JPH08338576A - 離脱防止具および離脱防止継手 - Google Patents
離脱防止具および離脱防止継手Info
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- JPH08338576A JPH08338576A JP7144386A JP14438695A JPH08338576A JP H08338576 A JPH08338576 A JP H08338576A JP 7144386 A JP7144386 A JP 7144386A JP 14438695 A JP14438695 A JP 14438695A JP H08338576 A JPH08338576 A JP H08338576A
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- pipe
- engaging portion
- joint
- coil spring
- piece
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L27/00—Adjustable joints, Joints allowing movement
- F16L27/12—Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
- F16L27/127—Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position
- F16L27/1275—Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position by means of at least an external threaded bolt
- F16L27/12751—Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position by means of at least an external threaded bolt the threaded bolt extending longitudinally
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 離脱防止具12は、伸縮継手10の受口10
aに固着される第1部材16と受口10aに挿入された
パイプ14に固着される第2部材20とを含み、第1部
材16と第2部材20とが連結棒18を介して相互に連
結される。また、連結棒18に関連してコイルばね36
が設けられ、このコイルばね36によって第1部材16
と第2部材20との初期位置が決定される。 【効果】 コイルばね36の長さLを適切に設定してお
くことによって、設計通りの長さL1 の伸長代を確実に
確保できる。
aに固着される第1部材16と受口10aに挿入された
パイプ14に固着される第2部材20とを含み、第1部
材16と第2部材20とが連結棒18を介して相互に連
結される。また、連結棒18に関連してコイルばね36
が設けられ、このコイルばね36によって第1部材16
と第2部材20との初期位置が決定される。 【効果】 コイルばね36の長さLを適切に設定してお
くことによって、設計通りの長さL1 の伸長代を確実に
確保できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は離脱防止具および離脱
防止継手に関し、特にたとえば地震等による地盤変位に
伴う管路の歪を吸収するとともに管路の離脱を防止する
機能すなわち耐震機能を有する、離脱防止具および離脱
防止継手に関する。
防止継手に関し、特にたとえば地震等による地盤変位に
伴う管路の歪を吸収するとともに管路の離脱を防止する
機能すなわち耐震機能を有する、離脱防止具および離脱
防止継手に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の離脱防止具および離脱防
止継手として、図11および図12に示す離脱防止具1
および離脱防止継手2が知られている。図11に示す離
脱防止具1は、伸縮継手の受口1aに挿入されたパイプ
1bの離脱を防止するためのものであり、受口1aおよ
びパイプ1bの各々の外周面に固着される2つ割りリン
グ状の第1部材3aおよび第2部材3bならびに第1部
材3aと第2部材3bとを互いに連結する連結棒4を含
む。第1部材3aおよび第2部材3bの各々の外面に
は、係合部5aおよび5bが形成され、係合部5bに
は、連結棒4を挿通する孔6が形成される。また、連結
棒4の一端および他端には、係合部4aおよび4bが形
成される。
止継手として、図11および図12に示す離脱防止具1
および離脱防止継手2が知られている。図11に示す離
脱防止具1は、伸縮継手の受口1aに挿入されたパイプ
