JPS5916623Y2 - 管の伸縮・可撓継手 - Google Patents
管の伸縮・可撓継手Info
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- JPS5916623Y2 JPS5916623Y2 JP17188880U JP17188880U JPS5916623Y2 JP S5916623 Y2 JPS5916623 Y2 JP S5916623Y2 JP 17188880 U JP17188880 U JP 17188880U JP 17188880 U JP17188880 U JP 17188880U JP S5916623 Y2 JPS5916623 Y2 JP S5916623Y2
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Landscapes
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、流体輸送に使用される管のうち、硬質プラス
チック管、石綿セメント管等の如き、金属管に比して強
度、剛性、靭性等が劣る破壊しやすい管の接合に供され
る管継手に関し、特に、伸縮性、可撓性に富み、かつ、
耐引抜き性に優れ、地下埋設に適した管継手に関する。
チック管、石綿セメント管等の如き、金属管に比して強
度、剛性、靭性等が劣る破壊しやすい管の接合に供され
る管継手に関し、特に、伸縮性、可撓性に富み、かつ、
耐引抜き性に優れ、地下埋設に適した管継手に関する。
従来、硬質プラスチック管等の接合に供される継手にお
いて、伸縮性、可撓性を保持するものとしては、一般に
、第1図乃至第3図に示すようなものか゛用いられてき
た。
いて、伸縮性、可撓性を保持するものとしては、一般に
、第1図乃至第3図に示すようなものか゛用いられてき
た。
第1図のものは、接合する双方の管1,1′の挿口部外
周面に、断面丸形のシール用ゴム輪2,2′を嵌め込み
、このゴム輪2゜2′を継手本体3の受口と押し輪4,
4′との間に介在せしめ、双方の押し輪4,4′に共通
して差し通された緊締ボルト5によって緊締する構造の
ものである。
周面に、断面丸形のシール用ゴム輪2,2′を嵌め込み
、このゴム輪2゜2′を継手本体3の受口と押し輪4,
4′との間に介在せしめ、双方の押し輪4,4′に共通
して差し通された緊締ボルト5によって緊締する構造の
ものである。
また、第2図のものは、管1,1′の挿口部と継手本体
3との間隙部分に、断面くさび形のシール用ゴム輪2,
2’を嵌め込み、このゴム輪2,2′の背後から、接合
する双方の管端毎に設けた緊締ポル)5.5’をもって
、押し輪4,4′を押し込む構造のものである。
3との間隙部分に、断面くさび形のシール用ゴム輪2,
2’を嵌め込み、このゴム輪2,2′の背後から、接合
する双方の管端毎に設けた緊締ポル)5.5’をもって
、押し輪4,4′を押し込む構造のものである。
これらのものは、摩擦の非常に小さい平滑な管1,1′
の外周面に働きがけるゴム輪2.2′の押圧力のみによ
って管1,1′の接合を保持しようとするものであるか
ら、管1,1′の軸線方向に作用する僅かな引張力によ
って容易に離脱する欠点か゛あった。
の外周面に働きがけるゴム輪2.2′の押圧力のみによ
って管1,1′の接合を保持しようとするものであるか
ら、管1,1′の軸線方向に作用する僅かな引張力によ
って容易に離脱する欠点か゛あった。
第3図のものは、双方の押し輪4゜4′に共通して差し
通される緊締ボルト5を長くし、その両端にねじを刻設
したものを用い、ゴム輪2,2′を押し込む押し輪4,
4′の外に、双方の管1.1′を引き止めるための押し
輪6,6′を設けたものである。
通される緊締ボルト5を長くし、その両端にねじを刻設
したものを用い、ゴム輪2,2′を押し込む押し輪4,
4′の外に、双方の管1.1′を引き止めるための押し
輪6,6′を設けたものである。
この種の継手は、引き止め用押し輪6゜6′の機能を発
揮せしめるために、該押し輪6,6′と管1,1′との
