JP3615411B2 - 地下構造物用蓋の開閉反転装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、地下構造物の蓋と枠との係合部材およびヒンジ機構とよりなる蓋の開閉反転装置に関するものである。
なお、地下構造物とは一般にマンホールと言われる物を含み、下水道における地下埋設物、地下構造施設等と地上とを通じる開口部を閉塞する大型鉄蓋、汚水枡蓋、電力・通信における地下施設機器や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄蓋、送電用鉄蓋、配電用鉄蓋、上水道やガス配管における路面下の埋設導管及びその付属機器と地上とを結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋、制水弁蓋、仕切弁蓋、空気弁蓋、ガス配管用蓋、量水器蓋等と、それらの蓋を支える枠とよりなるものを総称する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下構造物においては、ガスが発生したり、下水等が増水して、蓋が枠から外れるのを防止するために、図7に示すように、蓋1の外周縁部の下面に、下方にフック2を設けた係合鉤3を支軸4で揺動自在に吊り下げ、地下構造物の枠5の内面壁に突出部6を設けており、蓋1を枠5に嵌めるときに、係合鉤3は突出部6の先端で押されて係合鉤3のフック2は蓋1の中心方向に逃げて、蓋1が枠5に嵌まると、係合鉤3は自重で垂下し、フック2が突出部6の下方に位置し、蓋1が持ち上げられてもフック2が突出部6に係合して蓋1が外れないようにしている。
【0003】
そこで、蓋1を外せるようにするために、係合鉤3の頭部に対向する蓋1の縁部に孔7を設けており、この孔7に棒を差し込んで係合鉤3の頭部を押すことにより、係合鉤3の下方を蓋1の中心方向に回動させ、フック2を突出部6より逃して蓋1の持ち上げを可能にしている。
【0004】
一方、蓋1の係合鉤3の取付位置と対称の縁部にヒンジ機構を設けて蓋1の回動を可能とし、地下構造物の内部での作業を容易にしているが、蓋1の取り外しを可能にするために、抜き取りが出来、かつ、抜け止めも出来る昇降子を用いている。
【0005】
すなわち、このヒンジ機構は、図8に示すように、蓋1の縁部下面に、溝8を有する有溝突部9を設け、この溝8に昇降子10の頭部の軸腕11を挿入して昇降子10を吊り下げ、一方枠5の内面壁に長手の通孔12を有する突出部13を設けており、昇降子10の柱体14の下端部にストッパー15が突出しており、このストッパー15を通孔12の長手方向に合わせて下方へ通過させ、蓋1を回転させることによりストッパー15の位置を90度回転させるとストッパー15は突出部13の下面に当接して柱体14を通孔12より抜くことが出来ず、従って蓋1が枠5より取り外すことが出来ない構成となっている。
ただし、柱体14が長いので、ストッパー15が突出部13の下面に当接した状態で、蓋1は軸腕11を軸として180度反転し、開蓋可能となっている。
【0006】
ところが、蓋1に孔7を設けると水や土等が地下構造物内に入るので、蓋1に孔7を設けないで、実公平7−15880で開示されているように、枠5の突出部6で、係合鉤3のフック2との係合位置から少し離れた位置に、フック2が通過できる切り欠きを設け、蓋1を僅かに回転させてフック2を切り欠きに対向させた後、蓋1を持ち上げて係合鉤3を突出部6から解放している。
【0007】
また、上記のように蓋1を回動させた時に、ヒンジ機構、すなわち、昇降子10と枠5の突出部13との間に無理が生じないように、突出部13およびその通孔12を大きく、かつ、通孔12を三角形状にして、蓋1の嵌合時、回転時および反転時に昇降子10の柱体14の位置が移動できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記実公平7−15880の考案に係る蓋1の開閉反転装置では、ヒンジ機構の枠の突出部の通孔12を三角の大きなものにしているので、昇降子10の柱体が通孔12の三角のどの位置にあるかによって、係合鉤3が枠5の突出部と係合している場合と、係合してない場合とがあるので、係合しているかどうかは、蓋の縁部を持ち上げて確認しなければならない。また、係合鉤3と枠5の突出部との係合を解除するために蓋1を水平方向で回転させて、係合鉤3のフック2を突出部6の切り欠きに対抗させる必要があり、蓋1が枠5に錆び付いていたり、重い場合には、回転に大きな力を必要とする。