1bの離脱を防止するためのものであり、受口1aおよ
びパイプ1bの各々の外周面に固着される2つ割りリン
グ状の第1部材3aおよび第2部材3bならびに第1部
材3aと第2部材3bとを互いに連結する連結棒4を含
む。第1部材3aおよび第2部材3bの各々の外面に
は、係合部5aおよび5bが形成され、係合部5bに
は、連結棒4を挿通する孔6が形成される。また、連結
棒4の一端および他端には、係合部4aおよび4bが形
成される。
【0003】そして、離脱防止具1を受口1aおよびパ
イプ1bの外面に装着する際には、係合部4aを係合部
5aに係止させた状態で連結棒4を孔6に挿通させ、係
合部5bと係合部4bとの間に伸長代Eを確保した状態
で、第1部材3aおよび第2部材3bを受口1aおよび
パイプ1bの各々の外周面に固着するようにしていた。
イプ1bの外面に装着する際には、係合部4aを係合部
5aに係止させた状態で連結棒4を孔6に挿通させ、係
合部5bと係合部4bとの間に伸長代Eを確保した状態
で、第1部材3aおよび第2部材3bを受口1aおよび
パイプ1bの各々の外周面に固着するようにしていた。
【0004】図12に示す離脱防止継手2は、離脱を生
じることなくパイプ7を接続するためのものであり、パ
イプ7を受容する受口8aおよびパイプ7の外面に離脱
防止リング9aを介して取り付けられるパイプ保持部9
bを含み、受口8aおよびパイプ保持部9bの各々に
は、互いに係合される係合部8bおよび9cが形成され
る。
じることなくパイプ7を接続するためのものであり、パ
イプ7を受容する受口8aおよびパイプ7の外面に離脱
防止リング9aを介して取り付けられるパイプ保持部9
bを含み、受口8aおよびパイプ保持部9bの各々に
は、互いに係合される係合部8bおよび9cが形成され
る。
【0005】そして、離脱防止継手2にパイプ7を接続
する際には、係合部8bと係合部9cとの間に伸長代E
を確保した状態で、パイプ7をパイプ保持部9bを通し
て受口8aに挿入するようにしていた。
する際には、係合部8bと係合部9cとの間に伸長代E
を確保した状態で、パイプ7をパイプ保持部9bを通し
て受口8aに挿入するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来の離
脱防止具1および離脱防止継手2では、地震等による地
盤変位に伴う管路の歪を吸収し得るように、施工時に管
路の伸長代Eを確保しておかなければならない。しか
し、実際の施工現場においては、現場作業者によって伸
長代Eが確実に確保される保証はなく、設計通りの伸長
代Eが確保されない場合には、地震等によって生じた地
盤変位に伴う歪を十分に吸収することができず、管路を
破壊に至らしめる恐れがあった。
脱防止具1および離脱防止継手2では、地震等による地
盤変位に伴う管路の歪を吸収し得るように、施工時に管
路の伸長代Eを確保しておかなければならない。しか
し、実際の施工現場においては、現場作業者によって伸
長代Eが確実に確保される保証はなく、設計通りの伸長
代Eが確保されない場合には、地震等によって生じた地
盤変位に伴う歪を十分に吸収することができず、管路を
破壊に至らしめる恐れがあった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、設
計通りの伸長代を確実に確保できる、離脱防止具および
離脱防止継手を提供することである。
計通りの伸長代を確実に確保できる、離脱防止具および
離脱防止継手を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、伸縮継手
の受口および受口に挿入されたパイプにそれぞれ固着さ
れる第1部材および第2部材を含み、第1部材と第2部
材とが係合することによってパイプの離脱を防止する離
脱防止具において、易変形材料からなり、第1部材と第
2部材との初期位置を決める位置決め部材をさらに備え
ることを特徴とする、離脱防止具である。
の受口および受口に挿入されたパイプにそれぞれ固着さ
れる第1部材および第2部材を含み、第1部材と第2部
材とが係合することによってパイプの離脱を防止する離
脱防止具において、易変形材料からなり、第1部材と第
2部材との初期位置を決める位置決め部材をさらに備え
ることを特徴とする、離脱防止具である。
【0009】第2の発明は、パイプを受容する受口と受
口の外面に形成される第1係合部とを有する継手本体、
および第2係合部を有しかつパイプの外面に取り付けら
れるパイプ保持部を備え、第1係合部と第2係合部とが
係合することによってパイプの離脱を防止する離脱防止
継手において、易変形材料からなり、第1係合部と第2
係合部との初期位置を決める位置決め部材をさらに備え
ることを特徴とする、離脱防止継手である。
口の外面に形成される第1係合部とを有する継手本体、