間に、内面にのこぎり状のぎさ゛ぎざを刻設した截頭円
錐状リング7.7′を挿着している。
揮せしめるために、該押し輪6,6′と管1,1′との
間に、内面にのこぎり状のぎさ゛ぎざを刻設した截頭円
錐状リング7.7′を挿着している。
従って、この種のものは離脱防止の面ではがなりの効果
が認められるが、截頭円錐状リング7.7′のぎざぎざ
が、管1,1′の表面に食い込んで管15丁を傷付ける
ばかりでなく、伸縮性と可撓性を確保することが困難で
あり、また、多くの部材で構成しているため作業性が悪
い。
が認められるが、截頭円錐状リング7.7′のぎざぎざ
が、管1,1′の表面に食い込んで管15丁を傷付ける
ばかりでなく、伸縮性と可撓性を確保することが困難で
あり、また、多くの部材で構成しているため作業性が悪
い。
しがも、緊締ボルト5のねし部が露出していて地下埋設
中に腐食され、長期使用に耐えないという欠点がある。
中に腐食され、長期使用に耐えないという欠点がある。
これらの外にもいろいろ工夫のなされた継手が数多く発
表されているが、管の強度を損することなく、伸縮性と
可撓性を保持し、作業性に富み、かつ、長期の地中埋設
に適するものは得られていなかった。
表されているが、管の強度を損することなく、伸縮性と
可撓性を保持し、作業性に富み、かつ、長期の地中埋設
に適するものは得られていなかった。
本考案は、このような問題点を解決することを目的とす
るもので゛ある。
るもので゛ある。
以下に、本考案を、その実施例を示す第4図乃至第5図
について説明する。
について説明する。
本考案に係る管継手は、主として呼び径100以上の管
の接合に用いられる管継手であって、これを構成する部
材は、継手本体10、押し輪20、ストップリング30
とこれに付属する抱締めボルト、緊締ボルト40とスト
ップナツト、及び、ゴム輪50からなり、これらの部材
が有機的に結合されて組み立てられる。
の接合に用いられる管継手であって、これを構成する部
材は、継手本体10、押し輪20、ストップリング30
とこれに付属する抱締めボルト、緊締ボルト40とスト
ップナツト、及び、ゴム輪50からなり、これらの部材
が有機的に結合されて組み立てられる。
以下の説明では、硬質塩化ビニル管を接合対象とするも
のについて述べるが、前述した他の材質よりなる管につ
いても同様の作用効果を有することは勿論である。
のについて述べるが、前述した他の材質よりなる管につ
いても同様の作用効果を有することは勿論である。
継手本体10は、その受口部内径が被接合管1の外径よ
りも大で、軸線方向の中央部は太鼓状に脹れて内部に広
い空腔を形成している。
りも大で、軸線方向の中央部は太鼓状に脹れて内部に広
い空腔を形成している。
この空腔は、接合された状態の管1の軸線が継手本体1
0の軸線に対して屈折するような撓みが生じても、管端
が継手本体10の内壁と干渉せずに自由に動き得る領域
を確保するためである。
0の軸線に対して屈折するような撓みが生じても、管端
が継手本体10の内壁と干渉せずに自由に動き得る領域
を確保するためである。
継手本体10の両端面外周部には、緊締ボルト40を通
すボルト孔12がそれぞれ4個等配して穿設した鍔状の
突出部11が設けである。
すボルト孔12がそれぞれ4個等配して穿設した鍔状の
突出部11が設けである。
また、継手本体10の両端面内周には、外方へ拡がった
テーパ面13が設けてあって、被接合管1の挿口部に嵌
め込まれたシール用ゴム輪50が納め得るようになって
いる。
テーパ面13が設けてあって、被接合管1の挿口部に嵌
め込まれたシール用ゴム輪50が納め得るようになって
いる。
押し輪20は、中央に被接合管1を通すに足る内径をも
ち、その外周部に、継手本体10のボルト孔12と対応
した4個のボルト孔22を穿設する鍔状の突出部21が
設けである。
ち、その外周部に、継手本体10のボルト孔12と対応
した4個のボルト孔22を穿設する鍔状の突出部21が
設けである。
押輪20の継手本体10に面する側の内周縁にはリング
状の押し突起23が設けられ、その突起端は、内径底縁
から外方へ大きな角度で拡がるテーパの押し面24とな
