JP3506669B2 - 継 手 - Google Patents
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Description
管、床暖房、ロードヒーティング等に使用される樹脂パ
イプ用の継手に関するものである。
部に樹脂パイプが挿入可能な継手本体と、継手本体の樹
脂パイプ挿入端に螺合される押し輪と、継手本体と押し
輪との間に介装される抜け止め部材としての割リングと
から主に構成されている。継手本体の内部には、樹脂パ
イプの端部が嵌挿される内筒部が突設され、この内筒部
の先端部の外周面には、収容溝が凹設されている。さら
に、この収容溝には、シール部材としてのゴム材料製の
断面円形状をなすシールリングが1本嵌着されている。
このシールリングの先端部は、内筒部の外周面から突出
するように形成されている。
ず継手本体の樹脂パイプ挿入端部に割リングと座金を配
置した後に、押し輪を緩やかに螺合する。次いで、樹脂
パイプの端部を継手本体内に挿入するとともに、内筒部
に樹脂パイプの端部を嵌挿させる。次いで、継手本体の
樹脂パイプ挿入端部に螺合された押し輪をさらに締付け
る。このとき割リングは、継手本体の内奥方へ押し込ま
れる。そして、継手本体の内周面に対して割リングの外
周面が係合して割リングが縮径されることにより、割リ
ングの内周面は、樹脂パイプの外周面に圧接して係合さ
れる。このため、樹脂パイプは継手本体内に抜け止めさ
れる。それと同時に、樹脂パイプの内周面がシールリン
グの先端部に圧接し、シールリングの先端部と樹脂パイ
プの内周面との間はシールされる。
継手においては、シールリングの先端部と樹脂パイプの
内周面との密着性が低いために、輸送流体としての液体
の圧力が高圧の場合には、液体がシールリングの先端部
と樹脂パイプの内周面との間を通って流れ出て、継手の
先端部から漏れるという問題があった。
るときには、樹脂パイプの端面がシールリングの先端部
に当接するため、樹脂パイプの嵌挿が困難になるととも
に、樹脂パイプの端面がシールリングの先端部に当接し
た状態で樹脂パイプの端部をさらに内筒部に嵌挿する
と、シールリングが継手本体の内奥方へ押し出された
り、損傷を受けたりしてしまう等のおそれがあるという
問題があった。
(b)の実線に示すように、幅広の収容溝47に、厚み
が収容溝47の深さと同じになるように設定されている
ゴム材料製の断面長方形状をなすシールリング48を嵌
着することが考えられる。このように構成した場合に
は、樹脂パイプ49の先端部を、シールリング48に損
傷等の不具合が生じることなく、内筒部に円滑に嵌挿す
ることができる。
に挿入した後に押し輪をさらに締付けると、割リングが
樹脂パイプの外周面に圧接して係合されるとともに、樹
脂パイプは、割リングの圧接により内方へ押圧される。
うに、樹脂パイプ49の内周面は、シールリング48の
外周面に圧接される。しかし、液体の圧力が高圧の場合
には、液体がシールリング48の外周面と樹脂パイプ4
9の内周面との間を通って流れ出て、継手の先端部から
漏れ出すという問題がある。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、シール部材に損傷等の不具合が生じること
なく樹脂パイプの端部の内筒部への嵌挿が円滑に行なわ
れるとともに、輸送流体としての液体の圧力が高圧のと
きにも、液体の漏れを防止することができる継手を提供
することにある。
めに、請求項1に記載の発明の継手では、筒状をなし、
内部に樹脂パイプが挿入可能な継手本体と、継手本体の
内部に突設され、樹脂パイプの端部が嵌挿される内筒部
と、内筒部の外周面に凹設された収容溝に嵌着されるシ
ール部材と、樹脂パイプに外力を作用させて樹脂パイプ
を締付ける締付手段とを備え、前記シール部材は、係合
凸部が複数個設けられているとともに、樹脂パイプが内
筒部に嵌挿されるときには、係合凸部の先端部は、内筒
部の外周面からの突出しないように構成され、締付手段
により樹脂パイプが締付けられたときには、係合凸部の
先端部が樹脂パイプの内周面に圧接されるように構成さ
れているものである。
1に記載の発明において、前記締付手段は、継手本体の
樹脂パイプ挿入端部の内周面において、端部に向かうに