および第2係合部を有しかつパイプの外面に取り付けら
れるパイプ保持部を備え、第1係合部と第2係合部とが
係合することによってパイプの離脱を防止する離脱防止
継手において、易変形材料からなり、第1係合部と第2
係合部との初期位置を決める位置決め部材をさらに備え
ることを特徴とする、離脱防止継手である。
【0010】
【作用】第1の発明では、位置決め部材で第1部材およ
び第2部材の初期位置を決めることによって設計通りの
伸長代が確保される。したがって、地盤変位によって管
路に伸長方向の外力が加わった場合には、伸縮継手の受
口に挿入されたパイプが設計通りに引き出される。この
とき、位置決め部材は、たとえばコイルばねやチューブ
のような易変形材料で形成されるため、収縮または破壊
されるので、管路が伸長される。
び第2部材の初期位置を決めることによって設計通りの
伸長代が確保される。したがって、地盤変位によって管
路に伸長方向の外力が加わった場合には、伸縮継手の受
口に挿入されたパイプが設計通りに引き出される。この
とき、位置決め部材は、たとえばコイルばねやチューブ
のような易変形材料で形成されるため、収縮または破壊
されるので、管路が伸長される。
【0011】第2の発明では、位置決め部材で第1係合
部と第2係合部との初期位置を決めることによって設計
通りの伸長代が確保される。したがって、管路に伸長方
向の外力が加わった場合には、本体の受口に挿入された
パイプが設計通りに引き出され、パイプとともにパイプ
保持部が引き出し方向へ移動される。位置決め部材は、
たとえばコイルばねやチューブのような易変形材料で形
成されるため、収縮または破壊されるので、管路が伸長
される。
部と第2係合部との初期位置を決めることによって設計
通りの伸長代が確保される。したがって、管路に伸長方
向の外力が加わった場合には、本体の受口に挿入された
パイプが設計通りに引き出され、パイプとともにパイプ
保持部が引き出し方向へ移動される。位置決め部材は、
たとえばコイルばねやチューブのような易変形材料で形
成されるため、収縮または破壊されるので、管路が伸長
される。
【0012】
【発明の効果】第1および第2の発明によれば、施工時
における第1部材および第2部材の初期位置のばらつき
を生じることなく、設計通りの伸長代を確実に確保でき
る。よって、地盤変位に伴う管路の歪を設計通りに十分
に吸収できる。この発明の上述の目的,その他の目的,
特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の
詳細な説明から一層明らかとなろう。
における第1部材および第2部材の初期位置のばらつき
を生じることなく、設計通りの伸長代を確実に確保でき
る。よって、地盤変位に伴う管路の歪を設計通りに十分
に吸収できる。この発明の上述の目的,その他の目的,
特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の
詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1および図2に示すこの実施例の離脱防止
具12は、伸縮継手10に接続されたパイプ14の離脱
を防止するためのものであり、伸縮継手10およびパイ
プ14の各々の外面に固着される第1部材16および第
2部材20を含み、第1部材16と第2部材20とが連
結棒18を介して相互に連結される。
具12は、伸縮継手10に接続されたパイプ14の離脱
を防止するためのものであり、伸縮継手10およびパイ
プ14の各々の外面に固着される第1部材16および第
2部材20を含み、第1部材16と第2部材20とが連
結棒18を介して相互に連結される。
【0014】伸縮継手10は、パイプ14を受容する受
口10aを含み、受口10aの内周面には、ゴム輪装着
溝10bが形成される。ゴム輪装着溝10bには、ゴム
輪10cが装着される。第1部材16は、受口10aの
外面に沿う内面を有する2つ割りリング状に形成され、
一方片16aおよび他方片16bの各々の接合部外面に
は、係合部22aおよび22bが形成される。
口10aを含み、受口10aの内周面には、ゴム輪装着
溝10bが形成される。ゴム輪装着溝10bには、ゴム
輪10cが装着される。第1部材16は、受口10aの
外面に沿う内面を有する2つ割りリング状に形成され、
一方片16aおよび他方片16bの各々の接合部外面に
は、係合部22aおよび22bが形成される。
【0015】第2部材20は、パイプ14の外面に沿う
内面を有する2つ割りリング状に形成され、一方片20
aおよび他方片20bの各々の接合部外面には、係合部
24aおよび24bが形成される。また、係合部24a
および24bの各々には、ボルト26aを通す孔28お
よび連結棒18を通す溝30が形成される。連結棒18
は、略棒状の本体18aを含み、本体18aの一端に
は、略リング状の係合部32が形成され、本体18aの