っており、この押し面24はゴム輪50の背面に当接す
る如くなされている。
状の押し突起23が設けられ、その突起端は、内径底縁
から外方へ大きな角度で拡がるテーパの押し面24とな
っており、この押し面24はゴム輪50の背面に当接す
る如くなされている。
このように形成された押し輪20は、ボルト孔12に通
された緊締ボルト40とストップナツト41との緊締に
よって、ゴム輪50をその背後から押し込み、ゴム輪5
0の外周くさび面51と内周くさび面52を、継手本体
10のテーパ面13と被接合管1の外周面に対して押圧
する如く作用し、よって被接合管1を継手本体10と同
心的に保持すると共に、管1内を輸送される流体の漏洩
をシールする如く作用する。
された緊締ボルト40とストップナツト41との緊締に
よって、ゴム輪50をその背後から押し込み、ゴム輪5
0の外周くさび面51と内周くさび面52を、継手本体
10のテーパ面13と被接合管1の外周面に対して押圧
する如く作用し、よって被接合管1を継手本体10と同
心的に保持すると共に、管1内を輸送される流体の漏洩
をシールする如く作用する。
ストップリング30は、内径の大きさが被接合管1の外
径よりやや大きく、薄肉かつ広幅であって、内周の一部
が切欠開口し、その切欠開口の両端にリブ31が互に相
対面する如く外方へ突設されている。
径よりやや大きく、薄肉かつ広幅であって、内周の一部
が切欠開口し、その切欠開口の両端にリブ31が互に相
対面する如く外方へ突設されている。
リブ31には抱締ボルト32を通すボルト孔33が相対
して穿設されている。
して穿設されている。
このストップリング30は、ダクタイル鋳鉄でできてい
るから、弾性をもっており、ボルト孔33に抱締ボルト
32を通してナツト34締めすることにより、その内径
が収縮して、切欠開口部を除く全内周面で被接合管1を
抱き締め、被接合管1とストップリング30が確実に固
定されるようになっている。
るから、弾性をもっており、ボルト孔33に抱締ボルト
32を通してナツト34締めすることにより、その内径
が収縮して、切欠開口部を除く全内周面で被接合管1を
抱き締め、被接合管1とストップリング30が確実に固
定されるようになっている。
この固定を確実にするためには、内周面の表面荒さと面
積を適度なものとすることが重要である。
積を適度なものとすることが重要である。
適切な表面荒さを得るには、ストップリング30を鋳造
する際の鋳物砂の粒度分布が、28〜48メツシユのも
の70%以上含まれるものを用い、このような鋳物砂に
よって禁出された鋳肌をそのまま用いるのが最適である
。
する際の鋳物砂の粒度分布が、28〜48メツシユのも
の70%以上含まれるものを用い、このような鋳物砂に
よって禁出された鋳肌をそのまま用いるのが最適である
。
鋳肌の適度な細い凹凸は、ストップリング30を抱締め
したときに、被接合管1の表面に食い込んで、ストップ
リング30と被接合管1との間の滑りを防止する。
したときに、被接合管1の表面に食い込んで、ストップ
リング30と被接合管1との間の滑りを防止する。
しかも、鋳肌の凹凸は鋭いものではないから、被接合管
1の表面を損傷するようなことはない。
1の表面を損傷するようなことはない。
鋳造用鋳物砂の粒度が25メツシユより大きくなると鋳
肌の表面が荒くなりすぎて、被接合管1の表面を損傷し
たり、被接合管1との間に部分的に隙間が生じて却って
確実な固定が得られなくなるおそれがある。
肌の表面が荒くなりすぎて、被接合管1の表面を損傷し
たり、被接合管1との間に部分的に隙間が生じて却って
確実な固定が得られなくなるおそれがある。
この隙間を無くするために無理に抱き締めすると被接合
管1を破壊するおそれさえあり得る。
管1を破壊するおそれさえあり得る。
反対に、鋳物砂の粒度が50メツシユより細いものにな
ると、ストップリング30と被接合管1の間の摩擦力が
充分得られず、滑りを防止するには不充分である。
ると、ストップリング30と被接合管1の間の摩擦力が
充分得られず、滑りを防止するには不充分である。
ストップリング30の内周面積は、ストップリング30