また、ヒンジ機構において、枠5の突出部13の通孔12が三角形状をなし昇降子10の柱体14が3ケ所を移動しなければならないので、通孔12を相当大きくしなければならず、通孔12の周縁の強度に問題があり、昇降子10のストッパー15の長さを大きくしなければならず、昇降子10が従来のものに比べて大きく、かつ、重いものになるという問題がある。
【0009】
この発明は、蓋が枠に載置されると自動的に係合鉤と枠の突出部とが正しく係合し、係合鉤と枠の突出部との係合解除のための蓋1の水平回転が円滑で、比較的力を必要とせず、ヒンジ機構においても、枠5の突出部13の通孔12は特別に大きくする必要なく、従って昇降子10のストッパー15も特別に大きくする必要のない、地下構造物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
地下構造物の枠に蓋を載置し、枠の内壁面に設けた突出部と蓋の縁部に揺動自在に吊るした係合鉤のフックとを係合させ、蓋を水平回動させることにより前記フックと突出部との係合を解除して蓋の縁部の持ち上げを可能とする施錠装置を備え、前記係合鉤と突出部との対称の位置にヒンジ機構を備え、蓋を180度反転させることの出来る地下構造物において,
1 .前記施錠装置の枠の突出部、または、それと別個に枠の内壁に設けた突出部の上面に傾斜下降する傾斜面を形成し、その傾斜面の下端に貫通孔または凹部を設け、一方蓋の縁部下面には、蓋が正しく枠に載置されたときには前記貫通孔または凹部に挿入可能で、正しく載置されてないときには前記傾斜面に当たる突部を設ける。
2 .前記係合鉤の突出するフック部の片方側面を横方向の傾斜面とし、枠の前記突出部の下方に突部を設けてなり、該突部が、蓋の縁部を持ち上げると、突出部に係合した係合鉤の前記傾斜面に当接し、蓋の水平回動時に前記傾斜面をスライドして係合鉤を押すことを可能とする。
3 .前記ヒンジ機構において、前記蓋の係合鉤の吊るし位置に対称の位置の縁部下面に、昇降子の軸腕を支承するための有溝突部を設け、該有溝突部の溝の高さを、前記開錠のための蓋の水平回動時に、前記昇降子の軸腕の有溝突部の溝の中での傾斜を可能ならしめるに充分な高さとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面により説明する。
すなわち、図1に示すように地下構造物は、次の通り構成されている。
蓋21の縁部下方面に、フック22を有する係合鉤23を、支軸24で吊り下げ、地下構造物の枠25に蓋21を載置したときの係合鉤23のフック22の上方の位置で、枠25の内壁にフック22と係合する突出部26を設けている。
そして、蓋21において、縁部表面に袋状凹部27を設け、蓋21を水平に回動させ、かつ、蓋21を180度反転させるのを容易にするためのバールを挿入し得るようにしている。
袋状凹部27は支軸24の上方に位置するのが好ましい。
【0012】
一方、蓋21の縁部下面において、支軸24を設けた位置と対称の位置に、溝28を有する有溝突部29を設け、昇降子30の一端の軸腕31を溝28に挿入して昇降子30を蓋21の有溝突部29に吊るしている。
【0013】
そして、枠25の内面において、上記突出部26の位置と対称の位置に、通孔32を有する突出部33を設け、昇降子30の柱体34を通孔32に挿入し、柱体34の下端部に設けたストッパー35で抜け止めとしている。
【0014】
この地下構造物は、蓋21を僅かに水平回動させることにより係合鉤23のフック22を枠25の突出部26の下方より離れさせ、蓋21の縁部を持ち上げることを可能とし、昇降子30の軸腕31は蓋21の軸として蓋21を180度反転可能とすることを基本的な機能としている。