他端には、略円盤状の係合部34が形成される。また、
本体18aの係合部34側端部外周には、第1部材16
と第2部材20との初期位置を決める位置決め部材とし
てのコイルばね36が装着される。ここで、設計上必要
な伸長代の長さをL1 (図2)とし、コイルばね36の
最も収縮されたときの長さをL2 (図2,図3)とする
と、コイルばね36の自由状態での長さLは、L=L1
+L2 の式を満足するように設定される。
内面を有する2つ割りリング状に形成され、一方片20
aおよび他方片20bの各々の接合部外面には、係合部
24aおよび24bが形成される。また、係合部24a
および24bの各々には、ボルト26aを通す孔28お
よび連結棒18を通す溝30が形成される。連結棒18
は、略棒状の本体18aを含み、本体18aの一端に
は、略リング状の係合部32が形成され、本体18aの
他端には、略円盤状の係合部34が形成される。また、
本体18aの係合部34側端部外周には、第1部材16
と第2部材20との初期位置を決める位置決め部材とし
てのコイルばね36が装着される。ここで、設計上必要
な伸長代の長さをL1 (図2)とし、コイルばね36の
最も収縮されたときの長さをL2 (図2,図3)とする
と、コイルばね36の自由状態での長さLは、L=L1
+L2 の式を満足するように設定される。
【0016】伸縮継手10およびパイプ14に離脱防止
具12を取り付ける際には、まず、伸縮継手10の受口
10aにパイプ14を所定長さ挿入し、パイプ14の外
面に第2部材20をボルト・ナット26を用いて仮止め
する。そして、受口10a外面の所定位置に第1部材1
6をセットし、連結棒18の係合部32を第1部材16
の係合部22aおよび22bに引っ掛けて一方片16a
および他方片16bを互いに接合する。続いて、本体1
8aを第2部材20の溝30に挿通させる。そして、第
2部材20を係合部34からコイルばね36の長さLだ
け隔てた位置に位置決めし、最後に、仮止めしていたボ
ルト・ナット26を本締めする。
具12を取り付ける際には、まず、伸縮継手10の受口
10aにパイプ14を所定長さ挿入し、パイプ14の外
面に第2部材20をボルト・ナット26を用いて仮止め
する。そして、受口10a外面の所定位置に第1部材1
6をセットし、連結棒18の係合部32を第1部材16
の係合部22aおよび22bに引っ掛けて一方片16a
および他方片16bを互いに接合する。続いて、本体1
8aを第2部材20の溝30に挿通させる。そして、第
2部材20を係合部34からコイルばね36の長さLだ
け隔てた位置に位置決めし、最後に、仮止めしていたボ
ルト・ナット26を本締めする。
【0017】施工後、伸縮継手10を含む管路に地震等
によって伸長方向(図3における矢印方向)の外力が加
わると、図3に示すように、係合部24aおよび24b
と係合部34との間に配置されたコイルばね36が圧縮
されるとともに受口10aからパイプ14が引き出され
て管路が伸長される。受口10aからパイプ14が所定
長さ(伸長代の長さ)L1 引き出されると、係合部24
aおよび24bがコイルばね36を介して係合部34に
係合され、それによってパイプ14の離脱が防止され
る。一方、管路に収縮方向(図4における矢印方向)の
外力が加わると、図4に示すように、パイプ14が受口
10aの奥部にさらに挿入されて管路が収縮される。こ
のようにして管路が伸縮されることによって、地震等に
よる地盤変位に伴う管路の歪が吸収される。
によって伸長方向(図3における矢印方向)の外力が加
わると、図3に示すように、係合部24aおよび24b
と係合部34との間に配置されたコイルばね36が圧縮
されるとともに受口10aからパイプ14が引き出され
て管路が伸長される。受口10aからパイプ14が所定
長さ(伸長代の長さ)L1 引き出されると、係合部24
aおよび24bがコイルばね36を介して係合部34に
係合され、それによってパイプ14の離脱が防止され
る。一方、管路に収縮方向(図4における矢印方向)の
外力が加わると、図4に示すように、パイプ14が受口
10aの奥部にさらに挿入されて管路が収縮される。こ
のようにして管路が伸縮されることによって、地震等に
よる地盤変位に伴う管路の歪が吸収される。
【0018】この実施例によれば、コイルばね36によ
って設計通りの長さL1 の伸長代を確実に確保できる。
なお、第1部材16と第2部材20との初期位置を決め
る位置決め部材としては、上述したコイルばね36に代
えて、図5に示すようなチューブ38や図6に示すよう
なストッパ部材40が用いられてもよい。チューブ38
(図5)は、ゴム等のような弾性材料またはプラスチッ
ク等のような容易に破壊され得る材料からなり、第2部
材20および係合部34からチューブ38に一定以上の
力が加わると、チューブ38が圧縮または破壊されて第
2部材20の動きが許容される。ストッパ部材40(図