の幅を、被接合管1の呼び径との関係で、第1表に掲げ
る大きさとするのが好ましい。
の幅を、被接合管1の呼び径との関係で、第1表に掲げ
る大きさとするのが好ましい。
ストップリング30には、押し輪20に面する側の外周
部に沿って、環状鍔34が突出しで禁出されている。
部に沿って、環状鍔34が突出しで禁出されている。
環状鍔34の外径は、継手構成部材の全部が、緊締ボル
ト40とストップナツト41によって緊締して組立てら
れたときの4個のストップナツト41で囲まれる空間の
中に納まって、なお、若干の間隙が存し得る大きさであ
って、かつ、4個のストップナツト41の鍔部43から
外部に離脱することのない大きさとする。
ト40とストップナツト41によって緊締して組立てら
れたときの4個のストップナツト41で囲まれる空間の
中に納まって、なお、若干の間隙が存し得る大きさであ
って、かつ、4個のストップナツト41の鍔部43から
外部に離脱することのない大きさとする。
この環状鍔34は、接合状態にある被接合管1が伸縮し
たり撓曲したりする場合に、それに追従して4個のスト
ップナツト41によって囲まれた領域内を移動すること
ができる。
たり撓曲したりする場合に、それに追従して4個のスト
ップナツト41によって囲まれた領域内を移動すること
ができる。
緊締ボルト40及びストップナツト41は、前記の継手
本体10に対しゴム輪50、押し輪20及びストップリ
ング30を結合し、これらを管継手として組立て、被接
合管1内の流体の漏洩を防止すると共に、被接合管1、
に伸縮力や撓曲力が作用したときの被接合管1の移動範
囲をも限定する役割りを果している。
本体10に対しゴム輪50、押し輪20及びストップリ
ング30を結合し、これらを管継手として組立て、被接
合管1内の流体の漏洩を防止すると共に、被接合管1、
に伸縮力や撓曲力が作用したときの被接合管1の移動範
囲をも限定する役割りを果している。
緊締ポル)−40において重要なことは、充分に緊締し
たときに、シャンク部におけるねじの刻設止端が、押し
輪20のボルト孔22内に納められて外部に露出しない
ようにすることである。
たときに、シャンク部におけるねじの刻設止端が、押し
輪20のボルト孔22内に納められて外部に露出しない
ようにすることである。
これは、管継手を地中に埋設したときに、ねじ部を直接
土砂に触れしめないようにするためである。
土砂に触れしめないようにするためである。
ストップナツト41は、従来この種の緊締用ナツトとは
全く形状の異なったものを用いた。
全く形状の異なったものを用いた。
即ち、このストップナツト41は、捻回のための多角部
42、ストップリング30の環状鍔34の離脱を防止す
るための鍔部43、ストップリング30の移動範囲を限
定する作用をもった円筒部44がその順に連続して一体
形成してなり、円筒部44内面に雌ねじを刻設し、これ
に続く鍔部43又は鍔部43から多角部42の一部にわ
たる内部にねじのない内腔が設けられている。
42、ストップリング30の環状鍔34の離脱を防止す
るための鍔部43、ストップリング30の移動範囲を限
定する作用をもった円筒部44がその順に連続して一体
形成してなり、円筒部44内面に雌ねじを刻設し、これ
に続く鍔部43又は鍔部43から多角部42の一部にわ
たる内部にねじのない内腔が設けられている。
円筒部間、鍔部43、多角部42の外径の大きさは、緊
締のために要求される力の外に、管継手を緊締結合した
ときのストップリング30との関係において決定されな
ければならない。
締のために要求される力の外に、管継手を緊締結合した
ときのストップリング30との関係において決定されな
ければならない。
即ち、円筒部44の外径はストップリング30の環状鍔
34との間に若干の隙間ができる程度とし、鍔部43の
外径は環状鍔34とは干渉するが、ストップリング30
の筒状外周面との間に若干の隙間ができる程度とし、多
角部42の対角径は円筒部44の外径とほぼ等しい大き
さとする。
34との間に若干の隙間ができる程度とし、鍔部43の
外径は環状鍔34とは干渉するが、ストップリング30
