JPH0336786Y2 - - Google Patents

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JPH0336786Y2
JPH0336786Y2 JP1985122560U JP12256085U JPH0336786Y2 JP H0336786 Y2 JPH0336786 Y2 JP H0336786Y2 JP 1985122560 U JP1985122560 U JP 1985122560U JP 12256085 U JP12256085 U JP 12256085U JP H0336786 Y2 JPH0336786 Y2 JP H0336786Y2
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JP
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socket
lock ring
tapered surface
bolt
inner circumferential
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JP1985122560U
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JPS6230085U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は離脱防止管継手に関する。
従来の技術 離脱防止管継手の一種として、従来、第3図に
示すように、受口1の内周に開口端に向けて次第
に縮径する内周テーパ面2を形成し、内周テーパ
面2に当接する外周テーパ面3と、挿口4の外面
5に当接する管軸方向に一対の内周刃6とを有し
た周方向ひとつ割りのロツクリング7を受口挿口
間に配置し、受口1外面から受口1内に向けて螺
入貫通される管径方向の押しボルト8にてロツク
リング7の外周面9を押圧するようにしたものが
ある。10は受口挿口間に圧嵌される環状のシー
ル材である。押しボルト8は、一対の内周刃6ど
うしの中間位置に対応した外周面9部分を押圧す
る構成とされている。
このような構成であると、押しボルト8からの
押圧力によつてロツクリング7の内周刃6が挿口
4に引掛るため、挿口4に抜出力が作用すると、
ロツクリング7の外周テーパ面3が内周テーパ面
2に当ることにより、離脱防止機能が発揮される
ことになる。より大きな抜出力が作用した場合に
は、内周テーパ面2と外周テーパ面3とのくさび
作用により内周刃6が挿口4にいつそう強く引掛
ることになり、これに対応して離脱防止機能もよ
り強力なものとなる。
考案が解決しようとする問題点 ところが、このような従来のものでは、押しボ
ルト8によりロツクリング7の全周を均一に押圧
し、このロツクリング7が均等に受口1および挿
口4に当たつた状態で引抜力が加わらないと、ロ
ツクリング7の局部に応力が集中するという問題
点がある。このため従来のものでは、管の周方向
に多数の押しボルト8を配置しなければならない
という問題点がある。
さらに、押しボルト8が当接しないロツクリン
グ部分では、内周刃6の引掛りが弱く、抜出力が
作用した当初にロツクリング7の外周テーパ面3
と受口1の内周テーパ面2とが当たらないか、当
たつても、内周刃6が挿口4に有効に引掛かるま
での、この内周刃6と挿口4とのすべり距離が大
きくなるという問題点もある。
そこで本考案はこのような問題点を解決し、引
抜力が作用した当初にロツクリングを受口の内周
テーパ面に当てるとともに、有効な引掛りが早期
に発生するようにし、しかも最少数の押しボルト
だけで良好な離脱防止機能を得ることができるよ
うにすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本考案は、受口内周
に、受口開口端に向けて次第に縮径する内周テー
パ面を形成し、 前記内周テーパ面に当接する外周テーパ面と、
挿口外面に当接する内周刃とを有するロツクリン
グを受口挿口間に配置し、 最も受口奥側に位置した内周刃よりもさらに受
口奥側におけるロツクリングの最大外径部分の外
周に、環状突起状のボルト押し部を形成し、 前記ロツクリングのボルト押し部を管軸に平行
な先端平面にて押圧する管径方向の押しボルト
を、受口外面から受口内に向けて螺入貫通したも
のである。
作 用 このようなものであると、ロツクリングの内周
刃と押しボルトの作用位置とが管軸方向にずれる
ことになるため、偶力が発生し、内周刃を中心と
して押しボルトとは管軸方向の反対側に位置する
ロツクリング部分が内周テーパ面側に倒れる。こ
のため、この部分の外周テーパ面は、引抜力が発
生した当初に内周テーパ面に当接することにな
り、内周刃の挿口への有効引掛りを早期に発生可
能となる。また、実験により確認したところによ
ると、周方向の一か所でも内周刃が挿口に引掛か
ると、順次、周方向の全体に内周刃が食い込むよ
うになる。このため、小口径の管では、たとえば
一本の押しボルトだけで、ロツクリングの全周に
わたり内周刃を挿口に食い込ませることもできる
