JPH0241429Y2 - - Google Patents

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JPH0241429Y2
JPH0241429Y2 JP10233785U JP10233785U JPH0241429Y2 JP H0241429 Y2 JPH0241429 Y2 JP H0241429Y2 JP 10233785 U JP10233785 U JP 10233785U JP 10233785 U JP10233785 U JP 10233785U JP H0241429 Y2 JPH0241429 Y2 JP H0241429Y2
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JP
Japan
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joint body
annular groove
split ring
pipe
joint
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JP10233785U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管の逸脱防止機構及び止水機構を備
えた管継手に関する。
(従来の技術) 従来、この種の管継手として特公昭55−25317
号公報に記載の発明が知られている。
この発明は、中空の本体部材の内部に貫通通路
があり、この貫通通路はパイプの端部を受け入れ
るための端部を有し、この端部は外に向けて漸次
小径となる円錐台状の面を有するように形成さ
れ、このように形成された貫通通路の端部に接続
管を把持する分割リング及び密封用リングが内装
されたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成の管継手である
と、分割リングを内装させるために内径方向への
大幅な変形が必要となり、貫通通路内に内装した
分割リングは形状に歪を残すので初期設定寸法が
得られず、接続管の逸脱防止機構に影響を与える
という問題があつた。また継手内部のアンダカツ
ト部分が大きいために、成型上金型構造が複雑と
なり、脱型時の変形により製品にバラつきが生じ
るという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案管継手は、1個の筒状の継手本体と2個
の蓋筒とからなり、継手本体は、両開口端部にそ
れぞれ連結する管を受け入れる受口が形成され、
該両受口よりも内方における継手本体の内周面に
それぞれ割りリングを内装する環状溝が形成さ
れ、該環状溝と前記受口との間に外方に向かつて
小径となるテーパ面が形成され、かつ、前記両受
口及びテーパ面の内周面にそれぞれ割りリングを
環状溝に嵌入する2個の案内溝が径方向に対向し
て形成されたもので、2個の蓋筒はそれぞれ一端
部内周面に前記継手本体の両外端部に外嵌する嵌
入部が形成されるとともに、他端部内周面に連結
する管を受け入れる受口が形成され、該受口と前
記嵌入部との間に環状弾性体を嵌着する環状溝が
形成されたもので、前記継手本体に形成されたそ
れぞれの環状溝内に案内溝から割りリングが内装
された後、環状溝に環状弾性体が嵌着された蓋筒
が該継手本体の両外端部にそれぞれ外嵌固定され
たものである。
(作用) 継手本体は2本の管を接合するものであり、継
手本体の受口及びテーパ面の内周面に径方向に対
向して設けられた2個の案内溝を通して割りリン
グは縮径せずとも初期設定寸法のまゝ継手本体の
環状溝に内装される。内装された割りリングが受
口から挿入された管の外周を締めつけて管の逸脱
を防止する。継手本体の環状溝と受口との間に外
方へ向けて小径となるテーパ面は割りリングのテ
ーパ面と当接し、管の外方向への抜け出し力が付
与されると割りリングに縮径方向の力を作用させ
て管の逸脱防止を尚確実にする。2個の蓋筒はそ
の一端部内周面嵌入部を継手本体に被嵌し、蓋筒
の環状溝に内装した環状弾性体により水密性を維
持する。更に、継手本体と2個の蓋筒とからなる
ので、それぞれの構造は簡単なものとなり、アン
ダカツト部分がないので非常に成形し易い。
(実施例) 第1図ないし第7図に本考案管継手の実施例を
示す。
本考案管継手は、1個の継手本体1と2個の蓋
筒2a,2bとからなるものである。
継手本体1は、筒状体であり、両開口端部にそ
れぞれ連結する管9を受け入れる受口3a,3b
が形成されている。両受口3a,3bよりも内方
における継手本体1の内周面にはそれぞれ割りリ
ング5を内装する環状溝6a,6bが形成され、
該環状溝6a,6bと前記受口3a,3bとの間
にそれぞれ外方に向かつて小径となるテーパ面7
a,7bが形成されている。一方の受口3aとテ
ーパ面7aの内周面に割りリング5を環状溝6a
に嵌入する2個の案内溝8a,8bが径方向に対
向して形成されている。案内溝8a,8bの底面
と環状溝6aの底面とは略面一となされている。
他方の受口3bとテーパ面7bの内周面にも同様
の案内溝8a,8bが形成されている。案内溝8
a,8bの幅は割りリング5の幅より大きくなさ
れている。また、継手本体1の内周面中央に該継
手本体1内に挿入する管9のストツパ用の突条1
0が周方向に形成されている。割りリング5は内
周面に複数条の突起5aが周方向に形成されると
ともに、外周面に前記テーパ面7aもしくは7b
に接するテーパ面5bが形成されている。複数条
の突起5aは割りリング5に挿入した管9の外周
面にくい込むための鋭利な刃先を有する。割りリ
ング5の内径寸法は挿入される管9の外径寸法よ
りもわずかに小さくなされており、管9の外径寸
法の変化に対応し得るように割り部5cが形成さ
れている。割りリング5の材質は、挿入される管