従い拡径するように形成されたテーパ面と、継手本体の
樹脂パイプ挿入端部に螺合される押し輪と、継手本体と
押し輪との間に介装され、前記テーパ面に対応するテー
パ状の外周面を有し、押し輪を継手本体に螺入すること
により樹脂パイプに外力を作用させて樹脂パイプを継手
本体内に抜け止めする環状の抜け止め部材とから構成さ
れているものである。
図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図5に示すよう
に、樹脂パイプ11は、ポリオレフィン(架橋ポリエチ
レン、ポリブデン等)等の合成樹脂により円筒状に形成
され、水道の配管等に使用される。
と、1箇所が切離された円環状をなす締付手段としての
割リング14と、円環状をなす座金15と、ナットより
なる締付手段としての押し輪16とから構成されてい
る。継手本体13、割リング14、座金15及び押し輪
16は、合金(真鍮、青銅等)等の金属材料により形成
されている。
の基端部の外周面には、第1雄ねじ部17が形成され、
水道管等の管体と螺合可能になっている。また、継手本
体13の基端部の内周面には、導入路18が形成されて
いる。この導入路18は、継手本体13を管体に螺合し
たときに、輸送流体としての液体が流れるようになって
いる。
六角ナット状の第1係合部19が形成されている。そし
て、継手本体13と前記管体との螺合及びその解除を行
うときには、第1係合部19にスパナ等を係合すること
により、継手本体13を容易に回動させることができる
ようになっている。
9には、樹脂パイプ11の継手本体13内への挿入深さ
を視認するための平面ほぼ円形状をなす貫通孔20が1
箇所形成されている。図1から図3に示すように、継手
本体13の樹脂パイプ挿入端部21の外周面には、第2
雄ねじ部22が形成されている。また、継手本体13の
樹脂パイプ挿入端側には、樹脂パイプ11を挿入するた
めの挿入穴23が穿設されている。その挿入穴23の開
口部の内周面には、端部に向かうに従い拡径する第1テ
ーパ面24が形成されている。
筒部25が、継手本体13の軸線方向における中間部か
ら、継手本体13の樹脂パイプ挿入端部21に向かって
延出されている。この内筒部25の先端外周縁には、端
部に向かうに従い縮径する第2テーパ面26が形成さ
れ、樹脂パイプ11の端部を内筒部25へ容易に嵌挿す
ることができるようになっている。
は、樹脂パイプ11を継手本体13内に挿入するための
円環状の挿入空間27が形成されている。また、挿入穴
23の内奥部には、内端部に向かうに従い縮径する傾斜
壁28が形成されている。さらに、挿入穴23の傾斜壁
28より内端側には、外径が挿入穴23の開口側よりも
小さい円環状の縮径部29が形成されている。縮径部2
9には、ゴム材料製の断面円形状をなすOリング30が
嵌着されている。そして、前記押し輪16を継手本体1
3に締付けるときに、樹脂パイプ11の端面31がOリ
ング30に圧接されることにより、樹脂パイプ11の端
面31と縮径部29の内端壁との間をシールするように
なっている。
部材を収容するための収容溝32が、内筒部25の軸線
と直交するように全周にわたって凹設されている。図1
及び図4(a)の実線に示すように、この収容溝32に
は、ゴム材料製の断面円形状をなすシール部材としての
シールリング33が4本嵌着されている。これらのシー
ルリング33の外径は、内筒部25の外径と同じ長さ、
すなわちシールリング33の厚みが収容溝32の深さと
同じになるように、それぞれ設定されている。そして、
樹脂パイプ11の端部を内筒部25へ嵌挿するときに
は、樹脂パイプ11の端面31がそれぞれのシールリン
グ33の先端部34、すなわちシールリング33の外周
部に当接しないようになっている。
6の基端部の内周面には、雌ねじ部35が螺刻され、前
記継手本体13の第2雄ねじ部22と螺合可能になって
いる。押し輪16の外周面には、六角ナット状の第2係
合部36が全周にわたって形成されている。そして、押
し輪16と継手本体13との螺合及びその解除を行うと
きには、第2係合部36にスパナ等を係合することによ
り、押し輪16を容易に回動させることができるように
なっている。
中心には、押し輪16を貫通して挿通孔37が形成され
