JP2003222276A - 管の継手構造 - Google Patents

管の継手構造

Info

Publication number
JP2003222276A
JP2003222276A JP2002020813A JP2002020813A JP2003222276A JP 2003222276 A JP2003222276 A JP 2003222276A JP 2002020813 A JP2002020813 A JP 2002020813A JP 2002020813 A JP2002020813 A JP 2002020813A JP 2003222276 A JP2003222276 A JP 2003222276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
lock ring
pipe
ring
receiving port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002020813A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Toshima
敏雄 戸島
Shogo Kaneko
正吾 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2002020813A priority Critical patent/JP2003222276A/ja
Publication of JP2003222276A publication Critical patent/JP2003222276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップリングを用いることなくシール
材の傷つきを防止し、管の継手部に確実なシール機能を
付与する。 【解決手段】 受口2と挿口10との継手部には、挿口
10の外周に配置されているシール材20が受口2の内
周に形成されているテーパ面6に押輪23によって圧接
されることでシール機能が付与される。この継手部に用
いられるシール材20に、このシール材20が受口2の
テーパ面6に圧接されたときにシール機能を発揮する球
状部20aが形成されており、さらに、この球状部20
aよりも受口2の奥側となる側に突起部21が形成され
て、球状部20aとロックリング5とが接触することを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、管の継手構造に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、管の継手構造の一つとして図3及
び図4に示すようなものがある。図3及び図4に示すよ
うに、一方の管1の端部には受口2が形成されており、
受口2の奥側には奥端面3が形成されている。この奥端
面3よりも受口2の開口側にはロックリング収容溝4が
形成されており、このロックリング収容溝4には、環状
で周方向に一つ割の金属製のロックリング5が収容され
ている。 【0003】ロックリング収容溝4よりもさらに受口2
の開口側には、開口側に向かって広がるテーパ面6が形
成されている。受口2におけるロックリング収容溝4と
テーパ面6との間には、このテーパ面6の最小径部と同
径の管軸方向に平行な内周面を有する境界部25が形成
されている。また、受口2における端部の外周には径方
向外向きにフランジ19が形成されている。このフラン
ジ19には、周方向に沿って管軸方向の複数の丸穴19
aが貫通状態で形成されている。 【0004】一方、他方の管9の端部には挿口10が形
成されており、この挿口10の端部の外周には挿口突部
11が形成されている。挿口10は所定の位置まで受口
2に挿入されている。 【0005】ロックリング5の位置よりも受口2の開口
側における挿口10の外周には、周方向一つ割のプラス
チック製のバックアップリング12と環状でゴム製のシ
ール材13とが配置されている。 【0006】また、他方の管9における、受口2に入り
込まない部分の外周には、フランジ19と同様の外径の
環状の押輪23が配置されている。この押輪23におけ
る、フランジ19に形成されている丸穴19aに対応す
る位置には、丸穴23aが貫通状態で形成されている。
この丸穴19aと丸穴23aとに、T字型ボルト24が
通され、各T字型ボルト24にそれぞれナット18がね
じ合わされている。 【0007】このような管の継手部を構成するには、図
4に示すように、ロックリング収容溝4にロックリング
5が収容されている状態の受口2に、バックアップリン
グ12、シール材13及び押輪23が外周に配置されて
いる状態の挿口10を挿入する。なお、シール材13が
テーパ面6に圧接されたときに良好なシール機能を発揮
するために、シール材13は、実質的にシール機能を発
揮する軟質の球状部13aと、この球状部13aの後方
にテーパ面6の形状に合わせて形成されている硬質のテ
ーパ部13bとを有する。 【0008】挿口10を受口2に挿入する際には、挿口
10の端部の外周に形成されている挿口突部11により
ロックリング収容溝4に収容されているロックリング5
の分割部を押し広げ、挿口突部11が受口2の奥端面3
