JP4548698B2 - 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法 - Google Patents

水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法 Download PDF

Info

Publication number
JP4548698B2
JP4548698B2 JP2001335747A JP2001335747A JP4548698B2 JP 4548698 B2 JP4548698 B2 JP 4548698B2 JP 2001335747 A JP2001335747 A JP 2001335747A JP 2001335747 A JP2001335747 A JP 2001335747A JP 4548698 B2 JP4548698 B2 JP 4548698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain hole
box culvert
hole
hanging
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001335747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003096896A (ja
Inventor
哲朗 小林
Original Assignee
哲朗 小林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 哲朗 小林 filed Critical 哲朗 小林
Priority to JP2001335747A priority Critical patent/JP4548698B2/ja
Publication of JP2003096896A publication Critical patent/JP2003096896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4548698B2 publication Critical patent/JP4548698B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、道路側溝などに用いられている水抜き穴の付いたボックスカルバート等を吊り込み布設する方法についての発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来、小口径のボックスカルバート等を吊り込む場合、側面にアイボルト等がねじ込めるようインサート等が埋め込まれていて、それに、アイボルト等をねじ込み、それらを利用してワイヤー等により吊り込み布設している。
【0003】
しかしながら、その吊り込み方法では不都合な点があった。それは、
(イ)布設するさい、基準とする水糸の基準線つまり合わせ位置は、ボックスカルバート側面の上端であり、そこは、ワイヤーが接触していて、基準通りに布設することはできない。
基準通りに布設しようとすれば、一度吊り込み終了後、ワイヤーをはずし、その内側に水糸を入れ、コンクリート側面とワイヤーの間に、当て木などをして水糸とワイヤーが接触しないようにしてから再度吊り直さなければならない。
(ロ)インサートにアイボルト等をねじ込む時間がかかる。
(ハ)そのアイボルト等のねじ込みが甘いとボルトに亀裂が生じやすく、長期間にわたる作業は危険をきたす。
(ニ)布設後、ボックスカルバートの上流側か下流側か、どちらか一方を吊り上げたい場合、インサートは重心に配されているので、片側一方だけを吊り上げることは容易にできない。
(ホ)ボックスカルバートを切断した場合はインサートが重心よりずれるので、それを利用しての吊り込みは危険でできない。
(ヘ)ボックスカルバートを擁壁などのすぐわきに設置する場合、その間隔がアイボルト等の長さより短い場合は、インサートを利用しての吊り込み方法では布設できない。
以上のような、作業上不都合な点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、容易にかつ短時間で水抜き穴の付いたボックスカルバート等の吊り込みが行なえるような方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、その課題を解決するための手段として、