ている。また、押し輪16の内部の雌ねじ部35より先
端側には、係止面38が押し輪16の軸線と直交するよ
うに円環状に形成されている。押し輪16の先端部の内
周面には、収容凹所39が全周にわたって凹設されてい
る。この収容凹所39には、樹脂パイプ11の継手12
からの抜け出しを防止するためのゴム材料製の断面円形
状をなす抜け出し防止リング40が嵌着されている。
14は、軸線方向に延びる切り割りが1箇所形成され、
外方から径方向内側に向かって力が加わったときに縮径
可能な構成となっている。
3の第1テーパ面24に対応する第3テーパ面41とな
っている。また、割リング14の内周面には、樹脂パイ
プ11を継手本体13内に抜け止めするための凹凸面が
全面にわたって形成されている。また、前記座金15
は、割リング14と押し輪16の係止面38との間に介
在されるようになっている。
作用を説明する。さて、継手12に樹脂パイプ11を接
続する場合には、まず継手本体13の樹脂パイプ挿入端
部21に割リング14と座金15を配置した後に、押し
輪16を緩やかに螺合する。
パイプ11の端部を挿通孔37から継手本体13内の挿
入空間27に挿入するとともに、樹脂パイプ11の端部
を内筒部25に嵌挿する。このとき、それぞれのシール
リング33の厚さは、収容溝32の深さと同じ長さにな
っているため、樹脂パイプ11の端面31はそれぞれの
シールリング33の先端部34に当接せず、樹脂パイプ
11の端部は内筒部25に円滑に嵌挿される。
31が傾斜壁28の樹脂パイプ挿入端側の端面に到達し
たときには、貫通孔20により、樹脂パイプ11の端部
の継手本体13の挿入空間27への挿入深さを視認する
ことができる。
具を用いて押し輪16を継手本体13に締付けると、押
し輪16の係止面38は継手本体13の樹脂パイプ挿入
端部21に近接するため、割リング14は、座金15を
介して継手本体13の基端側に押し込まれる。このた
め、継手本体13の第1テーパ面24に割リング14の
第3テーパ面41が係合し、割リング14は縮径され
る。これにより、割リング14の内周面は、樹脂パイプ
11の外周面に圧接して係合する。その結果、樹脂パイ
プ11は継手本体13内に強固に抜け止めされる。
4に包持されながら継手本体13内の縮径部29へと押
し込まれることにより、樹脂パイプ11の端面31がO
リング30に圧接されるため、縮径部29の内端壁と樹
脂パイプ11の端面31との間はシールされる。
圧接して係合すると、樹脂パイプ11は割リング14に
より内方へ押圧される。このため、図4(a)の二点鎖
線に示すように、樹脂パイプ11の内周面は、各シール
リング33の先端部を圧接し、内筒部25の外周面と樹
脂パイプ11との間はシールされる。
が継手12内を流通するときには、内筒部25の第2テ
ーパ面26と樹脂パイプ11の内周面との間から、液体
が収容溝32に流れ込む。このため、樹脂パイプ挿入端
側のシールリング33と樹脂パイプ11の内周面との隙
間に液体が溜まる。この溜った液体の圧力により、樹脂
パイプ挿入端側のシールリング33が樹脂パイプ11を
押圧し、樹脂パイプ挿入端側のシールリング33と樹脂
パイプ11の内周面との密着性は高くなる。このため、
液体が樹脂パイプ挿入端側のシールリング33と樹脂パ
イプ11の内周面との間を通って流れ出るのを防止する
ことができる。
ルリング33と樹脂パイプ11の内周面との間を通って
流れ出ても、この液体は、樹脂パイプ挿入端側から2番
目のシールリング33と樹脂パイプ11の内周面との隙
間に溜まる。この溜った液体の圧力により、樹脂パイプ
挿入端側から2番目のシールリング33が樹脂パイプ1
1を押圧し、樹脂パイプ挿入端側から2番目のシールリ
ング33と樹脂パイプ11の内周面との密着性は高くな
る。このため、液体が樹脂パイプ挿入端側から2番目の
シールリング33と樹脂パイプ11の内周面との間を通
って流れ出るのを防止することができる。
と樹脂パイプ11の内周面との密着性は、収容溝32に
流れ込む液体の圧力によってそれぞれ高くなるため、液
体がシールリング33と樹脂パイプ11の内周面との間
を通って流れ出るのを防止することができる。
ような効果が発揮される。 ・ 第1の実施形態の継手12においては、収容溝32