の筒状外周面との間に若干の隙間ができる程度とし、多
角部42の対角径は円筒部44の外径とほぼ等しい大き
さとする。
円筒部44の長さは、被接合管1の伸縮による長さの変
動を吸収し得る範囲のものとする。
動を吸収し得る範囲のものとする。
このようにして4個のストップナツト41は、その中に
囲まれているストップリング30を被接続管1の伸縮と
撓曲の変動に応じて、その限定範囲内での移動を許すこ
ととなる。
囲まれているストップリング30を被接続管1の伸縮と
撓曲の変動に応じて、その限定範囲内での移動を許すこ
ととなる。
本考案に係る管継手は上記の構成になるものであるが、
そのうち最も重要な部分はストップリング30とストッ
プナツト41とが組合わされた点にある。
そのうち最も重要な部分はストップリング30とストッ
プナツト41とが組合わされた点にある。
従ってこの三者を、例えば第1図に示す如き従来の管継
手に付加する場合でも、本考案が意図すを格別の効果を
もたらすことが可能であるので、このような場合も本考
案の要旨から逸脱するものではないこと勿論である。
手に付加する場合でも、本考案が意図すを格別の効果を
もたらすことが可能であるので、このような場合も本考
案の要旨から逸脱するものではないこと勿論である。
本考案に係る継手を用いて、被接合管1を継手本体10
に接合するには、まずストップリング30を被接合管1
に嵌挿し、挿口部の所定の位置において、抱締ボルト3
2を締付けてこれを固定し、次いで押し輪20とゴム輪
50を嵌挿し、被接合管1の管端を継手本体10の受口
部へ挿し込み、継手本体10のボルト孔12と押し輪2
0のボルト孔22の位置を合わせ、これに緊締ボルト4
0を通してストップナツト41を締め付ければよい。
に接合するには、まずストップリング30を被接合管1
に嵌挿し、挿口部の所定の位置において、抱締ボルト3
2を締付けてこれを固定し、次いで押し輪20とゴム輪
50を嵌挿し、被接合管1の管端を継手本体10の受口
部へ挿し込み、継手本体10のボルト孔12と押し輪2
0のボルト孔22の位置を合わせ、これに緊締ボルト4
0を通してストップナツト41を締め付ければよい。
こうして接合がなされた被接合管1に引抜力が作用して
もストップナツト41の円筒部45の長さの範囲内で被
接合管1の伸び量を吸収し、ストップリング30の環状
鍔34がストップナツト41の鍔部43に当接した後は
、被接合管1の外表面とストップリング30の内周面と
の間に滑りが生じない限り、被接合管1が継手本体10
から離脱することはない。
もストップナツト41の円筒部45の長さの範囲内で被
接合管1の伸び量を吸収し、ストップリング30の環状
鍔34がストップナツト41の鍔部43に当接した後は
、被接合管1の外表面とストップリング30の内周面と
の間に滑りが生じない限り、被接合管1が継手本体10
から離脱することはない。
VP管の呼び径100のものについて、水圧を加えて引
抜き試験を行ったところ、40 kg/Cm2の水圧を
加えても被接合管1とストップリング30との間に滑り
が生ずることはなかった。
抜き試験を行ったところ、40 kg/Cm2の水圧を
加えても被接合管1とストップリング30との間に滑り
が生ずることはなかった。
同一条件で従来の管継手につき試験を行ったところ、5
kg/CTn2で僅かな滑りが認められたから、本考
案の管継手は従来のものに比し約8倍の引抜力に耐える
ことができたものである。
kg/CTn2で僅かな滑りが認められたから、本考
案の管継手は従来のものに比し約8倍の引抜力に耐える
ことができたものである。
この試験結果は、呼び径が75゜150のものについて
もほぼ同様の結果が得られた。
もほぼ同様の結果が得られた。
ちなみに、呼び径75.100.150.200のもの
についての最大常用水圧及び計算破損水圧は第2表に示
す如くである。
についての最大常用水圧及び計算破損水圧は第2表に示
す如くである。
被接合管1に、その軸線が継手本体10の軸線に対して
上下左右に撓曲するような外力が作用するときは、スト
