JPH0241435Y2 - - Google Patents

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JPH0241435Y2
JPH0241435Y2 JP1985067965U JP6796585U JPH0241435Y2 JP H0241435 Y2 JPH0241435 Y2 JP H0241435Y2 JP 1985067965 U JP1985067965 U JP 1985067965U JP 6796585 U JP6796585 U JP 6796585U JP H0241435 Y2 JPH0241435 Y2 JP H0241435Y2
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pipe
joint body
electrically conductive
gasket
joint
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、管継手に関し、詳しくは、継手本体
と、電気導通部たる金属部の外周面に樹脂被覆層
が形成された被接続管あるいは鋼管よりなる被接
続管との電気導通が確実に図れるとともに、継手
本体と被接続管の間のシールも図れる管継手に関
する。
従来より、電食を防止するために、筒状の継手
本体内に電気導通性の環状板を内装し、該環状板
の内周に所定間隔ごとに形成した突き刺し部を、
鋼管よりなる被接続管または被接続管の外側の樹
脂被覆層から金属部へと突き刺して、継手本体と
被接続管の電気導通を図る管継手が提供されてい
る。例えば、実公昭54−30165号公報のものであ
る。
しかし、従来のものでは、上記環状板は電気導
通を図るのみで、この部材でシール機能を発揮さ
せることはできなかつた。
本考案は、このような事情に鑑み、その目的と
するところは、被接続管と継手本体とを確実に電
気導通させることができるとともに、その電気導
通させる部材でシール機能も発揮させることがで
きる管継手を提供することにある。
本考案は、上記目的を達成するために、内部へ
の注入材の注入により径方向に膨張変形し得る中
空環状の電気導通性材りなり、内周面には、膨張
変形時、被接続管の電気導通部へ突き刺さる電気
導通性の突き刺し部を設けたシール部材を、前記
被接続管の管端部が挿入される筒状の電気導通性
継手本体の内周面に内装させたものである。 こ
のような構成よれば、電気導通性の継手本体の内
周面に内装させた電気導通性のシール部材の内部
(中空部)に注入材を注入することで、シール部
材を径方向に膨張変形させ、突き刺し部が被接続
管の電気導通部へ突き刺さるとともに、シール部
材の外周面が前記継手本体の内周面に圧接し、シ
ール部材の内周面が被接続管の外周面に圧接す
る。そのため、このシール部材で、継手本体と被
接続管の電気導通が確実に図れるとともに、シー
ル機能も発揮させることができる。
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図を参
照して説明する。
第1図において1は、ほぼ筒状をなす継手本体
1で、折曲可能な電気導通性の金属材で構成され
ている。そして、継手本体1の表面には、内周面
側両端部まで樹脂被覆層1aが形成されている。
この継手本体1には、第1図に示すように、軸方
向両端部に継手本体1の中央部に向い漸次拡径す
る抜止め部材収容部7、その奥に後述する被接続
管3,3を囲繞するシール部材収容部4,4、更
にその奥に継手本体1の中央部に向い漸次縮径す
るガスケツト収容部5,5がそれぞれ連通形成さ
れているとともに、シール部材収容部4,4の受
口2側端部には内方に突出するシール部材ストツ
パ部6,6が形成されている。
しかして、このような継手本体1の内部には、
ガスケツト8,8、シール部材9,9および抜止
め部材10,10が内装されている。ガスケツト
8は、前記ガスケツト収容部5の内部形状にほぼ
適合するテーパ面を有した環状又は切り割り環状
のものである。シール部材9は、外周面部所定箇
所に逆止弁9aを備えた中空環状のもので、その
内周壁部には中空部9b方向に屈曲する屈曲部9
cが形成されているとともに、該屈曲部9cの外
周面には鋭利な尖部を持つ環状又は複数個の突き
刺し部9dが設けられている。そして、このシー
ル部材9の一端の角部9e′を継手本体1のシール
部材ストツパ部6に臨ませた状態で継手本体1の
シール部材収容部4に内装されている。尚、この
シール部材9は、中空部9bに注入材(硬化性樹
脂液等)を注入したときに径方向および軸方向へ
の膨張変形が可能な薄肉のかつ電気導通性の鋼
板、薄肉のステンレス板等の金属材で構成されて
いる。また、前記突き刺し部9dも電気導通性の
金属材で構成されている。抜止め部材10は、環
状又は切り割り環状のゴム製バンド10aの周方
向所要箇所に複数の鋼球10b…を保持させてな
るもので、そのゴム製バンド10aの一側部には
