JPH044045Y2 - - Google Patents

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JPH044045Y2
JPH044045Y2 JP11901986U JP11901986U JPH044045Y2 JP H044045 Y2 JPH044045 Y2 JP H044045Y2 JP 11901986 U JP11901986 U JP 11901986U JP 11901986 U JP11901986 U JP 11901986U JP H044045 Y2 JPH044045 Y2 JP H044045Y2
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locking
manhole cover
lever
manhole
support frame
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、マンホール蓋の無用開放を阻止する
ための施錠装置に関する。
<従来技術> マンホール蓋は、マンホールの入口内周に設け
た支持枠に下端外周を載置して付設されるが、か
かるマンホール蓋がいたずら等で無用者により開
放されると、開口されたマンホール内に人が落ち
る危険があつて避けなければならない。
この施錠装置にあつて、従来は第6図の構成に
おいて、マンホール蓋aの下面に、ロツク金具c
のみを用いたものが提供されていた。すなわち、
レバー部dとロツク部eを備えたロツク金具cを
回動可能に支持し、そのレバー部dを、自重によ
り、マンホール蓋aに形成した操作口bに臨ま
せ、かつそのロツク部eを支持枠に形成した係止
面bに対向させるようにしたものであつて、マン
ホール蓋aを開放しようとすると、ロツク部eが
係止面hに係合して開放を不能とし、工具によつ
て前記レバー部dを押圧した場合にのみ、はじめ
て開放可能となるものである。
ところが、かかる構成のものにあつては、集中
豪雨等でマンホール内の水位が上昇し、かつ複雑
な流れを生ずると、水圧によりロツク金具cが外
れ、さらには水圧により、マンホール蓋aが開放
する危険がある。
そこで、同図に示すように、マンホール蓋aに
連係孔fを形成して、該連係孔fから下端がL形
となつた揺動防止装置gを挿通し、そのL形端
で、ロツク金具cの回動を阻止するようにし、解
錠する場合には、前記揺動防止装置gを回転し、
かつ工具でレバー部dを押圧し、ロツク金具cを
回転してから施すようにしたものが実公昭59−
35650号において提案された。
<考案が解決しようとする問題点> ところが、かかる構成にあつては、揺動防止装
置gを回動する操作が必要であつて、解錠操作が
面倒であるとともに、マンホール蓋a表面から連
係孔f内に砂等が溜り易く、さらに該操作を面倒
なものとする弊害を生ずる。
本考案は、マンホール内の水圧によつても解錠
することなく、しかもその解錠操作を簡単に施し
得る施錠装置の提供を目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、マンホールの入口内周に付設した支
持枠に乗載するマンホール蓋の、その周縁に操作
口を形成し、 マンホール蓋の前記操作口の側傍下面に回動軸
が係止され、操作口側に突出するレバー部と、下
方に垂下する係止杆部とを備えてなる回動片を、
蓋下面との間に付装されたバネにより、前記レバ
ー部を上方付勢して、操作口に下方から臨む位置
に突出させるとともに、 支持枠の内面に形成した係止面と下方から対向
する係合端を備え、かつ前記係止杆部が挿入する
連係孔が形成されてなるロツク片を、径方向への
移動可能に蓋下面に支持したこと を特徴とするものである。
<作用> 施錠状態にあつて、回動片はマンホール蓋下面
に回動軸を係止されて、蓋下面との間に付装され
たバネにより、レバー部を上方付勢されて操作口
に臨んでいる。そしてこの位置で、係止杆部を挿
通されたロツク片は、係合端を支持枠の係止段と
下方から対向する位置に配置されている。そして
このため、マンホール蓋を開放しようとしても、
係合端が係止面に当接して開放不能となる。すな
わち、ロツク片は径方向へのみ移動可能であるか
ら、該移動方向に直交する方向から力が掛かつて