【0015】
本発明は、上記の基本的な機構に、更に次の新たな機構を加えている。
すなわち、蓋21が正しく載置されたことを、蓋21を持ち上げて確認しなくてもよい構成、更に、蓋21を水平回動させて持ち上げ180度反転を容易、円滑かつ無理なく行うことが出来るようにした。
その実施の形態は次の通りである。
【0016】
先ず、枠25の突出部26は、図2に示すように、枠25の内壁面に突出して設けられ、その下面が係合鉤23のフック22との係合面36とする。
突出部26の上面においては、枠25の内壁面から下降する傾斜面37を形成し、その下端に後述の蓋21の縁部下面の突部43を挿入し得る貫通孔38または凹部を設ける。
そして、突出部26の下方のいずれかの片方に後述の係合鉤23の傾斜面に当接する突部39を設ける。
【0017】
一方、蓋21の縁部に設けた袋状凹部27の下方に、図3に示すとおり、2つの支承腕40を設け、それぞれの支承腕40の対向する面側に、蓋21の中心方向に開口する横溝41を設け、その中間を貫通するネジ孔42を設ける。
横溝41は係合鉤23の支軸24をスライド挿入を可能とし、ネジ孔42はネジを螺入し、支軸24の抜け止めをするためのものである。
【0018】
そして、蓋21の縁部下面で、2つの支承腕40の中間に対向する蓋21の外周寄りに前記貫通孔38又は凹部に挿入または嵌合可能な突部43を設ける。
この突部43は、貫通孔38または凹部に挿入・嵌合した状態では、係合鉤23のフック22が正しく枠25の突出部25の下方に位置するよう設定位置を決める。
【0019】
係合鉤23は、図4に示すように、上端部の両側にそれぞれ支軸24が突出し、中間部または下部の一方の面にフック22が突出し、フック22の上面または先端が枠25の突出部26の下面の係合面36に当接して係合する。
そして突出したフック22の一方の側面を横方向の傾斜面44とする。
この傾斜面44は、フック22を枠25方向にして支軸24を前記蓋21の下面の支承腕40の横溝41に挿入して揺動自在に支承し、蓋21の縁部を持ち上げてフック22の上面または先端が突出部26の下面の係合面36に係合したときに、枠25の突出部26に設けた突部39が傾斜面の低いところに対向するようフック22の側面に設ける。
【0020】
図5は、蓋21を閉じて蓋21の突部43を枠25の突出部26の貫通孔38に挿入させ、係合鉤23と枠25の突出部26とを係合させた状態を示すものである。すなわち、蓋21の支承腕40の横溝41に、係合鉤23の支軸24を挿入し横溝41の奥にスライドさせ、ネジ孔42にネジ45を装置して抜け止めをすると、係合鉤23は揺動自在に支承腕40に支承される。
【0021】
次いで蓋21を枠25に降ろすと、係合鉤23は枠25の突出部26の先端で押されて支軸24を中心に図において時計針の回転方向と逆方向に回転し、突出部26の先端がフック22の先端を離れると、係合鉤23は突出部26の押圧から解放され、支軸24を中心として、図において、時計針と同じ方向に回転し、フック22の先端および上面が突出部26の下面の係合面36の下方に位置する。これにより蓋21を持ち上げても、フック22の先端または上面が係合面36に当接し、それ以上持ち上げることが出来なくなる。すなわち蓋21を開くことが出来なくなる。
【0022】
上記の蓋21を降ろす際に、蓋21の縁部下面の突部43が、枠25の突出部26の上面の傾斜面37を滑降し、貫通孔38又は凹部に挿入または嵌合し、蓋21が自然に枠25の所定の位置に正しく嵌合し、係合鉤23のフック22の先端または上面が正しく突出部26の下方に位置する。
【0023】
蓋21の縁部を持ち上げて180度反転させるためには、蓋21の袋状凹部27にバールの先端を差し込み、バールをテコとして枠25の上縁を支点として手許を押さえると、蓋21の縁部が持ち上がり、係合鉤23のフック22が枠25の突出部26の下面の係合面36に当接し、それ以上持ち上がらない。