9よりも硬く、拡径、縮径が可能な弾性を有する
ものであればよい。尚、割りリング5は刃先が継
手本体1の内方へ向くように環状溝6a,6bの
内部に嵌入せられる。従つて、割りリング5に挿
入された管9に高い水圧が負荷され、外方向への
抜け出し力が付与されると、割りリング5のテー
パ面5bが継手本体1に形成されたテーパ面7a
もしくは7bに当接し、突起5aの刃先が管9の
外周面にくい込んで管の確実な逸脱防止が図られ
る。
2個の蓋筒2a,2bは、同じ形体となされた
もので、それぞれ一端部内周面に継手本体1の両
外端部1a,1bに外嵌する嵌入部11a,11
bが形成されるとともに、他端部内周面に連結す
る管9を受け入れる受口12a,12bが形成さ
れ、該受口12a,12bと前記嵌入部11a,
11bとの間に環状弾性体13を嵌着する環状溝
14a,14bにそれぞれ形成されたものであ
る。
継手本体1に形成されたそれぞれの環状溝6
a,6bに案内溝8a,8bから割りリング5が
内装される。割りリング5は環状溝8a,8bに
対して軸方向に嵌入せられ、環状溝6a、あるい
は6bに入つたところで90度回転せられて内装さ
れる。この回転がスムーズに行えるように割りリ
ング5の進入側外端面を面取りしておくとよい。
この後、環状溝14a,14bに環状弾性体1
3が嵌着された蓋筒2a,2bが継手本体1の両
外端部1a,1bに外嵌固定される、この外嵌固
定は、蓋筒2aの嵌入部11aに継手本体1の一
方の外端部1aが嵌入され、蓋筒2bの嵌入部1
1bに継手本体1の他方の外端部1bが嵌入さ
れ、蓋筒2a,2bと継手本体1の両外端部1
a,1bが接着剤またはねじ嵌合によつて固定一
体化せられる。
尚、継手本体1あるいは蓋筒2a,2bが合成
樹脂材で形成される場合、継手本体1と蓋筒2
a,2bとの色調や透明度を変えることができ、
例えば継手本体1を透明とすることによつて連結
する管の挿入具合が確認できる。
(考案の効果) 継手本体に案内溝が形成されているので、縮径
しなくても割りリングが継手本体の環状溝内に嵌
入できる。従つて、割りリングが初期設定寸法の
まま環状溝に内装されるので、管に対する割りリ
ングの締付力が弱められることがない。更に継手
本体のテーパ面と割りリングのテーパ面とが当接
して割りリングに縮径方向への力を作用させるの
で、連結する管の確実な逸脱防止効果が得られ
る。また、管継手が1個の継手本体と2個の蓋筒
とに分割された構成であるから、アンダカツト処
理が容易となつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案管継手の実施例を示し、第1図は
管を連結した管継手の縦断面図、第2図は継手本
体の縦断面図、第3図は第2図における−線
に沿う横断面図、第4図は継手本体と片方の蓋筒
とが分離した状態の縦断面図、第5図は割りリン
グの正面図、第6図は割りリングの縦断面図、第
7図は継手本体に割りリングを嵌入する状態を示
す斜視図である。 1……継手本体、2a,2b……蓋筒、3a,
3b……受口、5……割りリング、6a,6b…
…環状溝、7a,7b……テーパ面、8a,8b
……案内溝、9……管、11a,11b……嵌入
部、12a,12b……受口、13……環状弾性
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の筒状の継手本体と2個の蓋筒とからな
    り、継手本体は、両開口端部にそれぞれ連結する
    管を受け入れる受口が形成され、該両受口よりも
    内方における継手本体の内周面にそれぞれ割りリ
    ングを内装する環状溝が形成され、該環状溝と前
    記受口との間に外方に向かつて小径となるテーパ
    面が形成され、かつ、前記両受口及びテーパ面の
    内周面にそれぞれ割りリングを環状溝に嵌入する
    2個の案内溝が径方向に対向して形成されたもの
    で、2個の蓋筒はそれぞれ一端部内周面に前記継
    手本体の両外端部に外嵌する嵌入部が形成される
    とともに、他端部内周面に連結する管を受け入れ
    る受口が形成され、該受口と前記嵌入部との間に
    環状弾性体を嵌着する環状溝が形成されたもの
    で、前記継手本体に形成されたそれぞれの環状溝
    内に案内溝から割りリングが内装された後、環状
    溝に環状弾性体が嵌着された蓋筒が該継手本体の
    両外端部にそれぞれ外嵌固定されたことを特徴と
    する管継手。
JP10233785U 1985-07-04 1985-07-04 Expired JPH0241429Y2 (ja)

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JP10233785U JPH0241429Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JP10233785U JPH0241429Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JPS629785U JPS629785U (ja) 1987-01-21
JPH0241429Y2 true JPH0241429Y2 (ja) 1990-11-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731030Y2 (ja) * 1989-11-02 1995-07-19 コスモ工機株式会社 離脱防止機能を有する管継ぎ手

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Publication number Publication date
JPS629785U (ja) 1987-01-21

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