JPH0610512B2 - 接続管の抜止め具 - Google Patents

接続管の抜止め具

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JPH0610512B2
JPH0610512B2 JP2470786A JP2470786A JPH0610512B2 JP H0610512 B2 JPH0610512 B2 JP H0610512B2 JP 2470786 A JP2470786 A JP 2470786A JP 2470786 A JP2470786 A JP 2470786A JP H0610512 B2 JPH0610512 B2 JP H0610512B2
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JP
Japan
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retaining
pipe
insertion tube
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cam surface
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JP2470786A
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群平 横山
功明 小林
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Yano Giken Co Ltd
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Yano Giken Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水道管やガス管等の差込み接続された管にお
いて、受口管側の抜止め部と前記受口管に差込み接続し
た挿入管との間に管周方向複数個、介装されて、抜止め
する抜止め具に関する。具体的には、受口管側の抜止め
部と前記受口管に差込み接続した挿入管との間に介装さ
れる抜止め本体を設け、この抜止め本体の管周方向の中
央部分に、前記抜止め部に装着のボルトで押圧されて抜
止め本体を前記挿入管に押付け移動させるカム面を、前
記挿入管の差込み方向側ほど挿入管の外周面から遠ざか
る傾斜姿勢に形成し、前記抜止め本体の挿入管に対向す
る面に、前記の押付け移動に伴って挿入管の外周面に食
い込む抜止め突起を管周方向の全長に亘る状態に形成し
てある接続管の抜止め具に関する。
〔従来の技術〕
かかる接続管の抜止め具においては、ボルトの締込みで
カム面が押圧されて抜止め本体が挿入管に押付け移動
し、これにより抜止め突起が挿入管の外周面に食い込む
ことで、初期の抜止めが行われる。他方、地盤地下等に
より受口管と挿入管とに強大な引抜き力が作用した場合
には、その引抜き力で抜止め本体が挿入管と一体に引抜
き方向に移動するとき、カム面がボルトに対して滑る状
態でボルトによるカム面に対する押圧力が増して、抜止
め本体が一層、強く挿入管に押付けられる結果、抜止め
突起が挿入管により一層、深く食い込み、これにより、
引抜き力に抗した抜止めが行われる。
また、前記抜止め突起が管周方向の全幅に亘る状態に形
成されているため、ボルトのカム面押圧による挿入管へ
の押付力を管周方向に分散させて、ボルトのカム面に対
する押圧力の割には、抜止め突起の挿入管外周面への食
い込み量を小さくできる。その結果肉厚が薄い挿入管の
内面にモルタルライニングを施してある場合、抜止め突
起の食い込みによる挿入管の変形を少なくして、その挿
入管の変形に起因したモルタルライニングのひび割れや
脱落の防止に有用である。
そして、従来の接続管の抜止め具においては、抜止め本
体のうち、前記カム面が形成された中央部分の両側に連
接する張出し部分がカム面よりも外方に突出するように
形成されていた(例えば、実開昭57-25287号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来の抜止め具によるときは、カム
面よりも張出し部分が外方に突出するため、施工におい
てボルトを締込んでいった際、ボルトに対して管周方向
に位置ずれしていると、最初にボルトが張出し部分に当
たり、これにより、それ以上、ボルトを締込むことがで
きなくなって、ボルトでカム面を押圧することができな
い。したがって、施工にあっては、厳密な位置合わせ
や、位置ずれしないように注意しての作業が必要で、施