に4本のシールリング33が嵌着されている。このた
め、高圧の液体が継手12内を流通するときには、それ
ぞれのシールリング33と樹脂パイプ11の内周面との
密着性は、収容溝32に流れ込む液体の圧力によってそ
れぞれ高くなるため、液体がシールリング33と樹脂パ
イプ11の内周面との間を通って流れ出るのを防止する
ことができる。
は、シールリング33の厚さは、収容溝32の深さと同
じ長さになっている。このため、樹脂パイプ11の端面
31はシールリング33の先端部34に当接せず、樹脂
パイプ11の端部は内筒部25に容易に嵌挿される。
は、継手本体13の樹脂パイプ挿入端部21の内周面
に、端部に向かうに従い拡径する第1テーパ面24が形
成されるとともに、割リング14の外周面は、継手本体
13の第1テーパ面24に対応するように第3テーパ面
41となっている。このため、押し輪16を継手本体1
3に締付けるだけで、割リング14を容易に縮径するこ
とができる。
は、押し輪16を継手本体13に締付けるときには、樹
脂パイプ11が割リング14に包持されながら縮径部2
9へと押し込まれるようになっている。このため、樹脂
パイプ11の端面31は継手本体13に当接せず、樹脂
パイプ11は、押し輪16の締付けに抗することなく継
手本体13内に抜け止めされる。また、樹脂パイプ11
の端部は、縮径部29へと押し込まれるときに、縮径部
29の径に合うように圧縮されるため、樹脂パイプ11
の端部と縮径部29の内壁との間をシールすることがで
きる。
は、縮径部29にOリング30が嵌着されている。この
ため、押し輪16を継手本体13に締付けるときには、
樹脂パイプ11の端面31がOリング30に圧接される
ため、縮径部29の内端壁と樹脂パイプ11の端面31
との間はシールされる。
は、第1係合部19に樹脂パイプ11の継手本体13内
への挿入深さを視認するための貫通孔20が形成されて
いる。このため、作業者の錯覚を防止し、樹脂パイプ1
1を継手本体13内への所定の挿入深さに確実に挿入す
ることができる。
は、割リング14と押し輪16の係止面38との間に座
金15が介装されている。このため、押し輪16を継手
本体13に締付けるときに、押し輪16の回動によって
割リング14が回動し、この割リング14の回動による
樹脂パイプ11のねじれを防止することができる。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態を図
6に基づいて詳細に説明する。なお、この第2の実施形
態については、第1の実施形態と異なる点を中心に説明
する。
し輪16の挿通孔37の内端面に、内端部に向かうに従
い拡径する第4テーパ面42が形成されている。また、
割リング14の外周面は、押し輪16の第4テーパ面4
2に対応するように内端ほど拡径する第5テーパ面43
となっている。また、座金15は割リング14と継手本
体13の先端面との間に介在されるようになっている。
まず継手本体13の樹脂パイプ挿入端部21に座金15
と割リング14を配置した後に、押し輪16を緩やかに
螺合する。そして、樹脂パイプ11の端部を挿通孔37
から継手本体13内の挿入空間27に挿入するととも
に、樹脂パイプ11の端部を内筒部25に嵌挿する。
6を継手本体13に締付けると、押し輪16の第4テー
パ面42に割リング14の第5テーパ面43が係合し、
割リング14は縮径される。これにより、割リング14
の内周面は、樹脂パイプ11の外周面に圧接して係合す
る。
おいても、前述した第1の実施形態と同じように、押し
輪16を継手本体13に締付けるだけで、樹脂パイプ1
1は、継手本体13内に強固に抜け止めされる。
構成することもできる。 ・ 図7に示すように、前記シールリング33を、断面
半円状をなす複数の係合凸部44が突設され、各係合凸
部44の先端部45は、内筒部25の外周面からの突出
を規制するように構成された断面略長方形状をなすシー
ルリング46に変えてもよい。このように構成した場合
も、高圧の液体が継手12内を流通するときには、シー
ルリング46のそれぞれの係合凸部44と樹脂パイプ1
1の内周面との密着性は、収容溝32に流れ込む液体の
圧力によってそれぞれ高くなるため、液体がシールリン
グ46と樹脂パイプ11の内周面との間を通って流れ出