6)は、連結棒18(本体18a)の所定位置に固着さ
れ、第2部材20からストッパ部材40に一定以上の力
が加わると、ストッパ部材40が破壊され、第2部材2
0の動きが許容される。
って設計通りの長さL1 の伸長代を確実に確保できる。
なお、第1部材16と第2部材20との初期位置を決め
る位置決め部材としては、上述したコイルばね36に代
えて、図5に示すようなチューブ38や図6に示すよう
なストッパ部材40が用いられてもよい。チューブ38
(図5)は、ゴム等のような弾性材料またはプラスチッ
ク等のような容易に破壊され得る材料からなり、第2部
材20および係合部34からチューブ38に一定以上の
力が加わると、チューブ38が圧縮または破壊されて第
2部材20の動きが許容される。ストッパ部材40(図
6)は、連結棒18(本体18a)の所定位置に固着さ
れ、第2部材20からストッパ部材40に一定以上の力
が加わると、ストッパ部材40が破壊され、第2部材2
0の動きが許容される。
【0019】つまり、位置決め部材として作用する上述
のコイルばね36やチューブ38あるいはストッパ部材
40は、容易に弾性変形または塑性変形(破壊を含む)
できる材料で構成されているので、伸縮力が加わること
によって変形しまたは破壊される。そのために、第1部
材16および第2部材20の初期位置がこの位置決め部
材によって決められても、パイプ14の伸縮が保証され
るのである。
のコイルばね36やチューブ38あるいはストッパ部材
40は、容易に弾性変形または塑性変形(破壊を含む)
できる材料で構成されているので、伸縮力が加わること
によって変形しまたは破壊される。そのために、第1部
材16および第2部材20の初期位置がこの位置決め部
材によって決められても、パイプ14の伸縮が保証され
るのである。
【0020】図7および図8に示す実施例の離脱防止継
手42は、離脱を生じることなくパイプ44を接続する
ためのものであり、継手本体46およびパイプ保持部4
8を含む。継手本体46は、パイプ44を受容する受口
50を含み、受口50の端部外面には、4つの第1係合
部52が周方向に分布して形成される。また、受口50
の内周面には、ゴム輪装着溝54が形成され、ゴム輪装
着溝54には、ゴム輪56が装着される。
手42は、離脱を生じることなくパイプ44を接続する
ためのものであり、継手本体46およびパイプ保持部4
8を含む。継手本体46は、パイプ44を受容する受口
50を含み、受口50の端部外面には、4つの第1係合
部52が周方向に分布して形成される。また、受口50
の内周面には、ゴム輪装着溝54が形成され、ゴム輪装
着溝54には、ゴム輪56が装着される。
【0021】パイプ保持部48は、パイプ44の外面に
取り付けられる略リング状の取付部58を含み、取付部
58の内周面には、パイプ44の引き出し方向へ向かっ
て縮径するテーパ面を有する離脱防止リング装着部60
が形成され、離脱防止リング装着部60には、略C状の
離脱防止リング60aが装着される。離脱防止リング6
0aはステンレス等のような金属からなり、その内周部
は、パイプ44の挿入時にその外周面との抵抗が小さ
く、かつ引き出し時に抵抗が大きくなるように、たとえ
ば断面略鋸歯状に形成される。また、取付部58の外面
には、軸方向へ延びる長片62aと長片62aの端部か
ら内側へ延びる短片62bとを有する略L状の4つの第
2係合部62が周方向に分布して形成される。そして、
第2係合部62の短片62bには、第1係合部52と第
2係合部62との初期位置を決める位置決め部材として
のコイルばね64が取り付けられる。ここで、設計上必
要な伸長代の長さをL1 (図8)とし、コイルばね64
の最も収縮されたときの長さをL2 (図8,図9)とす
ると、コイルばね64の自由状態での長さLは、L=L
1 +L2 の式を満足するように設定され、第2係合部6
2における長片62aの長さは、短片62bと第1係合
部52との間に長さLのコイルばね64を配置し得るよ
うに設定される。
取り付けられる略リング状の取付部58を含み、取付部
58の内周面には、パイプ44の引き出し方向へ向かっ
て縮径するテーパ面を有する離脱防止リング装着部60
が形成され、離脱防止リング装着部60には、略C状の
離脱防止リング60aが装着される。離脱防止リング6
0aはステンレス等のような金属からなり、その内周部
は、パイプ44の挿入時にその外周面との抵抗が小さ
く、かつ引き出し時に抵抗が大きくなるように、たとえ
ば断面略鋸歯状に形成される。また、取付部58の外面
には、軸方向へ延びる長片62aと長片62aの端部か
ら内側へ延びる短片62bとを有する略L状の4つの第
2係合部62が周方向に分布して形成される。そして、
第2係合部62の短片62bには、第1係合部52と第
2係合部62との初期位置を決める位置決め部材として
のコイルばね64が取り付けられる。ここで、設計上必