ボックスカルバート等の上部中央にある水抜き穴を利用し、そこに、吊り具をかける構成とした。
【0006】
【発明実施の形態】
次に、本発明請求項1の吊り具を使用した場合の方法について図面を参照して説明すると図1は、請求項1の方法に使用する吊り具の正面図と、点線のボックスカルバート6の水抜き穴6aの短尺方向の穴の大きさを比較したものであるが、まず、吊り具1を使用する場合、フラップ2aを手で持ち上げておき、水抜き穴6aの長尺方向に、逆T字型部材の底部1bを合わせボックスカルバート6のスラブ下面より下に底部1bを吊り下げて、約直角に吊り具を回す。それからフラップ2aを手から放して回転落下させる。その状態でフラップ2aは、水抜き穴6aの長尺側側面に接触する。つまり、水抜き穴6aはテーパーがついているため上部が広く下部が狭くなっている。そのため途中でフラップ2aは穴にひっかかり、ぶらさがり状態になる。
【0007】
その後、その吊り具1の上部吊り体1cの穴にシャックル等を通し、ワイヤーをかけ吊り上げるわけであるが、このまま吊り上げていった場合、危険となるのは、吊り具1の底部1bが、水抜き穴6aの長尺方向に回り戻ってコンクリートより吊り具がはずれることであるが、その回って戻る回転には、吊り具1が少し回転しても、すぐにフラップ2aは水抜き穴6aの長尺側側面に接触するので、吊り具1の底部1bが水抜き穴の長尺方向に回り戻ることはない。
【0008】
次に、請求項2の吊り具3を使用した場合の方法について図面を参照して説明すると、吊り具3をボックスカルバート6の水抜き穴6aよりスラブコンクリートを囲うようにコの字状の囲体3aを入れ、はずれ止め4aを水平におろす。
これは、図3のボックスカルバート6に吊り具3を設置した状態の断面図の状態であるが、、吊り上げる場合、図5のボックスカルバート6の水抜き穴6aの中央側又は外側の2ヶ所の水抜き穴6aに二つの吊り具3を設置して図4のように、吊り部3bにワイヤー7をかけ2点吊りする。
吊り上げると、二つの吊り具3はワイヤーにより中央方向にも引っぱられるので容易に吊り具はコンクリートからはずれない。
【0009】
もし、コンクリートを吊っているクレーン等が旋回急停止等をしてコンクリートが、ゆさぶられた場合、力学的に言えば、慣性系が変わって吊り具が中央に引っぱられなくなったとしても、はずれ止め4aの先端は、水抜き穴6aの短尺側側面に当たるので、吊り具がコンクリートよりはずれることはない。
【0010】
【発明の効果】
本発明の方法を用いることにより、従来の方法に比べ
(イ)吊り具はボックスカルバート中央の水抜き穴に設置して行なうため、布設するさい基準にする水糸にまったく干渉せず布設できるので、ワイヤーのかけかえなど、めんどうな作業も行なわず、水糸と基準線を合わせれば、一回で布設が終了する。
(ロ)従来のような、アイボルト等をねじ込む面倒な作業時間が短縮される。
(ハ)アイボルト等を使用した場合より強度上安全で安定した作業が行なえる。
(ニ)布設後、ボックスカルバートの上流側か下流側か、どちらか一方を吊り上げたい場合になおいても、ボックスカルバートの四つの水抜き穴のうち、上流側か下流側の二つの水抜き穴を利用するか、吊り具を一つだけ使用すれば、上流側か下流側のどちらか一方だけけの片吊り上げが容易にできる。
(ホ)ボックスカルバートを多少切断した場合でも、重心が多少ずれるが、2点吊りで行なえば吊り込みはできる。
(ヘ)ボックスカルバートを擁壁等に密着させて布設する場合であっても、吊り具は中央の水抜き穴を利用するため、まったく支障なく施行が行なえる。
以上のような効果があらわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1の吊り具とボックスカルバートの水抜き穴を比較したところの正面図
【図2】本発明請求項1の吊り具の動作状態を示した動作側面図
【図3】本発明請求項2の吊り具をボックスカルバートに設置したところの断面図
【図4】本発明請求項2の吊り具にワイヤーを通設したところの正面図
【図5】水抜き穴付ボックスカルバートの斜視図
【符号の説明】
1 本発明における請求項1の吊り具
1a 柱部
1b 底部
1c 吊り体
1d ヒンジ
2a フラップ
2b フラップ側ヒンジ
2c ピン
3 本発明における請求項2の吊り具
3a 囲体
3b 吊り部
3c ヒンジ
4a はずれ止め部材
4b ピン
6 ボックスカルバート
6a 水抜き穴
6b インサート