るのを防止することができる。
銅等)等の金属製の略C字状をなし、両端には挿通孔が
形成され、その挿通孔にはボルトが挿通されるととも
に、ボルトの先端にナットが螺合されているCリングに
変えてもよい。このように構成した場合は、Cリングに
樹脂パイプ11の端部を嵌挿させた後に、樹脂パイプ1
1を内筒部25に嵌挿する。次いで、ナットを締付ける
ことにより、樹脂パイプ11は継手本体13内に強固に
抜け止めされる。
銅等)等の金属製の略C字状をなし、両端には挿通孔が
形成され、その挿通孔にはリベットが挿通されているC
リングに変えてもよい。このように構成した場合は、C
リングに樹脂パイプ11の端部を嵌挿させた後に、樹脂
パイプ11を内筒部25に嵌挿する。次いで、Cリング
のリベットをかしめ着けることにより、樹脂パイプ11
は継手本体13内に強固に抜け止めされる。また、リベ
ットを省略して、単にCリングをかしめ着けるだけでも
よい。
思想について以下に記載する。 ・前記シール部材は、複数個のシールリングから構成さ
れている請求項1又は請求項2に記載の継手。この構成
によれば、高圧の液体が継手内を流通するときには、そ
れぞれのシールリングと樹脂パイプの内周面との密着性
が高くなるため、液体がシールリングと樹脂パイプの内
周面との間を通って流れ出るのを防止することができ
る。
ールリングから構成されている請求項1又は請求項2に
記載の継手。この構成によれば、輸送流体としての液体
の圧力が高圧のときにも液体の漏れを防止することがで
きる継手を、最低限の部品点数で製造することができ、
製造コストを節約することができる。
有する1本のシールリングから構成されている請求項1
又は請求項2に記載の継手。この構成によれば、部品点
数が少なく、製造が容易で、製造コストをさらに節約す
ることができる。
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
の継手によれば、シール部材に損傷等の不具合が生じる
ことなく樹脂パイプの端部の内筒部への嵌挿が円滑に行
なわれるとともに、輸送流体としての液体の圧力が高圧
のときにも、液体の漏れを防止することができる。
求項1に記載の発明の効果に加え、押し輪を継手本体内
の樹脂パイプ挿入端に螺合させるだけで、樹脂パイプ
は、継手本体内に確実に抜け止めされる。
に締付けた後の状態を示す半縦断面図。
平面図。
半縦断面図。
要部断面図。(b)は従来の実施形態における問題点を
解決するために考えられたシール部材を示す要部断面
図。
に締付けた後の状態を示す半縦断面図。
…抜け止め部材としての割リング、16…押し輪、21
…樹脂パイプ挿入端部、24…テーパ面としての第1テ
ーパ面、25…内筒部、32…収容溝、33…シール部
材としてのシールリング、34…先端部、41…テーパ
状の外周面としての第3テーパ面。
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状をなし、内部に樹脂パイプが挿入可
能な継手本体と、 継手本体の内部に突設され、樹脂パイプの端部が嵌挿さ
れる内筒部と、 内筒部の外周面に凹設された収容溝に嵌着されるシール
部材と、 樹脂パイプに外力を作用させて樹脂パイプを締付ける締
付手段とを備え、 前記シール部材は、係合凸部が複数個設けられていると
ともに、樹脂パイプが内筒部に嵌挿されるときには、係
合凸部の先端部は、内筒部の外周面から突出しないよう
に構成され、締付手段により樹脂パイプが締付けられた
ときには、係合凸部の先端部が樹脂パイプの内周面に圧
接されるように構成されていることを特徴とする継手。 - 【請求項2】 前記締付手段は、継手本体の樹脂パイプ
挿入端部の内周面において、端部に向かうに従い拡径す
るように形成されたテーパ面と、継手本体の樹脂パイプ
挿入端部に螺合される押し輪と、継手本体と押し輪との
間に介装され、前記テーパ面に対応するテーパ状の外周
面を有し、押し輪を継手本体に螺入することにより樹脂
パイプに外力を作用させて樹脂パイプを継手本体内に抜
け止めする環状の抜け止め部材とから構成されている請
求項1に記載の継手。
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