要な伸長代の長さをL1 (図8)とし、コイルばね64
の最も収縮されたときの長さをL2 (図8,図9)とす
ると、コイルばね64の自由状態での長さLは、L=L
1 +L2 の式を満足するように設定され、第2係合部6
2における長片62aの長さは、短片62bと第1係合
部52との間に長さLのコイルばね64を配置し得るよ
うに設定される。
【0022】離脱防止継手42にパイプ44を接合する
際には、第1係合部52と第2係合部62の短片62b
とをコイルばね64の長さLだけ隔てた状態で、パイプ
保持部48の取付部58にパイプ44を挿通し、パイプ
44の先端を受口50の所定位置(図8の位置)まで挿
入する。施工後、パイプ44および離脱防止継手42を
含む管路に地震等によって伸長方向すなわち図9に示す
矢印方向の外力が加わると、図示の如く、第1係合部5
2と第2係合部62とによってコイルばね64が圧縮さ
れるとともに受口50からパイプ44が引き出されて管
路が伸長される。受口50からパイプ44が所定長さ
(伸長代の長さ)L1 引き出されると、第2係合部62
の短片62bがコイルばね64を介して第1係合部52
に係合され、それによってパイプ44の離脱が防止され
る。一方、管路に収縮方向すなわち図10に示す矢印方
向の外力が加わると、図示の如く、パイプ44が受口5
0の奥部へさらに挿入されて管路が収縮される。このよ
うに管路が伸縮されることによって、地震等による地盤
変位に伴う管路の歪が吸収される。
際には、第1係合部52と第2係合部62の短片62b
とをコイルばね64の長さLだけ隔てた状態で、パイプ
保持部48の取付部58にパイプ44を挿通し、パイプ
44の先端を受口50の所定位置(図8の位置)まで挿
入する。施工後、パイプ44および離脱防止継手42を
含む管路に地震等によって伸長方向すなわち図9に示す
矢印方向の外力が加わると、図示の如く、第1係合部5
2と第2係合部62とによってコイルばね64が圧縮さ
れるとともに受口50からパイプ44が引き出されて管
路が伸長される。受口50からパイプ44が所定長さ
(伸長代の長さ)L1 引き出されると、第2係合部62
の短片62bがコイルばね64を介して第1係合部52
に係合され、それによってパイプ44の離脱が防止され
る。一方、管路に収縮方向すなわち図10に示す矢印方
向の外力が加わると、図示の如く、パイプ44が受口5
0の奥部へさらに挿入されて管路が収縮される。このよ
うに管路が伸縮されることによって、地震等による地盤
変位に伴う管路の歪が吸収される。
【0023】この実施例においても、コイルばね64に
よって設計通りの伸長代を確実に確保できる。なお、位
置決め部材としては、コイルばね64に代えて、上述し
たチューブ38(図5)等が用いられてもよい。つま
り、位置決め部材として作用する上述のコイルばね64
やチューブ38は、容易に弾性変形する易変形材料から
なるので、伸縮力が加わることによって変形する。よっ
て、第1係合部52と第2係合部62の初期位置が、こ
の位置決め部材によって決められても管路の伸縮は保証
される。
よって設計通りの伸長代を確実に確保できる。なお、位
置決め部材としては、コイルばね64に代えて、上述し
たチューブ38(図5)等が用いられてもよい。つま
り、位置決め部材として作用する上述のコイルばね64
やチューブ38は、容易に弾性変形する易変形材料から
なるので、伸縮力が加わることによって変形する。よっ
て、第1係合部52と第2係合部62の初期位置が、こ
の位置決め部材によって決められても管路の伸縮は保証
される。
【図1】第1の発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1実施例の使用状態を示す図解図である。
【図3】図1実施例において管路に伸長方向の力が加わ
った状態を示す図解図である。
った状態を示す図解図である。
【図4】図1実施例において管路に収縮方向の力が加わ
った状態を示す図解図である。
った状態を示す図解図である。
【図5】位置決め部材の変形例を示す図解図である。
【図6】位置決め部材の変形例を示す図解図である。
【図7】第2の発明の一実施例を示す斜視図である。
【図8】図7実施例の使用状態を示す図解図である。
【図9】図7実施例において管路に伸長方向の力が加わ
った状態を示す図解図である。
った状態を示す図解図である。
【図10】図7実施例において管路に収縮方向の力が加
わった状態を示す図解図である。
わった状態を示す図解図である。
【図11】従来技術を示す図解図である。
【図12】他の従来技術を示す図解図である。
10 …伸縮継手 12 …離脱防止具 14,44 …パイプ 16 …第1部材 18 …連結棒 20 …第2部材 36,64 …コイルばね 46 …継手本体 48 …パイプ保持部 52 …第1係合部 62 …第2係合部
Claims (2)