外方に向けて突出する環状又は切割り環状のゴム
製ガスケツト10cが一体的に形成されている。
尚、図中11,11はシール部材9,9の逆止
弁9a,9aと対向させて継手本体1,1の両端
部に形成した注入孔、12,12はこの注入孔を
閉塞するプラグ栓である。
次に、被接続管3,3を前記管継手で接続する
場合について第2図及び第3図を参照して説明す
る。
先ず、継手本体1の受口2,2から内部にガス
ケツト8,8、シール部材9,9、更に抜止め部
材10,10を内装させておく。次に、継手本体
1の受口2,2から内部に被接続管3,3の端部
を第2図に示すように差し込む。
そして、この状態からプラグ栓12,12を取
外して注入孔11,11から注入材13(第3図
参照)(例えば硬化性樹脂液)をシール部材9,
9の中空部9b,9bに油圧ポンプ(図示せず)
にて圧入し、油圧計(図示せず)が所定値に達し
たならば注入材13の圧入を停止し、注入孔1
1,11にプラグ栓12,12を差し込んで閉塞
する。このような状態になると、シール部材9,
9の屈曲部9c,9cが第3図に示すように被接
続管3側に変形を起こして、シール部材9,9の
内外周面が継手本体1の内周面および被接続管
3,3の樹脂被覆層3a,3aの外周面に圧接す
るとともに、シール部材9,9は軸方向に大きく
膨張変形する。そのため、そのシール部材9,9
で、継手本体1の内周面と被接続管3,3の外周
面の間をある程度シールすることができるととも
に、ガスケツト8,8は強く内部に押し込まれ、
継手本体1の内周面と被接続管3の外周面との間
を確実にシールする。
一方、このシール部材9の軸方向外方への膨張
変形及び側面9eの膨張変形によつて、抜止め部
材10のバンド10aが抜止め部材収容部7に強
く押し込まれ、鋼球10b及びガスケツト10c
がテーパ面7aと被接続管3の外周面に強く圧接
される。それ故、継手本体1の受口2,2から侵
入する外部水あるいは土砂を前記ガスケツト10
cによつて有効に阻止できるとともに、被接続管
3に引抜き力が作用した場合にも、鋼球10bの
テーパー面7aへの侵入による被接続管3への喰
い込みによつて、被接続管3の抜止めを確実に行
うことができる。
また、シール部材9の屈曲部9cの被接続管3
側への変形によつて、突き刺し部9dの尖部が被
接続管3の樹脂被覆層3aから金属部へと突き刺
さるので、左右の被接続管3,3と継手本体1は
突き刺し部9d,9d及びシール部材9,9を介
して電気的に導通させることができる。このた
め、これら被接続管3,3及び継手本体1に予め
所定の電圧を印加させておくことによつて、被接
続管3,3及び継手本体1の電蝕を有効に防止で
きる。
尚、シール部材9のガスケツト8側一側面9f
を、予め第2図に示すように、中空部9b側に凹
状に湾曲形成しておき、一方ガスケツト8のシー
ル部材9側一側面8fを、予め、前記湾曲部9f
に嵌まる凸状の湾曲突部に形成しておけば、シー
ル部材9の膨張圧をガスケツト8により早くより
強く伝達させることができる。これ故、継手本体
1と被接続管3の間の密封をより完全なものにす
ることができる。
また、被接続管3,3に引抜き力が作用して、
この被接続管3,3と抜止め部材9,9が若干引
抜き方向に移動しても、シール部材9,9はスト
ツパ部6,6によつて移動しないから、シール性
は長期に亘つて安定して確保できる。
また、シール部材9,9は、継手本体1への挿
入時、屈曲部9c,9cを持つた窄り形状に形成
されているから、継手本体1の外観寸法を非常に
コンパクトにすることができるのみならず、シー
ル部材9,9を大きく膨張変形させることがで
き、ガスケツト8,8による密封力を確実なもの
にすることができる。
また、注入材13,13を硬化性注入材に構成
しておけば中空部9b,9b内で経時硬化するか
ら、シール部材9,9あるいは逆止弁9a,9a
が何んらかの理由で破損することがあつても、ま
た中空部9b,9bの注入材13,13が変形、
割れを生じても、中空部9b,9bの体積変化が
なく、半永久的にシール作用および抜止め力を確
保することができる。
第4図は本考案の他の実施例を示しており、前
記実施例と異なる点は、シール部材19を内外周
面に複数の屈曲部19c…を持つたジヤバラ形状
にしていること、抜止め部材20を喰い込み爪部
20aを持つた断面ほぼ三角形状の切割り環状に
していること(金属材で構成している)、ガスケ
ツト20cを抜止め部材20と別体に構成してい
ること、更にシール部材19の膨張圧をリテーナ
25を介して抜止め部材20および環状ガスケツ
ト20cに伝達していること、などが大きく異な
る点である。このような管継手であつても前記実
施例と同様な作用、効果を奏することは勿論であ
る。 また、第5図は本考案のもう一つの他の実
施例を示しており、前記実施例と異なる点は、シ
ール部材39の内外周壁に屈曲部39c…を形成
していること、継手本体1と抜止め部材収容部3
7を構成する端部閉塞体37′とは別体に構成さ