など、押しボルトは最少数で足りる。さらに、ロ
ツクリングの最大外径部分の外周に形成された環
状突起状のボルト押し部を押しボルトの先端平面
が押圧するように構成されているため、ある押し
ボルトの押圧によつてロツクリングに倒れが生じ
た場合には、ロツクリングの他の部分において
は、ボルト押し部が押しボルトの先端平面から遠
ざかるように変位する。このため、この部分にお
ける押しボルトが、その部分におけるロツクリン
グの倒れを阻害するようなことはない。
実施例 以下、本考案の一実施例を、第1図〜第2図に
もとづき、第3図と同一の部材には同一の番号を
付して、詳細に説明する。
第1図〜第2図に示すように、ロツクリング1
1には管軸方向に一対の内周刃12a,12bが
形成され、また外周テーパ面13はロツクリング
11の軸心方向のほぼ全長にわたつて形成されて
いる。受口奥側の内周刃12bよりもさらに奥側
におけるロツクリング11の外周には、環状突起
状のボルト押し部14が形成され、押しボルト8
はこのボルト押し部14を押圧するように構成さ
れている。
このようなものであると、内周刃12bとボル
ト押し部14とが管軸方向に位置ずれすることに
なるため、偶力が発生し、内周刃12bを中心と
して押しボルト8とは管軸方向の反対側に位置す
るロツクリング部分15が内周テーパ面2側に倒
れる。したがつて、このロツクリング部分15の
外周テーパ面13は、引抜力が発生した当初に内
周テーパ面2に当接し、内周刃12a,12bの
挿口4への有効引掛りを早期に発生可能となる。
また、前述のように、わずかな数の押しボルト8
だけでロツクリング11を全周にわたつて倒れさ
せることができる。しかも、倒れに関与しない他
の押しボルト8がロツクリング11の倒れを阻害
するようなこともない。
次にロツクリング部分15に作用するすべり阻
止力について考察する。すなわち、押しボルト8
の押え力をf、内周刃12bとボルト押し部14
との管軸方向の距離をl、挿口4の外径をdとす
ると、曲げモーメントflが作用し、ロツクリング
部分15にはすべり阻止力fl/dが働く。押え力
fおよび距離lは、管口径と、管重量とロツクリ
ング11の剛性とにもとづいて決定する。
考案の効果 以上述べたように本考案によると、ロツクリン
グに倒れを生じさせることにより、引抜力が作用
した当初にロツクリングの外周テーパ面を受口の
内周テーパ面に当てることができるため、内周刃
の有効な引掛りを早期に発生させることができ、
しかも最小数の押しボルトを装備するだけで足り
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部詳細断面図、
第2図はその全体断面図、第3図は従来例の断面
図である。 1……受口、2……内周テーパ面、8……押し
ボルト、11……ロツクリング、12a,12b
……内周刃、13……外周テーパ面、14……ボ
ルト押し部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受口内周に、受口開口端に向けて次第に縮径す
    る内周テーパ面を形成し、 前記内周テーパ面に当接する外周テーパ面と、
    挿口外面に当接する内周刃とを有するロツクリン
    グを受口挿口間に配置し、 最も受口奥側に位置した内周刃よりもさらに受
    口奥側におけるロツクリングの最大外径部分の外
    周に、環状突起状のボルト押し部を形成し、 前記ロツクリングのボルト押し部を管軸に平行
    な先端平面にて押圧する管径方向の押しボルト
    を、受口外面から受口内に向けて螺入貫通し、 たことを特徴とする離脱防止管継手。
JP1985122560U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH0336786Y2 (ja)

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JP1985122560U JPH0336786Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JP1985122560U JPH0336786Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JPS6230085U JPS6230085U (ja) 1987-02-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731030Y2 (ja) * 1989-11-02 1995-07-19 コスモ工機株式会社 離脱防止機能を有する管継ぎ手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5516547Y2 (ja) * 1975-07-25 1980-04-17

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JPS6230085U (ja) 1987-02-23

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