JP2005061469A - 管継手 - Google Patents

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Komei Kobayashi
功明 小林
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Abstract

【課題】 優れたシール性能及び離脱防止機能を確保しつつ施工現場での作業性を高めることができ、しかも、上水道においても構造の簡素化を図りながら安全に用いる。
【解決手段】 合成樹脂製の両流体管1の隣接端部1Aに内嵌可能な内嵌接続部を備え、かつ、流体管1よりも硬質に構成してある接続筒状体2と、両流体管1の端部側外周面に装着される縮径作動可能な縮径部材3と、両流体管1に装着された縮径部材3に外装される一対のケーシング4と、両ケーシング4同士を管軸芯X方向に沿って引寄せ固定する引寄せ固定手段Aとが備えられ、ケーシング4と縮径部材3との間には、引寄せ固定手段Aによる両ケーシング4の引寄せ移動に連れて、流体管1の内周面1aが内嵌接続部2Aの外周面2aに圧接された抜止め状態となるように、流体管1の端部1Aを変形させながら縮径部材3を縮径作動させる縮径誘導手段Bが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上水、下水、ガスなどの流体を輸送する合成樹脂製の流体管同士を同芯状態で連通接続する場合に用いられる管継手に関する。
従来、ポリエチレン管(PE)やポリ塩化ビニル管(PVC管)等の合成樹脂製の流体管同士を連通接続する管継手としては、次のメカニカル式のものと油圧式のものとが存在する。
メカニカル式管継手では、図11に示すように、継手本体50の両受口部50Aに対して管軸芯X方向から挿入される合成樹脂製の各流体管1に、これの外周面1bと受口部50Aの内周面との間を密封する弾性シール材51と、弾性シール材51を管軸芯X方向から押圧可能なシール押圧部52A及び径方向内包に開口する環状収納部52Bを備えた押輪52が外装され、各押輪52の環状収納部52B内には、流体管1の外周面1bに対して径方向から喰込み移動可能な抜止め部材53が設けられているとともに、各受口部50Aに形成されたフランジ部50Bと押輪52とに亘って、両者50B,52を管軸芯X方向から相対近接移動させる複数本のボルト54・ナット55が設けられ、更に、各押輪52の環状収納部52Bに臨む内周面には、継手本体50に対する接続管1の離脱移動に連れて抜止め部材53を径方向内方に側に喰込み移動させるカム面が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、油圧式管継手では、図12に示すように、合成樹脂製の両流体管1の端部1Aに亘って外装可能な長さを備えた外側ケース56に、流体管1の外径よりも僅かに大なる内径に形成された径方向内方側に弾性変形可能な銅板製の内側加圧筒57が、外側ケース56の内周面56aとの間に環状の油圧室58を形成する状態でロウ付けにより固着され、外側ケース56には、環状油圧室58内に圧油を供給するための逆止弁59を備えた給油口部60が形成されているとともに、両流体管1の隣接端部1Aに対して、両流体管1の隣接端部1A同士を連通接続するための流路Wを備えた流体管1よりも硬質の接続筒状体61が、管軸芯X方向から内嵌接続され、更に、接続筒状体61の両内嵌接続部61Aの外周面には、環状油圧室58への圧油供給に伴う内側加圧筒57の径方向内方側への変形に連れて縮径変形される流体管1の内周面が食い込む複数の突起62が形成されている。
特開2001−90895公報
従来のメカニカル式管継手では、継手本体50のフランジ部50Bと押輪52とに亘って設けられるボルト54・ナット55の締付け操作により、継手本体50と押輪52との相対近接移動に伴う弾性シール材51の圧縮作用と抜止め部材53の初期喰込み作用とにより、高いシール性能と強力な離脱阻止機能とを発揮させることができるものの、継手本体50の両フランジ部50Bとそれに対応する押輪52との間で多数のボルト54・ナット55を締付け操作する必要があり、しかも、継手本体50以外では、弾性シール材51、押輪52、抜止め部材53が夫々二組ずつ必要であるため、施工の煩雑化とコスト高の要因になっていた。