このとき、係合鉤23の傾斜面44が蓋21の縁部下面の突部39に当接する。
【0024】
次いで、バールで蓋21を突部39のある方向に廻すと、係合鉤23は傾斜面44において突部39に押され、突部39と傾斜面44との当接位置がフック22の先端方向に移行し、遂には、フック22の先端を過ぎるとフック22の先端が係合面36から離れ、係合鉤23と枠25の突出部26との係合が解除される。
そこで、バールで蓋21を持ち上げると蓋21の縁部を持ち上げることが出来、更に、昇降子30の軸腕31を支点として180度反転させることが出来る。
【0025】
一方蓋21の180度反転のためのヒンジ機構は、前記のとおり、係合鉤23の吊り下げ位置と対称の蓋21および枠25の位置に設けられている。
【0026】
ヒンジ機構における昇降子の軸腕を支承する有溝突部は、従来のものでは、図8に示すように、その溝の高さは軸腕の直径にほとんど等しいので、軸腕は傾斜することが出来ない。
そこで、係合鉤と枠の突出部との係合を外すために、蓋を水平方向で回転させると軸腕に無理な力がかかるので、実公平7−15880の考案では、昇降子の柱体を挿入する枠の突出部の通孔を大きな三角形とし、蓋の水平回動時に、柱体が三角形の三つの先端部へ移行出来るようにし、無理な力がかからないようにしている。
【0027】
本発明においては、蓋21の有溝突部29の溝28の高さを、昇降子30の軸腕31の直径よりも余裕をもって高くし、軸腕31が傾斜できるようにする。
この傾斜角度は限定するものではないが、15度前後が好ましく、図6(B)においては約17度とし、そのために、図6(A)に示すように、溝28の高さは軸腕31の直径の約2倍としている。
ただし、軸腕31の長さによって、溝28の高さは図に示すよりも高くも、また低くもする事が出来る。
【0028】
枠25の突出部33の通孔32は、三角形にする必要はなく、昇降子30のストッパー35が通過できる長さで、柱体34が通過できる長孔であればよい。
【0029】
図6(B)は、係合鉤23と枠25の突出部26との係合を解除するために、蓋21を水平で回動させたときの昇降子30の状態を示すものである。
蓋21を水平回動させると,蓋21の有溝突部29と枠25の突出部33とが垂直の上下関係にあったのが、有溝突部29が動いて、両者の上下関係がズレる。従って、昇降子30の柱体34は、その中間で突出部33の通孔32の縁で支えられて柱体34が傾斜し、同時に軸腕31も溝28内で傾斜する。
すなわち、蓋21の回動に伴い、柱体34の傾斜を可能にするために、軸腕31も傾斜する必要があり、軸腕31が傾斜できるように溝28の高さを高くしている。
【0030】
昇降子30の柱体34の傾斜が大きい程蓋21の水平回動による昇降子30にかかる力が小さくなる。
枠25の突出部33の通孔32の幅が一定で昇降子30の柱体34の径も一定の場合には、有溝突部29と突出部33との距離が離れる程柱体34の傾斜角度は大きくなる。
従って、枠25の突出部33を出来るだけ蓋21の有溝突部29の下端から離れた位置に設けるのが好ましい。
図6(C)は蓋21を180度反転させた状態を示すものである。
【0031】
なお、枠25の突出部33と蓋21の有溝突部29の下端とをできるだけ離れた構成にした場合においては、反転した蓋21を再び180度反転させて元の状態にする、すなわち、蓋21を枠25に正しく載置するのを容易にするために、図6の(B)および(C)に示すように、枠25の突出部33の上面両側で、枠25の内壁面側に突条45を設け、その上面を蓋21の有溝突部29の下面が摺動できるようにするのがこのましい。
【0032】
【発明の効果】
この発明は、蓋を枠に載置すると、蓋の縁部下面の突部が、枠の突出部の傾斜面を滑降して自然に突出部の貫通孔または凹部に入り、それにより、係合鉤のフックが正しく突出部の下方に位置するので、いちいち蓋の縁部を持ち上げてフックが突出部に当接するかを確認する必要がない。
【0033】
