51を弾性変形させる程度まで螺
入して接続を完了する。
本実施例のパイプ5の拡大部51は他部とその
肉厚が同じであるので、ボルト2の螺進による上
記加圧すなわち取付け作用力が大きくなると弾性
変形する。このため、この取付け作用力が過大に
なつても、合成樹脂製配管4に無理な取付け作用
力が加わつて該配管4が損傷するを防止する。
上記接続では、パイプ5の拡大部51およびそ
の外周を覆う配管4の膨大部がボルト2の端面径
より大径となつており、かつ膨大部の外周が内孔
1の底肩部1s内壁と密に弾接するので、確実な
抜け止めと高いシール性が確保される。
本実施例では、上記のようにパイプ5の拡大部
51を弾性変形した状態で固定することができる
ので、圧力流体が流れる場合には、その圧力がシ
ール性を高める働きを行い、また合成樹脂製配管
4が経時使用に応じて品質劣化しても、拡大部5
1の復元変形でシール性を確保することができ
る。
(実施例;2) 本実施例は、配管接続部の内孔を掠めて貫通す
る貫通孔と当該貫通孔に挿入する係止ピンとを用
いる配管接続構造に本考案を実施する場合であ
る。
第2図(a)および(b)において、20は配管接続部
を示し、21は奥方向に小内径部21bを有する
内孔、6は配管接続部20の一方側外周から他方
側外周へ貫通する小径貫通孔で、その孔軸が内孔
21の接線となり、その孔周が内孔21の孔壁の
一部を切欠くが如く孔設してあり、7は上記貫通
孔に挿入された係止ピンである。また、4は合成
樹脂製配管、50は長手方向ほぼ中央部に所定間
隔を隔てて二つの外方へ向かつて環状に膨出した
拡大部501a,501bを有するパイプ、Sは
上記内孔21の小内径部21bとの段肩21sお
よび拡大部501aに当接・配置されたリング
R・R間にOリングOを挟着してなるシール装置
である。拡大部501aと502aは、前記拡大
部51と同様に、他部と同一の肉厚を有してい
る。
而して、上記パイプ50の拡大部501a,5
01b間の前記所定間隔は、当該パイプ50外周
を被覆する配管4の二つの膨大部間に形成される
谷間へ係止ピン7が嵌入可能に設定される。また
貫通孔6の孔設位置は、内孔21の小内径部21
bとの段肩21sに当接・配置されるシール装置
Sとの間に、パイプ50の拡大部501a外周を
被覆する配管4の膨大部が密に収容可能な間隔を
維持する如く設定される。
上記構成の配管接続は、まず配管4の接続方向
端へパイプ50の全長を完全に圧入し、次いでシ
ール部材Sを接続方向端から配管4の外周へ順次
嵌入してパイプ50の拡大部501aで膨大して
いる配管4の外周膨大部近傍に配置する。上記状
態にある配管4の接続方向端を内孔21へ挿入
し、開口端面方向から加圧して上記シール部Sが
拡大部501a位置の配管4の膨大部によつて段
肩21sに押圧された状態下としたうえで、係止
ピン7を貫通孔6へ挿入して接続を完了する。
この場合、係止ピン7の挿入により配管4の上
記膨大部を介してパイプ50の拡大部501a、
501bに作用する力が過大であつても、該拡大
部が弾性変形することにより、配管4に無理な力
が加わるのを防止する。
上記接続では、パイプ50の拡大部501a,
501bそれぞれを覆う配管4の外周膨大部間の
谷間に係止ピン7が挿入されているので、配管4
は確実に抜け止めされ、またシール部Sは係止ピ
ン7および上記拡大部501a外周を覆う配管4
の外周膨大部により段肩21sへ圧着されるとと
もに、上記膨大部は内孔21の内壁と密に弾接し
ているので、配管接続部20は二重にシールされ
ることとなる。
(考案の効果) 本考案の実施により、圧力室に連絡して設けた
配管接続部の内孔に合成樹脂製配管を接続する場
合の接続は、抜け止めが確実になされて取付け状
態が安定し、信頼性が確保されるとともに、合成
樹脂製配管自体にシール作用をもたせるため、従
来では2箇所あつたシール部を1箇所省くことも
可能となり、その上、固定具による加圧力を大き
くしておけば、取付け作用力を受けるパイプの拡
大部が弾性復元力を合成樹脂製配管に作用させる
ので、合成樹脂製配管の品質が劣化しても、長年
にわたり、シール性を維持することができ、また
配管固定時に、過大な取付け作用力を加えても、
合成樹脂製配管を損傷するようなことを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の断面正面図、第
2図(a)は本考案の第2実施例の断面正面図、第2
図(b)は第2図(a)におけるA−A線断面側面図であ
る。 10,20……配管接続部、1,21……内
孔、4……合成樹脂製配管、5,50……パイ
プ、51,501a,501b……拡大部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力室に連絡して設けた配管接続部の内孔に合
    成樹脂製配管を接続する配管接続構造であつて、
    前記配管は薄肉の配管であつてその端部内に、外
    方へ向かつて環状に膨出して内側に凹状溝を形成
    する拡大部をもつ薄肉のパイプを挿入し、該拡大
    部が上記配管を介し弾性変形可能に固定具による
    パイプ軸方向の取付け作用力を受けて、拡大部外
    面に沿う配管の一部を前記内孔の内壁に密に弾接
    せしめるようにして固定した配管接続構造。
JP1985189182U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH0313033Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985189182U JPH0313033Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JP1985189182U JPH0313033Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JPS6297382U JPS6297382U (ja) 1987-06-20
JPH0313033Y2 true JPH0313033Y2 (ja) 1991-03-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647990B2 (ja) * 1977-01-17 1981-11-12

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503129U (ja) * 1973-05-04 1975-01-14
JPS5647990U (ja) * 1979-09-19 1981-04-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647990B2 (ja) * 1977-01-17 1981-11-12

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JPS6297382U (ja) 1987-06-20

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