また、油圧式管継手では、メカニカル式管継手に比して施工現場での作業性に優れている反面、外側ケース56の内周面56aとの間で環状油圧室58を形成する銅板製の内側加圧筒57の機械的性質を見ると、熱処理及び外側ケース56への取付け時に生じる加工硬化の不均一から強度が一様にならないため、環状油圧室58に圧油を供給したとき、内側加圧筒57の強度の弱い箇所が径方向内方側に大きく変形し、その結果、両流体管1の端部1Aを周方向で均等に縮径変形させることが難しくなるため、シール性能面及び離脱阻止機能面での信頼性が低くなっている。しかも、外側ケース56と内側加圧筒57とのロウ付け箇所が破損して油漏れを招来する可能性があるため、特に、上水道用の管継手には使用することができず、適用範囲が限定される問題がある。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、優れたシール性能及び離脱防止機能を確保しつつ施工現場での作業性を高めることができ、しかも、上水道においても構造の簡素化を図りながら安全に用いることのできる管継手を提供する点にある。
本発明の請求項1による管継手の特徴構成は、合成樹脂製の両流体管の隣接端部同士を連通接続するための流路及び両流体管の隣接端部に対して管軸芯方向から内嵌可能な内嵌接続部を備え、かつ、少なくとも内嵌接続部を流体管よりも硬質に構成してある接続筒状体と、両流体管の端部側外周面に装着される縮径作動可能な縮径部材と、両流体管に装着された縮径部材に外装される一対のケーシングと、両ケーシング同士を管軸芯方向に沿って引寄せ固定する引寄せ固定手段とが備えられているとともに、ケーシングと縮径部材との間には、引寄せ固定手段による両ケーシングの引寄せ移動に連れて、流体管の端部側の内周面が接続筒状体の内嵌接続部の外周面に圧接された抜止め状態となるように、流体管の端部を変形させながら縮径部材を縮径作動させる縮径誘導手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、合成樹脂製の両流体管の隣接端部同士を連通接続する場合、接続筒状体の両内嵌接続部を両流体管の端部に管軸芯方向から内嵌し、両流体管の端部側外周面に縮径部材を外装し、更に、縮径部材に一対のケーシングを外装したのち、引寄せ固定手段で両ケーシング同士を管軸芯方向に沿って引寄せ移動させると、その移動に連れて縮径部材が縮径誘導手段によって縮径作動され、流体管の端部側がそれの内周面を接続筒状体の内嵌接続部の外周面に圧接させた抜止め状態にまで縮径変形される。
このとき、接続筒状体の少なくとも内嵌接続部が流体管よりも硬質に構成されているため、両流体管の隣接端部同士を連通接続するための流路を確保しつつ、接続筒状体の内嵌接続部の外周面に対して、流体管の端部側の内周面を周方向で均等かつ強力に圧接させることができる。
また、両ケーシング同士を引寄せ移動させた以降においては、その引寄せ状態を維持するだけであるから、引寄せ固定手段の固定としても、ボルト・ナット等の簡易な機械式締結操作機構を用いることができる。
従って、引寄せ固定手段によって両ケーシング同士を引寄せ移動操作するだけで、縮径変形される流体管の端部側の内周面と接続筒状体の内嵌接続部の外周面とが抜止め状態にまで周方向で均等かつ強力に圧接されるので、優れたシール性能及び離脱防止機能を確保しながらも施工現場での作業性を高めることができ、しかも、上水道においても構造の簡素を図りながら安全に用いることができる。
本発明の請求項2による管継手の特徴構成は、前記接続筒状体の各内嵌接続部の外周面には、縮径変形される流体管の内周面が喰込み可能な一つ又は複数の溝又は突起が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、接続筒状体の両内嵌接続部を両流体管の端部に管軸芯方向から内嵌し、流体管の端部側に縮径部材及びケーシングを外装したのち、引寄せ固定手段で両ケーシング同士を管軸芯方向に沿って引寄せ移動させると、その移動に連れて縮径部材が縮径誘導手段によって縮径作動されることにより、各流体管の端部側が接続筒状体の内嵌接続部の外周面に向かって縮径変形され、それに連れて各内嵌接続部の外周面に形成された一つ又は複数の溝又は突起が縮径変形される流体管の内周面に喰い込むので、シール性能及び離脱防止機能を高めることができる。