- 【請求項1】伸縮継手の受口および前記受口に挿入され
たパイプにそれぞれ固着される第1部材および第2部材
を含み、前記第1部材と前記第2部材とが係合すること
によって前記パイプの離脱を防止する離脱防止具におい
て、 易変形材料からなり、前記第1部材と前記第2部材との
初期位置を決める位置決め部材をさらに備えることを特
徴とする、離脱防止具。 - 【請求項2】パイプを受容する受口と前記受口の外面に
形成される第1係合部とを有する継手本体、および第2
係合部を有しかつ前記パイプの外面に取り付けられるパ
イプ保持部を備え、前記第1係合部と前記第2係合部と
が係合することによって前記パイプの離脱を防止する離
脱防止継手において、 易変形材料からなり、前記第1係合部と前記第2係合部
との初期位置を決める位置決め部材をさらに備えること
を特徴とする、離脱防止継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144386A JPH08338576A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 離脱防止具および離脱防止継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144386A JPH08338576A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 離脱防止具および離脱防止継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08338576A true JPH08338576A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15360938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7144386A Pending JPH08338576A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 離脱防止具および離脱防止継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08338576A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0960773A (ja) * | 1995-08-21 | 1997-03-04 | Cosmo Koki Co Ltd | 耐震用管継手 |
EP0952379A1 (en) * | 1998-04-24 | 1999-10-27 | Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. | Fitting for the reinforcement of a pipe connection |
KR100683425B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-02-22 | 주식회사 뉴보텍 | 충격을 흡수할 수 있는 관 이음장치 |
JP2019196801A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 株式会社水道技術開発機構 | 離脱防止管継手、及び、管継手の離脱防止方法 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP7144386A patent/JPH08338576A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0960773A (ja) * | 1995-08-21 | 1997-03-04 | Cosmo Koki Co Ltd | 耐震用管継手 |
EP0952379A1 (en) * | 1998-04-24 | 1999-10-27 | Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. | Fitting for the reinforcement of a pipe connection |
KR100683425B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-02-22 | 주식회사 뉴보텍 | 충격을 흡수할 수 있는 관 이음장치 |
JP2019196801A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 株式会社水道技術開発機構 | 離脱防止管継手、及び、管継手の離脱防止方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001212 |