も、その移動を生じない。
またマンホール内の水位が上昇し、水圧が回動
片に作用しても、該回動片はバネにより、そのロ
ツク位置を保持されているから、解錠が生ずるこ
とはない。
次に蓋を解錠する場合にはバール等の工具を操
作口から挿入して、レバー部を押圧すると、前記
回動片はバネの弾力に抗して回動し、さらに係止
杆部の案内作用によりロツク片が径方向へ移動
し、その係合端が係止段と対向しない位置まで退
避する。このため、前記レバー部を押圧しながら
蓋を抉ると該蓋は開放することとなる。
<実施例> 本考案の一実施例を添付図面について説明す
る。
第1図において、1は入口内周に環状の支持枠
2を設けたマンホールであつて、該支持枠2には
マンホール蓋5が乗載されている。前記マンホー
ル蓋5は、その外径が支持枠2の内径と略等しい
円盤状をしていて、端部には操作口7が形成され
ている。また操作口7の側傍のマンホール蓋5下
面には後記するバールxの先端が当接する食い込
み溝8が形成されている。
本考案の要部を第2〜5図について説明する
と、マンホール蓋5の下面には、操作口7を挟む
ようにして二枚の側壁10,10が垂設されてい
る。前記側壁10,10の対向する内面には収納
凹面11,11が対向状に形成されている。また
側壁10,10の前端下部は、受桟部13が渡さ
れて接続している。
14は回動片であつて、その左右から突出する
回動軸15,15を収納凹面11,11内で支持
し、前記回動軸15,15の位置から外方へ、広
幅の当接面17が端部に形成されたレバー部16
が突設されている。
また前記回動軸15,15には、コイルバネ2
0が巻回されて、その一端をマンホール蓋5下面
に当接し、その他端を前記レバー部16の側面か
ら突出したバネ掛け突片18,18に掛け、これ
によりバネ掛け突片18,18にコイルバネ2
0,20の弾力を付与して、回動片14を図中時
計方向へ付勢し、レバー部16の当接面17をマ
ンホール蓋5下面に当接させて、該当接面17を
操作口7に下方から臨ませている。
さらに前記回動軸15,15位置からは係止杆
部19が垂下している。
25はロツク片であつて、その前端部には、前
記支持枠2の内面に形成された係止面26に対向
する係合端27が形成され、その端部を前記受桟
部13に乗載している。またその後部には、移動
方向に長い案内長孔28が形成され、該長孔28
に挿通して側壁10,10に支持された支持杆2
2により、該後部を支持されている。
前記案内長孔28は係合端27が係止面26と
対向しない開放位置まで後退し得るようにその径
方向長さを設定している。またロツク片25の下
面先端には前記受桟部13に当接して、その前進
を拘束する節度段29が形成されている。
またロツク片25の中央には、係止杆部19が
挿入する連係孔32が形成されている。前記連係
孔32は、その前後両内面を山型として、その先
端を当接線縁33とし、係止杆部19に線接触す
るようにして、そのロツク片25に対する移動案
内作用を円滑に施し得るようにしている。この円
滑作動を生じさせるために、前記連係孔32は係
止杆部19が前後に少し余裕をもつて挿通し得る
幅としている。
また前記マンホール蓋5には、第2図に示すよ
うに操作口7と対称位置で、ロツクレバー40が
軸41により垂持されている。前記ロツクレバー
40の下端には外方に突出する係止突起42が形
成され、その自重による垂下状態で、支持枠2に
形成した矩形枠43の開口に挿通し、矩形枠43
の係止面44に係止突起42を掛けて、マンホー
ル蓋5のロツクレバー40の直上位置周辺を持上
げても、その開放が不能となるようにしている。
次に、前記マンホール蓋5の開放操作を説明す
る。
まず、第5図のように下端がL径となつている
バールxを前記操作口7から差し込んでレバー部
16の当接面17を、コイルバネ20の付勢力に
抗して下方へ押し込む。この操作により回動片1
4は回動し、係止杆部19が傾動する。このた
め、係止杆部19と当接線縁33で線接触してい
るロツク片25は、支持杆22に支持されながら
後方へ水平移動することとなり、受桟部13に支
持された係合端27は後退し、係止面26との上
下方向の対向を解除される。そしてバールxを、
さらに挿入してその先端を食い込み溝8に掛け、