この発明においては、蓋の縁部を持ち上げると、係合鉤のフックの一方の側面に設けた傾斜面が枠の突出部に設けた突部に当接し、蓋を水平回動させるときに、突部が傾斜面を押して係合鉤のフックを順次斜め上かつ横方向に押すので、僅かな力で蓋を水平回動でき、フックが突出部の下から離れるとフックが突出部より解放され、蓋の縁部を持ち上げることを可能となる。
【0034】
この発明のヒンジ機構においては、蓋の縁部下面に設けた、昇降子の軸腕を支承するための有溝突部の溝の高さを、係合鉤と枠の突出部との係合を解除するための水平回動による有溝突部とその下方の枠の突出部とのズレ、従って昇降子の軸腕の傾斜を許容するに充分な高さにし、蓋の水平回動により昇降子に無理な力がかかるのを防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】地下構造物の断面図である。
【図2】(A)は枠の縁部の要部平面図であり、(B)はその断面図であり、(C)は突出部の断面図である。
【図3】蓋縁部の要部の(A)は断面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。
【図4】係合鉤の(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は平面図である。
【図5】蓋を枠に載置した際の施錠状態を示す地下構造物の要部の(A)は断面図、(B)は背面図である。
【図6】(A)は昇降子を有溝突部で支持した昇降子の軸腕と有溝突部の溝との関係を示す断面説明図であり、(B)は蓋を水平方向に回動させた際の昇降子と有溝突部および枠の突出部との関係を示す要部断面図であり、(C)は蓋を反転させたときの前記関係を示す要部断面図である。
【図7】従来の、蓋を枠に載置した際の施錠状態を示す地下構造物の要部の断面図である。
【図8】(A)は、従来の、昇降子を支承するための、蓋縁部の有溝突部の底面図、(へ)は、従来のヒンジ機構の断面図である。
【符号の説明】
21 蓋
22 フック
23 係合鉤
24 支軸
25 枠
26 突出部
27 袋状凹部
28 溝
29 有溝突部
30 昇降子
31 軸腕
32 通孔
33 突出部
34 柱体
35 ストッパー
36 係合面
37 傾斜面
38 貫通孔
39 突部
40 支承腕
41 横溝
42 ネジ孔
43 突部
44 傾斜面
45 突条
Claims (1)
- 地下構造物の枠に蓋を載置し、枠の内壁面に設けた突出部と蓋の縁部に揺動自在に吊るした係合鉤のフックとを係合させ、蓋を水平回動させることにより前記フックと突出部との係合を解除して蓋の縁部の持ち上げを可能とする施錠装置を備え、前記係合鉤と突出部との対称の位置にヒンジ機構を備え、蓋を180度反転させることの出来る地下構造物において,
1 .前記施錠装置の枠の突出部、または、それと別個に枠の内壁に設けた突出部の上面に傾斜下降する傾斜面を形成し、その傾斜面の下端に貫通孔または凹部を設け、一方蓋の縁部下面には、蓋が正しく枠に載置されたときには前記貫通孔または凹部に挿入可能で、正しく載置されてないときには前記傾斜面に当たる突部を設けてなり、
2 .前記係合鉤の突出するフック部の片方側面を横方向の傾斜面とし、枠の前記突出部の下方に突部を設けてなり、該突部が、蓋の縁部を持ち上げると、突出部に係合した係合鉤の前記傾斜面に当接し、蓋の水平回動時に前記傾斜面をスライドして係合鉤を押すことを可能とし、
3 .前記ヒンジ機構において、前記蓋の係合鉤の吊るし位置に対称の位置の縁部下面に、昇降子の軸腕を支承するための有溝突部を設け、該有溝突部の溝の高さを、前記開錠のための蓋の水平回動時に、前記昇降子の軸腕の有溝突部の溝の中での傾斜を可能ならしめるに充分な高さとし
てなることを特徴とする地下構造物。
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- 1999-02-15 JP JP03630799A patent/JP3615411B2/ja not_active Expired - Fee Related
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