本発明の請求項3による管継手の特徴構成は、前記接続筒状体の外周面における両内嵌接続部の隣接間の管軸芯方向中央位置には、流体管の内径よりも大なる外径の鍔部が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、両流体管の端部に対して接続筒状体の両内嵌接続部を管軸芯方向から内嵌接続する際、両流体管の端面とそれら両端面間に臨む接続筒状体の鍔部との位置関係から,両者の内嵌接続状態が適切であるか否かを容易に確認することができる。
本発明の請求項4による管継手の特徴構成は、前記縮径誘導手段が、各ケーシングの内面に形成された縮径部材を抜止め状態にまで縮径作動させるテーパー状のカム面から構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、各ケーシングの内面にテーパー状のカム面を形成するだけで、引寄せ固定手段によって両ケーシング同士を管軸芯方向に沿って引寄せ移動させると、その移動に連れて縮径部材がテーパー状のカム面による誘導作用によって縮径作動されるから、縮径誘導手段を構成するための専用の部材が不要で、構造の簡素化、小型化を図ることができる。
本発明の請求項5による管継手の特徴構成は、前記縮径部材の外面が、ケーシングのカム面と相対摺接移動可能な同一又は略同一勾配の傾斜面に形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、ケーシングのカム面と縮径部材の傾斜外面とが摺接しながら相対移動するから、縮径部材をスムーズに縮径作動させ易く、流体管の端部側での縮径変形量の周方向での均一化を図ることができる。
本発明の請求項6による管継手の特徴構成は、前記接続筒状体の両内嵌接続部の外周面及びこれに対応する縮径部材の内面の各々が、接続された両流体管の端面側ほど大径となる傾斜面に形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、接続筒状体の両内嵌接続部を両流体管の端部に管軸芯方向から内嵌し、両流体管の端部側に縮径部材及び両ケーシングを外装したのち、引寄せ固定手段で両ケーシング同士を管軸芯方向に沿って引寄せ移動させると、その移動に連れて縮径部材が縮径誘導手段によって縮径作動され、各流体管の端部側が接続筒状体の内嵌接続部の外周面に向かって縮径変形されるのであるが、このとき、流体管の端面から離れる位置ほど径方向内方に大きく縮径変形されるため、シール性能及び離脱防止機能を高めることができる。
本発明の請求項7による管継手の特徴構成は、前記縮径部材が周方向で複数に分割された分割縮径片から構成されているとともに、各分割縮径片の外面とケーシングの内周面との間には、管軸芯方向での相対移動を許容しながら相対回転不能に係合する位置決め用凹部と凸部とが形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、両流体管の端部側外周面に複数の分割縮径片を外装する際、ケーシングの内周面の取付け中心位置に対する各分割縮径片の周方向での装着位置を、ケーシングの内周面との間に設けた凹凸部の係合によって規制することができるから、流体管の端部側での縮径変形量の周方向での均一化を図ることができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、上水などの流体を輸送する合成樹脂製の流体管1同士を同芯状態で連通接続する場合に用いられる管継手を示し、これには、両流体管1の隣接端部1A同士を連通接続するための流路W及び両流体管1の隣接端部1Aに対して管軸芯X方向から内嵌可能な一対の内嵌接続部2Aを備え、かつ、全体が流体管1よりも硬質の金属又は合成樹脂で一体成形してある接続筒状体2と、両流体管1の端部側外周面に亘って装着される縮径作動可能な縮