とロックリング5との間に位置するまで挿口10を受口
2内に挿入する。 【0009】そして、図3に示すように、丸穴19aと
丸穴23aとに、T字型ボルト24を通し、各T字型ボ
ルト24にそれぞれナット18をねじ合わせる。ナット
18を締め付けることにより押輪23がシール材13及
びバックアップリング12を管軸方向に受口2の奥側に
向かって押圧し、受口2に形成されているテーパ面6に
シール材13を圧接する。これにより、この管の継手部
にシール機能が付与される。 【0010】このとき、挿口10の外周において、シー
ル材13よりも受口2の奥側にバックアップリング12
が配置されていることにより、シール材13が受口2の
テーパ面6に圧接されるときにシール材13における球
状部13aが受口2における境界部25と挿口10との
隙間を通ってロックリング収容溝4側に入り込むことを
防ぎ、シール材13における軟質の球状部13aとロッ
クリング5とが接触しないようにすることができる。こ
れにより、ロックリング5によるシール材13の傷つき
を防止することができ、この継手部におけるシール機能
をより確実なものとすることができる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の管の継
手構造であると、ロックリング5によるシール材13の
傷つきを防止するためにバックアップリング12が必要
であり、このバックアップリング12を使用することに
よるコストが避けられないものであった。また、このバ
ックアップリング12を挿口10の外周に配置すること
は管の接合作業時の手間でもあった。 【0012】そこで本発明はこのような問題点を解決し
て、バックアップリングを用いることなくシール材の傷
つきを防止し、管の継手部に確実なシール機能を付与す
ることを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、一方の管における受口の内周
にロックリング収容溝が形成され、前記ロックリング収
容溝に環状のロックリングが収容され、前記ロックリン
グ収容溝よりも前記受口の開口側にシール材圧接面が形
成され、前記受口における前記ロックリング収容溝と前
記シール材圧接面との間に境界部が形成され、他方の管
の挿口が前記受口内に挿入され、前記シール材圧接面と
前記挿口との間に環状のシール材が配置され、前記シー
ル材を前記シール材圧接面に圧接可能な押輪が前記挿口
における前記受口に入り込まない部分の外周に配置さ
れ、前記シール材が前記押輪により前記シール材圧接面
に圧接されることによって前記受口と前記挿口との間に
シール機能が付与される管の継手構造において、前記シ
ール材に、前記シール材が前記シール材圧接面に圧接さ
れたときにシール機能を発揮するシール機能発揮部と、
前記シール機能発揮部よりも受口の奥側となる側に設け
られて、前記シール材が前記シール材圧接面に圧接され
たときに、前記境界部と前記挿口との隙間に入り込み可
能な突起部とが形成されているものである。 【0014】このような構成によれば、シール材に、シ
ール材がシール材圧接面に圧接されたときにシール機能
を発揮するシール機能発揮部と、このシール機能発揮部
よりも受口の奥側となる側に境界部と挿口との隙間に入
り込み可能な突起部とが形成されていることにより、シ
ール材がシール材圧接面に強く圧接された場合であって
も、この突起部がロックリングと接触し、シール機能発
揮部とロックリングとが接触することを防止することが
できる。したがって、ロックリングによってシール材に
おけるシール機能発揮部に傷がつかないようにすること
ができ、管の継手部に確実なシール機能を付与すること
ができる。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の管の継手構
造を図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本
発明の実施の形態の管の継手構造を示す管軸方向の断面
図であり、図2は、図1に示す管の継手部が構成される
状態を示す管軸方向の断面図である。なお、実施の形態
において、従来の管の継手構造において既に説明したも
のと同様のものには、図3及び図4において使用した符
号と同一の符号を付すことで、その詳細な説明を省略す
る。 【0016】図1及び図2に示すように、受口2内には
挿口10が挿入されており、受口2におけるシール材圧
接面であるテーパ面6と挿口10との間に環状のゴム製
のシール材20が配置されている。このシール材20
は、シール機能発揮部である軟質の球状部20aとこの
球状部20aの後方にテーパ面6の形状に合わせて形成
されている硬質のテーパ部20bとを有する。シール材
20における、球状部20aがテーパ面6に圧接された
ときにこの球状部20aよりも受口2の奥側となる側
に、受口2における境界部25と挿口10との隙間に入
り込み可能な横断面台形状のゴム製の突起部21が周方
向に沿って一体的に形成されている。この突起部21は
シール材20よりも高硬度のゴムで形成されている。ま
た、挿口10の外周に、シール材20を管軸方向に受口
奥側に向かって押圧可能な押輪23が配置されている。
この押輪23における、フランジ19に形成されている
丸穴19aに対応する位置には、丸穴23aが貫通状態