れていて、これらをねじ螺合40により固着して
いること、などが大きく異なる点である。このよ
うな管継手であれば、前記実施例と同様の作用、
効果を得られるのは勿論のこと、更に継手本体1
と端部閉塞体37とを鋳物で構成することができ
るのでコストが非常に安価となる。
尚、前記実施例では、シール部材9,19,3
9の中空部9b,19b,39bに硬化性注入材
13を注入することによりシール部材9,19,
39を軸方向に膨出させ、この硬化性注入材13
の硬化によつてシール部材9,19,39の膨出
状態を維持させて、抜止め部材10,20及びガ
スケツト10c,20cを抜止め部材収容部7,
37のテーパ面7a,37aに圧接継続させると
共にガスケツト8を継手本体1の中央部側に圧接
継続させるようにしたが、本考案はこのような場
合に限らず、例えば注入材を、油状の又は流動性
を持つた液体で構成し、この注入材をシール部材
9,19,39の中空部9b,19b,39bに
漏れないように密封してシール部材9,19,3
9の膨出状態を維持させ、これによつて抜止め部
材10,20及びガスケツト10c,20cを抜
止め部材収容部7,37のテーパ面7a,37a
に圧接継続させると共にガスケツト8を継手本体
1の中央部側に圧接継続させてもよい。
また、前記実施例では、外周面に樹脂被覆層3
a,3aが形成された被接続管3,3同士の接続
について説明したが、本考案はこれに必らず、鋼
管同士の接続にも適用できることは勿論であり、
本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更
を施すことができる。
以上のように、本考案の管継手によれば、継手
本体の堵周面に内装させた電気導通性のシール部
材で、被接続管と継手本体を確実に電気導通させ
ることができるとともに、被接続管と継手本体の
間をシールさせることができ、このため電気導通
以外にシール性の面でも一層の信頼性の向上が図
れる管継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案に係る管継手の一実施
例を示し、第1図は継手本体の要部断面図、第2
図は継手本体内に被接続管、ガスケツト、シール
部材、抜止め部材及び環状ガスケツトを挿入した
状態を示す要部断面図、第3図はシール部材の中
空部に充填材を注入した状態を示す要部断面図で
あり、第4図及び第5図は夫々本考案の他の実施
例を示す要部断面図である。 1……継手本体、2……受口、3……被接続
管、4……シール部材収容部、5……ガスケツト
収容部、6……シール部材ストツパ部、7,37
……抜止め部材収容部、7a,37a……抜止め
部材収容部のテーパ面、8……ガスケツト、9,
19,39……シール部材、9b……中空部、9
c,19c,39c……屈曲部、9d……突き刺
し部、10,20……抜止め部材、10c,20
c……切割り環状又は環状のガスケツト、13…
…注入材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部への注入材の注入により径方向に膨張変形
    し得る中空環状の電気導通性材よりなり、内周面
    には、膨張変形時、被接続管の電気導通部へ突き
    刺さる電気導通性の突き刺し部を設けたシール部
    材を、前記被接続管の管端部が挿入される筒状の
    電気導通性継手本体の内周面に内装させるように
    した管継手。
JP1985067965U 1985-05-08 1985-05-08 Expired JPH0241435Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985067965U JPH0241435Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

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JP1985067965U JPH0241435Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

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JPS61182490U JPS61182490U (ja) 1986-11-14
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CH709441A2 (de) * 2014-03-20 2015-09-30 Theodor Wüst Steckmuffe.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813289A (ja) * 1981-07-17 1983-01-25 望月 「たく」夫 大径管のジョイント機構

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