その背を支持枠2に当てて傾動すると、挺子の作
用により、マンホール蓋5の端方が浮上する。
そして、さらに持上げて引張し、ロツクレバー
40の係止突起42を係止面44から外し、而て
マンホール蓋5の解錠がなされ、適宜の手段によ
りマンホール蓋5を取り除かれる。
前記マンホール蓋5を支持枠2上に被着する場
合は、まずロツクレバー40を矩形枠43の開口
に通して第2図右方に寄せ、レバー部16を下方
に押しつけながら支持枠2上に降ろし、その押つ
けを開放すればよい。これにより、コイルバネ2
0の付勢力により回動片14は時計方向に回転
し、係止杆部19の案内作用によりロツク片25
が外方へ進出し、第4図のように係止面26の直
下位置に係合端27が配設される施錠位置に復帰
する。
そして、かかる状態で、マンホール蓋5を持上
げようとしても、係合端27が係止面26に当接
し、しかもその当接圧によつてはロツク片25の
退避を生じないから、開放不能となる。
<考案の効果> 本考案は上述のように、回動片14のレバー部
16をバネ20の作用により操作口7に臨む位置
とし、該レバー部16を工具を使用して下方に押
し込むことによりロツク片25を水平方向へ退避
させるようにしたものである。このため、マンホ
ール蓋5を単なる持上げ操作によつては施すこと
ができず、無用者による開放を阻止できるととも
に、マンホール1内で水位が高くなり、水圧が回
動片14に作用してもバネ20の付勢力によつて
解錠を阻止させる。またマンホール蓋5の上面に
連係孔f等を形成する第6図の従来構成のよう
に、その解錠に面倒が無い等の優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図はマ
ンホール蓋5の一部切欠平面図、第2図は施錠状
態を示す要部の縦断側面図、第3図は回動片1
4,ロツク片25の分離斜視図、第4図は施錠状
態を示す要部の拡大縦断側面図、第5図は解錠状
態を示す要部の拡大縦断側面図である。また第6
図は従来構成の縦断側面図である。 1……マンホール、2……支持枠、5……マン
ホール蓋、7……操作口、14……回動片、15
……回動軸、16……レバー部、19……係止杆
部、20……コイルバネ、22……支持杆、25
……ロツク片、26……係止面、27……係合
端、28……案内長孔、32……連係孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 マンホールの入口内周に付設した支持枠に乗載
    するマンホール蓋の、その周縁に操作口を形成
    し、 マンホール蓋の前記操作口の側傍下面に回動軸
    が係止され、操作口側に突出するレバー部と、下
    方に垂下する係止杆部とを備えてなる回動片を、
    蓋下面との間に付装されたバネにより、前記レバ
    ー部を上方付勢して、操作口に下方から臨む位置
    に突出させるとともに、 支持枠の内面に形成した係止面と下方から対向
    する係合端を備え、かつ前記係止杆部が挿入する
    連係孔が形成されてなるロツク片を、径方向への
    移動可能に蓋下面に支持したこと を特徴とするマンホール蓋の施錠装置。
JP11901986U 1986-08-02 1986-08-02 Expired JPH044045Y2 (ja)

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JP11901986U JPH044045Y2 (ja) 1986-08-02 1986-08-02

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JP11901986U JPH044045Y2 (ja) 1986-08-02 1986-08-02

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Publication Number Publication Date
JPS6327566U JPS6327566U (ja) 1988-02-23
JPH044045Y2 true JPH044045Y2 (ja) 1992-02-06

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