工性に欠ける。しかも、前記抜止め部の内周面に前記張
出し部分が当接することを防止して、ボルトがカム面に
対して常に確実に押圧作用するようにする上で、前記抜
止め部の内周面のうち、張出し部分に対応する部分を外
方に凹入させる必要がある。それ故、抜止め部には、隔
抜止め具に対応する箇所にそれぞれ、内径が大きくて肉
厚の薄い部分が2つづつ形成され、全体として、強度面
で不利な薄肉部分の占める割合が多くなり、厚肉部分が
少なくなる。その結果、抜止め部としての強度を確保す
るには、抜止め部の外径を大きくして、前記薄肉部分で
あっても、十分な肉厚を有するようにする必要があり、
抜止め部の大型化を招来する。
本発明の目的は、施工性良く、しかも、抜止め部の大型
化を招来することなく確実、強力に抜止めできる接続管
の抜止め具を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による接続管の抜止め具の特徴構成は、前記中央
部分の両側に連なる張出し部分を、管周方向視におい
て、前記カム面よりも外方に突出しない状態に構成して
ある点にある。そして、それによる作用・効果は次の通
りである。
〔作 用〕
張出し部分をカム面よりも外方に突出しないように形成
してあるため、施工においてボルトを締込んでいった
際、管周方向に多少、位置ずれしていても、必ず、ボル
トが最初にカラム面に当接し、ボルトによる押付けを確
実に行える。しかも、張出し部分がカム面よりも上方に
突出していないため、張出し部分の抜止め部内周面への
当接を防止して、ボルトによるカム面の押圧を確実に行
わせる上で、前記張出し部分に対向する抜止め部の内周
面部分を外方に凹入形成する必要がなく、むしろ、対向
する内周面部分を内方に突出形成することができる。そ
の結果、抜止め部を、厚肉部分の占める割合が多いもの
にして、抜止め部の外径を大きくすることなく、抜止め
部としての強度を確保できる。
〔発明の効果〕
したがって、本発明は、抜止め部に対する位置決めを大
まかに行って作業性良く抜止めできるとともに、抜止め
部の大型化を招来することなく強力、確実に抜止めでき
る接続管の抜止め具を提供し得るに至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(1)は受口管であり、(2)はこの受口管(1)に差込み接続
させた挿入管であり、(3)はこの挿入管(2)に外嵌する押
輪であり、この押輪(3)は、管軸芯周り複数本の連結ボ
ルト(4)によって前記受口管(1)の受口部(1a)側に引寄せ
可能に受口管(1)に連結されている。
前記押輪(3)には、抜止め部(5)が形成されており、か
つ、前記受口管(1)側への引寄せによって、前記受口部
(1a)と挿入管(2)との間に介装したシール材(6)を管軸芯
方向から押圧して受口部(1a)と挿入管(2)とに圧着させ
るリング状の押圧片(3a)が連設されている。
前記押論(3)の抜止め部(5)と挿入管(2)との間には、複
数個の抜止め具(7)が周方向に間隔を隔てて介装されて
いる。
前記抜止め部(5)には、前記隔抜止め具(7)を押圧して挿
入管(2)の外周面に押付け移動させる周方向複数個のボ
ルト(8)が装着されている。
前記抜止め具(7)は、管周方向を長手方向、引抜き方向
を幅方向とする抜止め本体(7A)の長手方向の中央部分(7
a)に、前記ボルト(8)で押圧されて抜止め本体(7A)を挿
入管(2)に押付け移動させるカム面(7B)を形成するとと
もに、前記抜止め本体(7A)の挿入管(2)に対向する面
に、前記の押付け移動に伴って挿入管(2)の外周面に食
い込む抜止め突起(7C)を長手方向の全長に亘る状態に形
成して、構成されている。
前記カム面(7B)は、挿入管(2)の差込み方向側ほど挿入
管(2)外周面から遠ざかる傾斜姿勢に形成されている。
つまり、抜止め具(7)は、挿入管(2)と受口管(1)とに設
定以上の引抜き力が作用したとき、カム面(7B)をボルト
(8)に対して滑らせる状態で挿入管(2)に一層押付け移動
することにより、抜止め突起(7C)の挿入管(2)外周面へ
の食い込み量を増大するものである。
前記抜止め本体(7A)のうち、中央部分(7a)の両側に連な
る張出し部分(7b)は、第1図に示すように、長手方向視
において前記カム面(7B)よりも外方に突出しない状態に
構成されているとともに、その引抜き方向の端面(b)が
前記中央部分(7a)における引抜き方向の端面(a)よりも
差込み方向側に位置させる状態に形成されている。
そして、前記張出し部(7b)における引抜き方向の端面
(b)をもって、前記抜止め部(5)に形成のストッパー面
(S)に引抜き方向で当接して抜き止め本体(7A)を抜止め