で形成されている。この丸穴19aと丸穴23aとに、
T字型ボルト24が通され、各T字型ボルト24にそれ
ぞれナット18がねじ合わされることで、本発明の実施
の形態の管の継手部が構成されている。 【0017】このような管の継手構造を構成するには、
図2に示すように、ロックリング収容溝4にロックリン
グ5が収容されている受口2に、シール材20及び押輪
23が外周に配置されている状態の挿口10を挿入す
る。このとき、シール材20における突起部21が受口
2側になるようにシール材20を挿口10の外周に配置
する。 【0018】そして、図1に示すように、受口2のフラ
ンジ19に形成されている丸穴19aと押輪23に形成
されている丸穴23aとにT字型ボルト24を通し、各
T字型ボルト24にそれぞれナット18をねじ合わせ
る。 【0019】ナット18を締め付けることにより押輪2
3が管軸方向に受口2の奥側に向かってシール材20を
押圧し、シール材20における軟質の球状部20aと硬
質のテーパ部20bを受口2に形成されているテーパ面
6に圧接する。 【0020】このとき、図1に示すように、シール材2
0における受口2の奥側に形成されている突起部21
が、受口2における境界部25と挿口10との隙間に入
り込むことができる。これにより、シール材20がテー
パ面6に強く圧接された場合であっても、この突起部2
1がロックリング収容溝4まで達し、ロックリング5と
接触するので、シール機能を発揮する軟質の球状部20
aとロックリング5とが接触することを防止することが
できる。しかも、ロックリング5と接触する突起部21
はシール材20よりも高硬度のゴム製であるので傷がつ
きにくく、たとえ傷がついてもシール材20のシール機
能を発揮する球状部20aには影響しない。したがっ
て、ロックリング5によってシール材20に傷がつくこ
とをバックアップリングを用いることなく防止すること
ができ、管の継手部にシール機能を確実に付与すること
ができる。 【0021】 【発明の効果】以上のように本発明によると、シール材
に、シール材がシール材圧接面に圧接されたときにシー
ル機能を発揮するシール機能発揮部と、このシール機能
発揮部よりも受口の奥側となる側に境界部と挿口との隙
間に入り込み可能な突起部とが形成されていることによ
り、シール材がシール材圧接面に強く圧接された場合で
あっても、この突起部がロックリングと接触し、シール
機能発揮部とロックリングとが接触することを防止する
ことができる。したがって、ロックリングによってシー
ル材におけるシール機能発揮部に傷がつかないようにす
ることができ、管の継手部に確実なシール機能を付与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の管の継手構造を示す管軸
方向の断面図である。 【図2】図1に示す管の継手部が構成される状態を示す
管軸方向の断面図である。 【図3】従来の技術における管の継手構造の一例を示す
管軸方向の断面図である。 【図4】図3に示す管の継手部が構成される状態を示す
管軸方向の断面図である。 【符号の説明】 1 一方の管 2 受口 4 ロックリング収容溝 5 ロックリング 6 テーパ面 9 他方の管 10 挿口 20 シール材 20a 球状部 21 突起部 23 押輪 25 境界部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】一方の管における受口の内周にロックリン
    グ収容溝が形成され、前記ロックリング収容溝に環状の
    ロックリングが収容され、前記ロックリング収容溝より
    も前記受口の開口側にシール材圧接面が形成され、前記
    受口における前記ロックリング収容溝と前記シール材圧
    接面との間に境界部が形成され、他方の管の挿口が前記
    受口内に挿入され、前記シール材圧接面と前記挿口との
    間に環状のシール材が配置され、前記シール材を前記シ
    ール材圧接面に圧接可能な押輪が前記挿口における前記
    受口に入り込まない部分の外周に配置され、前記シール
    材が前記押輪により前記シール材圧接面に圧接されるこ
    とによって前記受口と前記挿口との間にシール機能が付
    与される管の継手構造において、前記シール材に、前記
    シール材が前記シール材圧接面に圧接されたときにシー
    ル機能を発揮するシール機能発揮部と、前記シール機能
    発揮部よりも受口の奥側となる側に設けられて、前記シ
    ール材が前記シール材圧接面に圧接されたときに、前記
    境界部と前記挿口との隙間に入り込み可能な突起部とが
    形成されていることを特徴とする管の継手構造。