ップリング30の環状鍔34とス1〜ツブナツト41の
円筒部44との間隙、及び゛、ストップリング30の外
周面とストップナツト41の鍔部43との間の間隙の範
囲内において可撓であり、そのときにもゴム輪50に対
する押し輪20の押圧力は緩むことはないから、被接合
管1内の流体が漏洩することはない。
上下左右に撓曲するような外力が作用するときは、スト
ップリング30の環状鍔34とス1〜ツブナツト41の
円筒部44との間隙、及び゛、ストップリング30の外
周面とストップナツト41の鍔部43との間の間隙の範
囲内において可撓であり、そのときにもゴム輪50に対
する押し輪20の押圧力は緩むことはないから、被接合
管1内の流体が漏洩することはない。
このときの最大撓み角度θは、継手本体10の中心線に
対して上下左右いずれも3°であった。
対して上下左右いずれも3°であった。
勿論、ストップリング30の環状鍔34がストップナツ
ト41の鍔部43から脱落することはない。
ト41の鍔部43から脱落することはない。
更に被接合管1に捩り力が加わるような場合にも、よく
これに追従して、被接合管1が破損するようなことはな
い。
これに追従して、被接合管1が破損するようなことはな
い。
本考案に係る管継手は、以上の如くであるから、運搬車
輌等が走行する路面下や地盤が未だ充分安定していない
造成地等に埋設した場合に、よく地盤の変動に追従して
、通常考え得る地盤の変動で被接合管が離脱することは
なく、かつ流体の漏洩もない。
輌等が走行する路面下や地盤が未だ充分安定していない
造成地等に埋設した場合に、よく地盤の変動に追従して
、通常考え得る地盤の変動で被接合管が離脱することは
なく、かつ流体の漏洩もない。
なお、前記の地盤の移動は、地震に起因するもの、ある
いは管内の圧力変動に伴なう管自体の移動等による相対
的移動によって生じることもあるが、このような場合も
、前記の効果を発揮することは勿論である。
いは管内の圧力変動に伴なう管自体の移動等による相対
的移動によって生じることもあるが、このような場合も
、前記の効果を発揮することは勿論である。
また、構成部材は、極限的最少要素をもって戊るもので
あるから、組立や分解をするときの作業性に優れ、施工
能率を大幅に向上せしめることができる。
あるから、組立や分解をするときの作業性に優れ、施工
能率を大幅に向上せしめることができる。
なお、緊締ボルトはそのねじ部が露出することがないか
ら、地下埋設の場合に地電流によって腐食されることは
極めて少ない。
ら、地下埋設の場合に地電流によって腐食されることは
極めて少ない。
従って長期埋設によく耐え得る。ストップリングの抱締
ボルトの締付けに用いるナツトには、緊締ボルトの鍔部
を省略したものを用いれば、一層長期埋設に耐え得るも
のとなる。
ボルトの締付けに用いるナツトには、緊締ボルトの鍔部
を省略したものを用いれば、一層長期埋設に耐え得るも
のとなる。
前記の実施例は、硬質塩化ビニル管の接合の場合につい
て述べたが、例えば軟質プラスチック管の接合にも使用
し得る。
て述べたが、例えば軟質プラスチック管の接合にも使用
し得る。
この場合には、ストップリングを抱締める部分の管内面
に、金属性スリーブを内装せしめておけばよい。
に、金属性スリーブを内装せしめておけばよい。
本考案に係る管継手は、その外に石綿セメント管にも使
用でき、また鋼管の接合に使用しても一層にかまわない
。
用でき、また鋼管の接合に使用しても一層にかまわない
。
特に鋼管の接合に使用する場合は、管自体にねじを刻設
する必要がないから、繰返し撓曲荷重を与えても、応力
の集中による破損のおそれはない。
する必要がないから、繰返し撓曲荷重を与えても、応力
の集中による破損のおそれはない。
なお、前記の実施例では、継手本体の1端への被接合管
の接合に、緊締ボルト及びストップナツト4組を使用し
たものについて述べたが、これは3組のものであっても
よく、管径が大になるもの程、4組以上適宜数組のもの
を用いればよい。
の接合に、緊締ボルト及びストップナツト4組を使用し
たものについて述べたが、これは3組のものであっても