部(5)に対して抜止めする抜止め面(9)が形成されてい
る。したがって、前記抜止め部(5)のストッパー面(S)
は、抜止め本体(7A)の長手方向視において前記中央部分
(7a)の端面(a)よりも差込み側に入り込むこととなっ
て、ストッパー面(S)に形成するストッパー部(5A)の引
抜き方向での肉厚が大きくなる。
前記抜止め突起(7C)は、抜止め本体(7A)の長手方向に沿
った姿勢でその長手方向に連続する突条であって、対向
面における差込み方向の両端に形成されている。
かつ、前記抜押め部(5)の前記抜止め具(7)に対応する部
分は、外方に凹入形成されており、前記抜止め具(7)に
おける張出し部(7b)に対応する内周面部分(5b)は、前記
カム面(7B)、つまり、中央部分(7a)に対応する内周面部
分(5a)よりも内方に突出する状態に形成されている。
(10)は、前記抜止め具(7)と抜止め部(5)とに形成の孔(1
1a),(11b)に亘って挿通することにより、抜止め具(7)を
抜止め部(5)に位置決め状態に取付ける取付具であっ
て、これは、抜止め力が作用して抜止め具(7)が移動す
るとき、破壊あるいは変形してその抜止め具(7)の移動
を許容するようにゴムや発泡スチロール等から構成され
ている。
上記の実施例によれば、通常時には、ボルト(8)による
カム面(7B)の押圧により抜止め本体(7A)が挿入管(2)に
押付け移動されて、抜止め突起(7C)が挿入管(2)の外周
面に食い込むことで抜止めされており、挿入管(2)と受
口管(1)とに引抜き力が作用したときには、カム面(7B)
がボルト(8)に対して滑る状態で抜止め本体(7A)が挿入
管(2)に押付け移動されて、抜止め突起(7C)の挿入管(2)
外周面への食い込み量が増すことで引抜き力に抗した抜
止めが行われる。そして、抜止め面(9)がストッパー面
(S)に応接することで抜止め本体(7A)の引抜き方向への
移動が阻止されるのである。
なお、抜止め部(5)は、受口管(1)に直接に形成しても良
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る接続管の抜止め具の実施例を示し、
第1図は要部の縦断面図、第2図は縦断面図、第3図は
横断面図、第4図は抜止め具の斜視図、第5図(イ),(ロ)
は抜止め作用を示す要部の縦断面図、第6図は要部の横
断面図である。 (1)……受口管、(5)……抜止め部、(2)……挿入管、(7
A)……抜止め本体、(7a)……中央部分、(7B)……カム
面、(8)……ボルト、(7C)……抜止め突起、(7b)……張
出し部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受口管(1)側の抜止め部(5)と前記受口管
    (1)に差込み接続した挿入管(2)との間に介装される抜止
    め本体(7A)を設け、この抜止め本体(7A)の管周方向の中
    央部分(7a)に、前記抜止め部(5)に装着のボルト(8)で押
    圧されて抜止め本体(7A)を前記挿入管(2)に押付け移動
    させるカム面(7B)を、前記挿入管(2)の差込み方向側ほ
    ど挿入管(2)の外周面から遠ざかる傾斜姿勢に形成し、
    前記抜止め本体(7A)の挿入管(2)に対向する面に、前記
    の押付け移動に伴って挿入管(2)の外周面に食い込む抜
    止め突起(7C)を管周方向の全長に亘る状態に形成してあ
    る接続管の抜止め具であって、前記中央部分(7a)の両側
    に連なる張出し部分(7b)を、管周方向視において、前記
    カム面(7B)よりも外方に突出しない状態に構成してある
    接続管の抜止め具。
  2. 【請求項2】前記抜止め突起(7C)が、管周方向に沿った
    姿勢で管周方向に連続する突条である特許請求の範囲第
    項に記載の接続管の抜止め具。
JP2470786A 1986-02-06 1986-02-06 接続管の抜止め具 Expired - Lifetime JPH0610512B2 (ja)

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JPS62184294A JPS62184294A (ja) 1987-08-12
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JP5502364B2 (ja) * 2009-05-11 2014-05-28 コスモ工機株式会社 移動防止手段

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