径部材3と、両流体管1に亘って装着された縮径部材3の管軸芯X方向両側部に外装される一対の筒状のケーシング4と、両ケーシング4同士を管軸芯X方向に沿って引寄せ固定する機械式の引寄せ固定手段Aが備えられているとともに、各ケーシング4の内周面4aとこれに径方向で相対向する縮径部材3の管軸芯X方向両側部の外面3aとの間には、引寄せ固定手段Aによる両ケーシング4の引寄せ移動に連れて、各流体管1の端部1A側の内周面1aが接続筒状体2の内嵌接続部2Aの外周面2aに圧接された抜止め状態となるように、各流体管1の端部1Aを変形させながら縮径部材3を径方向内方に向かって縮径作動させる機械式の縮径誘導手段Bが設けられている。
前記接続筒状体2の両内嵌接続部2Aの外周面2aが、接続された両流体管1の隣接端面側ほど大径となるテーパー状、換言すれば、内嵌接続部2Aの管軸芯X方向両端側ほど小径となるテーパー状に形成され、この各テーパー状の外周面2aには、縮径変形される流体管1の内周面1aが喰込み可能な複数の周溝2Bが、管軸芯X方向に所定ピッチで形成されているとともに、接続筒状体2の外周面2aにおける両内嵌接続部2Aの隣接間の管軸芯X方向中央位置には、流体管1の内径よりも大で、かつ、外径よりも小なる鍔部2Cが一体形成されている。
前記縮径部材3は、周方向で複数に分割(当該実施形態では3分割)された分割縮径片3Aから構成され、各分割縮径片3Aの外面3aの管軸芯X方向両側部が、接続された両流体管1の隣接端面側ほど大径となるテーパー状、換言すれば、縮径部材3の管軸芯X方向両端側ほど小径となるテーパー状で、かつ、後述のケーシング4のテーパー状カム面4aと相対摺接移動可能な同一又は略同一勾配のカム面に形成されているとともに、各分割縮径片3Aの内面3bの管軸芯X方向両側部が、接続された両流体管1の隣接端面側ほど大径となるテーパー状、換言すれば、縮径部材3の管軸芯X方向両端側ほど小径となるテーパー状の加圧面に形成され、更に、各分割縮径片3Aの外面3aの管軸芯X方向中央位置には、径方向外方に突出する鍔部3Bが一体形成されている。
前記ケーシング4の管軸芯X方向の一端部、換言すれば、縮径部材3の鍔部3B側に位置する一端部には、径方向外方に突出する連結フランジ部4Aが一体形成されているとともに、ケーシング4の内周面4aが、接続された両流体管1の隣接端面側ほど大径となるテーパー状、換言すれば、ケーシング4の管軸芯X方向他端側ほど小径となるテーパー状のカム面に形成されている。
前記縮径誘導手段Bが、各ケーシング4の内面に形成されたテーパー状のカム面4aと縮径部材3の外面に形成された同一又は略同一勾配のテーパー状のカム面3aとから構成されていて、引寄せ固定手段Aで両ケーシング4同士を管軸芯X方向に沿って引寄せ移動させると、その移動に連れて縮径部材3の各分割縮径片3Aが両カム面4a,3aによる縮径誘導作用(縮径ガイド作用)によって縮径作動されて、各流体管1の端部1A側が接続筒状体2の内嵌接続部2Aの外周面2aに向かって縮径変形され、各流体管1の端部1A側の内周面1aが、各内嵌接続部2Aの外周面に形成された複数の周溝2Bに喰い込む状態にまで内嵌接続部2Aの外周面2aに圧接される。
前記引寄せ固定手段Aは、両ケーシング4の連結フランジ部4Aに形成された複数(当該実施形態では4つ)のボルト挿通孔5のうち、管軸芯X方向で相対向するボルト挿通孔5に亘って挿通される引寄せ用の長尺ボルト6Aと固定用の短尺ボルト6B及びそれらに螺合されるナット7とからなる機械式締結操作機構から構成されている。
そして、図1に示すように、両ケーシング4同士を管軸芯X方向に沿って引寄せ移動させる場合には、両ケーシング4の連結フランジ部4Aに形成されたボルト挿通孔5のうち、直径方向で対を成す一方の組のボルト挿通孔5に亘って引寄せ用の2本の長尺ボルト6Aを挿通し、それらの各先端側に螺合されたナット7を締付け操作する。
このナット7の締付け操作によって、各流体管1の端部1A側の内周面1aが、各内嵌接続部2Aの外周面に形成された複数の周溝2Bに喰い込む状態にまで内嵌接続部2Aの外周面2aに圧接されたとき、換言すれば、各流体管1の端部1Aが所定の抜止め状態にまで縮径変形されたとき、図2に示すように、他方の組のボルト挿通孔5に亘って2本の固定用の短尺ボルト6Bを挿通し、それらの各先端側に螺合されたナット7を締付け操作したのち、引寄せ用の2本の長尺ボルト6Aを取外し、その取外されたボルト挿通孔5に亘って2本の固定用の短尺ボルト6Bを挿通し、それらの各先端側に螺合されたナット7で締付け固定する。
また、各流体管1の端部1Aが所定の抜止め状態にまで縮径変形されたとき、縮径部材3の各分割縮径片3Aの周方向両側辺3c同士が当接して、それ以上の縮径変形を阻止するように構成されている。
〔第2実施形態〕
図7、図8に示すように、前記縮径部材3を構成する各分割縮径片3Aの外面3aの周方向中央位置とケーシング4の内周面4aにおける分割縮径片3Aの取付け中心位置との相対向する部位に、管軸芯X方向での相対移動を許容しながら相対回転不能に係合する断面三角形状の位置決め用凸部8と凹部9が形成されている。
そして、両流体管1の端部1A側外周面1bに複数の分割縮径片3Aを外装する際、ケーシング4の内周面4aの取付け中心位置に対する各分割縮径片3Aの周方向での装着位置を、ケーシング4の内周面4aとの間に設けた凸部8及び凹部9の係合によって規制することができるから、流体管1の端部1A側での縮径変形量の周方向での均一化を図ることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、上述の第2実施形態では、各分割縮径片3Aの外面3aに位置決め用凸部8を形成し、ケーシング4の内周面4aに位置決め用凹部9を形成したが、各分割縮径片3Aの外面3aに位置決め用凹部9を形成し、ケーシング4の内周面4aに位置決め用凸部8を形成してもよい。
〔第3実施形態〕
図9に示すように、前記接続筒状体2の両内嵌接続部2Aの外周面2aが、接続された両流体管1の隣接端面側ほど大径となるテーパー状、換言すれば、内嵌接続部2Aの管軸芯X方向両端側ほど小径となるテーパー状に形成され、この各テーパー状の外周面2aには、縮径変形される流体管1の内周面1aが喰込み可能な複数の周溝2Bと、流体管1の内周面1aとの間を密封する弾性シール材10を装着するシール取付け溝2Dが形成されているとともに、接続筒状体2の外周面2aにおける両内嵌接続部2A間の管軸芯X方向中央位置には、流体管1の内径よりも大で、かつ、外径よりも小なる鍔部2Cが一体形成されている。
そして、各流体管1の端部1A側の内周面1aが、各内嵌接続部2Aの外周面に形成された複数の周溝2Bに喰い込むことによるシール機能と、シール取付け溝2Dに装着された弾性シール材10によるシール機能との相乗により、シール性能をより一層高めることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第4実施形態〕
上述の各実施形態では、前記縮径部材3を、周方向で複数に分割(当該実施形態では3分割)された分割縮径片3Aから構成したが、図10に示すように、この縮径部材3を、円周方向の一箇所が管軸芯X方向に沿って切断され、かつ、縮径しながら径方向内方に弾性変形可能な巻き筒状又Cの字状に構成するとともに、この縮径部材3を、各流体管1の端部側外周面に夫々介装可能な長さに構成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、接続筒状体2の各テーパー状外周面2aに、縮径変形される流体管1の内周面1aが喰込み可能な複数の周溝2Bを、管軸芯X方向に所定ピッチで形成したが、これの代わりに、周方向で断続する複数の溝を形成してもよく、更に、周方向で連続する又は断続する一つ又は複数個の突起を形成して、各流体管1の端部1A側の内周面1aが、各内嵌接続部2Aの外周面に形成された突起に喰い込む状態にまで内嵌接続部2Aの外周面2aに圧接されるように構成してもよい。
(2)上述の各実施形態では、長尺ボルト6Aを用いて、両ケーシング4同士を管軸芯X方向に沿って引寄せ移動させるように構成したが、長尺ボルト6Aの代わりに手動ジャッキや油圧ジャッキ等を用いて、両ケーシング4同士を管軸芯X方向に沿って引寄せ移動させるように構成してもよい。
また、両ケーシング4同士を引寄せ移動させた以降においては、その引寄せ状態を維持するだけであるから、引寄せ固定手段の固定としては、ボルト・ナツト等の簡易な機械式締結操作機構を用いる。
(3)前記各ケーシング4の内周面4aと縮径部材3の外面3aとの相対向する部位間に形成される縮径誘導手段Bとしては、引寄せ固定手段Aによる両ケーシング4の引寄せ移動に連れて、各流体管1の端部1A側の内周面1aが接続筒状体2の内嵌接続部2Aの外周面2aに圧接された抜止め状態となるように、各流体管1の端部1Aを変形させながら縮径部材3を径方向内方に向かって縮径作動させることのできるものであれば,如何なる構造のものを用いてもよい。
(4)前記引寄せ固定手段Aとしては、両ケーシング4同士を管軸芯X方向に沿って引寄せ固定することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
本発明の管継手の第1実施形態を示す接続前の断面側面図 接続後の断面側面図 図1のIII−III線断面図 管継手の分解斜視図 図1のV−V線断面図 図2のVI−VI線断面図 本発明の管継手の第2実施形態を示す断面正面図 要部の拡大断面正面図 本発明の管継手の第3実施形態を示す断面側面図 本発明の管継手の第4実施形態を示す分解斜視図 従来のメカニカル式管継手を示す一部切欠き側面図 従来の油圧式管継手を示す断面側面図
符号の説明
A 引寄せ固定手段
B 縮径誘導手段
W 流路
X 管軸芯
1 流体管
1A 端部
1a 内周面
2 接続筒状体
2A 内嵌接続部
2B 周溝
2C 鍔部
2a 外周面
3 縮径部材
3A 分割縮径片
3B 鍔部
3a 外面
3b 内面
4 ケーシング
4A フランジ部
4a 内周面
8 位置決め用凸部
9 位置決め用凹部

Claims (7)

  1. 合成樹脂製の両流体管の隣接端部同士を連通接続するための流路及び両流体管の隣接端部に対して管軸芯方向から内嵌可能な内嵌接続部を備え、かつ、少なくとも内嵌接続部を流体管よりも硬質に構成してある接続筒状体と、両流体管の端部側外周面に装着される縮径作動可能な縮径部材と、両流体管に装着された縮径部材に外装される一対のケーシングと、両ケーシング同士を管軸芯方向に沿って引寄せ固定する引寄せ固定手段とが備えられているとともに、ケーシングと縮径部材との間には、引寄せ固定手段による両ケーシングの引寄せ移動に連れて、流体管の端部側の内周面が接続筒状体の内嵌接続部の外周面に圧接された抜止め状態となるように、流体管の端部を変形させながら縮径部材を縮径作動させる縮径誘導手段が設けられている管継手。
  2. 前記接続筒状体の各内嵌接続部の外周面には、縮径変形される流体管の内周面が喰込み可能な一つ又は複数の溝又は突起が形成されている請求項1記載の管継手。
  3. 前記接続筒状体の外周面における両内嵌接続部の隣接間の管軸芯方向中央位置には、流体管の内径よりも大なる外径の鍔部が形成されている請求項1又は2記載の管継手。
  4. 前記縮径誘導手段が、各ケーシングの内面に形成された縮径部材を抜止め状態にまで縮径作動させるテーパー状のカム面から構成されている請求項1、2又は3記載の管継手。
  5. 前記縮径部材の外面が、ケーシングのカム面と相対摺接移動可能な同一又は略同一勾配の傾斜面に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の管継手。
  6. 前記接続筒状体の両内嵌接続部の外周面及びこれに対応する縮径部材の内面の各々が、接続された両流体管の端面側ほど大径となる傾斜面に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の管継手。
  7. 前記縮径部材が周方向で複数に分割された分割縮径片から構成されているとともに、各分割縮径片の外面とケーシングの内周面との間には、管軸芯方向での相対移動を許容しながら相対回転不能に係合する位置決め用凹部と凸部が形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の管継手。
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