JP2002020813A 2002-01-30 2002-01-30 管の継手構造 Pending JP2003222276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020813A JP2003222276A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 管の継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020813A JP2003222276A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 管の継手構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003222276A true JP2003222276A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27744206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002020813A Pending JP2003222276A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 管の継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003222276A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333073A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Asahi Tekko Kk フランジアダプタ
JP2010261562A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 管継手、パッキン輪、及び、管継手の組付方法
JP5000006B1 (ja) * 2011-11-07 2012-08-15 株式会社遠山鐵工所 ルーズフランジ式継手
US9890883B2 (en) 2010-06-08 2018-02-13 Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. Pipe joint, packing ring, and method for mounting pipe joint
WO2022097585A1 (ja) * 2020-11-06 2022-05-12 株式会社クボタ 管継手、押輪および管の接合方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333073A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Asahi Tekko Kk フランジアダプタ
JP2010261562A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 管継手、パッキン輪、及び、管継手の組付方法
US9890883B2 (en) 2010-06-08 2018-02-13 Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. Pipe joint, packing ring, and method for mounting pipe joint
JP5000006B1 (ja) * 2011-11-07 2012-08-15 株式会社遠山鐵工所 ルーズフランジ式継手
WO2022097585A1 (ja) * 2020-11-06 2022-05-12 株式会社クボタ 管継手、押輪および管の接合方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5398980A (en) Mechanical pipe joint
JP2001021074A (ja) 管継手
KR101555964B1 (ko) 관 연결 소켓
JPH07122329A (ja) 防水コネクタ
JP2007333176A (ja) ホース接続用のコネクタ
KR101723205B1 (ko) 냉매관 연결구
JP2003222276A (ja) 管の継手構造
JP4286004B2 (ja) 管の継手構造
JP7358423B2 (ja) 継手構造体
JP3506669B2 (ja) 継 手
JP2703150B2 (ja) 離脱防止管継手
JP4045305B1 (ja) 管継手
JPH10122466A (ja) 管継手の耐震構造
JP3151432B2 (ja) リテーナ
JP2010174907A (ja) 管継手
JP3509776B2 (ja) ケーブルのシールコネクタ
JP2004251347A (ja) 流体管の離脱防止装置の組付け方法
KR200142429Y1 (ko) 호오스의 연결장치
JP2003269666A (ja) 管の継手構造
JP2004162854A (ja) 管継手用スペーサおよび管継手
JP2005337269A (ja) 離脱防止管継手
JP2004180352A (ja) ケーブルのシールコネクタ
JP2003269665A (ja) 管の継手構造
KR20010088989A (ko) 파이프연결구
JP2000146045A (ja) 管接合用治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040922

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070516

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002