JP3720233B2 - 下げ振り - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、柱の建入れなどを確認する際に用いられる下げ振りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図3に示すように、本体aから吊るされた糸bの先端におもりcが設けられてなる下げ振りdが知られている。
【0003】
この下げ振りdは、ハンマーeで釘fを打って本体aを柱gに仮固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の下げ振りdの本体aは、柱gの高い位置に取り付けて用いられるため、本体aを取り付けたり、取り外したりする際には、その都度、脚立を用いて柱gを昇り降りしなければならないといった不都合を生じることとなる。特に、柱gの建入れを確認する場合には、一つの柱gにつき、X方向Y方向の二回測定が必要となるため、測定毎に脚立の昇り降りをして本体aの着脱作業を行わなければならず、煩わしいといった不都合を生じていた。
【0005】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、脚立の昇り降り作業をすることなく簡単に着脱することができる下げ振りを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の下げ振りは、本体から吊るされた糸の先端におもりが設けられ、これを垂らして鉛直を調べるようになされた下げ振りであって、本体に対して揺動可能に設けられた挟持片と、本体から延設された把手部とを具備し、本体の自重によって本体と挟持片との間に柱が挟持されて本体が位置決め固定されるとともに、把手部を持ち上げて本体の自重を解除すると、本体と挟持片との間の柱の挟持が解除されるようになされたものである。
【0007】
把手部を手で持ち、本体を柱の所望の位置に位置させ、その位置で、本体と挟持片との間に柱を介在させる。この状態で本体を持ち上げていた把手部の手を離すと、本体の自重によって本体と挟持片との間に柱が挟持されて本体が柱に位置決め固定されることとなる。また、把手部を手で持って本体を少し持ち上げると、柱に加わっていた本体の自重が解除され、本体と挟持片との間の柱の挟持が解除される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1は本発明に係る下げ振り1の全体構成の概略を示し、図2は同下げ振り1の使用状態を示している。
【0010】
すなわち、この下げ振り1は、本体2と、この本体2に対して揺動可能に設けられた挟持片3と、本体2から延設された把手部4とを具備している。
【0011】
本体2は、箱型に形成されており、そのうちの一面が、柱5に当接される当接面21となされている。本体2は、この当接面21を柱5に当接した状態で、下面となる部分から糸22が出し入れできるようになされている。この糸22は、本体2の内部に構成された糸22の巻き取り機構(図示省略)によって、長さが調整できるようになされている。この糸22の先端には、おもり23が設けられる。また、本体2の一側面には、本体2を揺動可能に支持する挟持片3が設けられる。
【0012】
この挟持片3は、揺動部31と挟持部32とからなる略L字状に折り曲げられて構成されている。
【0013】
挟持片3の揺動部31は、先端部33から若干挟持部32側に距離をとった位置で本体2の側面に揺動可能にビス24で固定するようになされている。この状態で挟持部32と、本体2の当接面21とは、対向するようになされている。また、揺動部31の先端部33は、本体2の側面に固定されたスリット部材25のスリット26内に嵌め込まれるようになされている。これにより、挟持片3は、先端部33の揺動範囲が、スリット26によって制限され、挟持部32は、本体2の当接面21と対向する略水平状態から上方向に若干動く程度の範囲で揺動可能となされている。
【0014】
この挟持片3の挟持部32と本体2の当接面21との間隔は、柱5の幅よりも若干大きくなるように設定されている。したがって、挟持片3の挟持部32が本体2の当接面21と対向する略水平状態では、その間に柱5を容易に嵌め込むことができるようになされている。また、上記略水平状態から挟持片3の挟持部32が上方向に揺動した状態では、挟持部32と当接面21との間隔が狭まることとなり、これら挟持部32と当接面21との間に柱5が挟持され、その結果、柱5に本体2および挟持片3が位置決め固定されることとなる。
【0015】
挟持片3の挟持部32は、当接面21と対向する面に、滑り止めとなる弾性体34が設けられており、当接面21との間で柱5を挟持した状態であっても、ずれないようになされている。
【0016】
把手部4は、長さ調整可能なアジャスタ41が設けられた棒体からなり、一端部が本体2に固定されている。
【0017】
このようにして構成される下げ振り1は、図2(a)に示すように、把手部4を持って本体2を柱5の所定高さの位置まで持ち上げ、この本体2の当接面21と挟持片3の挟持部32との間に柱5を介在させる。
【0018】
そして、挟持片3の挟持部32を柱5に当接させた状態で、本体2を持ち上げていた把手部4の手を離す。すると、図2(b)に示すように、下げ振り1自体が自重によって降下することによって、挟持片3が水平状態から上方向に揺動する。その結果、本体2の当接面21と挟持片3の挟持部32との間隔が狭くなり、本体2の当接面21が柱5に当接された状態で、下げ振り1が柱5に位置決め固定される。
【0019】
また、下げ振り1を柱5から取り外す際は、把手部4を持って本体2を持ち上げる。すると、図2(a)に示すように、挟持片3の挟持部32と本体2の当接面21との間隔が広がり、柱5から容易に取り外すことができる。
【0020】
このように、下げ振り1の取り付け作業は、単に把手部4を持って柱5の所望の高さまで本体2を持ち上げて手を離すだけで行うことができ、取り外し作業も把手部4を持って本体2を少し持ち上げるだけで良いので、柱5の高い位置に下げ振り1を取り付ける場合であっても、床レベルの位置から容易に下げ振り1の着脱作業を行うことができる。
【0021】
また、この下げ振り1は、木造であっても鉄骨であっても柱5の材質を選ばず使用することができるが、釘などで仮固定しなければならなかった木造の柱5については、特に有効に使用することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、把手部を手で持って本体を所望の位置に位置させて手を離すことで柱に位置決め固定でき、把手部を手で持って本体を少し持ち上げることで柱から本体を取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下げ振りを柱に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】(a)および(b)は、本発明に係る下げ振りの使用状態を説明する側面図である。
【図3】従来の下げ振りの使用状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 下げ振り
2 本体
22 糸
23 おもり
3 挟持片
4 把手部
5 柱
Claims (1)
- 本体から吊るされた糸の先端におもりが設けられ、これを垂らして鉛直を調べるようになされた下げ振りであって、
本体に対して揺動可能に設けられた挟持片と、本体から延設された把手部とを具備し、
本体の自重によって本体と挟持片との間に柱が挟持されて本体が位置決め固定されるとともに、把手部を持ち上げて本体の自重を解除すると、本体と挟持片との間の柱の挟持が解除されるようになされたことを特徴とする下げ振り。
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JP2000062824A JP3720233B2 (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | 下げ振り |
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