Claims (2)

  1. ボックスカルバート等の水抜き穴に入るようにした逆T字型の部材に、シャックル等が入るように上端に穴をもち、逆T字型の柱部側面にヒンジにより回転可動に動き、水抜き穴のテーパー内つまり開口巾の最大となる上端と最少となる下端の中間に落設することができ、吊り上げた場合、吊り具が回転して水抜き穴より抜け出ることを防ぐ、回転兼落下防止フラップを取り付けたことを特徴とする吊り具を用いた吊り込み法。
  2. ワイヤーが通設されるように上部先端を曲げ、ボックスカルバート等の水抜き穴の側面のスラブコンクリートを囲うようにコの字状に形成された部材と、その部材と背合わせにL字状のはずれ止め部材をヒンジにより回転可動に取り付けたことを特徴とする吊り具を用いた吊り込み法。
JP2001335747A 2001-09-26 2001-09-26 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法 Expired - Fee Related JP4548698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001335747A JP4548698B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001335747A JP4548698B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003096896A JP2003096896A (ja) 2003-04-03
JP4548698B2 true JP4548698B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=19150687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001335747A Expired - Fee Related JP4548698B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4548698B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109723131B (zh) * 2019-02-28 2023-08-18 河北天防电子信息工程有限公司 一种自动排水井盖以及排水方法
JP7340409B2 (ja) * 2019-10-09 2023-09-07 鹿島建設株式会社 床版撤去方法及び床版撤去装置
CN110963403B (zh) * 2019-12-30 2021-08-24 武汉武船重型装备工程有限责任公司 一种用于吊装楔块的吊具装置
JP7309011B1 (ja) 2022-04-25 2023-07-14 日本スピードショア株式会社 搬送装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57151376U (ja) * 1981-03-20 1982-09-22
JPS5887775U (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 ナショナル住宅産業株式会社 吊り具
JPS60197585A (ja) * 1984-03-16 1985-10-07 レンフロージャパン株式会社 覆工板の吊上げに使用するクランプ
JPH01162485U (ja) * 1988-04-30 1989-11-13
JPH06212685A (ja) * 1993-01-14 1994-08-02 Hokushiyou Cement Kogyosho:Kk 側溝ブロックとその吊り治具
JPH107375A (ja) * 1996-06-18 1998-01-13 Suzuki Shoji:Kk 側溝ブロックの吊り具

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57151376U (ja) * 1981-03-20 1982-09-22
JPS5887775U (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 ナショナル住宅産業株式会社 吊り具
JPS60197585A (ja) * 1984-03-16 1985-10-07 レンフロージャパン株式会社 覆工板の吊上げに使用するクランプ
JPH01162485U (ja) * 1988-04-30 1989-11-13
JPH06212685A (ja) * 1993-01-14 1994-08-02 Hokushiyou Cement Kogyosho:Kk 側溝ブロックとその吊り治具
JPH107375A (ja) * 1996-06-18 1998-01-13 Suzuki Shoji:Kk 側溝ブロックの吊り具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003096896A (ja) 2003-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2322917A1 (en) Trolley and traveling block system
JP4548698B2 (ja) 水抜き穴付ボックスカルバート等の水抜き穴を利用した吊り込み法
KR102450827B1 (ko) 현수볼트 걸이장치
JP2002137886A (ja) 棒状体の吊り上げ器具
CN212114604U (zh) 一种带锁扣装置的挂钩
US2762103A (en) Hook for garment hangers
JPH0684965U (ja) 物品吊下げ具
JPH0713999U (ja) 板材用吊治具
JP3720233B2 (ja) 下げ振り
US20180161963A1 (en) Strain Device Tool
KR200236138Y1 (ko) 와이어에 결속되어 케이블을 매달아 지지하는 행거
JPH0259116B2 (ja)
JPS6037425Y2 (ja) 長尺コンクリ−ト製品用吊上げ反転装置
JPH0415751Y2 (ja)
JP2539739Y2 (ja) 道路ブロック吊り具
JP3615411B2 (ja) 地下構造物用蓋の開閉反転装置
JP2585679Y2 (ja) ブロック用吊具
JPH0634424Y2 (ja) 逆巻型枠用ガイド装置
JPH0527571Y2 (ja)
KR200410012Y1 (ko) 하수관거용 집게
JP2002308566A (ja) U字ブロック用吊り具
JP3758150B2 (ja) スリット付き側溝用ブロックの吊り具装置
JPS58148179A (ja) U字溝の水平吊り金具
JPS58170375U (ja) 吊持用掴み装置
JPH05253859A (ja) ワイヤ等の吊下げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees