JP2992230B2 - マンホール用鉄蓋の施錠装置 - Google Patents
マンホール用鉄蓋の施錠装置Info
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- JP2992230B2 JP2992230B2 JP8119155A JP11915596A JP2992230B2 JP 2992230 B2 JP2992230 B2 JP 2992230B2 JP 8119155 A JP8119155 A JP 8119155A JP 11915596 A JP11915596 A JP 11915596A JP 2992230 B2 JP2992230 B2 JP 2992230B2
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Description
蓋の施錠装置、特に、手鉤孔等の開口部を鉄蓋に形成す
る必要がないことから密閉性に優れ、しかも、不特定人
によって鉄蓋の施錠が簡単に解除されてしまう恐れがな
い、マンホール用鉄蓋の施錠装置に関するものである。
装置としては、実公昭58−3892号公報に開示され
るものがある。以下、この従来施錠装置について、図面
を参照しながら説明する。図9は、従来施錠装置によっ
て鉄蓋が施錠された状態を示す断面図、図10は、従来
施錠装置によって鉄蓋の施錠が解除された状態を示す断
面図である。
2は、受枠1内に嵌め込まれた鉄蓋、3は、ロック本体
である。ロック本体3は、中間部に形成された回転軸4
が鉄蓋2の下面に形成された溝5内に遊嵌されている。
これによって、ロック本体3は、回転軸4を中心として
回転し且つ溝5に沿って移動可能である。6は、ロック
本体3の上端に設けれた、鉄蓋2の周縁部に形成された
開口7を塞ぐための閉塞用小蓋、8は、ロック本体3の
下端に形成されたフック、9は、受枠1の内周面に突設
された、ロック本体3のフック8に係合するフック受け
である。
によれば、図9に示すように、バール10の先端を鉄蓋
2の開口7に差し込んで、閉塞蓋6を下方に押すと、ロ
ック本体3は、回転軸4を中心として図10中、反時計
方向に回転すると共に溝5に沿ってフック受け9から離
れる方向に移動する。これによって、フック8がフック
受け9から外れて鉄蓋2の施錠が解除される。この後、
バール10の先端を鉄蓋2の開口7に差し込んだ状態
で、バール10を下方に回動させれば、鉄蓋2をこじ開
けることができる。
蓋2を受枠1内に嵌め込めば良い。即ち、水平状態にお
いてロック本体3が図8のような状態に復帰している鉄
蓋2を受枠1内に嵌め込むと、フック8がフック受け9
に当接することによって、ロック本体3は、溝5に沿っ
てフック受け9から離れる方向に移動する。これによっ
て、フック8がフック受け9を乗り越えると、今度はロ
ック本体3は、回転軸4を中心として、その自重によっ
て図9中、時計方向に回転する。これによって、フック
8がフック受け9に係合して鉄蓋2は施錠される。
た従来施錠装置は、次のような問題を有している。 閉塞用小蓋6を押し下げれば、施錠が簡単に解除さ
れ、しかも、小蓋6は目につきやすい場所に設けられて
いることから、不特定人によって鉄蓋2が簡単に開放さ
れてしまう恐れがある。
て簡単に押し下げられることから、開口7から小石や砂
等がマンホール内に入り込みやすい。 マンホール内に入り込んだ小石や砂等によってフッ
ク8がフック受け9から外れたままとなり、施錠されな
くなる恐れがある。
等の開口部を形成する必要がないことから密閉性に優
れ、しかも、不特定人によって鉄蓋の施錠が簡単に解除
されてしまう恐れがない、マンホール用鉄蓋の施錠装置
を提供することにある。
受枠内に嵌め込まれる鉄蓋を施錠するための、マンホー
ル用鉄蓋の施錠装置において、前記鉄蓋の周縁部下面
に、前記鉄蓋と直交する面内において、軸支部を中心と
して回動自在に取り付けられた、フックを有するロック
本体と、前記ロック本体上方の前記鉄蓋の上面に形成さ
れた、前記鉄蓋を開放するための手鉤の係合部を有する
凹陥部と、前記受枠の周壁内面に形成された、前記フッ
クと係合するフック受けとからなり、前記ロック本体
は、前記軸支部より下方に押圧部が形成され、前記押圧
部は、前記鉄蓋の周壁から露出しており、前記鉄蓋の開
放時には、前記係合部に前記手鉤を係合させて前記鉄蓋
を持ち上げると共に、前記ロック本体の前記押圧部を押
して、前記ロック本体を前記軸支部を中心として回動さ
せ、かくして、前記フックと前記フック受けとの係合を
解除し、一方、前記鉄蓋の施錠時には、前記鉄蓋を前記
受枠内に嵌め込んで、前記ロック本体をその自重によっ
て前記軸支部を中心として回動させ、かくして、前記フ
ックを前記フック受けに係合させることに特徴を有する
ものである。
鉄蓋の施錠装置の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
図、図2は、この発明の施錠装置におけるロック本体が
取り付けられた鉄蓋を示す部分斜視図、図3は、この発
明の施錠装置におけるロック本体を示す斜視図、図4
は、図1のA−A線断面図、図5は、手鉤の回動フック
を、この発明の施錠装置における凹陥部の係合部に係合
させた状態を示す断面図、図6は、手鉤によって鉄蓋を
持ち上げた状態を示す断面図、図7は、手鉤の固定フッ
クによって、この発明の施錠装置におけるロック本体を
回動させて、鉄蓋の施錠を解除した状態を示す断面図、
図8は、施錠が解除された鉄蓋を手鉤によって持ち上げ
た状態を示す断面図である。
11Aの内面に、後述するロック本体のフックが係合す
るフック受け11Bが形成された受枠である。フック受
け11Bの上面は、後述するロック本体13のフック1
3Cが滑り安いように傾斜している。12は、受枠11
内に嵌め込まれた鉄蓋である。
3は、鉄蓋12の周縁部下面に、鉄蓋12と直交する面
内において、軸支部13Aを中心として回動自在に取り
付けられている。ロック本体13は、下部に重錘部13
Bおよびフック13Cを有し、軸支部13Aより下方に
押圧部13Dを有している。押圧部13Dは、鉄蓋12
の周壁12Aから露出しており、押圧部13Dが押され
ると、ロック本体13は、軸支部13Aを中心として、
フック13Cが受枠11のフック受け11Bから外れる
方向に回動する。押圧部13Dは、鉄蓋12が受枠11
内に嵌め込まれている状態では外部から見えない。ロッ
ク本体13に外力が加わらない場合には、ロック本体1
3は、その自重によって、軸支部13Aを中心として、
フック13Cがフック受け11Bに係合する方向に回動
する。ロック本体13の中央部は、鉄蓋12の施錠の解
除時において、ロック本体13が回動したときにロック
本体13が後述する凹陥部に当たらないように空間にな
っている。
上面に形成された凹陥部である。凹陥部14は、鉄蓋1
2を開放するための手鉤の係合部14Aを有している。
凹陥部14は、袋状に形成されているので、小石や砂等
が鉄蓋12からマンホール内に入り込むことはない。
錠装置によれば、次のようにして、鉄蓋の開放および施
錠が行われる。鉄蓋12を開放するには、図5に示すよ
うな構造の手鉤15を使用する。なお、このような手鉤
15を必ずしも使用する必要はなく、この場合には、鉄
蓋12を引き上げるための治具と、ロック本体13の押
圧部13Dを押すための治具とが必要となる。
び固定フック15Bを有し、回動フック15Aは、軸支
部15Cを中心として回動する。先ず、図5に示すよう
に、回動フック15Aを凹陥部14の係合部14Aに係
合させる。このとき固定フック15Bの先端は、受枠1
1上に当てがう。
(図中左側)に倒す。これによって、鉄蓋12は、固定
フック15Bの先端を支点として持ち上がり、受枠11
との間に隙間があく。更に、手鉤15を倒すと、固定フ
ック15Bが鉄蓋12の下部に入り込んで、ロック本体
13の押圧部13Dを押す。これによって、図7に示す
ように、ロック本体13は、軸支部13Aを中心として
回動する。かくして、フック13Cがフック受け11B
から外れて、鉄蓋12の施錠が解除される。このように
して、鉄蓋12の施錠が解除されたら、図8に示すよう
に、手鉤15を更に倒す。これによって、鉄蓋12は、
完全に受枠11から外れるので、鉄蓋12を開放するこ
とができる。
を受枠11内に嵌め込む。ロック本体13は、フック受
け11Bを乗り越えて軸支部13Aを中心として回動す
るが、その後、自重によって逆方向に回動して、フック
13Cがフック受け11Bの下方部に自然に位置する。
これによって、鉄蓋12が施錠される。
ば、以下のような工業上有用な効果がもたらされる。
ては、ロック本体の押圧部は、外部から見えないので、
不特定人によって鉄蓋が簡単に開放されてしまう恐れが
ない。
通していないので、マンホールの密閉性は良好であり、
小石や砂等は、マンホール内に入り込まない。 マンホール内に小石や砂等が入り込まないので、ロ
ック本体のフックが受枠のフック受けから外れたままと
なり、鉄蓋が施錠されなくなるといった恐れはない。
付けられた鉄蓋を示す部分斜視図である。
斜視図である。
ける凹陥部の係合部に係合させた状態を示す断面図であ
る。
図である。
置におけるロック本体を回動させて、鉄蓋の施錠を解除
した状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 受枠内に嵌め込まれる鉄蓋を施錠するた
めの、マンホール用鉄蓋の施錠装置において、 前記鉄蓋の周縁部下面に、前記鉄蓋と直交する面内にお
いて、軸支部を中心として回動自在に取り付けられた、
フックを有するロック本体と、前記ロック本体上方の前
記鉄蓋の上面に形成された、前記鉄蓋を開放するための
手鉤の係合部を有する凹陥部と、前記受枠の周壁内面に
形成された、前記フックと係合するフック受けとからな
り、前記ロック本体は、前記軸支部より下方に押圧部が
形成され、前記押圧部は、前記鉄蓋の周壁から露出して
おり、前記鉄蓋の開放時には、前記係合部に前記手鉤を
係合させて前記鉄蓋を持ち上げると共に、前記ロック本
体の前記押圧部を押して、前記ロック本体を前記軸支部
を中心として回動させ、かくして、前記フックと前記フ
ック受けとの係合を解除し、一方、前記鉄蓋の施錠時に
は、前記鉄蓋を前記受枠内に嵌め込んで、前記ロック本
体をその自重によって前記軸支部を中心として回動さ
せ、かくして、前記フックを前記フック受けに係合させ
ることを特徴とする、マンホール用鉄蓋の施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119155A JP2992230B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | マンホール用鉄蓋の施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119155A JP2992230B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | マンホール用鉄蓋の施錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09302696A JPH09302696A (ja) | 1997-11-25 |
JP2992230B2 true JP2992230B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=14754289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8119155A Expired - Lifetime JP2992230B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | マンホール用鉄蓋の施錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2992230B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022009448A1 (ja) | 2020-07-08 | 2022-01-13 | 日本鋳鉄管株式会社 | マンホール用鉄蓋の施錠装置 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8119155A patent/JP2992230B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022009448A1 (ja) | 2020-07-08 | 2022-01-13 | 日本鋳鉄管株式会社 | マンホール用鉄蓋の施錠装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09302696A (ja) | 1997-11-25 |
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