よく、管径が大になるもの程、4組以上適宜数組のもの
を用いればよい。
第1図及至第3図は従来の管継手の構造を示す図、第4
図及び第5図は本考案に係る管継手であって、第4図は
管継手を分解したときの要素部材を示す立体斜視図、第
5図は組立てたときの一部断面で表わした正面図である
。 1・・・・・・被接合管、10・・・・・・継手本体、
20・・・・・・押し輪、30・・・・・・ストップリ
ング、32・・・・・・抱締ボルト、40・・・・・・
緊締ボルト、41・・・・・・ストップナツト、50・
・・・・・ゴム輪。
図及び第5図は本考案に係る管継手であって、第4図は
管継手を分解したときの要素部材を示す立体斜視図、第
5図は組立てたときの一部断面で表わした正面図である
。 1・・・・・・被接合管、10・・・・・・継手本体、
20・・・・・・押し輪、30・・・・・・ストップリ
ング、32・・・・・・抱締ボルト、40・・・・・・
緊締ボルト、41・・・・・・ストップナツト、50・
・・・・・ゴム輪。
Claims (1)
- 受口部の外周部に3個以上の緊締用ボルト孔を等配した
継手本体と、被接合管の挿口部に挿着されて、前記受口
部に嵌め込まれるシール用ゴム輪、該ゴム輪の背後から
3個以上の緊締ボルトによって継手本体に緊締されるべ
く外周部に前記ボルト孔と同数のボルト孔を有する押し
輪及び該押し輪の背後に抱締め固定されるべく周辺の一
部が切欠開口されたストップリングを備えてなり、前記
緊締ボルトに螺合緊締される3個以上のストップナツト
は内周にねじを刻した円筒部、捻回用多角部及び円筒部
と多角部の間に介在する鍔部が一体形成され、前記スト
ップリングは内周面が鋳肌のままであり、かつ押し輪に
面する側の外周縁に環状鍔が突設され、該環状鍔は、管
継手が被接合管を接合して組立てられた場合において、
被接合管が伸縮撓曲するときに、3個以上のストップナ
ツトによって囲まれた空間領域内を移動し得る如くした
ことを特徴とする管の伸縮可撓継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17188880U JPS5916623Y2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | 管の伸縮・可撓継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17188880U JPS5916623Y2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | 管の伸縮・可撓継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5793693U JPS5793693U (ja) | 1982-06-09 |
| JPS5916623Y2 true JPS5916623Y2 (ja) | 1984-05-15 |
Family
ID=29530224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17188880U Expired JPS5916623Y2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | 管の伸縮・可撓継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5916623Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0452554Y2 (ja) * | 1988-04-11 | 1992-12-10 |
-
1980
- 1980-11-29 JP JP17188880U patent/JPS5916623Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5793693U (ja) | 1982-06-09 |
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